【2020年】SEO対策会社の特徴(費用)と今後

SEO対策
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2017.12.30
タイプ別SEO会社

これまでのSEO対策を振り返りますと、リンクさえ貼れば上位化できた時代、大量のコンテンツを追加すれば上位化できた時代がありましたが、Googleのアルゴリズムの高性能化により、ここ1~2年で検索意図を評価する比重が更に大きくなってきました。

それにより、SEO対策を行っている各社は、これまでの対策から方向転換を余儀なくされた会社が多いように思います、そのため、それぞれの特色を出すSEO対策会社が増えてきました。

今回の記事ではSEO手法の主流、今のSEO対策会社のタイプをご紹介していきます。
それぞれの費用相場も掲載していますので、自分のご予算にあったSEO対策会社を見つけてもらえればと思います。

目次

 

単純にコンテンツを追加するだけの施策では順位が上がらない

弊社が単純にコンテンツを追加するだけの施策では順位が上がらないと考えた理由

以前から、記事の質が大事と言われてきていましたが、例えば、2016年末にあった、WELQに投稿された低品質なコンテンツ(肩こりの原因は守護霊など)が上位に表示されていた等、まだキーワード出現頻度、文字数、更新頻度など表面的な要素が強い印象を持っていました。

しかし、2019年3月のコアアルゴリズムアップデートから、Googleはユーザーの検索意図を更に深く汲み取り、SEOランキングの要素に強く影響するようになったと考えています。弊社がそう考える理由は以下です。

  • 弊社でも文字数が比較的少ない記事を月に10記事程アップし、その施策も結果が出ていたが、2019年3月あたりから、順位が下落している
  • 逆にコンテンツ数が少ないサイトでも、上位に表示されている。弊社が把握している限りでは、コンテンツ数1つでも、複数のキーワードで10位以内に表示されていることもある。

以下のサイトはメタバリアEXの評判に関するサイトでありますが、メタバリアEXの口コミの他に、メタバリアEXを買うためにユーザーが知りたいであろう情報(口コミや、メタバリアEXが選ばれる理由、メタバリアEXを摂取することで期待できる効果や副作用、メタバリアEXに向いている人向いていない人など)が網羅されています。
ただペライチで上位化することは競合性などもあり、極稀となり、通常は、メインキーワードに関連するロングテールなどでサイトの質を高めつつ、上位を目指すのが定石です。

このように、ユーザーが求めている情報を提供することが、Googleで上位表示させるための、唯一の手段となっています。

メタバリアEX評判で1位となっているサイト

ユーザーが求めているコンテンツを書くためにはどうすれば良い?

それでは、ユーザーが求めている情報とはどういうものなのでしょうか?
これは、Googleが「良質なサイトを作るためのアドバイス」として公開しています。

2012年9月に公開されたこの情報に関して、当時はまだアルゴリズムが追いついていなかったのだと思いますが、昨今急速に技術が追いついてきていると感じます。
Googleは、今後もこの基準をもとに評価するようアルゴリズムが進化すると予測できます。

・あなたはこの記事に書かれている情報を信頼するか?
・この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?
・サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
・あなたはこのサイトにクレジット カード情報を安心して提供できるか?
・この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
・このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
・この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
・同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
・コンテンツはきちんと品質管理されているか?
・この記事は物事の両面をとらえているか?
・このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?
・次のような理由で個々のページやサイトに対してしっかりと手がかけられていない状態ではないか?
・コンテンツが外注などにより量産されている
・多くのサイトにコンテンツが分散されている
・記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
・健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
・サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
・記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
・記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
・ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
・記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
・記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
・記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
・ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
・このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?

ウェブマスター向け公式ブログ」良質なサイトを作るためのアドバイスより引用

ユーザーが求めるコンテンツの書き方については下記の記事でも解説しています。

単純にコンテンツを追加するだけの施策では順位が上がらない

Googleがコンテンツの品質を判断する上で有名なアルゴリズムと言えば、パンダアップデートです。
パンダアップデートとは、一言で言うとコンテンツの良し悪しを見つけ、低品質なコンテンツの順位を下げ、相対的に高品質のコンテンツを評価するものでした。

ただ、2016年1月にこのパンダアップデートはコアアルゴリズムの一部として組み込まれました。

たった1年前までは、検索意図より、サイト文字数、更新頻度、共起語など満たしていれば上がっておりました。
しかし、2019年3月あたりのコアアルゴリズムアップデートでユーザーの検索意図を重視し検索意図をマッチするコンテンツやサイトを、大きく評価するようになったと感じます。

それではGoogleはどのようにして良質なコンテンツと判断しているのでしょうか?一般的には「コンテンツの質」と「被リンク」と言われています。

  • コンテンツの質:そのページが何を言いたいコンテンツなのかを、共起語などから判断
  • 被リンクの質:スパムリンクや関連性の低いサイトからだと、無評価、時にはペナルティを課せられます。

