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皆さんは自分が使用しているメールアドレスや運営しているWEBサイトがブラックリストに入ってしまう可能性について考えたことはあるでしょうか?
最近では、メールやWEBサイトを簡単に作成し利用運営出来ます。
しかし、簡単に利用出来てしまうが故に様々な落とし穴もあります。
今回は、そんな落とし穴の一つ「ブラックリスト」に関する理解を深めて
「ブラックリスト」に入らない為の対策と、「ブラックリスト」に入ってしまった時の為の解除方法を紹介したいと思います。
目次
IPアドレスとはInternet Protcol Adressの事です。
インターネットにおける住所のようなもので、WEBサイトもEメールもすべて住所が指定されています。
しかし、IPアドレスは数字が並んでいる為、視覚的に分かりにくいという問題があります。
それを解決するのがドメインです。
ドメインはDNS(Domain Name System)を経由する事でIPアドレスに変換されます。
現在のインターネットでは殆どのサービスでこの仕組が使われています。
設定次第では、1つのIPアドレスに対してドメインは複数設定出来ます。
ブラックリストとは、インターネット上の不正に使用されているであろうIPアドレスやドメインがリストアップされたものです。
このリストに乗ってしまうと、WEBサイトが検索エンジンに表示されなくなったり、メールが相手に届かないといった状態になります。
大きく分けると2種類に分かれます。
1種類目は、不正なウェブコンテンツの情報を収集、共有しているサービスの事を差します。
このサービスは世界中から不正と思われるウェブコンテンツのIPアドレスやドメインのリストを常に更新しています。
主なリストは以下です。
これらのリストはこのリスト単体としてはブラックリストとして機能はしていないのですが
様々なブラックリストのサービスがあり、そのサービス上でブラックリストとして使用されている為ブラックリストとして機能しているのです。
主なサービスは以下です。
2種類目は大手のメールプロバイダやインターネットプロバイダが独自に作っている不正なウェブコンテンツのドメイン・IPアドレスのリストです。
こちらは、上記で紹介したブラックリストと異なり独自にリストを作成しています。
その為、共通のリストから消えたとしてもこちらのリストには残ってしまう場合があります。
前項でブラックリストの対象がドメイン指定のものやIPアドレス指定のものがありました。
ドメイン指定のドメインブラックリストの場合、制限されるのは指定されたドメインのみです。
IPアドレス指定のIPアドレスブラックリストは、そのIPアドレスに属するすべてのドメインも制限されてしまいますので注意が必要です。
ブラックリストに入っているかの確認方法です。
まず、やらなければならないのはどの種類のブラックリストに入っているかの確認を行う事です。
ブラックリストの疑いがあるドメインのメールを利用していくつかのドメインの宛先にメールを送ってみましょう。
全てのドメインで制限されメールが届かないようであれば、提供されているブラックリストの可能性が高いです。
逆に、特定のドメインだけ制限されている場合は、独自に作成されたブラックリストの可能性が高いです。
以下のツールで疑いのあるドメイン・IPアドレスを調べてみましょう
届かないドメインの提供元を調べましょう。
ブラックリストの解除方法はサービス毎に異なりますが、大体対象のサービスの公式HPで解除申請を行う形となります。
独自でブラックリストを持っている大手メールプロバイダや携帯のキャリアはブラックリストの解除方法を公開していないです。
その為各社のガイドラインを確認し必要があれば問い合わせをする必要があるかもしれません。
ブラックリストに入るよくある原因以下になります。
この原因の中でも「大量のメールを一斉に送る」という点は、自分が意図していない場合でも発生する事があります。
それは、サーバーがウイルスに感染した場合や、設置している問い合わせフォームに攻撃を受けていた場合等です。
この場合、悪用され大量のメールを知らないうちに送付してしまう為
サーバーのセキュリティのレベルを高く保つ事が重要です。
問い合わせフォームの攻撃に関してはこちらの記事をどうぞ
ここまでブラックリストに関して述べてきましたが、解除方法を覚えておくことは大切ですが
一番重要なのはブラックリストに入らないことです。
提供されたブラックリストから解除出来たとしても、独自のブラックリストの解除方法を公開していない企業も多いです。
その為、サーバーのセキュリティをしっかりとし自衛していく事がブラックリストに対する一番の対策ではないかと考えます。