Google、モバイルファーストインデックス(MFI)の強制移行を2021年3月末に延期すると発表

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2020.09.10
2020.10.22
モバイルファーストインデックス(MFI)の強制移行を2021年3月末に延期

今年5月にGoogleは全WEBサイトについてモバイルファーストインデックスへ強制移行すると発表しました。
当初は2020年9月に実行する予定でしたが、コロナウィルスの影響を受けMFIへの移行は2021年3月に延期されることになりました。また、延期に際してGoogleは追加で、MFIへの移行に関して幾つかのポイントを挙げています。

モバイルファーストインデックスとは?

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、検索エンジンの評価基準をPCサイトからモバイルサイト優先へと切り替える方針のことを指します。

これまでGoogleのクローラーはPCサイトを巡回して情報を集め、それを基準にデータベースを作成して検索順位に反映させる形をとっていましたが、MFIへの移行後はモバイルサイトに基づいてデータベースが作成されることになります。

MFIに強制移行される理由について

まずGoogleは前々からモバイルフレンドリーという携帯端末用ページにおけるユーザビリティを評価の基準に設けています。簡単に言うと携帯端末で検索した際に、モバイルフレンドリーの評価が高いサイトはPCから検索したときより検索順位が高くなるという仕組みで、これまではPCサイトの検索結果を基準にして補正をかけるという形で行われていました。

このモバイルフレンドリーの概念をさらに推し進めるためにGoogleが打ち出したのがMFIへの移行です。前述したようにMFIはPCサイト中心だった検索順位がモバイル優先への方針転換であり、これからのSEOに多大な影響を与えることは間違いないでしょう。

Googleがこうした大規模な方針転換をした要因として最も大きかったのは、2015年にモバイルからの検索利用者数がPCからの利用者数を超えたことが挙げられます。更に2015年以降もモバイルユーザーは増加の一途を辿っており、こうした情勢もあってPCサイト中心からモバイルサイト優先へと方針転換したのでしょう。

MFI強制移行へのポイント

MFIへの移行の延期を発表した際、Googleは新たに見つかった幾つかの問題点について言及しました。延期が発表されたとはいえ実質的に移行は決定事項なのでMFIへ備えるという点では延期したこと自体よりもこれらの問題点について改善することの方が重要と言えるでしょう。

Googlebot がコンテンツを見ることができるか

  • モバイルサイトのrobotsメタタグについて

モバイルサイトにnoindexやnofollowのようなGooglebotに対してクロールやインデックスをさせない種類のrobotsメタタグがある場合クローラーの情報収集が妨げられるので、なるべくモバイルサイトとパソコンサイトで同じrobotsメタタグを使用するようにしましょう。

  • モバイルサイトのLazy-load(遅延読み込み)について

Googlebotはユーザーの操作(スワイプ、クリック、入力など)が必要なコンテンツ、いわゆる遅延読み込みが必要なコンテンツを認識できません。

遅延読み込みコンテンツをGooglebotに認識させる方法は、Google Developers「読み込みの遅いコンテンツを修正する」に詳しく説明されていますので、参考になさってください。

  • ブロックする内容に注意する

CSSや画像などの一部のリソースではモバイルサイトのURLとパソコンサイトのURLが異なる場合があります。Google で URL をクロールする場合は、robots.txtファイルを使用して URL のクロールをdisallow ディレクティブによってブロックしていないことを確認してください。

このようにファイルのURLをブロックしているとGooglebotがページを正確にレンダリングできなくなるため検索順位に悪影響がでます。

画像の場合も同様で、Googleイメージに反映されなくなります。

プライマリコンテンツがPCとモバイルで同じか

  • モバイルサイトの方のコンテンツを省略していないか

主要なコンテンツにおいてPCサイトとモバイルサイトで差異がないようにして下さい。特に動作の軽量化のためモバイルサイトの方のコンテンツをPCサイトよりも少なくしている事例はまま見受けられますので統一するようにしましょう。

もしPCサイトとモバイルサイトのコンテンツが不一致の状態でMFIを有効にした場合、Google側が取得できる情報が減少するためトラフィック損失が発生する可能性があります。

また、コンテンツは同じでもDOMやレイアウトが異なると別のコンテンツだと見なされることがありますので極力一致させるようにしましょう。

  • 見出しが揃っているか

モバイルサイトの方の見出しもPCサイトと同様に明確な意味を持った見出しを作成して下さい。

例えばPCサイトでは<h1>夏野菜たっぷりスパイスカレーのレシピ</h1>となっているのに、モバイルサイトでは<h1>レシピ</h1>となっているような状態は避けましょう。

適切でない、具体的でない見出しを検索エンジンは理解できない恐れがあります。

見出しタグを使ってない場合やタグが一致しない場合も同様で、同じ見出しには同じタグをつけるようにして下さい。

画像や動画をチェックする

  • 画像・動画の画質について

モバイルサイトでもPCサイトと同じ画質の画像を使用するようにしましょう。モバイルサイト用に軽量でも低画質の画像を使用すると低品質なコンテンツとみなされて評価が下がる、あるいはGoogleイメージに採用されない可能性が高くなります。

特にスクリーンに収めるためモバイルサイトでは小さな低解像度のサムネイルを採用するパターンは多く見られますがこれははっきりと良くない習慣であると言われています。

  • 画像の Alt 属性について

見出しと同様に明確な意味を持ったAlt 属性をつけて下さい。

Alt 属性をつけない、あるいは空の代替テキストは順位を下げる要因になります。

  • 画像・動画のURLが一致しているか

PCサイトとモバイルサイトで異なるURLを使用している場合、MFIに移行するに際してGoogleイメージから一時的にトラフィックが失われる可能性があります。

これはMFIへと移行する過程で、モバイルサイトから新しくインデックスされるURLが正しく認識されるまでに時間がかかるためです。極力PCサイトとモバイルサイトのURLは一致させるようにしましょう。

  • 動画のマークアップについて

PCサイトでschema.org を使用してビデオを説明している場合、モバイルサイトと同じ情報が含まれていることを確認して下さい。そうでなければ動画のインデックスシステムはビデオに関する情報を十分に取得できず、検索結果に表示されない場合があります。

  • 動画と画像の配置について

動画や画像は見つけやすい場所に配置してください。特に注意が必要なのは広告の表示によりPCサイトとモバイルサイトでレイアウトが変わってしまう場合です。

この場合、配置が変わってしまうことと動画や画像が見つけにくくなること双方が評価を下げる要因となります。

加えて動画や画像が見つけにくい場所に配置されていると、ユーザビリティーが低いランディングページと見なされ検索結果に動画や画像が反映されなくなる危険性があります。

まとめ

以上、MFIへの移行と延期の経緯、それらに伴う注意点について解説しました。

MFIに関する要点を下記にまとめてみましょう。

  • 今後、検索順位はモバイルサイト基準へと移行していく
  • 移行は2020年9月の予定だったが2021年3月に延期された
  • モバイルサイトがGooglebotが適切に巡回できる構造になっているか
  • PCサイトとモバイルサイトでコンテンツやレイアウトが同一になっているか

MFIへの強制移行は延期されることになりましたが、モバイル重視への傾倒は確実に進んでいきます。まずは上記のポイントを踏まえた上で2021年3月の強制移行に備えてモバイルサイトの見直しを図るべきでしょう。

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