内部リンクとSEOの関連性とは?効果的な設置方法や注意点も紹介
2021.04.26
サイト内のページとページを繋ぐ、内部リンク。内部リンクを上手に設置することで、SEO効果を得られます。
なぜSEO効果があるとされているのか、ご存じでしょうか。当記事では、内部リンクとSEOの関係性について解説していきます。
また、効果的な設置方法についても紹介しておりますので、サイトのSEO対策をする上での参考にしてください。
内部リンクとは
内部リンクとは、自サイトの他のページに繋ぐリンクのことです。内部リンクを張ることで、リンクを貼ったページも、繋いだ先のページも評価が上がるとされています。そのため、内部リンクの最適化はSEO効果が期待できるため関連する記事などがある場合は積極的に設置していきましょう。
内部リンクの最適化は何故SEO効果がある?
内部リンクの最適化はSEO効果があるとされていますが、なぜSEO効果があるのでしょうか。理由としては、次の3つが挙げられます。
- クローラビリティが向上するから
- ページとページの関連性が上がるから
- ユーザーの離脱を防止できるから
それぞれ、詳しく解説していきます。
クローラビリティが向上するから
Googleはクローラーというロボットを使って各サイトを巡回し、サイトのページをインデックス(データベースへの登録)しています。ページはインデックスされなければ、検索結果に表示されません。
そのため、検索結果に表示されやすくするために、サイトを作成する際には、クローラーが巡回しやすいサイト作りを意識する必要があります。クローラーの巡回しやすさのことをクローラビリティといい、クローラビリティを向上させることで検索結果にきちんと表示されるようになるのです。
クローラーは内部リンクをたどってサイトを巡回します。そのため、適切に内部リンクを設置すれば、クローラビリティの向上に繋がり、SEO効果も高くなるということです。
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ページとページの関連性が上がるから
Googleの評価は、ユーザビリティを重視します。Googleはユーザーにとって価値のあるコンテンツに高い評価を与え、検索順位を高くするのです。ユーザーにとって価値があるかどうか、ユーザーにとって使いやすいかどうかということを、ユーザビリティといいます。
たとえば、「電化製品の処分の仕方」といった記事に、「家電リサイクル法についての解説」の記事をリンクさせれば、その記事はユーザビリティが高いといえます。ユーザーにとって有益な情報をまとめれば、ユーザーが情報を得やすくなるからです。
このように、関連性の高い自サイトの記事を内部リンクで繋げると、ユーザビリティの向上に繋がります。つまり、関連性の高い内部リンクを貼ることは、SEO効果があるといえるのです。
ユーザーの離脱を防止できるから
さまざまな情報を掲載しているサイトでも、見たい情報にたどり着きづらければ、ユーザーはそのサイトから離脱してしまいます。ユーザーが見たい情報を予測し、内部リンクで繋いでおくことで、ユーザーの離脱の防止が可能です。
効果的な内部リンクの設置方法
内部リンクといってもさまざまな種類があります。それぞれの内部リンクの特徴を知っておき、上手に使いこなしましょう。ここからは、内部リンクの種類について紹介していきます。
パンくずリスト
パンくずリストとは、ユーザーが現在サイトのどこにいるのかをわかりやすく表示するリンクのことで、ページの上部に設置しているサイトが多いです。
パンくずリストを設置すると、クローラビリティの向上にも繋がります。詳しくは、以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
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グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションとは、サイトのコンテンツをまとめたリンクのことです。「グローバルメニュー」「ハンバーガーメニュー」などとも呼ばれています。
グローバルナビゲーションがあれば、すぐに各コンテンツにアクセスできるようになります。
こちらの記事で、グローバルナビゲーションのことを詳しく解説しています。
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サイド・フッターにリンクを貼る
グローバルナビゲーションと似ていますが、サイドやフッターにリンクを貼るのも有効です。こちらも設置しておくことでユーザーが簡単に各コンテンツにアクセスできるようになります。
サイトマップ
サイトマップとは、サイトの地図のようなものです。サイト上にあるコンテンツへのリンクをすべてまとめ、各コンテンツにアクセスしやすくする役割を持ちます。
ユーザー向けに作られたサイトマップを「HTMLサイトマップ」、クローラー向けに作られたサイトマップを「XMLサイトマップ」といいます。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
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内部リンクを設置する際の注意点
内部リンクを設置する際には、いくつかの注意点があります。SEO効果を高めるためにも、それらのポイントを知っておきましょう。最後に、内部リンクを設置する際の注意点を紹介します。
アンカーテキストにキーワードを入れる
アンカーテキストとは、リンクにするテキストのことです。<a>~</a>で囲むテキストを指します。
アンカーテキストには、SEO対策をしたいキーワードを入れましょう。そうすることで、SEO効果を向上できます。また、リンク先の内容を端的にテキストでまとめることで、ユーザーにとってもわかりやすいリンクになります。
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目立つデザインにする
目立つデザインにすることで、ユーザビリティが向上します。画像を使ったリンクや、リッチリンク(カード形式で表示するリンク)にするとわかりやすい内部リンクとなります。
テキストリンクにする場合は、色を変えたりアンダーラインを引いたりするとよいでしょう。
画像リンクの場合はAltタグを忘れずに
画像リンクにする場合は、Altタグを忘れないようにしましょう。
Altタグは、代替テキストとも呼ばれています。画像データに名前を付けるようなもので、その画像がどんな画像なのかをクローラーに伝える働きを持っています。また、Altタグを設定しておけば、音声読み上げにも対応できるので、視覚に障がいがある人にとってもわかりやすい画像となります。
wordpressの場合は、赤枠の部分に入力したテキストがalt属性となります。
リンクするページを吟味する
SEO効果があるといって多くのページへと内部リンクを設置したくなるとは思いますが、無闇にリンクを貼るのではなく、リンクするページを吟味しましょう。
重要なポイントとしては、あくまでもユーザーにとってためになるリンクを貼る必要があるということです。リンクを貼りすぎるとかえって見づらくなり、ユーザビリティが損なわれてしまいます。
まとめ
内部リンクを設置することで、クローラビリティとユーザビリティの向上が期待できます。そのため、内部リンクの最適化をすれば、SEO効果を得られるでしょう。ただ、闇雲に内部リンクを貼っても効果的とはいえません。当記事で紹介した効果的な設置方法や設置の際の注意点を参考に、内部リンクの最適化をしてみてください。
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