301リダイレクトのSEO効果とは?5つの設定方法とよくある質問

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2022.11.03
301リダイレクトとは

301リダイレクトは、サイトの移転やURLの正規化を行う際に是非とも実行しておきたいタスクですが、日常的に行う作業ではありません。

そのため、いざ設定しようと思っても「何をすれば良いのか分からない…」という方も多いようです。

そこで今回は、302リダイレクトとの違い・目的や役割・SEO効果・設定方法・NG例を解説したうえで、よくある質問についてご紹介します。

目次

301リダイレクトとは?

301リダイレクト(redirect)とは、検索エンジンに「恒久的なURL変更」を知らせると同時にユーザビリティの品質を保つために実装する転送処理システムです。

より理解を深めるために、基本的な予備知識を押さえておきましょう。

▼基礎知識

  • そもそもリダイレクトの意味とは?仕組みと種類を解説
  • 301リダイレクトと302リダイレクトの4つの違い
  • 301リダイレクトの種類
  • 301リダイレクトが必要なケース

そもそもリダイレクトの意味とは?仕組みと種類を解説

リダイレクトとは、旧URLにアクセスしたユーザーを「自動的に新URLへ転送する仕組み」を指しており、ステータスコードの代表例として下記の4種類が挙げられます。

▼リダイレクトの種類

  • 301(Moved Permanently):恒久的(半永久的)な転送
  • 302(Found):一時的な転送
  • 303(See Other):一時的、かつアクセス先がGETメソッド限定の転送(POSTメソッドはNG)
  • 307(Temporary Redirect):一時的、かつリダイレクト先がリダイレクト元と同一メソッドの転送

301リダイレクトと302リダイレクトの4つの違い

「301リダイレクト」と「302リダイレクト」は、下記の4点において大きな違いがあります。

意味 使用シーンの一例 SEO評価の引き継ぎ 初回表示
301 恒久的な転送 サイト移転/URLの正規化 転送先のURL
302 一時的な転送 メンテナンス中 転送前のURL

長らく、ページランクが引き継げるのは301リダイレクトだけの強みでしたが、2022年時点では302リダイレクトでもSEO評価の一部が引き継がれるようになっています。

だからと言って、302リダイレクトで恒久的な転送を行うべきではありません。

その根拠となっているのが下記の2点です。

▼302リダイレクトが恒久的な転送に適していない理由

  • Googleは、恒久的な転送として301リダイレクトを推奨している
  • 301リダイレクトよりも時間がかかるうえ、不具合が発生しやすい

301リダイレクトの種類

301リダイレクトは、大きく下記の2種類に分けられます。

▼301リダイレクトの種類

  • サーバーサイドリダイレクト
  • クライアントサイドリダイレクト

サーバーサイドリダイレクト

サーバーサイドリダイレクトとは、段階を踏まずに正しいページが自動表示されるようにサーバー側から指示が出る転送を指しており、別名「HTTPリダイレクト」とも呼ばれています。

ちなみに、厳密に言うと302リダイレクトもサーバーサイドリダイレクトの一種です。

▼サーバーサイドリダイレクトの仕組み

  1. ユーザーがブラウザを通してページにアクセスする
  2. ブラウザがサーバーにページをリクエストする
  3. サーバーがブラウザに「リダイレクト設定されているページに進んで下さい」と指示する
  4. ブラウザが指定された転送先にアクセスし、ページ情報を受け取って自動表示する

一般的に「リダイレクト=サーバーサイドリダイレクト」と認知されており、通常は「.htaccess」を使って設定されています。

クライアントサイドリダイレクト

一方、クライアントサイドリダイレクトとは、アクセスしたページに「本サイトは移転しました。自動で転送されない場合は、下記のURLをクリックして下さい。」といった文言が表示されるよう、転送先の情報をHTMLに記述する方法です。

