サイテーションとは?得られるメリットや獲得方法を解説
2021.07.29
ネットで集客し顧客を得るためには、コンテンツの質を高めて、検索結果で上位表示を目指す必要があります。
コンテンツの質を高め、検索上位を目指すために欠かせないのがSEO対策です。
その中で新しく注目されているのが、サイテーションと呼ばれるSEO施策で、ローカルMEOとも関係が深いと言われています。
いったいどんなSEO施策なのでしょうか。
サイテーションってなに?
サイテーションとはネットで店舗やサービスがどれだけ言及されているか、つまりどれだけ話題になっているかを示すSEO指標です。
例えば、Aという飲食店で食事をしたとしましょう。
良い店舗だったので、あなたはSNSやブログで、「Aという店舗で食事をした。美味しかった。」という感想を述べて投稿したとします。
このようにネットでユーザーが店名などを出し紹介していることをサイテーションと言います。
サイテーションにはどんなものがあるのか
要は個人がそれぞれの媒体で投稿している口コミがサイテーションになるわけですが、サイテーションとして認識されるには、
- サイト、会社、個人、店舗といった名称
- 会社や店舗の電話番号や住所
- テキストURL(リンクが貼られていない)
上記3つの条件を満たしている必要があります。
特に重要なのは名前です。
例えば、店舗名が「スマートフォン」だったとしましょう。
利用者がSNSやブログで感想を投稿した際に、記載された店舗名が「スマホ」と略されている場合は、サイテーションとして認定されません。
サイテーションとして認定されるためには、店舗名が「スマートフォン」ならば、「スマートフォン」と正しく記載される必要があります。
以上の点から、効果的にサイテーションを獲得する場合は、名称をはじめから「スマホ」にするなど、ユーザーが覚えやすく、打ち込みやすい名称にしておくことが大切です。
被リンクとサイテーションの違い
被リンクとサイテーションの違いは下記の通りです。
- 被リンク:サイト同士がリンクで直接つながっている
- サイテーション:サイト同士がリンクなどでつながっていない
例えば、飲食店の紹介をしているサイトを閲覧し、「店舗名」や「サイトURL」をクリックしたらその店舗のサイトに移動した経験はありませんか?
これがいわゆるリンクです。
リンクには被リンクと内部リンクの2種類あり、リンクで繋がっているサイトがそれぞれ違うサイト同士の場合は被リンク、同じサイト内でのリンクの場合は内部リンクと言います。
反対に「店名」や「サイトURL」が記載されているだけで、リンクされていないものがサイテーションとなります。
被リンクとサイテーションだとSEO効果が高いのはどちらか?
結論を申せば、SEO効果は被リンクの方が高いです。
理由は簡単で、Googleが被リンクを評価の指標の1つにしているからです。
一昔前では被リンクの量が検索順位に影響していましたが、現在は量よりも質が重要視されています。
それでも昔から被リンクはSEO効果が高く、その有用性は現在も変わっていません。
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サイテーションと関係が深いMEO(ローカルSEO)
MEO(ローカルSEO)とは、Googleマップを対象にしたSEO対策です。
例えば、「焼肉」とGoogle検索したとしましょう。
この時、Googleマップとともに、焼き肉店の一覧が表示された経験はありませんか?
このマップ上での検索結果の順位を上位にあげるための施策が、ローカルSEO対策です。
店舗表示の順位判断は「店舗の知名度」が大きく影響するため、サイテーションの獲得量が多いと、店舗の知名度が高いとGoogleに認識され、順位アップにつながります。
以上の点から、サイテーションはローカルSEOと関係が深いと言えるでしょう。
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サイテーションを獲得するための方法とは?
