SEO対策で覚えておくべき用語「YMYL」について解説!

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2017.09.29
seosearch
YMYLという言葉を耳にしたことはありますか?

SEO対策を行っている、もしくはご興味のある方ならぜひ知っておきたい言葉です。
今回はYMYLについて、実際の検索例を交えながら解説していきます。

YMYLとは?

YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、検索の評価基準をまとめた 「検索品質評価ガイドライン」の項目の一つとして登場しています。

Googleでは、金銭や生活に関するコンテンツの質を重要視し、信ぴょう性がない場合は評価を厳しくするという考えを持っています。

具体的なコンテンツ例は下記の通りです。
• ショッピングや金銭の取引に関するもの
• 投資や税金、家の購入など資産運用に関するもの
• 医療、健康関連
• 政治や法律、新しい科学技術
• その他養子縁組、車の安全性など

引用:https://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf
評価基準が厳しい理由は、Googleの基本方針として
「ユーザーの利便性を最優先すること」「だますようなことをしてはいけない」という考えがあるためです。

金銭や生活は暮らしの大部分を占めているため、間違った情報があると、不幸になったり命に影響を及ぼしたりする可能性があります。
そのため、信頼性のないサイトは評価を下げられてしまうのです。

日本語検索の品質向上とYMYLとの関連性

2017年2月3日、Googleが日本語検索のアルゴリズムを更新したことを発表しました。

更新の背景には、信ぴょう性のない医療情報をまとめたキュレーションサイト「WELQ」が関わっています。「WELQ」問題に関しては記憶に残っている方も多いことでしょう。

WELQの問題点としては下記が挙げられています。

・他サイトの写真や記事を無断で引用している
・専門知識のないライターに大量に作成依頼している
・正しい情報かどうか調査せずに掲載している
・WELQ側が責任を持たず、ライター側に罪を擦り付けている

引用:http://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20161212-OYT8T50096.html
上記の問題点を解決するために、Googleはキュレーションサイトの評価を下げ
専門性(Expertise)・権威(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness) のない低品質なサイトを下位に、品質の高いサイトを上位に表示させる、という対策を行いました。

YMYLの概念は2013年頃からありましたが、WELQ問題をきっかけにYMYLの品質の高さがより求められるようになったのです。

YMYLのジャンルを検索してみる

では、実際にYMYLの対象となっているジャンルを検索してみましょう。Googleの品質向上通り、信ぴょう性のあるサイトが上位に位置しているのでしょうか。
9/20に信頼性系に関連したアルゴリズムの調整がありましたが、実際にどのようなサイトが表示されるようになったのか、見ていきましょう。

「不動産投資」で検索してみた

不動産投資検索結果の前半 不動産投資検索結果の後半
1位は不動産投資事業を行っている企業で、不動産投資の失敗例について書かれています。不動産会社のサイトは2位の「ラルズネット」、3位の「楽待」、6位の「健美家」のみで残りは不動産投資に関するコラムが表示されています。

不動産投資というと物件や不動産会社などが並ぶと思われましたが、サジェストに「不動産投資 失敗例」と表示されることから、不動産投資の物件を見るよりは「事前に失敗例を学んでおきたい」というニーズが多いのではないかと予想できます。
不動産投資サジェスト
また、1位のサイトでは失敗例以外にも、不動産投資に関する基本情報、メリットやリスク、セミナーや相談会の案内など様々なリンクが貼られており、他サイトより情報量が豊富であることが分かりました。不動産投資に関する物件情報だけでなく、それに関連したコラムやリスクなどを盛り込んだサイトの方が上位化しやすいのではないかと考えられます。

「子ども 発熱」で検索してみた

子ども 発熱検索結果の前半
こちらは1位に育児関連のキュレーションサイト「こそだてハック」が位置しています。
2位~5位は病院やクリニックなど、医療機関のサイトが並んでいます。
子ども 発熱検索結果の後半
6~10位までを見ていきましょう。7位におなじくキュレーションサイトである「いしゃまち」、10位にアフィリエイトサイトの「ちゃんとしたブログ」が表示されています。
「こそだてハック」「いしゃまち」は医師監修のもとで作成されていますが、「ちゃんとしたブログ」は特に記載がありませんでした。

