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SEOの調査で役立つツール 〜内部チェック編〜

スマホやタブレットが普及するにつれて、ECサイトの市場規模が急激に拡大しています。
とはいえ、「Amazon」や「楽天」といった大手の存在がネックになっているのも事実。
中には、「物販サイトにSEO対策は必要ない」「難易度が高そう」と思っている方も多いようです。
そこで今回は、「どうせ大手には敵わない…」と悲観している方へ向けて、小規模ECサイトでも大手に対抗できるSEO対策のテクニックをご紹介します。
目次
結論から言うと、ECサイトの市場規模は右肩上りに拡大しています。
その根拠となっているのが、経済産業省が実施している「電子商取引に関する市場調査」のデータです。
まずは、令和2年7月(2020年)付けで公開された直近の調査結果を見てみましょう。

2010年では7兆7,880億円だったBtoC-EC市場規模が、9年後の2019年では19兆3,609億円まで拡大しています。
つまり、10年も経たずに約2.5倍もの急成長を遂げているのです。
これだけユーザーの購買力が高まっているのですから、多くのECサイトが新規参入するだけの「旨味」があると判断しているのも当然かもしれません。
ちなみに、2018年と比較してみると2019年は「前年比7.65%増」という調査結果になっています。
さらに注目すべきなのが、スマートフォン経由の伸び率です。

5年前は30%にも満たなかったスマホ経由の市場規模ですが、2019年では42.4%まで伸びているのです。
参考までに、物販系分野に関する調査結果を抜粋してみました。
▼2019 年のBtoC-EC 市場規模(物販のみ)
ちなみに、全分野に対するスマホ経由の市場規模を2018年と比較してみても、2019年は「前年比16.6%増」と全体の7.65%増よりも明らかに高いのが分かります。
市場規模が拡大しているとはいえ、どんなに魅力的な市場でもユーザーの目に留まらなければ実利は手に入りません。
ここでネックとなるのが「Amazon」や「楽天」といった大手の存在です。
中には、「どうせ大手には勝てないし…」と悲観的になっている方も多いのではないでしょうか。
だからこそ重要なのが、集客の基本であるSEO対策なのです。
確かに、ECサイトの認知度を上げて流入を増やしたい場合は、GoogleやYahooなどの検索プラットフォームで上位表示を狙うSEO対策よりも、SNS広告やインフルエンサーマーケティングなどが選ばれています。
しかし、広告プロモーションには高い即効性というメリットがある反面、下記のようなデメリットもあるのです。
▼広告プロモーションの弱点
上記の弱点から、広告を使ったマーケティングは短期的には有効ではあるものの、長期的な集客には不向きなのが分かります。
その点、自然検索での集客を目的とするSEO対策であれば、継続的かつ長期的なサイト流入が見込めるうえ、PV数・CV数の向上にも繋がるのです。
大手に対抗するには、「広告プロモーション」と「SEO対策」を組み合わせて効果的な集客を目指しましょう。
▼マーケティング手法の使い分け
ECサイトのSEO対策を大きく分類すると、「基本編」「内部対策」「外部対策」の3つに分けられます。
この段落では、基本編として下記の2種類について見ていきましょう。
▼SEO対策の基本編
ECサイトにおけるキーワード選定で最も重視すべきは、コンバージョンが見込めるかどうか!商品またはサービスに直結する「商業系キーワード」が理想的です。
具体的には、下記の3点を満たしているキーワードが有力候補になります。
▼キーワード選定で重視すべき3つの基準
なお、全てのサイトに共通するキーワード選定の方法については、下記の記事で詳しく解説しておりますので、合わせて参考にして下さい。
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収益性の高いキーワードを効率的に選ぶには、下記の無料ツールを使うのが近道です。
▼キーワード選定に役立つ無料ツール
競合サイトを参考にする際に使用するツールは、「Ahrefs の Site Explorer」がおすすめです。
有料ではありますが、下記のようなメリットを踏まえると費用対効果の高い便利ツールとして定評があります。
▼Ahrefsのおすすめポイント
また、競合サイトで上位化に成功しているキーワードを避け、あえてTOP10から漏れているキーワードで上位化を狙うのも賢い方法です。
下記の基準が全て満たされているか、確認してみましょう。
▼選び方の基準