ここで言うクライアントとはブラウザを指しており、一度はページ情報がサーバーから通常通り渡されるため、200(成功)のステータスコードが返ってきます。

▼クライアントサイドリダイレクトの流れ

  1. ユーザーがブラウザを通してページにアクセスする
  2. ブラウザがサーバーにページをリクエストする
  3. サーバーからブラウザへ、通常通りページ情報が返される
  4. 一旦、転送先が記載されているページ(転送前のURL)が表示される
  5. 自動または手動で、転送先のページに切り替わる

301リダイレクトが必要なケース

下記に当てはまる場合は、恒久的な転送処理として301リダイレクトの設定が必要です。

URLを新しくした場合 サイトの移転やリニューアルに伴うドメイン変更
サイトのURLを変更する場合 URL文字列の変更
複数ページを1ページに統合する場合 重複コンテンツの集約
SSL化を行う場合 「http」から「https」への転送
URLを正規化する場合 「www」有無や、PC用とスマホ用の別URLを1つにまとめる

リダイレクトの使い分け

「さまざまなリダイレクトを、どのように使い分けたら良いのか分からない…」という方は、下記の項目を参考にしてください。

▼使い分けのヒント

  • Googleが推奨している正しい301リダイレクトの設定方法とは?
  • Googleが推奨していない301リダイレクトの設定方法とは?
  • 301リダイレクトのNG例

Googleが推奨している正しい301リダイレクトの設定方法とは?

結論から言うと、Googleが推奨しているのはサーバー側で実行する301リダイレクト(恒久的な転送処理)を、最も一般的な「.htaccessファイル」または「PHP」を使って設定する方法です。

Google検索セントラルの「リダイレクトとGoogle検索」に正しく解釈される可能性が高い順位が掲載されており、ブラウザ側よりもサーバー側が、一時的よりも恒久的な転送処理の方が推奨されています。

Googleが推奨していない301リダイレクトの設定方法とは?

一方、下記のようなリダイレクトは可能な限り避けた方が安全です。

▼避けた方が無難なリダイレクト方法

  • 302を含む一時的な転送
  • ブラウザ側で実行する転送
  • JavaScript(サーバー側またはmeta refreshが行えない場合のみOK)
  • Crypto(他の方法が使えない場合のみOK)

ただし、環境によってはGoogle推奨の方法が使えないケースもありますので、後述するブラウザでのリダイレクト方法なども習得しておきましょう。

中でも、条件つきで使用が認められている「JavaScript」や「Crypto」には注意が必要です。

サイトの移転にあたっては 301 リダイレクトが最適ですが、ウェブサイトのサーバーにアクセスできない場合は、この目的で JavaScript によるリダイレクトを使用することもできます。

引用:Google検索セントラル 不正なリダイレクト

301リダイレクトのNG例

ここでは、よくある301リダイレクトの失敗例ついてご紹介します。

▼NG例

  • 複数の旧URLを全て新TOPページに転送している
  • 関連性が低いページに転送している
  • 5回以上繰り返すリダイレクトチェーン(例:A→B→C→D→E→F)
  • 無限ループが発生している(例:A→B→A)

不適切な301リダイレクトを設定した結果、下記のようなSEOリスクに晒された事例も報告されています。

▼SEOに悪影響を受けた事例

  • ページの評価が引き継がれず、検索順位が下落した
  • 「アクセス先のページが見つからない」という意味を持つ「404 not found」として扱われた

「404 not found」が表示された場合は、本来得られたはずの流入を取り逃がすだけでなく、ユーザーの信頼も失い兼ねません。

ちなみに、関連性が低いページへの転送とは下記のようなケースです。

▼関連性の適切・不適切

  • OK例:記事Aから記事Aの子記事、あるいは比較対象の紹介記事へ転送
  • NG例:記事AからTOPページ、あるいは別カテゴリのページへ転送

301リダイレクトの目的・役割はSEO対策と同義!

