SEOライティングの基本を徹底解説!事前準備から記事作成まで詳しく解説します

SEO対策
コンテンツSEO
2021.03.17
SEOライティングのイメージ画像

SEOライティングをする上で絶対に欠かせない考え方が「ユーザーファースト」です。

この前提を忘れて利益第一のコンテンツを作成していると、ユーザーからもGoogleからも評価されず一向に上位表示が出来ません。

まずは基本の姿勢を理解した上でユーザーとGoogleの両方から評価される記事の作り方を実際の手順に沿って解説します。

SEOライティングの前提となる考え方

SEOライティングのコツを理解するには、前提として絶対に無視できない考え方が2つあります。

  1. ユーザーファースト
  2. Googleは騙せない

この2点を抜きにSEOライティングを行うと一向にGoogleからもユーザーからも評価されずに、集客や売り上げに繋がっていきません。
基本の「き」として頭にとどめておいて下さい。

ユーザーファースト

ユーザーファーストとはSEOライティングにおいて、自社の利益よりもまずはサイトに訪れるユーザーのためを第一に考えてコンテンツを作成すること。

ひょっとするとユーザーファーストという言葉自体は聞いたことがある、という方も多いかもしれません。
ユーザーファーストはSEO対策を進めていく中で基礎中の基礎ながら、実は一番おろそかにしてはいけないキーワードです。

Googleの公式ページ掲載の「Google が掲げる 10 の事実」、1つ目の項目は「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」

SEOというのはGoogleが提供する検索エンジンにいかに対応していくか、ですのでGoogleが根本に掲げている信念に則ってコンテンツを作っていくことがGoogleから評価される近道になります。

そしてGoogleから評価されるにはまずユーザーに焦点を絞ること。
ユーザーファーストこそがSEOライティングに欠かせない姿勢です。

Googleは騙せない

かつてのSEOではGoogleやユーザーを欺いて検索順位を上げるブラックハットSEOと呼ばれる手法が横行しました。
しかし時が経ち、Googleのコアアルゴリズムがアップデートを重ねるうちに小手先の騙し技は通用しないようになりました。

ユーザーファーストにも通ずる考え方ですが、SEOには真摯に向き合う必要があります。

Google が掲げる 10 の事実の第10箇条は「すばらしいでは足りない」。
そこからも分かる通り、コンテンツを作成する際は、自己の利益ではなく、ユーザーファーストでコンテンツを作成し、現状に満足せず、さらにユーザーにとって有益なコンテンツとなるよう意識しなければいけません。

ユーザーのすばらしいを超えるコンテンツを作成しましょう。
この記事ではそのために必要なポイントを記事を作成する順番に沿って解説していきます。

SEOライティングの質を上げる事前準備

質の高いSEOライティングをするには、事前準備が欠かせません。

いきなり文字を書き始めると、ユーザーに求められている情報や情報を提供する優先順位があやふやになってしまいかねません。
結果として検索結果で上位表示されにくい記事が出来上がってしまいます。

せっかく手間暇かけて作成したコンテンツが評価されない状況を避けるには、以下の3つの事前準備をしておきましょう。

  1. 競合調査
  2. 検索意図の想定
  3. 見出し構成の作成

競合調査

SEOライティングの事前準備で行う競合調査とは、狙っているクエリで検索した際に1ページ目に表示されている記事についてリサーチすることです。
1ページ目というのはあくまで目安で、2ページや3ページ目以降まで調査する人もいます。

競合調査で最低限確認したいのは以下の点。

  • 競合記事の主な内容
  • タイトル・ディスクリプション
  • 見出し構成
  • 文字数

これらの要素から競合記事のターゲットはどんな人か、そしてクエリに対してどんな記事であれば現状のGoogleから評価され上位表示できるのかを読み解きます。
この一連の調査の中でSEOで重要視されるユーザーの検索意図もある程度想定できます。

検索意図の想定

検索意図とはユーザーがそのクエリで検索する具体的な目的のこと。

例えば、「オムライス 作り方」というクエリであればもちろん「オムライスの作り方を知りたい」というのがユーザーの顕在的なニーズです。

しかし一言に作り方を知りたいと言っても、このニーズを深掘りしていくと「オムライスの材料やレシピ、美味しく作るための調理方法が知りたい」など具体的なニーズが見えてきます。
これが検索意図です。

