SEO的に危険な被リンクとは?よく見るNGリンクについてまとめてみました

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2018.01.18
SEO的に危険な被リンクとは?よく見るNGリンクについてまとめてみました

今回はSEO的に危険な被リンクとはどのような被リンクなのかについてお伝えしたいと思います。
最近でもたまに見かけるのですが、お客様のサイトがGoogleの「手動による対策」によって、本来の順位よりも下げられてしまっているということがございます。
もちろん、弊社の施策によってそのような状態になったのではなく、それまでの別の業者の施策によってペナルティを受けている状態になっていることがございます。

内部的な要因でペナルティになっている場合もございますが、被リンクが原因のペナルティの場合の解決方法としては、Googleが不正としている被リンクを削除もしくはリンクの否認ツールで否認し、被リンクをキレイな状態にしてあげることで解決することができます。
では、どのような被リンクは問題なく、どのような被リンクはNGなのかについてご紹介致します。

※Google Search Consoleの【検索トラフィック】>【手動による対策】をご確認いただくと、Googleから手動ペナルティを受けているかどうかを確認することができます。

NGリンクに見られる特徴

NGリンクですが、以下のパターンにあてはまるリンクはペナルティになる可能性が高いリンクと考えています。

  • アンカーテキストが同一
  • ワードサラダ
  • 無料のリンク集/相互リンク集
  • 1ページからの大量の発リンク
  • コメント欄からのリンク
  • フッターなどからの共通リンク
  • 関連性のない記事からのリンク
  • 自動的に生成されるコンテンツからのリンク
  • コピーコンテンツで作られたリンク
  • ヨミサーチを利用したリンク集

アンカーテキストが同一

アンカーテキストとは、リンクが貼られている文字列のことをいいます。(クリックできる文字のことです)
NGリンクの場合、複数のサイトから同じアンカーテキストでリンクされています。
被リンクサイトをチェックした際に、同じアンカーテキストが散見される場合はNGリンクの可能性が高いので注意してください。
特に不自然な形(例えば「古着 買取」などスペースが入っているアンカーテキストは怪しいです)の場合はほぼ確定です。

アンカーテキストが同一

アンカーテキストについては下記の記事でも解説しています。

ワードサラダ

ワードサラダとは、文法は合っているが意味がめちゃくちゃの文章の事をいいます。
プログラムがランダムで文章をつなぎ合わせているため、このような文章が作られてしまいますが、一昔前の手法となり今行っている人はいないと思います。
その作成した文章内にリンクを埋め込み、順位を上げたいサイトにリンクを貼るという手法となります。
Wikipediaに文章の例などありますので、ワードサラダがどのようなものか確認してみてください。
参考サイト:ワードサラダとは

無料のリンク集/相互リンク集

カテゴリが精査されていない無料で誰でも登録できるリンク集や相互リンク集からのリンクはNGリンクの可能性が高いです。
Googleは検索ユーザーにとって有益な情報かどうかということを重要視していますので、評価されないリンクとして処理されていると考えられます。
また、Googleのヘルプにも「過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。」という表記があります。
プラスにもマイナスにも働いていないと思いますが、手動ペナルティの通知が来たら念のためリンクの否認をしておくことをオススメします。
参考サイト:Googleヘルプ「リンク プログラム」

相互リンク集1

1ページからの大量の発リンク

このタイプのリンクはSEO業者のリンクによく見られるのですが、1つのページ内にカテゴリがバラバラの関連性のない大量の発リンクがあります。
無料で作成できるブログで行われることが多いため、自社サイトに無料ブログからのリンクが貼られている時は、自然に貼られているリンクかどうかチェックしてください。

1ページからの大量の発リンク

コメント欄からのリンク

こちらはコメントを自由に投稿できるページによく見られるリンクになります。
無料ブログなどもそうですが、その記事に対してコメントを投稿する際に順位を上げたいサイトへのリンクも設置する形になります。
最近はブログの管理人が承認しないとコメントが表示されないタイプのものが多いため見かけることは少ないですが、以前は多く見受けられるNGリンクでした。

コメント欄からのリンク

フッターなどからの共通リンク

こちらのリンクはNGリンクというよりは、評価がほとんどされないリンクとなります。
Webページには、全ページで共通の内容が入っている箇所があります。サイトによって少し異なりますが、基本的にはメインコンテンツ以外の部分はほぼ同じ内容となっています。
ヘッダー、サイド、フッターなどは同じ内容であることが多いです。
例えば全部で100ページのサイトのフッター部分からリンクを貼られたとすると、リンクを設置されたサイトは100件リンクを得ることができます。
通常、100件のリンクは簡単に獲得できる件数ではないですが、この方法であれば簡単に100件のリンクを得ることができます。
100件ものリンクを獲得できたので、順位上昇を期待してしまいますが、同一ドメインからの大量リンクはGoogleは高く評価してくれませんため、順位が上昇することはありません。
そのため、フッターなどからの共通リンクはマイナス評価になることはないですが、プラスにもなっていないことが多いです。
ただ、全く関連性のないサイトの共通部分からのリンクはマイナス評価されている可能性がありますので、削除もしくはリンクの否認を行っていただいた方がいいです。