301リダイレクトには6つの役割・目的があり、その全てがSEO対策として有効です。

▼301リダイレクトを設定する目的

  • 旧URLのSEO評価を引き継ぐ
  • 無駄なクロールを防ぐ
  • インデックスの遅延を防ぐ
  • URLの正規化
  • 旧URLにアクセスしたユーザーを新URLに自動遷移させる
  • ページが削除されたと誤解させない

旧URLのSEO評価を引き継ぐ

301リダイレクトは、検索エンジンからのSEO評価を引き継がせたい時に設定します。

▼SEO評価の比較

  • 設定した場合:検索エンジンからのSEO評価が維持・継続できる
  • 設定しなかった場合:これまで積み上げてきた検索エンジンからのSEO評価が消える

例えば、サーバーを乗り換えたにもかかわらず301リダイレクトを設定していなければ、運営者にとっては「引っ越し先で継続」という認識であっても、検索エンジンのSEO評価はあくまで「新規サイトとして0からスタート」することになるのです。

ページランクがリセットされるのですから、当然ながら検索順位の低下は避けられません。

一方、サーバーを乗り換えた後に301リダイレクトを設定したWebサイトは、検索エンジンから得ていたSEO評価が継続する分、これまでの順位をキープできる可能性が高いのです。

だからこそ、サイト運営者の間では「301リダイレクト処理=SEO対策の基本」と認知されているのでしょう。

無駄なクロールを防ぐ

2つ目の目的は、無駄なクロールの予防です。

301リダイレクトを設定しているコンテンツと非設定のコンテンツでは、クロール対象の範囲が下記のように異なっています。

▼クロール対象の違い

  • 設定済み:新URLのみ
  • 非設定:新URLと旧URLの両方

つまり、検索上すでに存在していないページに301リダイレクトを設定していなかった場合、クローラーのリソースが設定済みより2倍も浪費されてしまうのです。

▼無駄なクロールが増えるリスク

  • 大量のエラーページは発生する
  • 他の重要なページに対するクロールが阻害される

クローラビリティの最適化を図るためにも、必ず旧URLから新URLへの転送処理を済ませておきましょう。

インデックスの遅延を防ぐ

インデックスの遅延を予防するのも、301リダイレクトを設定する重要な目的です。

前述した通り、301リダイレクトを設定しないと、検索エンジンは新旧両方のURLをクロールしなければなりません。

つまり、クローラーへの負荷が大きくなる分、インデックスに遅れが生じてしまうのです。

古い方のURLに301リダイレクトを設定しておくことで、クロールのインデックス作業が滞りなく進みます。

▼関連記事

URLの正規化

「www.」や「/index.html」の有無によってクローラーに別ページだと認識されてしまうと、ミラーコンテンツだと誤解されやすくなります。

結果として、コンテンツ評価が分散したりサイト全体の評価が低下したりと、SEOにとってネガティブな影響を受けるケースも珍しくありません。

だからこそ、301リダイレクトを設定して同一サイトであること、さらにはミラーコンテンツではないと証明すべきなのです。

▼関連記事

ユーザーを新URLに自動遷移させる

301リダイレクトを設定せずとも、移転を告知するページとリンク先を明記しておくだけで良いと考える人もいるかもしれません。

しかし、それさえ手間だと感じるアクセス者もいます。

リンク先をクリック・タップしてくれる人もいれば、移転の告知を怪しいと感じたり、あるいはそこまでする必要はないと感じ、ページを閉じたり離脱する人も少なくありません。

それまでお気に入りに入れて定期的にアクセスしていたものの、サイトの引っ越しを機にブックマークを削除されてしまう可能性さえあるのです。

これに対し、301転送処理を済ませているサイトはユーザーにストレスを与えません。

▼ユーザビリティにおけるSEO効果

  • 訪問者に手間をかけさせることなく、新しいページに招くことができる
  • ユーザーに不信感を与えない

言い換えれば、301リダイレクトはユーザビリティだけでなく、結果的に「PVの向上」や「離脱率の低下」といった多様なSEO効果も併せ持っているのです。

ページが削除されたと誤解させない

サイトのアクセス者は様々です。

お気に入りに入れて継続的に閲覧してくれる人もいれば、検索エンジン経由でアクセスした人、あるいはSNSのリンクから流入する人もいるでしょう。

継続的に閲覧してくれている人であれば移転の情報も察知してくれますが、偶発的にアクセスしてくれた訪問者は、そこにサイトがなければ「無くなったのか」で終わりです。

ページが見つからない時に表示される「404 Not Found」を見た瞬間、目的を達成するために別のサイトを探すことでしょう。

その点、301リダイレクトを設定しておけば、ユーザーを移転先に自動で誘導することができるのです。

このように、不特定多数のアクセス者に対してページが消滅したと感じさせることなく、正しいページを表示することができるため、移転した際は必ず301リダイレクトを行ってください。

