【2022年11月】Googleが最新ランキングシステム一覧を公開!用語変更も同時発表

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2022.12.28

2022年11月21日、Googleは初めて公式サイト上で表示順位を決定するために用いているランキングシステムの一覧を公開しました。

同時に、「アップデート」から「システム」への用語変更についても発表しています。

そこで今回は、今後はどのランキングシステムに対してSEO対策を続けるべきなのか、まとめてみました。

「アップデート」から「システム」へ用語変更

Googleが今回の告知で真っ先に触れているのが、「アップデート」から「システム」への用語変更についてです。

これまでGoogleは「更新」という意味を持つアップデート(Update)を、動詞ではなくアルゴリズムの名称(名詞)として用いてきました。

しかし、アップデートが固有名詞に含まれている場合、「パンダアップデートをアップデートする」といった具合に、混乱を招いていました。

そこで今後は、アルゴリズムの名称に含まれていた「アップデート/シグナル/アルゴリズム」を「システム」という用語に変更し、統一することになったのです。

▼用語変更の一例

  • プロダクトレビューアップデート→プロダクトレビューシステム
  • ヘルプフルコンテンツアップデート→ヘルプフルコンテンツシステム
  • ページエクスペリエンスシグナル→ページエクスペリエンスシステム
  • フレッシュネスアルゴリズム→フレッシュネスシステム

ただし、アルゴリズムは日本語で「計算方法」や「処理方法」、広域には「仕組み」という意味を持っています。

そのため、「スパム検出システム=ランキング付けに使用するアルゴリズムの一種」と表現しても差し支えないでしょう。

Google検索のランキングシステム一覧(19種類)

ここからは、Googleのオフィシャル情報を元に、今後もSEO対策が必要となるGoogleランキングシステム19種類について、順番に見ていきましょう。

なお、同時に告知された名称変更に伴い、「アップデート」はすでに「システム」に置き換わっています。

▼Google検索ランキングシステムの一覧

  • BERT
  • 災害情報システム
  • 重複排除システム
  • 完全一致ドメインシステム
  • フレッシュネスシステム
  • ヘルプフルコンテンツシステム
  • リンク分析システムとPageRank
  • ローカルニュースシステム
  • MUM(マルチタスクユニファイドモデル)
  • ニューラルマッチング
  • オリジナルコンテンツシステム
  • 削除ベースの降格システム
  • ページエクスペリエンスシステム
  • パッセージランキングシステム
  • プロダクトレビューシステム
  • RankBrain
  • 信頼性できる情報システム
  • サイト多様性システム
  • スパム検出システム

BERT(バート)

BERTとは、AI(人工知能)によって「自然言語処理」を飛躍的に向上させたシステムです。

正式名称Bidirectional Encoder Representations from Transformersの頭文字を繋げた略語で、2019年10月に導入が開始されています。

2019 年に開始されたBERTは、自然言語理解における大きな変化であり、単語の組み合わせがさまざまな意味や意図をどのように表現するかを理解するのに役立ちました。. 個々の単語に一致するコンテンツを単純に検索するのではなく、BERT は単語の組み合わせが複雑なアイデアをどのように表現するかを理解します。

引用:Google The Keyword「AI が優れた検索結果を生み出す方法」

GoogleがBERTを導入して以降、キーワード単体ではなく、助詞や前置詞を含めた「語句」の意味を読み取って、検索結果に反映されるようになりました。

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災害情報システム

災害情報システム(Crisis information systems)とは、地震・津波・火山の噴火・ゲリラ豪雨といった自然災害、または交通事故などの人為的な危険に遭遇した際、位置情報を元に役立つ情報を提供する仕組みを指しています。

地震が発生した際、特別な手法を施さなくても関連コンテンツが検索結果の上位を占めるのは、この災害情報システムが機能しているからです。

災害情報システムは「個人の危機」と「SOS 警告」の2種類に分かれており、それぞれ公式サイトにて詳細が開示されています。

個人が危機的状況にあるときに、Google 検索を使用すると、タイムリーかつ有用な情報とリソースを無料で見つけることができます。

引用:Google検索ヘルプ「Google 検索で個人の危機に関する情報を検索する」

SOS アラートは、自然災害や人為的災害が発生したときに緊急時情報を入手しやすくすることを目的としています。Google は、関連する情報や信頼できる情報をウェブやソーシャル メディア、Google のサービスから集めたうえで、Google 検索や Google マップなどのサービスでその情報を目立つように表示します。