「メンズ Tシャツ」や「レディース サンダル」といったビックキーワードでは、大手に対抗できません。
なぜなら、Amazonや楽天市場などは「商品購入」に重点を置いたサイト構成になっているから。
つまり、小・中規模ECサイトが狙うべきは大手の弱点とも言える「情報収集」に特化したキーワードなのです。
| 「商品購入」に特化したKW | 「情報収集」に特化したKW | |
|---|---|---|
| キーワード例 | コート レディース | コート レディース 低身長 コーデ |
| Amazonや楽天市場 | 強い | 弱い |
| 小・中規模ECサイト | 弱い | 強い |
スマホ経由のEC市場規模は、日本に限らず世界中で拡大しています。
ユーザーの多くが「場所と時間を選ばない買い物」を望んでいのは、疑いようがありません。
だからこそ、Googleは2021年3月から全てのサイトを対象にモバイルファーストインデックス(IMF)の導入を決定したのでしょう。
つまり、スマホやタブレットなどのモバイル端末へ対応するモバイルフレンドリー化は、ECサイトにおけるSEO対策の必須条件になっているのです。
▼関連情報
内部対策は、ECサイトにとっても欠かせないSEO施策です。
この段落では、下記の5項目に分けて解説します。
▼SEOの内部対策
最適化されたディスクリプション(メタディスクリプション)は上位表示に直結しないものの、クリック率の改善にポジティブな影響を与えます。
検索ユーザーが最初に目にする文章ですから、ディスクリプションの良し悪しによってPV率が大きく変動するのです。
下記の条件を満たすことで、ディスクリプションが最適化されます。
▼ディスクリプションのポイント
▼関連情報
ECサイトのURL構成は、下記2種類のパターンが定番です。
▼URL構成のパターン
ただし、カテゴリ名を含めるとURLが長くなってしまいます。
ここで注目したいのが、クリック率の違い!短いURLは長いURLに比べてクリック率が2.5倍も高くなるのです。
ほとんどの海外ECサイトが商品キーワードのみでURLを構成しているのは、こういった調査結果をSEO対策に役立てているからでしょう。
▼SEOに有利なURLの作り方
物販やサービスを商材にしているECサイトでありがちなのが、重複コンテンツの問題です。
▼重複コンテンツが発生するケース
特に、Googleがパンダアップデートを導入して以降、重複コンテンツに対する判定が厳しくなっています。
▼重複コンテンツの対処法
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ECサイトでは、他のサイトに比べて画像を多く使用します。
ここで問題となるのが表示速度の低下!ユーザビリティはSEOに直結しますので、できるだけ画像を軽量化してページスピードを強化しておきましょう。
2021年6月16日にCore Web Vitalsを含めたページエクスペリエンスアップデートが実施されましたので、今後はより重視されるはずです。
▼ページスピードを強化する方法
さらに、Googleに対して画像の情報を正しく伝えることもSEO対策に繋がります。
▼Googleに画像情報を伝えるコツ
▼関連情報
せっかく購買意欲の高いユーザーが訪問してくれても、商品の購入ページまでの導線が複雑になっていては、あっという間に離脱され兼ねません。
訪問者がストレスなく購入したい商品が掲載されているページに辿りつけるよう、下記のような対策を講じておきましょう。
▼導線設計の工夫ポイント
続いて、ECサイト向けのSEO外部対策について解説します。
▼SEOの外部対策
外部サイトからの被リンクは、最も効果的なSEO対策としてGoogleからも推奨されています。
特に名の通った専門家からの被リンクは「このサイトは信用できるよ」と、お墨付きを貰ったようなモノ。
ただし、ブラックSEOとして自作自演の被リンクを設定する人が増えたため、Googleでは常に対抗措置を講じています。
低品質の被リンクが見つかると「上位表示する価値のないサイト」と見なされるため、逆効果になってしまうのです。
SEOに効果的な被リンクの獲得方法については、下記の記事を参照して下さい。
▼関連情報
手間いらずのプロモーションとしておすすめなのが、SNSボタンを設置する手法です。
TwitterやInstagramなどのSNSボタンを設置しておくことで、気に入ってくれたユーザーが家族や友人に拡散してくれる可能性があります。
自然発生的にサイテーションが獲得できるので、知名度だけでなく権威性・信憑性の向上を目的に導入しているケースが多いようです。