キュレーションサイトは日本語検索のアルゴリズム更新により一時下落が見られたものの、現在は「こそだてハック」や「いしゃまち」といったWELQに類似したサイトが未だ上位に位置しています。要因としては、前述の不動産投資と同じく、コラムの豊富さにあるのではないかと考えられます。

実際、「こそだてハック」では妊活から子育て、「いしゃまち」では体の部位別や診療科目、薬の効果など医療に関連した情報、「ちゃんとしたブログ」ではWebや家電、勉強や食など生活全般に関する情報が掲載されています。ただ、全体的に見れば発熱の原因や発熱に関連した病気の種類などが載っているサイトが多く、説明が詳細かつわかりやすくまとめられたサイトが上位に位置しているという印象を受けました。

今回は2つのキーワードを検索してみましたが、公的なサイトや医師が監修したサイトが全て上位にあるとは限らず、キュレーションサイトは完全に消えたわけではないことがお分かりいただけたかと思います。

今後は信ぴょう性のある公的サイト、もしくは専門性に特化しているだけでなくそれに関連したリンクを多く載せたサイトが高い評価を受けやすい傾向にあるのではないかと考えられます。

YMYL系のコンテンツで上位化するために守るべきポイント

では、YMYL系のコンテンツを作成する際、上位化を図るにはどのような対策を取るべきなのでしょうか。
ヒントとしては、「日本語検索の品質向上とYMYLとの関連性」にて取り上げた、専門性(Expertise)・権威(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)を守ることがカギとなります。

コンテンツの内容をアバウトにせずユーザーが欲しいと思う記事を作成する

良いコンテンツというのは、サイトの見た目だけでなく中身の文章にも気を遣う必要があります。

例えば、ユーザーが「不動産投資に必要な手続き」について知りたくて検索したのに、内容がアバウトすぎて結局何の手続きをすればよいのか分からない、というサイトが表示されたらどう感じるでしょうか。

時間の無駄になるし、他のサイトへ再度アクセスする必要が出てしまいます。顧客を逃さない為にも、契約前の準備から完了まで細かく説明できるような内容にしましょう。

まとめサイトのような、信ぴょう性の低いところから引用しない

コンテンツを作成する際、自分の知識で作成できるなら問題ないですが、大抵の場合は様々な資料に目を通したうえで作成することと思われます。参考サイト、データやグラフ、文献などの資料を読む場合は、その資料が引用できるレベルなのかどうか確認しておきましょう。

参考にすべきサイトとしては、国税局や保健所といった公的なサイトが当てはまるでしょう。ただし、引用ばかりしてしまうとコピーコンテンツとみなされてしまうため、あくまで参考程度にし自身の言葉で作成することが大切です。

また、記事をライターに外注する際も注意が必要です。信頼のある情報を元にして記事を作成しているのか、説明している文章に根拠はあるのかなどをしっかりチェックしたうえで、サイトに掲載するようにしてください。

まとめ

SEO対策に役立つ知識の一つとして、今回はYMYLについて取り上げました。
もし、自社のコンテンツでYMYL対象のジャンルに当てはまる方は、今一度コンテンツ内容を見直してみてください。

どのコンテンツにも言えることですが、内容の薄い記事やコピーコンテンツで上位化することは困難です。アルゴリズムは日々更新され、大きな順位変動が起こる可能性は十分あります。

実際、キュレーションサイトや公的ではない民間のサイトが上位に位置しています。上位化するためのポイントを守ったとしても必ず上位化できるとは限りませんが、大切なのはユーザーに必要とされている情報か、オリジナルかつ信頼性のあるコンテンツになっているかなどを常にチェックし、継続的にSEO対策を行っていくことではないかと思います。

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