誤字脱字を確実にチェックする方法と校正ツールを紹介
2021.07.31
コンテンツSEOで以外に見落としがちなのが誤字脱字。何度もチェックしても、誤字脱字が見つかる。。今回は少しでも誤字脱字を防ぐための誤字脱字のチェック方法について解説します。
そもそも誤字脱字の違い
よくセットで「誤字・脱字」と使われますが、誤字と脱字明確な違いがあります
- 誤字:漢字や文字の間違い
- 脱字:文字が抜けていること
つまり、有難うございましたを蟻がとうございましたなら誤字、有難ございましたと「う」が抜けていたら脱字となります。
ちなみに、誤字・脱字と並んで使われるのが「誤植」です。
これは「印刷物における文字や記号の誤り」で、印刷して初めて
誤植となります。ワード等で文字を書いているだけでは誤植はあり得ません。
そのワードのデータを印刷して初めて記号などのミスがあった場合誤植となるのです。¥
誤字脱字は検索順位に影響する?
2012年の9月にGoogleが公開した良質なサイトを作るためのアドバイスの中に、「この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?」とあります。
あなたはこの記事に書かれている情報を信頼するか?
この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?
サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
あなたはこのサイトにクレジット カード情報を安心して提供できるか?
この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
コンテンツはきちんと品質管理されているか?
この記事は物事の両面をとらえているか?
このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?
次のような理由で個々のページやサイトに対してしっかりと手がかけられていない状態ではないか?
コンテンツが外注などにより量産されている
多くのサイトにコンテンツが分散されている
記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?
出典:https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html
このことから、誤字脱字も何らかの形でチェックしている様に思います。
ただ筆者の今までの経験上1箇所や2箇所程度の誤字脱字なら、そこまで影響はないと考えていますが、誤字脱字が多いページだとGoogleが正確に評価できない可能性もありますし、実際にユーザーにとっても誤字脱字が多いページを読み進めないでしょう。
また、今の検索順位の評価は、機械的に文字数や外部リンク数だけでなく、何らかの形でユーザーの滞在時間や直帰率等も見ていると言われています。
そのため、誤字脱字は、直接的に検索順位に影響するのではなく、間接的に検索順位に影響していると考えられます。
誤字脱字をチェックするための校正ツールや校正方法
文字数が少ない場合は、特にチェックツールに頼らなくても単純に読み進めて行けば良いかもしれませんが、例えば10,000文字を超える等文字数が多い場合は、読むだけで時間がかかりますし、誤字脱字を見落とす事も考えられます。
そのため、出来ればツールなどで抽出出来れば良いですよね?
それでは誤字脱字をチェックするツールや方法をご紹介していきます。
プレスリリース校正ツール
プレスリリース校正ツールは、WEBから誤字脱字をチェックできる無料のツールです。
使い方は入力フォームに、文章を入力か、ワード等からコピーして貼り付けて、「校正チェック」ボタンをクリックします。ただ文字数制限があるようで、10,000文字以上はエラーとなり校正チェックができないようです。
プレスリリース校正ツールの、誤字脱字や校正のチェックは、Yahoo!JAPANの「テキスト解析WebAPI」に沿って指摘しているようで、語句は、新聞用語集や共同通信社の記者ハンドブックをベースにしています。
例えば、助詞不足は、「文章をより良くするための指摘」、ら抜き表現は「表記・表現の間違いや不適切な表現に関する指摘」になっているようです。
・ら抜き表現
・助詞不足
ただ、以下のように「直帰率等も見ていると言わています。」は脱字ですが、このプレスリリース校正ツールでは指摘していませんので、完璧に誤字脱字をチェックしてくれるツールではないです。
ただ、指摘箇所にカーソルを併せると何故チェックに引っかかったのか分かるとわざわざ修正箇所を目視でチェックしなくて良いので、チェックの時間の短縮に繋がりますね。
URL:https://www.value-press.com/proofreader
日本語校正サポート
日本語校正サポートも先程紹介した、プレスリリース校正ツールと同様、無料でWEB上で誤字脱字等をチェックしてくれる日本語校正ツールです。チェックできる文字数もプレスリリース校正ツールと同様10,000文字となっています。
プレスリリース校正ツールとの違いは、設定で校正レベルを変更できることです。
URL:https://www.kiji-check.com/
ワードプレス(Japanese Proofreading Preview)
ワードプレスで記事を投稿しているならなら、Japanese Proofreading Previewもおすすめです。
Japanese Proofreading PreviewもYahooが提供している校正支援のプログラムを使っていますので、
使うにはYahoo APIのIDが必要になります。
また以下の画像のように日本語校正サポートと同様校正のチェック対象を選ぶことができます。
チェック方法は、投稿画面で「校正情報付きプレビュー」ボタンをクリックします。
そうすると以下のように画面上部に何処がチェック対象になったか一覧で表示されます。
その後、下に書いた文章が表示され、チェック対象になった箇所が色つきで表示されます。
Microsoft Word
皆さんご存知かと思いますが、Microsoft Wordでもある程度は誤字脱字チェックができます。
また設定で、校正のレベルを変えることも可能です。
校正のレベルを変える方法は以下です。
文章校正の設定画面は以下です。
その後文書のスタイルにある「設定」をクリックします。
・文書設定
Microsoft Wordの音声読み上げ
最後に紹介するのがMicrosoft Wordにある音声読み上げです。
この機能は、Office2010以降に追加されました。
校閲タブの中に「音声読み上げ」ありますので、これをクリックすると自動で音声で文章を読み上げてくれます。
音声を読み上げしている箇所が色が灰色で表示されますので、それを目で追っていくと良いでしょう。
なお、特に設定せずに音声読み上げをすると大体3000文字程度の文章で15分程度かかります。
そのため、誤字脱字チェックでは、目視していて、明らかに誤字脱字がなかったら、次へをクリックすると、次の改行まで読み飛ばします。
この機能を使うメリットとしては、目視では気づきにくい誤字脱字も見つけやすくなりますし、読んでいて違和感のある文章も気づくやすくなるでしょう。
まとめ
今回は、誤字脱字のチェック方法について解説してきました。無料も含めて校正ツールがいくつかありますが、試しても誤字脱字を見落としている箇所もありました。校正ツールも完ぺきではないので、より誤字脱字を防ぐためには校正ツールを使いつつMicrosoft Wordの音声読み上げ等でチェックするのが良いでしょう。
誤字脱字チェックのコツとしては、文章を理解しながら読むのではなく、文字を見る事だと思います。
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