にも関わらず「オムライスは卵と牛乳、塩を混ぜてフライパンで熱し、チキンライスを包んで完成です。」というような記事を作ってもユーザーの検索意図に充分にマッチしたコンテンツとは言えません。

ユーザーの持っている検索意図と想定がずれるとユーザーから評価されない記事になってしまいます。

正しく検索意図を想定してSEOライティングに望むことの重要性が伝わったでしょうか。
検索意図の想定精度を上げることがユーザーファーストに直結すると言っても過言ではありません。

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見出し構成の作成

検索意図が想定できたら、SEOライティングをしていく上で記事の骨格となる見出し構成を作成します。

見出し構成とはh2やh3タグなどを使い、段落ごとの内容をまとめたもの。
ユーザーに記事の流れを示すとともに、Googleにも記事の構成や内容を伝える役目を果たします。

見出し構成の順番は基本的にユーザーの検索意図に沿って進め、ユーザーの検索意図に対する解を第一見出しに設定します。
第二見出し以降では検索意図を満たしたユーザーが知っておくとさらに役立つ情報を提供しましょう。

ユーザーファーストで記事を作成していくのがSEOライティングの基本です。

ここまで事前準備ができれば実際にSEOライティングに取り掛かっていきます。
SEOで評価されやすい見出しの付け方から順を追ってSEOライティングのポイントを解説します。

SEOライティングのポイント

Googleやユーザーに評価されやすいSEOライティングのポイントは、取り掛かる順番に並べると下記の通り。

  1. 見出し構成
  2. 文章の書き方
  3. タイトルの付け方
  4. ディスクリプションの書き方

全部で4つのポイントについて、意識すべき内容を解説します。

見出し構成

評価されやすい見出し構成を作るには4つのポイントを意識しましょう。

  1. 見出しだけで記事の内容が理解できること
  2. 簡潔に見出し以下の内容を伝えること
  3. その記事で上位表示を狙うキーワードをなるべく見出しに含むこと
  4. かと言って不自然に詰め込みすぎないこと

それぞれのポイントの目的や効果を以下でお伝えします。

見出しだけで内容が理解できる

見出しだけで記事の内容が理解できれば、ユーザーにとって有益な記事か判断しやすくなります。

有益な記事と判断し詳しい内容を知りたいと思ってもらうことで記事をしっかり読んでもらう心理的な土俵ができるのです。

世の中の多くの記事の冒頭に見出しタイトルを一覧表示した「目次」が設置してあるのはこのためです。

また目次を設置することで、ユーザーにとって必要な情報の箇所だけを読んでもらうこともできます。
目次のSEO効果と導入方法は以下の記事を参考にしてください。

見出しだけで記事の内容を理解させるとは言え、文章のように長くなってしまうのは好ましくありません。

簡潔に伝える

見出しタイトルはなるべく簡潔に見出し以下の段落の内容を伝えられるようにしましょう。
簡潔に少ない文字数で伝える見出しタイトルには2つの側面からメリットがあります。

  • ユーザーが理解しやすい
  • 検索結果に表示された際に全文表示されやすい

長すぎる見出しよりもなるべく簡潔に設定するよう心がけましょう。

キーワードを含む

SEO評価でもなるべく見出しタイトルにキーワードを含めるのが効果的です。
Googleにとって、その記事がキーワードに関して書かれたコンテンツだと理解しやすくなるからです。

ただしむやみやたらにキーワードを含めるのはやめましょう。

キーワードを無理に詰め込まない

よくある間違いに全てのh2、h3見出しにキーワードを詰め込めば上位表示できるという考えがあります。
実はこれ、逆効果。

キーワードを使った量に比例してSEO評価が上がるわけではなく、あくまでユーザーファーストを重んじます。
ユーザーが不快や不自然に思うレベルの詰め込みは避け、あくまで自然な範囲でキーワードを含めましょう。