301リダイレクトの事前準備

設定に取り掛かる前に、下記の準備を済ませておきましょう。

▼事前準備

  • サーバー環境の確認
  • 「robots.txt」を解除しておく
  • 正しい転送先を選ぶ

サーバー環境の確認

301リダイレクトの設定を行う際は、「.htaccessファイル」を使用するのが一般的です。

ただし、大前提としてご利用中のサーバーが「.htaccessファイル」に対応していなければ、別の方法を選択するしかありません。

ご利用中のサーバーで「.htaccessファイル」が使えるかどうか、下記の2点を確認して下さい。

▼「.htaccessファイル」を使用する必須条件

  • Apache(アパッチ:セキュリティソフト)が使われている
  • 「mod_Rewrite」をサポートしている

ちなみに、下記のサーバーは条件を満たしているため「.htaccessファイル」を使った301リダイレクト設定が可能です。

▼「.htaccessファイル」に対応しているサーバー

  • Xserver
  • ロリポップ
  • WADAX
  • さくらインターネット

「robots.txt」を解除しておく

転送先のURLに対し、クロールをしないように制御する「robots.txt」を設定している場合は、あらかじめ解除しておきましょう。

たとえ301リダイレクトの設定が完璧だったとしても、robots.txtの記載が残っていると転送処理が正しく機能しないことがあるのです。

正しい転送先を選ぶ

NG例で解説した通り、全てをTOPページへ転送したり5回以上のリダイレクトチェーンを構成したりする手法は、不適切と見なされます。

301リダイレクトを設定する際は、転送先として「代替えURL」や「同じカテゴリの内容が似ているコンテンツ」を選びましょう。

301リダイレクトの設定方法(サーバー編)

サイト運営者にとって最も身近なのが、サーバーサイドリダイレクト(HTTPリダイレクト)です。

サーバー側で指示を出すタイプの301リダイレクトを設定する方法として、下記の3種類が挙げられます。

▼サーバーサイドリダイレクトの設定方法

  • 「.htaccess」で設定する方法
  • 「php」で設定する方法
  • WordPressプラグイン「Redirection」で設定する方法

なお、本記事では301リダイレクトの設定方法を「.htaccess」や「php」といった手段別に解説していますが、下記のように用途が異なるケース別で区別することも可能です。

▼ケース別のリダイレクト方法

  • ドメイン単位
  • ディレクトリ単位
  • ページ単位
  • URLの正規化
  • SSL(https)化

「.htaccessを使った、より細かいケース別の記述例が知りたい!」という方は、下記の記事を参考にしてください。

▼関連記事

「.htaccess」で設定する方法

301リダイレクト設定で最もオススメなのが、幅広い用途に使える「.htaccess」を用いる方法です。

▼手順

  1. サーバーが対応しているか確認する
  2. バックアップを取る
  3. テキストエディタにコードを記載し、htaccessファイルを作成する
  4. サーバーにアップロードする

ページ単位

単独のURL、つまりページ単位で転送処理を行う場合は、下記のようにコードを記述します。

RewriteEngine on
RewriteRule ^old.html$ /new.html [R=301,L]

「old」には転送前の古いURLを、「new」には転送先の新しいURLを入力してください。

ディレクトリ単位

サーバーそのものは変更しないものの、ディレクトリをoldからnewに変更する場合は下記のコードを記述します。

RewriteEngine on
RewriteRule ^old(.*)$ /new$1 [R=301,L]