しかし、それだけでは不十分で「ユーザーの行動」も考慮していると言われています。
Googleは随分前からSEO検索結果エリア(SERPs)にはjavascriptでクリック数を計測する機能が実装されていると言われており、たとえ、上位化していても、検索結果にすぐに戻ってしまった場合、
そのサイトは、ユーザーにとって役立つ情報がなかったとGoogleは判断します。
また、それだけでは不十分で具体的には、以下の項目をGoogleアナリティクスを直接見ているのではなくAIから推測しているようです。

  • ページの滞在時間:検索されるKWにもよりますが、一般的にページの平均滞在時間が短いということは、途中でそのコンテンツに飽きたり、回遊していない可能性が高く、結果的にそのサイトの質は低いという判断をしているのではと考えています

なお、新規で作成されたページは、すぐに正当な評価を行うことが難しい場合があるため、一定期間上位化しやすい現象があります(Googleハネムーン)。この現象については、以下のページで紹介しています。

Googleハネムーンとは?期間・発生条件・発生理由・必要なSEO対策を紹介

SEO対策はシンプルになってきたが幅広い知識と運用能力が求められる

前述のように、コンテンツ中心となってくると、被リンクのようなテクニカルな要素が薄まり、検証、SEO対策という観点からいうなら、サイトを修正するだけで色々と効果が見られるようになっています。

そう考えると、SEO対策は誰でもできる時代になってきていると思います。サーバー代、ドメイン代が発生せず、いわば人件費のみがコストとなることから、フリーランスのSEOアナリストも出始めています。

けっして、テクニカルな要素が0になったということではないが、正直WordPressで構築できるなら、ある程度網羅できるのではと思いますが、「良いコンテンツ」を作るということで、やるべきことはシンプルになりましたが、問題もあります。

  • センスが求められる:良いコンテンツを作るということは、良い原稿を作ることではなく、ユーザーの検索意図を読み取り、ユーザーがどのような情報を求めているかを把握する必要があるため
  • 作業の限界:何より、外部対策と比較すると、テクニカル面では簡単だが、1人だと作業に限界にある。
  • 外部施策より費用が高くなる傾向にある:特に、専門性が高いコンテンツを作るとなると、費用面で外部対策より高くなってしまう。
  • 競合が強いと、それなりにSEOライティング体制を構築しているため、そこに勝負を挑むのが更に時間と費用がかかるケースが多々ある。
  • SEOだけでなくマーケティングの知識も必要:コンテンツを作るということは、その分野でのユーザーの状況を把握する必要があり、ライティングセンスだけでなく、マーケティングの知識も必要となる。
  • どのようにユーザーを遷移させるかなどWEBの技術的知識も必要であり、いかに効果的に外部対策用のサイトを構築していくか、運用的システム構築の能力も求められる。

まとめると、テクニカルな部分では簡単になったが、運用面では、時間、費用面での難しさが出てきているが、コンテンツのほうが体制は構築しやすい傾向にあります。

変化が求められるSEO対策会社

弊社のお客様の中でも、コンテンツの重要性を理解しつつも、予算の関係上外部施策のみを行ってくださいと言ってこられるケースが沢山ありました。

確かに外部対策だけで上位化ができるなら、作業時間、対策コストともに良くなるケースが多いと思います。

被リンクを張ることでペナルティーなどリスクはたしかにありますが、(弊社の被リンクではペナルティー対象になったことはございませんし、弊社の被リンクだけ残して手動ペナルティー解除申請を行ったところ、ペナルティーが解除された実績が多数ございます。)
成功すれば、比較的早く効果があらわれます。
実際、まったく効果がないわけではなく、コンテンツ周りの内部施策をしなくて、外部のみで上位化するケースも多々見られます。

ただ、もともとコンテンツの評価が低いサイトにむやみに被リンクを張っても上位化しないケースが多いため、内部、コンテンツ周りを良くすることが、上位化のための近道となっています。
そのため、SEO対策会社も変化が求められてきました。それでは今のSEO対策会社はどんなものがあるのか次の項目で見ていきましょう。

タイプ別SEO会社

それでは、SEO会社は具体的にどんなものがあるのか見ていきます。大まかに分けますと、下記4タイプのSEO対策会社が存在します。

  • 被リンク中心のSEO対策会社
  • コンテンツ中心のSEO対策会社
  • コンサル中心のSEO対策会社
  • SEO内製化を目指している企業へセミナーを行っているSEO対策会社

上記4つのタイプのSEO会社の特徴と費用相場などを紹介していきます。

被リンク中心のSEO対策会社

被リンク中心のSEO対策の特徴と費用相場を見ていきましょう。

被リンク中心のSEO会社の特徴

その名の通り、被リンク中心で対策を行うSEO会社です。対象サイトへ毎月リンクを貼り、リンク効果で上位化を目指します。

昔、このタイプのSEO対策会社は多くありましたが、ペンギンアップデートの影響、昨今のSEOアルゴリズムの状況から、被リンク中心のSEO対策会社は減りました。

被リンク中心のSEO会社の費用相場

このタイプの会社の費用は、キーワードの難易度によりますが、安くて1万、高くて10万が相場です。また、順位が一定の条件(例えば10位以内に表示される)を満たしたら費用が発生する成果報酬型と、順位に関係なく費用が発生する固定型などがあります。