見出しが作成できたらいよいよ記事の本文のSEOライティングに入っていきます。

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文章の書き方

本文を書いていく上で大切なポイントは以下の4つです。

  1. 共起語を散らすこと
  2. PREP法に当てはめて書くこと
  3. 妥協しないこと
  4. リード文でユーザーを惹きつけること

共起語を散らす

記事全体で意識したいのは「共起語」を散りばめること。

共起語とはあるキーワードと同じ文脈で使われることの多い単語のこと。
例えば「サッカー」というキーワードであれば、「蹴る、ポジション、ゴールキーパー、W杯、審判」などが共起語に当たります。

共起語を記事中に散りばめることでユーザーが読みやすい文章になる上、Googleから信頼性や専門性の高い記事だと評価されやすくなります。
共起語の詳しい説明や調べ方は、下記の記事をご覧ください。

PREP法に当てはめて書く

ユーザーが理解しやすい文章を書くにはPREP法が効果的です。
PREP法とは「Point(結論), Reason(理由), Example(事例), Point(結論)」の略で、伝わりやすい文章の型として幅広く活用されています。

日本人は日常から結論を最後まで明かさない伝え方をしがちだと言われています。
話しのオチは最後に持っていきたくなりますよね。

しかし相手に伝わりやすい文章は結論ファーストが基本。ビジネスの場でも結論ファーストはよく聞く言葉です。

文章をどう書いていけばいいのかわからない方もPREP法を使えば、持っている情報を型に当てはめるだけ。
PREP法を活用してユーザーに伝わりやすい文章を書きましょう。

妥協しない

良質なコンテンツを作るには妥協しないことも大事です。

SEOライティングに慣れないうちは1記事に対してどこまでこだわって作ればいいのか、加減が分からないこともあるでしょう。

記事の作成に慣れないうちは何千文字も文章を書いて、画像を選んで、文字の装飾もして…とやることが多くて面倒になるかも知れません。

しかしSEOライティングは面倒くさいことをやった者勝ちの世界とも考えられます。
なぜなら面倒くさいことは競合サイトもやりたがらないから。

さらに言えば自分で調査・分析するのが面倒くさいから検索してくるユーザーもいます。
あなたが妥協せずに作ったコンテンツこそ、ユーザーにとって価値の高い情報かも知れません。

リード文でユーザーを惹きつける

記事の本文が書き終わったら、記事の目次前に表示する「リード文」と呼ばれる文章を書きましょう。

リード文は記事の入り口にあたり、多くのユーザーはリード文でその記事の内容や価値を評価します。

つまりリード文でユーザーを惹きつけられれば本文を読んでもらえる、反対に惹きつけられなければ離脱される可能性があるということ。
それだけリード文は重要なパートです。

リード文の書き方にはサイトによって様々なパターンがありますが、基本は以下の点を押さえましょう。

  • ユーザーの検索意図への簡潔なアンサー
  • ユーザーがその記事を読むメリットを感じさせる
  • キーワードを含む

1つ目、2つ目はユーザーが記事を読むことの理由づけ、3つ目はGoogleに対してそのキーワードについて書いている記事だと伝えるためです。

詳しくは下記の記事を参考にしてください。

リード文まで文章が書けたら、最後に通称「メタタグ(タイトル・ディスクリプション)」の設定を行います。

タイトルの付け方

タイトルはあなたの記事について知ってもらうための最初の入り口です。

簡潔に記事の内容を伝えるとともに、その記事をよむメリットの訴求まで出来るのが理想のタイトル。

タイトルの付け方として意識するのは以下の3点。

  1. キーワードを含めること
  2. キーワードはなるべく左寄せすること
  3. 文字数は28~32文字にすること

キーワードを含める

タイトルには狙っているキーワードを必ず含めましょう。
理由の1つは記事の内容をGoogleに伝えるため。
もう1つは検索ユーザーにその記事の内容がユーザーの検索意図を満たすことを伝えるためです。

ただしキーワードはただ含めるだけでは不十分です。

キーワードは左寄せが好ましい

SEO担当者によって意見は様々ですが、キーワードはタイトルの左側(先頭)に持ってきた方がクリック率が上がる傾向にあります。

ユーザーが検索結果に表示される数記事のタイトルだけをさらっと流し見した際に、最初の数文字だけを読んでそのタイトルの続きを読むか判断すると考えられるからです。

つまり、タイトルの左側にキーワードがあるとユーザー自身が検索したキーワードと一致する内容の記事なのではないかと判断されクリックされやすいということ。

キーワードの位置だけでそんなに変わるものかと思われるかもしれませんが、些細な改善だけで数字に数%の変化が現れるのがSEOの世界。
記事を作成した後もトライ&エラーは欠かせません。

