強調スニペットの狙い方!検索1位よりも上を掴もう

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2020.01.29

強調スニペットとは、Googleの検索結果の上部に表示されるページからユーザーの疑問や悩みの答えとなる部分を抜粋したものです。強調スニペットに表示することで、アクセスの増加などの効果が期待できます。

このページでは強調スニペットを狙う手順と強調スニペットを狙える記事の特徴を紹介します。

強調スニペットは検索結果に表示される特別枠

強調スニペットはGoogleの検索結果の上部に表示される、ページの一部を抜粋した特別な枠のことです。検索1位よりも上部に表示されることから検索0位と呼ばれることもあります。

強調スニペットの例

強調スニペットは全ての検索結果に表示されるわけではなく「〜とは?」というような疑問形式で、ある言葉や概念に関する検索キーワードで表示されることが多いです。

なお上の例では検索1位のページの抜粋が強調スニペットとなっていますが、必ずしも検索1位のページが選ばれるわけではありません。また検索順位が変動するのと同様に、強調スニペットとして選ばれるページも変動します。

SERPの23%に強調スニペットが出現する

強調スニペットは全ての検索結果に表示されるわけではありません。強調スニペットが表示されるのは全体のうち、23%ほどです。また少ないという印象を受けるかもしれませんが、2016年から160%以上増加しており、今度も増加する可能性があります。

そのため現在強調スニペットが表示されている検索キーワードに関連するページでなくても、新規ページを作成する際には強調スニペットを意識して作成することをおすすめします。

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強調スニペットには5タイプある

上で紹介した強調スニペットは、いわゆる「文章タイプ」のもので、他にも以下の通り4つの強調スニペットのタイプがあります。

  • 文章
  • リスト
  • 動画
  • アコーディオン

この5つのうち、重要なのは文章とリストです。表示される強調スニペットのうち、50%は文章タイプで、37%はリストタイプであり、約90%を占めています。

なおリストタイプとは以下のように、リストタグ(liタグ)で箇条書きされた箇所が表示されるタイプです。

リストタイプの強調スニペット

強調スニペットではアクセスが増えない?

強調スニペットは検索結果の広告部分を除く最も上部に表示されるため、強調スニペットを表示できればアクセスが増える効果が期待できます。そのため基本的には強調スニペットの表示を狙っていくことをおすすめします。

しかし強調スニペットはページ内のユーザーの疑問の答えとなる部分が抜粋して表示されるため、強調スニペットだけ読んでユーザーの悩みが解決すれば、ページはクリックされないこともあります。

また強調スニペットに表示されているものの、クリック率が低いと、ユーザーの求める答えではないと判断され、強調スニペットに表示されなくなったり、ページの検索順位が下がったりすることもあるようです。

強調スニペットを狙う手順

ここでは実際に強調スニペットの表示を狙う際の手順を紹介します。

強調スニペットを狙うキーワードを絞り込む

既存のページの強調スニペットへの表示を狙うのであれば、Mozの「Keyword Explorer」を利用して、強調スニペットが表示される検索キーワードのうち、自分のサイトのページが上位表示されているものを探します。

Keyword Explorer

Keyword Explorerで検索対象をルートドメイン名にして、URLを入力すると、そのドメインのページの検索上位に表示されているキーワードが一覧になって表示されます。その後キーワードをリストに入れて、強調スニペットでフィルタリングを行うと「上位表示されている検索キーワードのうち、強調スニペットの表示があるもの」を確認できます。

なお新規ページを作成する場合は、この手順は無視してかまいません。

ユーザーの検索意図を正確に捉える

上位表示を狙うために、検索意図の確認をしている方がほとんどですが、強調スニペットの表示を狙う際にはより一層検索意図の理解が重要になります。検索意図を理解していないと、読者の疑問に簡潔かつ分かりやすく答えることができないからです。

またその検索キーワードの検索結果に、画像や動画などの視覚的コンテンツが多いか、文章中心のコンテンツが多いかを確認して、より需要の大きいコンテンツを作成します。

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強調スニペットを狙える記事を書く

検索意図を十分に理解したうえで、強調スニペットの表示を狙える記事を書きます。強調スニペットを狙える記事の特徴について後で詳しく解説しているので、参考にしていただくことをおすすめします。

要約を追加する

強調スニペットの表示を狙って要約を表示するのもおすすめです。読者の疑問に答える記事を作成し、内容を簡潔にまとめた要約を作成すれば、その要約部分が強調スニペットに表示される可能性があります。リストタイプの強調スニペットも存在するため、リストタグを使った要約を作るのも効果的です。

強調スニペットを狙える記事の特徴

強調スニペットを狙える記事の特徴を紹介します。以下の特徴を満たす記事を作成して、

強調スニペットに表示できる確率をあげましょう。

言葉や概念の説明をしている

強調スニペットは今度より多くの検索キーワードにおいて表示される可能性がありますが、現在は23%程度に留まっています。今のところ意味や概念を説明している記事で強調スニペットが表示されることが多いです。そこで「〜とは」という検索キーワードを狙った記事を作成することで、強調スニペットに表示される確率を高めることができます。

簡潔かつ分かりやすく説明している

強調スニペットに表示されやすい検索キーワードの記事であっても、ユーザーの求めている答えとなる部分が冗長に書かれていると、検索エンジンはどの部分を強調スニペットとして抜粋するべきなのかがわかりません。そのため強調スニペットとして表示されることはないでしょう。

強調スニペットに表示したいのであれば、検索意図の確認でわかったユーザーの疑問を簡潔かつ分かりやすく説明する必要があります。たとえば「クローラー とは」という検索キーワードの記事を作成するのであれば、「クローラー とは」という疑問に簡潔に答える箇所を設けるべきです。

中見出しにキーワードが含まれている

中見出しにキーワードを含めることで、強調スニペットに表示されやすくなります。たとえば「起業家 定義」という記事で強調スニペットを表示させたいのであれば「起業家とは自ら事業を起こす者」という中見出しを作成して、続く本文で起業家の定義について簡潔にまとめると良いです。

記事の前半部分に結論が載っている

結論が前半に記載されている記事は、よりユーザーに優しく、Googleからの評価が高いです。そのため強調スニペットを狙う際にもまず結論を前半で記載します。そしてそれから補足情報などを、後半で記載していくことをおすすめします。

オリジナル画像が入っている

強調スニペットが表示される際には、同時にアイキャッチや本文中の画像が表示されることが多いです。オリジナル画像を記事内に入れることでSEO効果を高めると同時に、強調スニペットに表示されやすくなります。

まとめ

ユーザーの悩みや疑問を理解したうえで、その答えを記事の前半に簡潔かつ分かりやすく記載することで、強調スニペットに表示される確率をあげることができます。また結論となる部分を前半に書くことで、ユーザーの離脱を防ぎ、SEO効果を高めることが可能です。強調スニペットを狙った記事を書くことが、良質な記事を作成することにもつながるため、強調スニペットを狙った記事を作成していただくことをおすすめします。

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