ページ重複によるSEO評価のダウンを防ぐために有効な「canonical(カノニカル)」とは

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コンテンツSEO・コンテンツマーケティング
2019.09.05
ページ重複によるSEO評価のダウンを防ぐために有効な「canonical(カノニカル)」とは

URLの正規化のために必要不可欠な「canonical(カノニカル)」タグ。重複するページの中からどのページが正規のページであるかを検索エンジンのクローラーに伝え、重複コンテンツによる評価ダウンを防ぐことができる重要なタグの一つです。

しかし、canonicalは2009年に登場した比較的新しいHTMLタグのため、いまいち使いどころがわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、canonicalタグの使い方や301リダイレクトとの使い分けについてなど、canonicalタグを有効に利用する上で覚えておきたいポイントをご紹介します。

「canonical(カノニカル)」とは

「canonical(カノニカル)」とは、「URLの正規化」に使用するタグです。URLの正規化とは、複数の似たような情報を持つページの中から、指定したページが正規のページであるということを検索エンジンのクローラーに示すことです。

では、このcanonicalタグを使ってURLの正規化を行うことで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

情報が似ているページの中から最も重要なページを指定できる

canonicalタグを利用する際に、最も覚えておきたい使い方がこの使い方です。

canonicalは、ページのheadタグの中に

<link rel="canonical" href="http://sample.com/">
と記述することによって、タグ内に記述したURLのページ(先に挙げた例でいうhttp://sample.comの部分のことです)が正規のページであるということを示すことができます。

URLの正規化を行うことで、サイト内の似たような情報のページから検索結果に反映させたいページのみを検索クローラーに登録してもらうように指示することができます。この正規化によるメリットについては後ほど詳しく解説します。

情報が同じだがURLが異なる際の使用方法

一つのサイトの中に、同じ情報を含むページが複数ある場合にもcanonicalタグは有効です。

例えば、内容が同じスマホ用のページとPC用のページがあり、それぞれのページのURLが違うという場合には、canonicalタグとalternateタグを併用し、二つのページの情報をまとめて正規化すると良いでしょう。

詳しいことはGoogleのガイドで解説されています。
(参考URL:https://developers.google.com/search/mobile-sites/mobile-seo/separate-urls?hl=ja
また、canonicalとalternateを併用したURLの正規化については、弊社の過去コラムでも解説しています。詳しくは以下をご参照ください。

canonicalタグの意味とシステム化する上での注意点

「情報が似ている状態」とは?

canonicalタグは、「情報が似ているページ」の情報の重複による混乱を防ぎ、サイト訪問者の利便性を向上させるタグです。

では、ここでいう「情報が似ている状態」とはどのような状態を指すのでしょうか。

ZOZOTOWNの検索結果

(画像引用元:https://zozo.jp/category/bag/

こちらは、大手通販サイト「ZOZOTOWN」のバッグカテゴリの写真です。赤線で囲った部分には、同じブランドの同じ型のバッグの色違いが表示されています。バッグの色は違いますが、ブランドもバッグの型も製品名も同じものです。「情報が似ている状態」とは、このように基本的な情報が何もかも似通っている状態のことを指しています。

このように、同じような商品が色違い・型違いで登録されている場合、検索によって出てくるページをあらかじめcanonicalで指定しておくことで、情報の重複を防ぐことができます。

アニエスベーの黒いサコッシュ

(画像引用元:https://zozo.jp/shop/agnesb/goods/41016849/

検索で出てくるページには、黒のサコッシュが表示されました。

ページのソースを確認すると、このページがcanonicalで指定されていることが分かります。

ZOZOTOWNのサイトのソース画面

このように、基本情報が似通っているコンテンツをいくつかサイトに掲載したいという場合にも、canonicalは有効に使うことができるのです。

「canonical」を使うことによるメリット

前の項では、canonicalタグは情報が似ているページをまとめることができるタグである、という点について解説しました。

では、canonicalタグを使用することによって、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

パンダアップデートによる評価下降を防ぐことができる

パンダアップデートとは、中身のないコンテンツや重複コンテンツが多いページの評価を下げることで、そのようなページが検索上位に出てきづらいようにするというアップデートのことです。2011年に英語圏から始まり、日本でも2012年から導入されました。