文字数は28~32文字以内

タイトルの文字数は28〜32文字以内で設定しましょう。

検索結果に表示される際、上記の文字数以内なら途中で切れずに全文表示されやすいからです。

28~32文字以内としたのは場合によって表示される文字数に差があるから。

28文字なら多くの場合問題なく全文表示されるでしょう。
近年では32文字以上でも全文表示される場合もあり、Googleの検索エンジンがアップデートされると仕様が変わる可能性もあるため特定の文字数ならOKとは言えません。

設定して検索結果に表示されるようになったら、実際に表示を確認して微調整する作業も必要です。

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ディスクリプションの書き方

最後に、検索結果でタイトルの下に表示され、記事の内容を簡潔に表す「ディスクリプション」の書き方のポイントを3つお伝えします。

ディスクリプション

  1. キーワードを含めること
  2. 記事の内容を簡潔にまとめること
  3. ユーザーの興味を惹く内容にすること

キーワードを含める

タイトル同様の理由からディスクリプションにもキーワードを含めましょう。
SEO評価、ユーザー評価の両方にメリットがあります。
ディスクリプションで表示されるキーワードは検索結果上では太字で強調して表示されるため、キーワードを含めればその部分が目立ちユーザーの目を引きやすくなります。

記事の内容を簡潔にまとめる

ディスクリプションでは記事の内容を簡潔に説明しましょう。

ユーザーが記事の内容を知り、自分にとって価値のある記事かどうかを判断する材料になります。

タイトル同様に検索結果に表示される文字数には上限があります。
全文表示されるのを目指すなら、80~120文字程度でまとめるようにしましょう。

ユーザーの興味を惹く内容

ディスクリプションでもタイトル同様にユーザーの興味を惹くことが大切です。

タイトル・ディスクリプション次第で検索結果からのクリック率は何十%も変化します。
ユーザーが思わずクリックしたくなるような文言で記事をアピールしましょう。

ただし記事の本文にないことをディスクリプションに書くと、いざクリックしてくれてもすぐに離脱(記事から検索結果などの外部サイトへ移ってしまうこと)されるなど、ユーザー行動の質の低下を引き起こします。

その結果、記事のSEO評価が下がり検索順位も低下することに。
あくまで記事の内容をまとめながら、記事を読むとユーザーにどんなメリットがあるのかを訴求しましょう。

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これからのSEOライティング

Googleの検索エンジンは定期的にアップデートを繰り返し、サービスの改善を図っています。

その度にSEOで評価されるコンテンツの基準も変更されており、評価されるSEOライティングを行うにはGoogleのアップデート動向の把握が欠かせません。

その中でSEOライティング行う際に影響の大きい過去のアップデートと今後重要になるポイントを解説します。

BERTアップデートについて

2019年末頃に実施されたBERTアップデート。
Googleが検索クエリの解釈に対して自然言語処理の技術を導入したものです。

BERTアップデートによってこれまでの単語を組み合わせたクエリだけではなく、文章型のクエリに対してもより的確な検索結果を表示できるようになりました。

これによって小手先のキーワードを多く含んだ記事よりも、ユーザーの検索意図に沿って有益なコンテンツをAIにも理解しやすいように明快な文章で提供している記事の方が評価されやすくなりました。

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今後重要になるポイント

どれだけ検索アルゴリズムがアップデートしようとも、Googleが掲げる根本的な指標は変わりません。

「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」

ユーザーファーストを突き詰めて、ユーザーのニーズ解決のためのコンテンツを作る。
この意識は今後のSEOライティングにも欠かせないものだと思います。

まとめ

SEOライティングを行う上で欠かせない「前提条件」を踏まえて、記事を作成する順番に沿って事前準備や記事作成のポイント4つを解説しました。

有益なコンテンツを作るには、まずユーザーに焦点を当てること。

そうすれば、GoogleからのSEO評価はその後に自然とついてきます。

この記事で学んだことを活かして検索上位に表示される記事を作りアクセスや売上アップにつなげてください。

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