新世代検索エンジン「ダックダックゴー(DuckDuckGo)」とは?Googleとの違いは?

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2019.02.28
2019.08.21
新世代検索エンジン「ダックダックゴー(DuckDuckGo)」とは?Googleとの違いは?

日常的に何か調べたいことがあると検索することが当たり前になった昨今ですが、ほとんどの方がGoogleもしくはYahooにて検索をしているかと思います。

少数派の方でも、Bingを使っている人はいるかと思いますが、「ダックダックゴー(DuckDuckGo)」という検索エンジンを使っているという方は少ないのではないでしょうか。

今回、ご紹介させていただく検索エンジン「ダックダックゴー」ですが、最大の特徴は、プライバシー保護に特化しているという点です。

ダックダックゴーのトップページにも書かれていますが、「あなたを追跡しない検索エンジン」とあり、検索した内容や閲覧履歴などが残らない検索エンジンとなっています。

どのような検索結果を返してくれるのか、Googleの検索結果との違いなどから解説していきたいと思います。

ダックダックゴー(DuckDuckGo)とは?

冒頭でも書かせていただきましたが、ダックダックゴーはプライバシーの保護とユーザーの情報を記録しないことをスタンスとした検索エンジンとなっています。

ここ数年で急速に利用者数を伸ばしており、ダックダックゴーの公式サイトのデータでは以下のグラフのように、うなぎ昇りにユーザー数を伸ばしているという状態です。

ダックダックゴー、ユーザー数の推移グラフ

参考URL:https://duckduckgo.com/traffic

ここまでユーザー数が急増した背景には、2013年のアメリカ合衆国連邦政府の米国家安全保障局(NSA)が組織的にGoogle、Yahooなどから協力を得て、個人情報収集活動を行っていたということを、CIAの元職員のエドワード・スノーデン氏が暴露したことがきっかけとなっているようです。(映画にもなってますね。https://eiga.com/movie/81862/

やはり勝手に個人情報を見られているというのは気持ちのいいものではないので、ユーザーの何割かはGoogleやYahooを使用するのをやめ、ダックダックゴーに移っていったのではないかと考えられます。

日本ではダックダックゴーはどのくらい使用されているのでしょうか。検索エンジンのシェアですが、以下のようになっています。

日本の検索エンジンシェア状況グラフ

ダントツでGoogle、かなり差が開いてYahoo、少し差が開いてBing、その少し下にBaidu、ダックダックゴーはBaiduのグラフとほぼ重なる形で低空飛行している状態です。

まだまだ日本では使用しているユーザーは極わずかということになります。
日本政府がGoogleやYahooから個人情報を収集しているとか、衝撃的なニュースがあればこのグラフも大きく変わるかも知れません。

ダックダックゴーのその他の特徴ですが、以下のような特徴があります。

  • 広告や余計な機能が少なく、シンプルな画面
  • 過去の検索情報にとらわれない検索結果
  • 独自のクロールとYahooやBingなどの他の検索エンジンのデータの両方が使われている
  • 検索結果画面は無限スクロール(「結果をさらに表示」をクリックすると下に伸びる仕様)

ダックダックゴー(DuckDuckGo)の名前の由来

検索エンジンの名前ですが、それぞれに由来があり、例えばGoogleであれば、10の100乗を表す「googol」という名前にしようとしていたところ、ドメインを取得する際に綴りを間違えて「google」としてしまったので、そのまま現在まで「Google」としているなど、有名なエピソードがあります。

Yahooもガリバー旅行記にでてくる「ならずもの」の野獣の名前「yahoo」をそのまま社名にしているそうです。

では、ダックダックゴーはどのような由来があるのでしょうか。
起業者のワインバーグ氏によると、「duck duck goose」というハンカチ落としに似た遊びの名前に影響を受けているということですが、特にその遊びを連想させるようなサービスではないということです。
確かに、ハンカチ落としを連想させる検索エンジンてよくわからないですもんね。

他の説として、「duck」という言葉が、カモやアヒルなどの意味の他に「避ける」という意味もあるため、情報監視社会を「避ける」という意味もあるのでは?という説もありました。