引用:Google SOSアラートヘルプ

重複排除システム

重複排除システム(Deduplication systems)とは、同じ内容のコンテンツばかりが上位表示されないよう、類似ページを除外したうえでランキング付けするための仕組みです。

ユーザーにとっての有用性を高めるのが目的なので、運営者側は重複コンテンツを作らない、URLの正規化を徹底するなどの対策を講じておきましょう。

正式名称は「Deduplication systems」と言い、詳細についてはオフィシャルサイト「Google検索ヘルプ」にて公開されています。

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完全一致ドメインシステム

完全一致ドメインシステム(Exact match domain system)とは、ユーザーが入力した検索キーワードとドメインが100%一致しても、過大評価しすぎないように調整するための仕組みです。

「ドメイン名を使った自作自演のスパム対策」と言った方がイメージしやすいかもしれません。

フレッシュネスシステム

フレッシュネスシステム(Freshness systems)とは、文字通りタイムリーな情報が求められるコンテンツに対し、「鮮度の高さ」を評価する仕組みです。

「古い情報」や「改定前の情報」が記載されていると評価が下がるので、下記のようなコンテンツを扱っているサイトはフレッシュネスシステムに対するSEO対策が必要となります。

▼フレッシュネスシステム対策が必要なサイト

  • 最新ニュースや注目トピック
  • 定期的に開催されるイベント
  • 繰り返し更新が必要な情報
  • YMYL関連

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ヘルプフルコンテンツシステム

ヘルプフルコンテンツシステム(Helpful content system)とは、Google検索エンジンに好まれるために作られたコンテンツではなく、あくまで閲覧者にとって役立つコンテンツかどうかを評価するための仕組みです。

どんなに「検索ロボット」のロジックに精通していても、「人」にとって有益な情報がコンテンツに含まれていなければ、Googleの検索結果で上位化は望めません。

ヘルプフル コンテンツ システムは、訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。

システムでは、サイト全体のシグナルが生成され、ウェブページのランキングに影響するシグナルの一つとして扱われます。Google のシステムは、価値がほとんどないように見えるコンテンツや価値の低いコンテンツ、検索を行うユーザーにとって特に有用でないコンテンツを自動的に識別しています。

引用:Google検索セントラル「Google 検索のヘルプフル コンテンツ システムとウェブサイト」

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リンク分析システムとPageRank

「どのページが検索クエリに対して最も有益なのか」を見極めるために、コンテンツ内に設置されたリンク、および外部から設定されたリンクを判断材料として用いるシステムです。

リンク分析システムとPageRankはGoogleの検索機能にとって最も中核的なシステムであり、サービスの提供を開始した当初から使用されていました。

なお、Googleはリンク分析システムとPageRankの理解を深めるための参考文献として、下記の2つを提示しています。

▼リンク分析システムとPageRankの参考文献

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ローカルニュースシステム

ローカルニュースシステム(Local news systems)とは、ユーザーの位置情報を元に「地域情報」を特定して提供する仕組みです。

「トップニュース」や「ローカルニュース」といった機能は、このローカルニュースシステムによってランク付けされています。

Google Mapなどの地図アプリで上位表示させるためのローカルSEOはMEO対策とも呼ばれており、上位化するにはローカルニュースシステムへの理解が欠かせません。

読者が地元の出版社のコンテンツを以前よりも簡単に見つけられるように、Google 検索に多数の新しいニュース機能が追加されました。

引用:Googleキーワード「ローカル ニュースをサポートする新しいツールと機能」

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MUM(マルチタスクユニファイドモデル)

MUM(Multitask Unified Model)とは、2022年8月に日本語へ導入されたAIベースの新しいシステムです。

最新の AI モデルであるMultitask Unified Model (MUM ) を使用することで、システムはコンセンサスの概念を理解できるようになりました。コンセンサスとは、Web 上の複数の高品質ソースがすべて同じ事実に同意することです。

