SNS広告おすすめ6選!LINE・YouTube・Twitter・Instagram・Facebook・TikTok
2021.01.27
通常のWeb広告に比べ、精度の高いターゲティングが魅力のSNS広告。とはいえ、SNSごとにユーザーの傾向や課金方法が異なるため、選び難いという方も多いようです。そこで今回は、6大SNS広告の特徴・課金方法・メリット・デメリットについてまとめてみました。
SNS広告とは?従来型Web広告との違い
まずは、「SNS広告」と「従来型Web広告」の違いについて見てみましょう。
▼SNS広告と従来型Web広告との違い
- SNS広告:行動を伴わないユーザーにも幅広く配信される「プッシュ型」
- リスティング広告やリターゲティング広告:検索など行動したユーザーだけに配信する「プル型」
従来のWeb広告は、商品販売やサービス利用に繋がりやすいユーザーをピンポイントで攻略できるのが強みです。
その反面、「商品の認知度が低い」「まだ悩みや問題点に気づいていない」といった、潜在顧客に配信されないのが難点でした。
そこで登場したのが「検索」や「サイト訪問」といったアクションを起こしていないユーザーにも届くSNS広告!特に「新規ユーザーを増やしたい!」という方に適しています。
SNS広告をおすすめする理由!メリット4つ
主なSNS広告は6種類ありますが、全てに共通しているのが下記のメリットです。
▼SNS広告のメリット4つ
- ターゲティングが細かく設定できる
- アクティブユーザー数のシェアが伸びている
- 顕在層だけでなく、潜在顧客にもアプローチできる
- 他の広告よりもユーザーに受け入れられやすい
おすすめ6大SNS広告!ユーザー数の比較
日本国内としてはLINEがダントツの1位ですが、世界的に見ればFacebookのユーザー数が際立っているのが分かります。
|
月間アクティブユーザー数(国内) |
月間アクティブユーザー数(世界) |
LINE |
8,600万 |
1.67億 |
YouTube |
6,200万 |
19億 |
Twitter |
4,500万 |
3.21億 |
Instagram |
3,300万 |
10億 |
Facebook |
2,800万 |
23.2億 |
TikTok |
950万 |
8億 |
LINE広告(ライン)のおすすめポイント
月間アクティブユーザー数8,600万人を誇る、国内で最も多くの方に利用されているLINE
より多くのユーザーに届くという点では、最も費用対効果の高いSNS広告と言えるでしょう。
LINE広告のターゲットと仕組み
年代・性別を問わず幅広いユーザーにアピールしたいなら、LINEへのSNS広告がおすすめです。
▼LINE広告のターゲット
- 主なユーザー層:10~60代/男女比1:1
- ユーザーの特徴:アクティブ率が高く、スマホ初心者から上級者まで幅広い
他のSNS広告よりも届くユーザー範囲が広いため、リーチの拡大が期待できます。
▼LINE広告の特徴
- 種類:LINE Ads Platform、LINE@(直接通知)、企業スタンプなど
- 掲載箇所:タイムライン/LINE NEWS/LINEショッピングなど
LINE広告の課金方法
LINE広告は2種類の課金方法から選べる仕組みになっています。
▼課金方法の種類
LINE広告のメリットとデメリット
LINE広告には、4つのメリットと3つのデメリットがあります。
▼LINEにSNS広告を掲載するメリット
- 国内最大規模のアクティブユーザーに広告を届けることができる
- 商品やサービスのジャンルを問わない
- 通信インフラとして利用している方が多いため、広告への注目度も高い
- 若い人にリーチしやすい
▼LINEにSNS広告を掲載するデメリット
- TwitterやFacebookと比べると、拡散性が低い
- ターゲティングが、細かく設定できない
- 審査通過のハードルが高いジャンルもある
LINE広告の詳しい解説は下記の記事でご確認ください。
YouTube動画広告(ユーチューブ)のおすすめポイント
月間アクティブユーザー数6,200万と、国内で2番目に多いYouTube。
年々シェアが右肩上りに伸びており、ターゲットを絞った広告戦略に適しています。
YouTube動画広告のターゲットと仕組み
動画配信のプラットホームとして不動の人気を誇っているYouTubeは、主に10~40代がメインターゲットになります。