▼SNSの活用術
SNSによって異なるターゲット層・登録数については、下記の記事で詳しく解説しております。
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コンテンツ対策は、大手に負けないための「最大の対抗策」と言っても過言ではありません。
なぜなら、Amazonや楽天市場は扱っている商品数が膨大な分、どうしても商品販売だけに特化したコンテンツ内容になっているから。
そこで、「こんな使い方もあるよ」「モテ系のコーデ解説」といった情報提供をメインとしたコンテンツを発信することで、閲覧者の背中を押してあげることができるのです。
ここからは、具体的なコンテンツ対策について5項目に分けて解説します。
▼SEOのコンテンツ対策
ブログを新設する際はECサイトとの関連性が維持できるよう、既存サイトのドメイン配下にするのがコツです。
全く異なるドメインを新たに取得してから上位表示を目指すより、既存のドメインパワーを活用しましょう。
本サイトに紐づくドメインは「サブドメイン」と「サブディレクトリ」の2種類があります。
▼サブドメインとサブディレクトリの違い
当サイトのコラムでは「サブディレクトリ」を採用していますが、SEO効果の差はありません。
▼当社コラムのドメイン
▼関連情報
商品または提供しているサービスに関するブログ記事の方向性は、下記の3種類が主流です。
▼ブログ記事の方向性
利用者のニーズを満たす良質な記事であれば広告プロモーションのように短期で効果が薄れることもなく、長期的な集客が見込めます。
▼関連情報
記事のタイトルは、ユーザーの検索意図から導き出します。
重要なのは、タイトルと見出しに商品名などのメインキーワードを含めること。
ユーザーと検索エンジンの両方に対して正しい情報が伝わる分、クリック率が向上するのです。
▼タイトルにキーワードを含めるべき理由
▼関連情報
コンテンツマーケティングによってブログの集客に成功したからといって、直ぐに売上がアップする訳ではありません。
そもそも、ECサイトとブログとでは「目的や役割」が異なっているのです。
▼目的・役割の違い
下記の4ステップを経て、初めてCV率がアップするのです。
▼CVに至るまでの流れ
ブログを開設してから成果が上がるまで、半年ほどはかかるのが一般的です。
効果的にCV率アップをさせるには、ブログで商品を紹介しているLP(ライティングページ)に買い物カゴを模した「カートイン」の設置がおすすめです。
まずは、通常のリンクとカートインの効果について違いを比較してみましょう。
▼効果の違い
とはいえ、あまりに運営者側の意図があからさまだと、拒否反応や不安感を抱くユーザーも少なくありません。
離脱を防ぐには下記のような工夫が必要です。
▼カートインを導入する際のコツ
同じように、「Amazon Pay」をブログのLPに設置する方法も有効な手段です。
まずは、ユーザーの心理を比較してみましょう。
▼ユーザー心理の違い
そこで登場するのが、第三者が運営するサイトの決済画面に実装できる「Amazon Payボタン」です。
最大の特徴は、Amazonアカウントを使って個人経営のECサイトで商品が購入できるようになる、という点でしょう。
つまり、「Amazon Payボタン」の存在によってユーザーの心理的負担が和らぎ、普段なら購買アクションを起こさない知名度の低いECサイトでも、安心して買い物ができるようになるのです。
ここからは、ECサイトならではの注意点について、対処法と合わせてご紹介します。
▼SEO対策の注意点
特にありがちなのが、販売終了ページの増加です。
▼販売終了ページの増加する要因
ビジネスの性質上、ある程度は回避できないリスクとも言えますが、あまりに多いと検索順位の低下やユーザー離脱率の悪化など、サイト自体の信用が失われてしまいます。
販売ページは溜めずに対処しておきましょう。
▼対処法
ECサイトでは、クレジットカード番号や生年月日といったユーザーにとって秘匿性の高い個人情報を取り扱います。
だからこそ、ECサイトのセキュリティ強化に欠かせないのが、通信データを暗号化するSSL(Secure Sockets Layer)なのです。
すでにGoogleでは全サイトにSSL化を推奨していますので、忘れずに対応しておきましょう。
▼SSLの適用を確認する方法
▼関連記事
ECサイトのSEO対策は難易度が高いと思われがちですが、適切に対応することで大手に対抗することも可能です。
実際、売上を伸ばしている個人運営者も少なくありません。
何より、市場規模が急伸しているのですから、打てる手は全て打っておくべきでしょう。