では、具体的にサイテーションを獲得するためにはどうしたら良いのでしょうか。
- Googleマイビジネスへの登録
- ブログやSNSの作成・認知度のアップ
- 構造化マークアップ
主に上記3つの方法が適当だと言われています。
Googleマイビジネスへの登録
店舗や企業などであれば、Googleマイビジネスへ登録すると良いでしょう。
Googleマイビジネスに登録すると、Googleマップや検索結果画面に電話番号や住所といった詳細情報を表示することができるようになります。
そのため、ユーザーに正確な情報を多く提供でき、集客効果にもつながります。
無料で利用できるサービスですので、ぜひ活用して下さい。
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ブログやSNSの作成・認知度のアップ
近年はYouTubeを筆頭に、FacebookやTwitter、InstagramといったSNSの利用者は年々増加し、それに伴ってSNSからの流入数も増えています。
認知度を増やしサイテーションを獲得するためには、ブログやSNSは欠かせないツールといえるでしょう。
構造化マークアップ
構造化マークアップを適切に行うことも、サイテーションを得るには効果的です。
適切にマークアップを行うことで、検索エンジンに自分のサイトの情報を正確に伝えることができるようになります。
サイテーションを獲得するために必要な構造化マークアップとしては、「NAP」が挙げられます。
NAPとは下記3つの略です。
これらをルール通りの記載方法で記載することで、評価が統一され、効果的にサイテーションを獲得することが可能となります。
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サイテーションを獲得できているか調べる方法
サイテーションの獲得ができているかを確認する方法としては、下記3つがあります。
- Googleで検索する
- Googleサーチコンソールによるチェック
- Yahoo!リアルタイム検索によるチェック
1つずつ紹介していきます。
Googleで検索する
1つ目の方法はお馴染みのGoogle検索です。
「”サイト名” -site:調査サイトのドメイン」と打ち込んで検索することで、サイテーションの獲得状況を確認できます。
例えば、弊社のサイテーションを確認しようとするなら、
“ペコプラ” -site:pecopla.net
と検索することで、弊社のサイトを除外しペコプラという名称を文章などに使用しているサイトが表示されます。
Googleサーチコンソールによるチェック
Googleサーチコンソールを利用することで、どれくらいのユーザーがサイト名で検索しているかを見ることができます。
検索数だけでなく、訪問数などをチェックし分析することも可能です。
分析することでサイテーション獲得に向けて効果的な方法を取ることができるので、積極的に活用しましょう。
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Yahoo!リアルタイム検索によるチェック
Yahoo!リアルタイム検索を利用することで、TwitterやFacebookでサイテーションが獲得できているかを確認することが可能です。
SNSをよく利用される方は、
「あの店舗は良かった。」
「あそこの店員は態度が悪い。」
などの店舗やサービスに対しての投稿を見かけたことがあると思います。
冒頭でも触れたように、これらの投稿も条件さえ満たしておけばサイテーションとなるため、チェックしておくと良いでしょう。
サイテーションで得られるメリット
ここまでサイテーションについて解説してきました。
では、サイテーションで得られるメリットとはどのようなものなのでしょうか。
検索エンジンからの訪問アップが見込める
良いサイテーションを多く獲得することができれば、ローカルSEOにつながりGoogleマップの店舗一覧の上位に表示されます。
上位に表示されれば、下位に表示されている時よりユーザーの目に触れる回数が格段に高まり、サイト訪問者数を上げることが可能です。
サイトへの訪問者数が増えることで、結果Googleからの評価も上がる可能性があるため、サイトの検索順位の結果も上昇し、検索流入からの訪問者数上昇も期待できます。
ユーザビリティ向上につながる
構造化マークアップを行い、サイト内の情報を充実させることができれば、ユーザーが知りたい情報を提供でき、ユーザビリティの向上につながります。
またサイト内部構造を分かりやすく検索エンジンに伝えることができるので、Googleの評価も上がり、結果的に検索順位の上昇につながります。
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サイテーションで気を付けること
サイテーションが大切なことはお分かり頂けたと思います。
だからといって、闇雲に対策してはいけません。
この項目ではサイテーションを獲得するために気を付けるべきことを紹介します。
自分でレビューを行わない
要するに自作自演はご法度だということです。
不自然にレビューが増えると最悪の場合、Googleからの評価が下がり、ペナルティを食らってサイトが順位圏外に弾かれる可能性もあります。
石の上にも3年といいますが、良いレビューを増やすためには、良質なサービスを心掛け、少しずつ信頼を勝ち得ることが1番確実な近道です。
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否定的なレビューを消して回る
顧客を相手にしている以上、良いレビューだけではありません。
中には悪いレビューや厳しい事を書かれることもあると思いますが、消して回ることはおすすめしません。
消して回る時間があるのなら、どうやって良い口コミを増やすべきかを考えて、より良質なサービスを提供できるようにしましょう。
また、悪いレビューに対しても真摯に受け止め返答することで、レビューを見たユーザーへ好印象を与えることもできますので、いただいたレビューについてはできるだけ返答するように心がけましょう。
自然なサイテーションを実施しよう
サイテーションについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
サイテーションはGoogleから明確な発表がなされていないため、SEO効果を疑問視する声も多いですが、獲得して損をすることはありません。
ですので、サイテーションを獲得するために、しっかり対策を行いましょう。
しかし大切なことは、ユーザビリティが高く質の高いサービスやコンテンツを利用者に提供することです。
サイテーションはあくまで質の高いサービスやコンテンツを提供することで、徐々に獲得できるものですので、知名度向上ばかりを狙って自作自演したりしないようにしましょう。
ユーザー目線に立って行うことを忘れてはいけません。
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