「old」に古いディレクトリ名を、「new」に新しいディレクトリ名を記述しましょう。

ドメイン単位

古いドメインから新しいドメインに変更するものの、下層ページのURLが変わらない場合は、下記のコードを記述します。

RewriteEngine On
RewriteCond %{http_host} ^www.old.com
RewriteRule ^(.*) https://www.new.com/$1 [R=301,L]

「old.com」には古いドメインを、「new.com」には新しいドメインを記述します。

「php」で設定する方法

「php」もGoogleから推奨されている設定方法の1つで、「.htaccess」では条件分岐が複雑になってしまうケースで使用するのが一般的です。

「サンプルA.php」から「サンプルB.php」へ転送させる際には、下記のように記述します。

<?php
http_response_code( 301 ) ;
header( "Location: ./サンプルB.php" ) ;
exit ;

ただし、「php」で301リダイレクトを設定する際は、下記の注意点についても理解しておきましょう。

▼「php」の注意点

  • サイト内のリダイレクトを、一元管理することができなくなる
  • header関数の前に、文字、空白、改行があるとエラーが発生する
  • header関数の前に、echoまたはprint関数の文字列を記載するとエラーが発生する
  • header関数の前に、includeまたはrequire関数を使用するとエラーが発生する

WordPressプラグイン「Redirection」で設定する方法

「.htaccessやphpを扱う自信がない…」という方は、WordPressのプラグインを活用してみてはいかがでしょうか。

中でも、「Redirection」は初心者でもリダイレクト設定がしやすいと定評のあるプラグインです。

▼「Redirection」によるリダイレクト設定の手順

  1. 「Redirection」をインストールして有効化する
  2. 基本情報をセットアップする
  3. ダッシュボードの「ツール」から「Redirection」を選択
  4. 「新しい転送ルールを追加」画面が表示される
  5. 「ソースURL」に転送元のURLを、「ターゲットURL」に転送先のURLを入力する
  6. リダイレクトの処理コードが「301-恒久的に移動」になっているか確認する
  7. 「転送ルールを追加」をクリックして完了

301リダイレクトの設定方法(ブラウザ編)

ここからは、ブラウザ側で実行するクライアントサイドリダイレクトの設定方法をご紹介します。

「本サイトは移転したので、自動転送されない場合は下記のURLをクリックして下さい。」といった案内文を表示させたい時に活用しましょう。

▼クライアントサイドリダイレクトの設定方法

  • 「meta refresh」で設定する方法
  • 「JavaScript」で設定する方法

ただし、一般的には「301リダイレクト=HTTPリダイレクト」との解釈が多数派です。

そのため、「meta refresh」や「JavaScript」を用いた転送処理は301リダイレクトに含まれないと主張するSEO関係者も少なくありません。

どちらにしても、クライアントサイドリダイレクトは特定の条件下でしか利用が認められていませんので、注意が必要です。

「meta refresh」で設定する方法

「meta refresh」は、サーバー側で301リダイレクトが設定できない環境に限り、使用が認められています。

「htmlリダイレクト」と呼ばれている理由は、headタグに「指示」を記載して転送処理を行う仕組みになっているからです。

<head>~</head>の範囲内であればどこに記載しても構いませんが、チェック漏れを防ぐには</head>の直前など分かりやすい箇所にした方が良いでしょう。

例えば、5秒後に「サンプルページ.html」へ自動転送させる場合は、下記のようにコードを記述します。

<meta http-equiv=”refresh” content=”5;URL=’サンプルページ.html'” />

転送先へジャンプする際の秒数は任意で指定できますが、SEO効果を最大化するなら「5」を「0」に書き変えて、瞬時にリダイレクトさせた方が良いでしょう。

▼即時型と遅延型の違い

  • 即時型:ブラウザに読み込まれると瞬時にトリガーされ、Google 検索では永続的なリダイレクトとして解釈されている
  • 遅延型:サイト所有者が任意設定する秒数の後にトリガーされ、Google 検索では一時的なリダイレクトと解釈されている