▼YouTube広告のターゲット
- 主なユーザー層:10~20代90%以上/30~40代80%以上/50代64%/60代32%
- ユーザーの特徴:年齢層が幅広い
▼YouTube動画広告の種類
- インストリーム広告
- ディスカバリー広告
- バンパー広告
YouTube動画広告の課金方法
YouTube動画広告の課金方法は、下記の3種類から選べます。
▼課金方法の種類
YouTube動画広告のメリットとデメリット
ここでは、YouTube動画広告の代表的なメリットとデメリットをピックアップしてみました。
▼YouTube動画広告のメリット
- 視聴されなければ広告費が発生しないので、コスパが高い
- 好み、キーワード、時間帯などターゲットが細かく絞れる
- CTAボタンが設置できるので、Webサイトへの誘導が可能
- Google AdWordsと連携している
YouTube動画広告の審査は通常1営業日以内で完了しますが、数日~1週間ほど待たされるケースがあります。
また、たとえ不承認になったとしても修正後に再度審査を受けることは可能です。
▼YouTube動画広告のデメリット
- 動画を見てもらえるとは限らない
- 審査に時間がかかる場合もある
なお、YouTubeのSEO対策については下記の記事で詳しく解説しております。
月間アクティブユーザー数4,500万人と、国内で3番目に多くの方が利用しているTwitter。
内部に出稿するタイプのSNS広告で、若年層をターゲットにした販促やIT関連のサービス広告に向いています。
一日の平均ログイン回数が7回という事実からも分かる通り、ヘビーユーザーの多さからSNS広告を掲載する価値は十分にあります。
▼Twitter広告のターゲット
- 主なユーザー層:10〜30代/男女比1:1
- ユーザーの特徴:情報の拡散力、流動性が高い
特筆すべきは、他人の投稿を自分のタイムラインに掲載できる「リツイート機能」による効果でしょう。
拡散性だけでなく、即効性に優れているのも大きな魅力です。
▼Twitter広告の特徴
- 種類:プロモツイート(投稿の広告配信)、プロモトレンド(イベント告知)など3種類
- 掲載箇所:タイムライン上/おすすめユーザー欄/トレンドテーブル
費用はSNS広告の種類によって変動し、課金方法は下記の7種類から選べます。
▼課金方法の種類
- エンゲージメント課金
- フォロワー課金
- クリック数とコンバージョンに応じた課金
- アプリのインストール数または起動回数に応じた課金
- 動画再生課金1~3
Twitterで掲載されるSNS広告は一次拡散のみが課金の対象で、二次拡散の場合は費用が発生しません。
TwitterにSNS広告を掲載する前に、メリットとデメリットを把握しておきましょう。
▼TwitterにSNS広告を掲載するメリット
- 2次的な拡散に対する費用が無料
- 新規ユーザーにリーチしやすい
- CPC(クリック単価)が、リスティング広告よりも割安
▼TwitterにSNS広告を掲載するデメリット
- 誕生日が登録項目に含まれていないので、ターゲティング精度がFacebookより低い
- 非公式リツイートした他人のツイートが削除できない
Instagram広告(インスタグラム)のおすすめポイント
月間アクティブユーザー数3,300万のInstagramは、国内で4番目に普及しているSNSです。
Instagram広告のターゲットと仕組み
「インスタ映え」「フォトジェニック」といった新語が登場し、オシャレな若い女性をターゲットにしたSNS広告に需要があります。
▼Instagram広告のターゲット
- 主なユーザー層:10〜40代/男女比2:3
- ユーザーの特徴:写真がメインで、オシャレ意識の高い女性ユーザーが多い
Instagram広告には、Facebookと同じアルゴリズムが使われていおり、綿密なターゲティングも可能です。
▼Instagram広告の特徴
- 種類:インフィード、写真広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリー広告など
- 掲載箇所:タイムライン/ストーリーズなど
Instagram広告の課金方法
Instagram広告の課金方法は、下記の4種類に分かれています。
▼課金方法の種類
- クリック課金
- インプレッション課金
- インストール課金
- 動画再生課金