引用:Google キーワード 「高品質の情報を見つけるのに役立つ新しい方法」

複雑なクエリからユーザーの意図を理解し、なおかつ適切な情報を返すためのシステムで、下記3つの機能の改良に役立てられています。

▼MUMによって改良された機能

  • 強調スニペット:標準とは異なる目立った形式で、最上位に表示される機能
  • About this result:検索結果に表示されたコンテンツの掲載元サイト情報を提供する機能
  • Content Advisories:検索結果に関する注意喚起を通知する機能

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ニューラルマッチング

ニューラルマッチング(Neural matching)とは、クエリ単体ではなく、背景に隠れている概念を理解することでユーザーニーズを汲み取り、検索結果に反映させるAIシステムです。

GoogleのWeb検索へは2018年から、ローカル検索へは2019年11月初旬から導入されています。

ニューラルネットワークの分野で開発された neural embedding と呼ばれる手法は、言葉をより曖昧な、根本的な概念へと変換することで、検索クエリの概念と文書の概念を対応づけることができます。私たちはこの手法を「ニューラル マッチング」と呼んでいます。

引用:Google Japan Blog「これからの 20 年にむけて ~ より良い検索を目指して~」

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オリジナルコンテンツシステム

オリジナルコンテンツシステム(Original content systems)とは、オリジナル性の高いコンテンツほど検索結果の画面上で目立つように表示させる仕組みです。

分かりやすい例を挙げると、引用した情報を集めた「まとめサイト」よりも、ファクト元であるオリジナルコンテンツを最も高く評価するために活用されています。

最近、ランキングの更新を行い、検索評価者ガイドラインの変更を公開して、元のレポートをより適切に認識し、検索でより目立つように表示し、より長く表示されるようにしました。これは、最新のニュースに関心のある読者がすべての始まりとなったストーリーを見つけることができることを意味し、出版社はオリジナルのレポートがより広く見られることから利益を得ることができます。

引用:Googleキーワード「検索で元のレポートを昇格させる」

削除ベースの降格システム

削除ベースの降格システム(Removal-based demotion systems)とは、2種類の削除通知が大量に発生しているサイトを、検索ランキング上で降格させる仕組みです。

▼削除依頼の種類

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ページエクスペリエンスシステム

ページエクスペリエンスシステム(Page experience system)とは、読み込み速度・モバイル対応・適切な広告表示・安全性などから、ユーザーがより快適に扱えるコンテンツを評価する仕組みです。

記載されている情報の内容ではなく、ユーザー体験の品質にスポットを当てているのが特徴。

何度か遅延を繰り返していましたが、2022年初旬にはモバイルへ、2022年2月にはPCサイトへ導入されています。

ページ エクスペリエンスとは、ユーザーがモバイル デバイスとデスクトップ デバイスの両方でウェブページを操作した際の、情報そのものの価値以外に関するエクスペリエンスの尺度となるシグナルのセットです。

引用:Google検索セントラル「ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について」

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パッセージランキングシステム

パッセージランキングシステム(Passage ranking system)とは、たとえ検索キーワードとコンテンツ全体の主旨が違っていても、ページの一部に的確な答えが書かれていれば、関連性の高いコンテンツだと判断される仕組みです。

質問に答える 1 つの文が Web ページの奥深くに埋もれている場合があるため、非常に具体的な検索を正しく行うのは最も難しい場合があります。最近、ランキングにブレークスルーをもたらし、特定の文章の関連性をよりよく理解できるようになりました。

引用:Googleキーワード「AI が Google をより便利にする方法」

このシステムが2021年2月に導入されて以降、評価対象が「ページ全体」から「細かく分けたセッション」へと変化し、スコアリングの精度が向上しています。

ちなみに、導入前の告示段階ではパッセージインデックス(Passage Indexing)という旧名称が使われていました。

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プロダクトレビューシステム

プロダクトレビューシステム(Product reviews system)とは、商品・サービスに対する口コミや利用者の体験談の質を評価する仕組みです。

そのジャンルの有識者・専門家・有資格者・愛好家が投稿している、または素人であって洞察に満ちた独自研究の結果が書かれたレビューであれば高評価が得られます。

商品レビューに関するアップデートは、質の高い商品レビュー、洞察に富んだ分析と独自の調査を提供し、そのトピックのことをよく知る専門家や愛好家によって書かれたコンテンツを高く評価することを目的としています。