ちなみに、Googleは「meta refresh」をサポートしているものの、下記のような理由により推奨順位は高くありません。

▼「meta refresh」の推奨順位が低い理由

  • HTMLの基準が定められているW3Cでは、10年以上前から非推奨になっている
  • 時間設定によっては、転送処理が完了するまでユーザーを待たせてしまう
  • 301リダイレクト以外は、アドレス変更ツールが使えない

契約しているサーバーが「.htaccess」に対応していないなど、サーバー側から指示を出す一般的なHTTPリダイレクトが設定できない場合のみ、「meta refresh」を試してみましょう。

「JavaScript」で設定する方法

「JavaScript」には、より厳しい利用条件が課せられており、下記の両方を満たしていなければなりません。

▼「JavaScript」の利用条件

  • 「HTTPリダイレクト」が設定できない
  • 「meta refresh」が使えない

推奨されていない理由は、Googleのレンダリングで失敗する可能性があるからです。

あくまで、利用条件に該当する場合に限り使用が認められています。

「JavaScript」を用いる場合は、下記のコードを<head>内に記述しましょう。

<script type=”text/javascript”>
<!?
setTimeout(“link()”, 0);
function link(){
location.href=’https://(転送先.html)’;
}
?>
</script>

動作確認の方法!無料のリダイレクトチェックツール2選

作業が完了したら、301リダイレクトが正しく設定されているか動作確認をしておきましょう。

サーバー側で実行するリダイレクトを検証するには、無料のリダイレクトチェックツールが便利です。

▼無料のチェックツール

どちらも、「リダイレクト元となる旧URL」を入力するだけの簡単ワンステップで成否が分かります。

結果として表示されたステータスコードが「301」であれば、リダイレクトは成功です。

ただし、javasciptやmeta refreshなどブラウザ側で実行する301リダイレクトは、チェックツールで検証できませんので、下記の方法で確認してみましょう。

▼クライアントサイドリダイレクトの確認方法

  • Javascipt:ブラウザのJavascriptをOFFにする
  • meta refresh:HTMLソースの記述を確認する

301リダイレクト設定の注意点

301リダイレクトには、下記の注意点が存在することを理解しておきましょう。

▼注意点

  • 設定後は内部リンク・canonicalなどを更新する
  • ページランクが100%引き継がれるとは限らない
  • meta refreshはSEO評価を引き継げない
  • 別ドメインへ移転する場合は一時的に順位が変動する
  • 設定をミスすると修正が難しい

設定後は内部リンク・canonicalなどを更新する

301リダイレクトの設定が完了したら、必ず下記で使用しているURLの記述も変更しておきましょう。

▼変更すべきURL

  • 内部リンク
  • canonical
  • alternate
  • 構造化データ

例えば、canonicalやalternateの対象URLが古い状態のままだった場合、検索エンジンが正規URLを認識できなくなってしまいます。

ページランクが100%引き継がれるとは限らない

結論から言うと、2016年時点では301リダイレクトによって「ページランクが失われることはない」と明言していたGoogleですが、2022年時点では「100%保証できるとは言い難い」というニュアンスに変化しています。

▼ページランクに関するアナウンスの変化

  • ゲイリー・イリーズ氏(2016年):リダイレクトによって、ページランクが失われることはない
  • ジョン・ミューラー氏(2022年):ページランクの維持は保証できないが、適切な転送処理は良い習慣だ

meta refreshはSEO評価を引き継げない

ブラウザ側で実行するクライアントサイドリダイレクトを設定する時は、meta refreshタグが有効です。

ただし、meta refreshタグの使用はGoogleから禁止されている訳ではないものの、推奨順位が低いうえSEO評価が引き継げなかった、という事例が報告されています。