Googleが警戒しているダックダックゴー

現状の検索エンジンのシェアを考えますと、Googleからすればダックダックゴーは取るに足らない存在ではありますが、少し脅威と感じている部分もあるようで、過去に「duck.com」という「duckduckgo.com」によく似たドメインをGoogleが取得していた時期がありました。

これはすでに解消されているため、現時点で「duck.com」にアクセスしてもダックダックゴーのトップページにリダイレクトされますが、そのようになったのはごく最近で2018年12月からです。

それまでは、「duck.com」にアクセスすると「on2.com」というGoogleが買収した企業のサイトにリダイレクトされる状態でした。
さらにさかのぼり、2018年7月の時点では、「duck.com」にアクセスすると、「google.com」にリダイレクトされる状態でした。

duck.comの過去の状態

duck.comからgoogle.comにリダイレクト

このことから、Googleがダックダックゴーを完全に無視しているわけではなく、少し気になる存在として意識しており、意図はわかりませんが、「duckduckgo.com」に似たドメインである「duck.com」を取得し、混乱を招くようなことをしていたことは事実です。

ほぼ無名に近いダックダックゴーですから、利用しようと思った人の中にはよく調べず適当に「duck.com」にアクセスし、ダックダックゴーを利用できなかったというユーザーもいるかと思います。
さらにそれが「google.com」にリダイレクトされれば、かなりパニックになることは想像に難しくありません。

正直なところ、小細工と言えるようなことですが、それだけGoogleも少し脅威に感じているということなのだと思います。

Googleとダックダックゴーの検索結果の違い

実際に、Googleとダックダックゴーで同一キーワードで検索し、どのくらい検索結果が異なるのか、検証してみました。

1、「ラーメン 蔵前」

弊社オフィス近隣のラーメン屋を探してみました。結果は以下となります。

Google
1位:https://icotto.jp/presses/7241
2位:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/R3550/rstLst/ramen/
3位:https://tabelog.com/ramen/tokyo/A1311/A131103/rank/
4位:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13191776/
5位:https://retty.me/area/PRE13/ARE17/SUB1702/STAN7599/LCAT5/CAT290/
ダックダックゴー
1位:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13008637/
2位:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/R3550/rstLst/ramen/
3位:https://retty.me/area/PRE13/ARE17/SUB1702/STAN7599/LCAT5/CAT290/
4位:https://icotto.jp/presses/7241
5位:https://matome.miil.me/articles/I4ac9
※黄色背景は同一サイト

どちらの検索結果も食べログがかなり強いという結果になりました。
ただ、同じ食べログのページでも1ページだけが同一で、残りは異なるページとなっておりました。
icottoとRettyは同一ページがランクインしており、5サイト中3サイトは同一ページという結果となりました。
予想はもっと異なると思っていたので、意外でした。

ただ、ダックダックゴーでもやはりランキング比較サイトは高い評価を得ているということがよくわかります。
「ラーメン 蔵前」で検索するユーザーの求める情報を考えると、自ずとこれらのページに高い評価がつくのだと思います。

2、「歯医者」

今度は地名を入れない場合どうなるのか検証しました。

Google
1位:http://www.1174618.jp/
2位:https://haisha-yoyaku.jp/
3位:http://www.shibano-clinic.com/
4位:http://asakusashika.com/
5位:https://www.suzuki-shika.tokyo/
ダックダックゴー
1位:http://www.haishasan.net/
2位:https://www.jda.or.jp/search/
3位:https://www.e8148.net/
4位:https://www.icou-dental.jp/
5位:https://www.sagaso-haisha.jp/

「ラーメン 蔵前」とは、打って変わって1サイトも重複していません。
これがダックダックゴーの言う個人情報が保護されている状態ですね。私が検索している場所を全く考慮していない検索結果となっています。
Googleの検索結果はわかりやすく蔵前周辺の歯医者のサイトが上位に表示されています。
ダックダックゴーは検索者の場所情報などを使用していないため、全国の歯医者を検索できるサイトが上位に表示されています。
上位5サイト全て、全国の歯医者を検索できるサイトとなっています。

