SEO対策に有効な「パンくずリスト」とは

SEO対策実例・コラム
2019.07.29
SEO対策に有効なパンくずリストとは

サイトを訪問したときに、サイトの上部に閲覧中のページの階層や、トップページからの道順を示すリンクを見つけたことはないでしょうか。

このリンクは、通称「パンくずリスト」と呼ばれています。このパンくずリストをサイトに設置することで、利便性の向上だけでなく、同時にSEO対策をすることもできます。

今回はパンくずリストによって得られるメリットや、パンくずリストの有効な活用法について解説します。

パンくずリストとは

パンくずリストとは、サイト内での現在の位置を、TOPページ>ジャンル名>ページ名…のように、ツリー構造のハイパーリンクで示してくれるリストのことです。

当社のサイトにもパンくずリストを採用しています。赤い線で囲んである部分がパンくずリストです。

当サイトのパンくずリスト

このパンくずリストを採用することにより、サイトが閲覧しやすくなるだけではなく、サイトのSEO対策にも様々な良い効果をもたらしてくれます。

なぜパンくずリストと呼ぶのか

ところで、なぜ、このリンクのことを「パンくずリスト」と呼ぶのか疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

パンくずリストという特徴的な名前は、童話「ヘンゼルとグレーテル」に由来しています。

物語のなかで、ヘンゼルとグレーテルが森の中で迷子にならないようにパンをちぎって通り道に置いていくというエピソードがあります。サイトへの訪問者が自分の現在地を分かりやすくするためのリンクが「パンくずリスト」と呼ばれるようになったのは、このエピソードに由来して名付けられているからです。(参考元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パンくずリスト

「ヘンゼルとグレーテル」の物語の中では、道に置いてきたパンくずは小鳥に食べられてしまい、兄妹は道に迷ってしまいました。しかし、サイトにパンくずリストを置いておけば、童話と違ってサイトへの訪問者がサイトの中で迷ってしまうことはないので安心です。

パンくずリストがSEO対策に有効な理由

サイトにパンくずリストを設置することで、SEOにもいろいろなメリットが発生します。

では、パンくずリストを設置することで、具体的にどのようなメリットが得られるようになるのでしょうか。

1:ユーザーに対して親切なサイト構造になる

パンくずリストを設置すると、サイトを訪問したユーザーがサイト内を巡回しやすくなります。つまり、訪問者に親切なサイト構造になるのです。

パンくずリストを設置すると、TOPページに戻る、一つ前の記事に戻る、同じジャンルの他の記事を読むなど、サイト内の様々なページへ、より少ないクリック数で飛ぶことができるようになります。そのため、サイト内の回遊率が高まり、訪問者にサイトにとどまって色々な記事を読んでもらえる可能性も増えてきます。

また、Googleはサイトの評価基準において、検索エンジンに最適化されたサイトよりも、サイト訪問者の利便性への配慮を重視するという方針を打ち出しています。

実際にGoogleはウェブマスター向け公式ブログでも、「サイトのナビゲーション(ページ間の誘導経路)をわかりやすく整理することは、ユーザーが迅速に目的のコンテンツにたどり着けるようにするために重要です。また、検索エンジンにとっても、ウェブマスターがどのコンテンツを重要と考えているのかを理解するのに役立ちます」と記載しています。(引用元:https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/siteclinic.html

ユーザーの利便性を高めることは、何よりも重要なSEO対策の一つなのです。

2:リスト名に対策キーワードを入れてSEO対策ができる

パンくずリストのリスト名に対策したいキーワードをつけることで、そのキーワードのSEO対策になります。

パンくずリストのリンクはリンク付きのテキスト、つまりアンカーテキストになっていることがほとんどです。クローラーはページのリンクを経由して移動しているのですが、サイトを巡回する際に、アンカーテキストとリンク先のページの内容が一致しているかどうか、という点もチェックしています。

このとき、アンカーテキストとリンク先の内容が一致していれば、信頼できるページとしてクローラーが評価をつけてくれます。つまり、リスト名とリンク先の内容をきちんと合わせてパンくずリストを作っていれば、そのリスト名のキーワードにおけるクローラーからの評価を上げることができる、ということです。

3:クローラーがサイト内をたどりやすくなる

パンくずリストを設置することで、クローラーがサイト内をたどりやすくなります。クローラーが巡回して集めたデータを元にしてサイトの評価はつけられているので、サイトの隅々までクローラーに見てもらえるようになれば、それだけサイト内のコンテンツの内容が多い、サイト内の構成がわかりやすいと判断されることにも繋がり、有効なSEO対策になります。

パンくずリスト設置時の注意点

SEO的にも機能的にも大きなメリットがあるパンくずリストですが、ただ設置すればSEOに効果があるという魔法のような機能というわけではありません。

パンくずリストの効果を生かすためには、いくつかの注意点を意識してリストを作成する必要があります。

パンくずリストを設置するにあたって、注意したい点について解説します。

カテゴリ名の分類は明確に

パンくずリストのリスト名に対策キーワードを入れることで、そのキーワードへのSEO対策ができます。しかし、SEO対策をしたいからといって、内容が把握できないキーワードをリスト名に設定したり、カテゴリ名が広すぎてわかりにくい名前をつけてしまったりすると、正しい評価を得られないだけでなく、サイト訪問者の利便性まで損ねてしまいます。

また、カテゴリ名とページ名が一致しないものをリストにするのもやめましょう。

例えば、パソコン>マウス>無線式マウス、などの関連性のある順にリストに並べるのは問題ありませんが、パソコン>マウス>テレビ、のようにリストのカテゴリ名に全く関係のないものを入れてしまうと、リスト名とリンク先に関連性がないと判断されてしまいます。

パンくずリストのリスト名を設定するときは、なるべく具体的に分類し、一目で今いる位置が分かるようにページ名を記述するようにしましょう。

複数個のパンくずリストを設置する際はわかりやすく記載する

複数個のパンくずリストをサイト内に設置する際は、どちらのリストもわかりやすいように記載しましょう。

複数個のパンくずリストを上手に運用している例をご紹介します。

こちらはヨドバシカメラの商品紹介ページです。タブレットPCというカテゴリのパンくずリストだけではなく、メーカー名のパンくずリストが同じページの別の場所に記載されています。

ヨドバシカメラの商品紹介ページのパンくずリストの例

(参考URL:https://www.yodobashi.com/product/100000001003887876/

パンくずリストが複数個ある場合は、クローラーは原則として一つ目のリストを採用します。しかし、二つ目のリスト名がわかりにくく、クローラーにアンカーテキストとリンク先の関連性がないと判断されてしまうと、ユーザーに親切ではないサイトとして評価を下げられてしまうかもしれません。

複数個のパンくずリストを設置する場合でも、リストの位置を離す、カテゴリを変えるなど、どちらのパンくずリストもわかりやすく、使いやすいように記載するようにしましょう。

まとめ

パンくずリストは、サイトの構造を把握しやすくして訪問者に親切なサイトになるだけではなく、内部リンクによるSEOや、アンカーテキストによるSEOもできる優れものです。

パンくずリストを適切に使うことで、より精度の高いSEO対策を狙うことができます。まだ設置していないという方は、是非パンくずリストの導入を検討してみてください。

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