フッターなどからの共通リンク

関連性のない記事からのリンク

パッと見では問題のなさそうに見えるリンクですが、リンクが貼られているページに書かれている内容を読んでみるとリンク先の内容とは全く関連性のない文章が書かれていることがあります。
以前はSEO業者などに依頼するとこのパターンのリンクが多く見受けられましたが、今ではこのタイプのリンクで施策しているところは非常に少ないと思います。(効果がないため)
少なくなっているだけでなくなってはいないので、今でもたまに目にすることがあるリンクです。
このようなリンクは最悪の場合、影響がないだけでなくサイトの評価を下げてしまう可能性がありますので、リンクを削除するかリンクの否認を申請してください。

関連性のない記事からのリンク

自動的に生成されるコンテンツからのリンク

自動的に生成されるコンテンツとは、例えば海外のサイトから文章を持ってきて、それを自動翻訳ツールで日本語に翻訳しページを作成するという工程を全てプログラムで自動的に自動で行い、大量のページを作り、それらのページにリンクを設置するという方法などがこのリンクに当てはまります。
当然ですが、自動翻訳ツールで翻訳された文章は人間が読むとおかしな内容になっているため、このようなリンクもGoogleからは評価されません。

コピーコンテンツで作られたリンク

こちらも上記の自動生成コンテンツに近いのですが、プログラムや手動で他のサイトに書かれている文章を盗用し、サイトを作り、そこにリンクを設置するというやり方になります。
Googleは重複コンテンツは評価しませんため、もちろんこのやり方でのリンクで順位が上がることはなく、むしろマイナス評価をされてしまう危険性がございます。
さらに、文章の盗用は普通に著作権の侵害となり犯罪行為となりますため、行う人もリスクがあるやり方となります。

ヨミサーチを利用したリンク集

ヨミ・サーチとは、ディレクトリ型検索エンジンのことになります。プログラムが配布されていますため簡単に自分のサイトに設置することができます。
このサービス自体は問題ないのですが、このサービスを利用することで簡単に相互リンクサイトが作れてしまうことが問題となります。
以前は多くの人が利用してリンクを得ていましたが、今はそのような方はなかなか見かけることがなくなりました。
勘違いしていただきたくないのは、ヨミ・サーチのサービスが悪いのでなくそれを悪用したリンクがNGということになります。

ヨミサーチを利用したリンク集

さらに厳密なチェック!

ここまで代表的なNGリンクについてご紹介してきましたが、さらにより踏み込んだところまでチェックする方法についてもお伝えしたいと思います。

被リンクサイトの過去の状態

通常は被リンクサイトの現状だけチェックし、問題のあるリンクかどうか判断するのですが、更に1歩踏み込みそのリンクの過去の状態まで確認することで厳密なチェックをすることができます。
過去の状態を確認するには、インターネットアーカイブを使います。
こちらのサービスを利用することで、被リンクサイトが過去にどのようなサイトであったかを確認することができます。(全てのサイトが見れるわけではないです。)
過去の状態が、上記で紹介したようなNGリンクであった場合、現状に問題がなくてもGoogleからは評価されないリンク、もしくはマイナス評価となってしまうリンクである可能性がございます。
オールドドメインを使用したリンクである場合は、特にこのチェックが役に立つかと思います。
ちなみに、弊社でオールドドメインを取得する際はだいたいチェックするドメインの40%ほどしか使用可能なものがございませんため、多くのオールドドメインはNGリンクに該当する可能性がございます。

まとめ

今回は、検索順位を下落させてしまう可能性のある危険なリンクについてご紹介させていただきました。

自分のサイトに貼られているリンク一覧は、Google Search Consoleよりダウンロードすることができます。
まだ、Search Consoleに登録していないという方はこの機会に是非登録してみてください。
Google Search Console

登録後はすぐにはダウンロードすることができませんので、何日かあけてから再度ログインしていただくとリンク一覧をダウンロードすることができます。
場所は以下となります。

メニュー【検索トラフィック】 > 【サイトへのリンク】 > 【詳細】 > 【最新のリンクをダウンロードする】

その他にも、有料サービスとなりますが、マジェスティックSEOAhrefsOpen Site Explorerなど、被リンクを確認できるツールがあります。
Search Consoleのリンク一覧はそのサイトに貼られている被リンク全てではないので、確実に調べたいという方は上記のようなツールも利用されることをオススメします。

リンク一覧をダウンロードしてからは、ブラウザで確認し今回紹介したようなリンクがあったら削除もしくはリンクの否認ツールで否認してください。
上記のようなリンクを全て否認できれば、大抵の場合は手動ペナルティなどは解除してもらえます。
一番はそうならないのがいいのですが。
なってしまった場合は参考にしてみてください。

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