Googleの検索結果は、蔵前の近隣の歯医者が上位にきますので、とても便利だと思います。
ただ、自分がいる場所をGoogleに把握されているという、若干の怖さといいますか、支配されている感じはあります。
ダックダックゴーは近隣の歯医者は直接見ることはできないため、Googleの検索結果に慣れていると不便さを感じますが、監視されていないという安心感も同時に得られます。
また、上位表示されている歯医者の検索サイトで検索することができますし、「歯医者 蔵前」という検索ワードであれば、Googleとほぼ同じような検索結果を得ることができます。

3、「スマホ 乗り換え」

次に場所に影響されないワードで検索してみました。

Google
1位:https://linksmate.jp/article/smartphone/
2位:http://mats2.net/career-norikae
3位:https://www.k-taimiler.com/entry/sumaho-norikae
4位:https://bitwave.showcase-tv.com/keitai-norikae-hikaku/
5位:https://mobile.rakuten.co.jp/beginner/
ダックダックゴー
1位:https://simchange.jp/kakuyasu-change/
2位:https://smaho-kyokasho.com/keitai-norikae-com-tyuiten
3位:https://nism238.com/norikae-keitai-otoku/
4位:https://www.k-taimiler.com/entry/sumaho-norikae
5位:https://www.benefon.com/

場所の影響を受けないワードの場合、予想ができませんでしたが、1サイト(G3位、D4位)だけ重複するという結果になりました。
どちらの検索結果も同じようなサイトが上位を占めており、「格安スマホへの乗り換え方法」や「乗り換え時の注意点」、「スマホ乗り換えで損しない方法」などが上位となっておりました。
どちらの検索結果でもユーザーが求めている情報は得ることができるかと思われます。

4、「Google」・「ダックダックゴー」

お互いがお互いのことをどう思っているのか、検証しました。

Google(「ダックダックゴー」で検索)
1位:https://ja.wikipedia.org/wiki/DuckDuckGo
2位:https://marketingnative.jp/what-is-duckduckgo/
3位:https://duckduckgo.com/
4位:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.duckduckgo.mobile.android&hl=ja
5位:https://itunes.apple.com/jp/app/duckduckgo-privacy-browser/id663592361?mt=8
ダックダックゴー(「Google」で検索)
1位:https://www.google.co.jp/
2位:https://www.google.com/?hl=ja
3位:https://news.google.com/?tab=wn&hl=ja&gl=JP&ceid=JP:ja
4位:https://accounts.google.com/signin/v2/identifier?hl=ja&flowName=GlifWebSignIn&flowEntry=ServiceLogin
5位:https://twitter.com/Google

Googleで「ダックダックゴー」を検索した結果では、公式サイトは3位という結果でした。明らかに公式サイトなので1位に表示されてもいいとは思いますが、何らかの意図を感じるのは私だけでしょうか。。。
ダックダックゴーで「Google」を検索した結果では、1位に日本版のGoogleの公式ページがランクインしました。ダックダックゴーの方が大人な対応ですね。

4つ目は比較ではなくなってしまいましたが、「ラーメン 蔵前」や「スマホ 乗り換え」などの検索結果から、ダックダックゴーの検索結果でも満足できる結果が得られるのではないかという手応えを感じました。
Googleが「duck.com」のドメインを取得し、軽く嫌がらせをするのもわからないでもないという感じです。

まとめ

今回は、プライバシー保護や個人情報を記録しないということに特化した検索エンジン「ダックダックゴー(DuckDuckGo)」について解説させていただきました。
インターネットが普及してから、まだ30年も経過していませんので、Googleがここまで巨大な企業になったのもわずか20年ほどの間に起こった出来事ということになります。

それを考えると今後の20年でもしかしたら、検索エンジンのシェアNo1の座がGoogleではなくなっているということも十分考えられるかと思います。
その時はまた今とは違ったSEOの手法が主流になっているのだと思います。
どの検索エンジンが台頭するにせよ、検索結果に順位がある限りはSEOもなくならないと思いますので、今後も日々研究していきたいと思います。

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