重複コンテンツと見なされるページがサイト内に多くあると、パンダアップデートの評価基準に引っかかり、検索順位が下がってしまう可能性があります。

そこで、重複コンテンツと見なされそうなページの中からメインとなるページをあらかじめcanonicalで指定しておくと、クローラーはcanonicalに指定されたページのみをインデックスします。サイト内の優先してほしいページをcanonicalで指定することで、重複コンテンツと見なされることによるペナルティを回避することができます。

ユーザーに親切なサイトになる

canonicalでページを指定すると、正規化されたURLが優先的に検索結果にインデックスされます。そのため、検索でサイト内の同じようなページが検索結果にいくつも出てきてしまうということがなくなり、検索から訪れるユーザーにとって親切なサイトになります。

先ほどのZOZOTOWNのバッグも、検索結果には黒いバッグが優先して表示されました。優先して表示したい項目を指定することで、検索からサイトに訪れるユーザーにとって見やすいサイトになるのです。

「301リダイレクト」とは何が違うのか

「301リダイレクト」とは、指定したURLにアクセスした訪問者を転移させるための転送用コードです。

どちらもURLの正規化によく使われますが、301リダイレクトとcanonicalの大きく異なる点は、301リダイレクトの場合は「転送を指定した元のページの閲覧ができない」という点です。

canonicalはクローラーへの提案に使われるタグなので、canonicalに指定してあるURL以外のページも閲覧することができます。一方、301リダイレクトは転送指定先へと強制的に訪問者を転移させるので、転送元のサイトのコンテンツの閲覧はできません。

複数のよく似たコンテンツを一つのURLで代表して正規化したいときはcanonical、コンテンツごとURLを統合したい場合は301リダイレクトを使用すると良いでしょう。

「canonical」の適切な使い方

canonicalはURLの正規化に非常に有効なタグですが、使い方を誤ってしまうとSEOに逆効果になってしまうことがあります。

canonicalを適切に使うためには、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。

使い方を間違えると逆効果に

canonicalは、headタグ内に記述し、URL指定は一つしか設定することができません。bodyタグに記述したり、いくつかのURLをcanonicalで指定したりしても、URLを正規化する効果はありませんので注意が必要です。

また、このような誤った使い方をすると、重複コンテンツのURLを正規化することができないため、サイトの検索順位に悪影響可能性があります。canonicalタグを使用する際は、タグの使い方をしっかりと確認し、間違いやミスがないか確認しながら使用するようにしましょう。

ユーザーの利便性を考えて適切に使い分けを

また、canonicalタグよりも301リダイレクトを使用したほうがよい場面もあります。例えば、URLに「www」がついているURLとついていないURLのどちらにアクセスしても同じコンテンツが表示されるサイトがある場合、canonicalでURLを正規化するよりも、301リダイレクトで正規のURLへ転送したほうが便利です。

wwwがついていない方を正規のURLとした場合、wwwがついているURLにアクセスした訪問者を301リダイレクトでwwwなしのURLに転送する、という仕組みにしたほうが、訪問者には親切な仕様になります。

コンテンツの内容が変わらず、サイトのドメインやアドレスだけを丸ごと統合したいという場合は、canonicalタグよりも301リダイレクトを設定したほうが親切になることがあります。ユーザーの利便性を第一に考えてサイトを構築することが大切です。

まとめ

canonicalタグは、コンテンツの重複や似ているページ情報を統合してくれる非常に便利なタグです。

canonicalタグを有効に利用することで、情報やコンテンツの重複によるペナルティを回避しながら、検索でサイトに訪れるユーザーにとっても親切なサイトを作ることができるようになります。

サイト運営をしていると、どうしても似たようなテーマや商品を取り扱う機会が出てきてしまいます。そのようなときにこそ、canonicalタグの真価が発揮されると考えて良いでしょう。

 

 

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