別ドメインへ移転する場合は一時的に順位が変動する

Googleのジョン・ミューラー氏は下記のツイートで、「サイト移転に伴うリダイレクトでは、一時的に順位が変動する」と発言しています。

あくまで一過性とはいえ、ある程度アクセス数などのトラフィックが減少するのは避けられないでしょう。

▼トラフィックへの影響

  • サイトを移動すると、ほとんどの場合は一時的な順位変動が発生するが、すぐに落ち着く
  • ただし、別ドメインで全く同じように機能する保証はない

設定をミスすると修正が難しい

301リダイレクトを設定する際には、ミスをしないようにしましょう。

1文字でも間違えていると正しく作動しないうえ、設定を間違えてしまうと修正が難しいケースもあります。

予期せぬ誤作動によってサイト全体に悪影響を及ぼす可能性もありますので、一言一句ミスがないかを確認しましょう。

「リダイレクトの警告」が発生する原因と対処法

「リダイレクトの警告」とは、遷移先のURLがGoogleによって不適切だと判断された時に表示されるエラーメッセージです。

噛み砕いて言うと、Googleが検索ユーザーへ向けて「危険なページに誘導される可能性がありますよ」と知らせてくれているのです。

原 因 対処法
Cookieによる影響 ブラウザの再起動やシークレットモードでも解決しない場合は、対象のCookieを削除する
SSL化されていない http→httpsへ更新し、サイト全体に適応させる「常時SSL化」を設定して警告を解除する
関連性がないページへの転送 転送先を「代替えURL」などに変更する
短縮URLの使用 通常のURLに戻す

「不正なリダイレクト」が発生する原因と対処法

Googleの公式サイトでは、不正なリダイレクトについて下記のように解説されていす。

不正なリダイレクトの例としては、次のようなものが挙げられます:

・検索エンジンには 1 つのコンテンツ タイプが表示されるが、ユーザーはまったく違うコンテンツにリダイレクトされる。

・PC ユーザーには通常のページが表示されるが、モバイル ユーザーはまったく別のスパムドメインにリダイレクトされる。

引用:Google検索セントラル 不正なリダイレクト

つまり、下記のような転送先へ設定していると「不正なリダイレクト」と判断され、ペナルティの対象になってしまう可能性があるのです。

▼不正なリダイレクトが発生する原因

  • SSL化されていない
  • 元ページとの関連性がない
  • 短縮URLを使用している

上記の通り、内容が重複しているため「リダイレクトの警告」が表示されるケースも、ペナルティ対象と思って良いでしょう。

なお、不正なリダイレクトの対処法は、前述した「リダイレクトの警告」を参照して下さい。

【Q&A】よくある質問

最後に、301リダイレクトに関するよくある質問をご紹介します。

▼よくある質問

  • SEO評価はすぐに引き継がれるの?
  • いつまで継続すべき?
  • 解除できるタイミングは?
  • 解除するとSEO評価はどうなるの?
  • リダイレクト連鎖は何回までOK?

SEO評価はすぐに引き継がれるの?

「ページ自体を表示するデータ」と「SEO評価に関するデータ」とでは、引き継ぎが完了するまでの期間に違いがあります。

▼引き継ぎの状態

  • ページ表示のみ:設定の直後でも実行されるが、毎回うまくいくとは限らない
  • SEO評価:完全に引き継がれるまで、数週間〜1年ほどかかるケースもある

総括すると、「ページ自体を表示するデータ」と「SEO評価に関するデータ」という両方の引き継ぎが完全に完了し、なおかつ安定的に実行されるまでには数週間~1年ほどかかるのです。

特にサイトを丸ごと別ドメインに移転する、あるいは対象コンテンツ数が多くなるほど完了までに時間がかかります。

ちなみに、引き継ぎが完了するまでの期間に幅があるのは、「データ量」と「必要な再クロール数」の影響を受けているからです。

例えば、サイト移転に伴う転送処理が100%完了するには、少なくとも3~4回のクロールが必要と言われています。

ここで問題となるのが、サイトによってクロール頻度が異なるという点です。

だからこそGoogleは、最も時間がかかるケースを念頭に「1年」という目安を提示しているのでしょう。

▼クロール頻度とサイト移転に伴う転送処理が完了するまでの期間

  • クロール頻度が高いサイト:1ヵ月で完了するサイトもある
  • クロール頻度が低いサイト:少なくとも3~4ヵ月に1度は見込めるため、1年が目安となる

いつまで継続すべき?