引用:Google検索セントラル「Google 検索の商品レビューに関するアップデートとウェブサイト」

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RankBrain

ランクブレイン(RankBrain)とは、2015年にGoogleが初めて導入したラーニングタイプのAIシステムです。

たとえ必要なキーワードが全て含まれていなくても、限られたヒントから関連性の高い答えを導き出して、ユーザーに届けます。

RankBrain は、検索対象の単語が実際の概念とどのように関連しているかをより広く理解することで、以前は見つけられなかった情報を見つけるのに役立ちます。たとえば、「食物連鎖の最高レベルの消費者の役職は何ですか」と検索した場合、Google のシステムはさまざまなページでそれらの単語を見て、食物連鎖の概念が動物ではなく動物に関係している可能性があることを学習します。

引用:Goolgeキーワード「AI が優れた検索結果を生み出す方法」

信頼できる情報システム

信頼できる情報システム(Reliable information systems)とは、信頼性の高いコンテンツを上位に、低いコンテンツを下位に表示させる仕組みです。

Googleはユーザーがフェイクニュースや個人の偏った意見によって不利益を被らないよう、E-A-T(権威性・専門性・信頼性)が担保されたコンテンツを優遇しています。

当社のアルゴリズムは、インデックス内の何千億ものページから信頼できる情報源を特定するのに役立ちます。しかし、毎日のトラフィックのごく一部のクエリ (約 0.25%) が、人々が探しているものではない、攻撃的または明らかに誤解を招くコンテンツを返していることが明らかになっています。このようなクエリのサブセットに対するこのようなコンテンツの拡散を防ぐために、評価方法を改善し、アルゴリズムを更新して、より信頼できるコンテンツを表示するようにしました。

引用:Googleキーワード「検索の最新の品質改善」

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サイト多様性システム

サイト多様性システム(Site diversity system)とは、特定の検索クエリに対して同一サイトから2以上のコンテンツが上位表示されないように調整する仕組みです。

ただし、「301リダイヤルとは?」と「.htaccessでリダイヤルを設定する方法」など、扱っているメインテーマは同じでも内容が異なっており、どちらも検索クエリとの関連性が高いと判断された場合は、2記事が同時に上位表示されるケースもあります。

スパム検出システム

スパム検出システム(Spam detection systems)とは、Googleが定めたスパムポリシーに違反するコンテンツや不正行為に対抗するための仕組みです。

Googleは常にスパム対策を改良しており、太平洋時間の2022年10月19日には「October 2022 Spam Update」を、2022年12月14日にはAIベースのスパムブレイン(Spambrain)を活用した「December 2022 link spam update」をリリースしています。

今後、Spambrainによって自動検出された不自然なリンクは無効化されるそうです。

特筆すべきは、本来スパムを防止するために開発されたAIベースのSpambrainが「リンクスパム」を防止する目的で初めて本格導入された、という点でしょう。

しかも、Spambrainが2018年から稼働していたことは公表されていませんでした。

その存在と実績データが2022年4月に公になり、その後1年も経たずにリンクスパム対策として応用されることになったのです。

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廃止・統合されたGoogleランキングシステム(6種類)

一方、これまで用いられていたGoogleランキングシステムの内、下記の6種類は廃止、または他のシステムと統合されています。

▼廃止・統合・引き継ぎされたシステム

ハミングバード 口語的なクエリに特化したシステム
モバイルフレンドリーランキングシステム モバイル端末で快適に表示されるページを優遇するシステム
(ページエクスペリエンスシステムに統合)
ページスピードシステム モバイル端末でスムーズに表示されるページを優遇するシステム
(ページエクスペリエンスシステムに統合)
パンダシステム オリジナル性に優れたページを優遇するシステム
(コアランキングシステムに統合)
ペンギンシステム SEOスパムや低品質リンクを伴うページを降格させるシステム
(コアランキングシステムに統合)
セキュアサイトシステム HTTPSで保護されたサイト優遇するシステム
(ページエクスペリエンスシステムに統合)

まとめ

Googleがランキングシステムの一覧を公開したのは、今回が初めてです。

目を通してみると、SEO関係者にとっては馴染み深い既存のシステムばかりですが、この機会に復習してみてはいかがでしょうか?

Webサイトの運営・制作に携わっているなら、常に最新のSEO対策が行えているか、公式サイトのドキュメントを読み込んで理解を深めておきたいものです。

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