こんな方に向いている被リンク中心のSEO会社

被リンクは、コンテンツ中心の対策に比べ、費用が安い傾向にあるので、コンテンツ施策までの予算が取れない、コンテンツは自社で行っているので、被リンクだけ頼みたいという場合に向いています。

コンテンツ中心のSEO会社

コンテンツ中心のSEO対策会社の特徴と費用相場は以下のとおりです。

コンテンツ中心のSEO会社の特徴

コンテンツ対策を主に行うSEO会社です。コンテンツ中心のSEO会社はライターを自社で抱えているケースが多く、要件にあわせて柔軟にコンテンツを作成できる体制があります。

ですが中には外部対策の技術に追いつけず、コンテンツを安易にサービス化している企業もあります。また純粋に良いコンテンツを目指した企業は、SEO対策会社というより、WEB制作会社に近いかもしれません。

コンテンツ中心のSEO会社の費用相場

これは依頼するコンテンツの内容や月どのくらい記事を投入するか?などによって価格が違ってきますが、費用は15万から50万が相場です。

良い記事を書くには、その業種を深く知っている方が書いたほうが良い記事ができやすく、Googleに評価される可能性が高くなります。また、外部に委託すると、記事はそこそこで価格は高いという現象も多々起きます。
そのため、内製でライターを上手に雇うことができるなら、その分コストが安く済む場合もありますが、どういう記事を書けば良いかというディレクションができる人材が必要になります

こんな方に向いているコンテンツ中心のSEO会社

コンテンツを書きたいが、書く時間がない・書いてもなかなかコンバージョンにつながらない、コンテンツ数を増やしたい、また、外部リンクのペナルティが気になる企業は、コンテンツ中心のSEO会社に依頼するケースが多いようです。

コンサル中心のSEO対策会社

コンサル中心のSEO対策会社の特徴と費用相場は以下のとおりです。なお、弊社はこちらのタイプになります。

弊社は、外部対策の評判が強く、その印象が強いと感じる方も多いようですが、起業当初より、コンテンツの重要性も理解しており、常に7000記事/月平均の実績、かつ自社の検証用サイトも多数保有し、SEOに関わる部分はすでに研究しております。

コンサル中心のSEO対策会社の特徴

サイト構造からユーザビリティの部分まで、サイト全体を診断・検証・改善を行うSEO会社です。PDCAを回しながら運用設計等も行いますので、ECサイト、ポータルサイトなど大規模サイトのSEO対策にマッチしています。また、フリーランスでSEOアナリストを行っている方もこちらに属すかもしれません。

コンサル中心のSEO会社の費用相場

コンサルの場合、その性質上キーワード単位、ページ単位に依頼というわけではないため、上記2つのSEO対策会社と比べ、毎月の対策費用が高くなる傾向にあります。費用は20万~500万が相場です。

こんな方に向いているコンサル中心のSEO会社

コンテンツだけでなく、サイト全体を見てほしい、WEB制作会社に頼んだけど、順位が下がったりして、サイトを見直したい、という方に向いています。

SEOセミナーを行うSEO対策会社

SEOセミナーを行うSEO対策会社の特徴と費用相場は以下のとおりです。

SEOセミナーを行うSEO対策会社の特徴

SEO対策を内製化できるようにすることを目的としています。
SEOのセミナーは、無料で行い、SEOコンサルティングサービス、またはSEO分析システムを紹介する目的もあれば、有料でも内製化をコンサルティングしてくれる会社もあります。ただ、ライターの管理方法、募集の仕方までサポートしてくれるケースはあまり無いようです。

また、セミナー自体は、あくまで基礎知識レベルを教えることが多いです。

SEOセミナーを行うSEO対策会社の費用相場

SEOセミナーを行うSEO対策会社ですが、コンサルや記事の依頼をお願いする場合、有料だと10~30万/月くらいでしょう。

こんな方に向いているSEOセミナーを行うSEO対策会社

人事異動などで、SEO担当になったから、知識をつけたいという方や、セミナーを聞いてみて、安心したからお願いしてみたい、ツールを使って省力化したいという方に向いているでしょう。

SEO対策会社の今後

SEO的テクニカルな要素が初めにしっかりと構築できている状態で、コンテンツ施策を中心としたSEO対策を行う方針である場合、運用面ではSEO的テクニカルなことはあまり話題に出てきません。

現状では、サイト全体の質が評価されている時代になってきていますので、運用面ではやはり、コンテンツの質、UI/UX、競合分析、ライターの確保・管理が重要になってきます

今後は、更に外部対策がどうこう、狙ったKWで上位化、などではなく、リスティング運用代行のように、SEOメディア運用代行という形が主流になるかもしれないです。

弊社では内部対策、外部対策ともに研究、理解をしており、
それ以上に運用面の経験をサービスに落とし込めればと考えています。
状況に応じて最適なご提案が可能でございますので、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。

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