結論から言うと、301リダイレクトは最低でも1年以上は継続すべきですが、半永久的に解除しないのが理想的です。

その根拠として、Googleのゲイリー・イリーズ氏およびジョン・ミューラー氏から投稿されたツイートが挙げられます。

両者のアナウンスを要約すると、いつまで301リダイレクトの設定を続けるべきなのか、その答えが見えてきます。

▼継続期間に関するアナウンス

  • Gary Illyes氏:少なくとも1年、もしくは可能な限り長期間にわたって維持した方が良い
  • John Mueller氏:サイト移転の場合、3ヵ月では短すぎる

解除できるタイミングは?

前述した通り、恒久的な転送を意味する301リダイレクトは、あえて解除する必要はありません。

ただし、ジョン・ミューラー氏が投稿した下記のツイートによると、いつまでも効力を発揮し続ける訳ではなく、一定の期間が経てば実質的には不要になるそうです。

▼解除のタイミングに関するアナウンス

  • 少なくとも 1 年は継続を推奨するが、しばらくすると不要になる
  • 「トラフィックが見られない場合」は、長期的なメンテナンスが容易になるため、削除しても良い

つまり、継続した方が安全ではあるものの、解除を検討するなら旧URLへのアクセスが「0」になるまで待つべき、と解釈できます。

解除するとSEO評価はどうなるの?

設定から1年後に解除した場合、「移転元のURL」と「移転先のURL」は独立した個別のURLとして扱われます。

したがって、元ページへのアクセスが無くなってから解除した場合、「SEO評価への影響は、ほぼ発生しない」と考えて良いでしょう。

その根拠となっているのが、ジョン・ミューラー氏が投稿した下記のツイートです。

▼Googleアナウンスの要約

  • 質問:リダイレクトが削除、または1年間の有効期限が切れた場合、ページA>ページBからのシグナル送信は停止しますか?
  • 回答:一般的には、ある時点で別のURLとして認識されるようになります。

ただし、旧URLのSEO評価が新URLへ引き継がれる前(1年が目安)に301リダイレクトを解除した場合は、ページランクにネガティブな影響が発生する可能性があるため注意が必要です。

リダイレクトチェーンは何回までOK?

リダイレクトチェーンとは、AからBへ、さらにBからCへといった具合に複数の段階を踏んで目的地に辿り着く転送スタイルです。

Googleの公式サイトには、連鎖するリダイレクトの最も理想的な回数は3回以下、問題なく処理されるのは5回未満(4回まで)、と記載されています。

リダイレクトの連鎖は避ける: Googlebot とブラウザは複数のリダイレクトの「チェーン」をたどることができますが(例: ページ 1 > ページ 2 > ページ 3)、最終的なリダイレクト先にリダイレクトすることをおすすめします。直接リダイレクトすることができない場合は、連鎖するリダイレクトの数をできるだけ少なくします。5 個未満にしてください(できれば 3 個以下)。リダイレクトが連鎖していると、ユーザーの待ち時間が長くなり、ブラウザによっては長いリダイレクト連鎖に対応していないことがあります。

引用:Google検索セントラル URL の変更を伴うサイト移転

そこで当サイトで検証してみたところ、Search ConsoleのURL検査で下記のような結果になりました。

▼検証結果

  • 5回:問題なく処理された
  • 6回:リダイレクトエラーが発生

これらを踏まえるとリダイレクト連鎖は少ないほど好ましく、Googleが推奨しているのは3~4回、実際には5回まで問題なく処理される、ということになります。

なお、不要な連鎖は下記のようなリスクを伴いますので、6回以上のリダイレクトチェーンは避けた方が賢明です。

▼リスクの一例

  • サーバーに不必要な負荷を与える
  • ブラウザ側でエラーが頻発する

まとめ

301リダイレクトについて、様々な側面から解説させていただきました。

有効活用することで、それまでのサイト運営で獲得したユーザー、そして検索エンジンからの評価を引き継げるなどメリットの多い手法です。

サーバー移動・ディレクトリ変更・サイトの引っ越し・サイト構造を変更するときには、ぜひ301リダイレクトを有効活用してください。

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