Instagram広告のメリットとデメリット
Instagram広告には、3つのメリットと2つのデメリットがあります。
▼InstagramにSNS広告を掲載するメリット
- アクティブユーザーが多く、成果に繋がりやすい
- 細かいターゲティングが可能
- 海外向けマーケティングにも適している
▼InstagramにSNS広告を掲載するデメリット
- シェア機能が無い分、FacebookやTwitterより拡散力が弱い
- インスタグラマーのみが対象なので、フォロワー数が増えるまで広告の効果が出ない
なお、Instagram広告については下記の記事でも詳しく解説しております。
Facebook広告(フェイスブック)のおすすめポイント
月間アクティブユーザー数2,800万のFacebookは、国内5位ながら世界的には圧倒的なシェアを誇っているSNSです。
Facebook広告のターゲットと仕組み
実名登録が基本なうえ、趣味・関心・行動といった全9種類の項目によって詳細なターゲティングに特化しているのがFacebookの強みです。
▼Facebook広告のターゲット
- 主なユーザー層:20〜50代/男女比1:1
- ユーザーの特徴:実名登録者、40代以上のユーザーが多い
▼Facebook広告の特徴
- 種類:インフィード、写真広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリー広告など
- 掲載箇所:ニュースフィード/メッセンジャー/オーディエンスネットワークなど
Facebook広告の課金方法
Facebook広告の課金方法は、下記の2種類があります。
▼課金方法の種類
認知度アップやリード獲得など、目的に合わせて入札できるのもFacebook広告ならではの特徴です。
Facebook広告のメリットとデメリット
Facebook広告には、5つのメリットと2つのデメリットがあります。
▼FacebookにSNS広告を掲載するメリット
- Instagramに配信が可能
- ターゲティング精度が高い
- 最低、100円から出稿が可能
- 広告フォーマットが豊富
- 低予算で始められる
▼FacebookにSNS広告を掲載するデメリット
- 10代の若年層ユーザーが減少している
- ターゲティングが細かい分、検証回数が増える
なお、facebook広告については下記の記事でも詳しく解説しております。
TikTok広告(ティックトック)のおすすめポイント
国内の月間アクティブユーザー数が950万人と少ない分、ライバルも少ないTikTok広告。
世界的には急激にユーザーが増えていますので、今の内に広告戦略を講じておくのも賢い方法です。
TikTok広告のターゲットと仕組み
TikTok広告は、ターゲットが10~20代と極端に若いのが特徴です。
▼TikTok広告のターゲット
- 主なユーザー層:10〜20代/女性65%/男性35%
- ユーザーの特徴:音楽と動画を組み合わせたコンテンツを好む若年層が多い
▼TikTok広告の特徴
TikTok広告の課金方法
TikTok広告の課金方法は、下記の4種類が用意されています。
▼課金方法の種類
- インプレッション課金型
- クリック課金型
- 期間契約型
- 再生課金型
特に近年では、広告主向けのプラットフォーム「TikTokAds」が注目を集めています。
TikTok広告のメリットとデメリット
TikTok広告には、4つのメリットと2つのデメリットがあります。
▼TikTokにSNS広告を掲載するメリット
- 他のSNS広告に比べて費用が安い
- ターゲティングが⾼精度
- AIによるユーザー配信の最適化
- 効果測定ツールつき
▼TikTokにSNS広告を掲載するデメリット
SNSに合ったSEO対策も重要
どんなに費用をかけてSNS広告を掲載しても、本来のSEO対策が伴っていなければ一時的な効果しか得られません。
まずは各SNSに適したSEO対策を講じ、なおかつ目的に合わせたSNS広告を選択しましょう。
まとめ
SNS広告は、即効性の高い集客方法として効果的な手段です。
とはいえ、ターゲットや適したジャンルがSNSごとに異なるのも事実。
まずはペルソナを明確にし、最も効果的な結果が得られるよう目的に合ったSNS広告を選びましょう。
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