サイト名を変更する事でのSEOへの影響は?

SEO対策実例・コラム
2019.11.28
サイト名を変更する事でのSEOへの影響は?

サイト名の変更は会社の屋号を変更するようなモノ。だからこそ気になるのがSEOへの影響です。そこで本記事ではサイト名とSEOの関係を踏まえたうえで、SEOに影響する程度やリスクを最小限に抑える方法などについて解説します。

なぜサイト名はSEOにとって重要なのか?

サイト名がSEOに大きく影響するという話は有名ですが、中でも代表的な根拠として挙げられるのが評価の優先順位です。Googleのクローラーは下記の優先順位に沿ってサイトを評価する仕組みになっています。つまり、サイト名は数ある要素の中で最も優先順位の高い評価対象なのです。

【評価の優先順位】

  1. サイト名:titleタグ
  2. ページタイトル:h1タグ
  3. リード文:Pタグ
  4. 大見出し:h2タグ
  5. 中見出し:h3タグ
  6. 小見出し:h4タグ
  7. 本文:Pタグ

SEOの基本!上位表示が狙えるサイト名の決め方

検索結果で上位表示を狙うには、Googleのクローラーから高く評価されるサイト名を命名する必要があります。まずは、上位表示が狙えるサイト名の条件について見てみましょう。

【SEOに強いサイト名の条件】

  • メインサイト名にSEOキーワードを含めている
  • サブサイト名に複合キーワードを含めている
  • ドメイン名と関連づけている
  • 短くて覚えやすい
  • ユニークでインパクトがある

上記の条件は、クローラーにサイトの特徴を的確に伝えられるか、ユーザーのアクセス意欲を高められるかの2点が基礎になっています。言い換えれば、上記の条件を満たしていないサイト名ほど検索エンジンから高評価を受けくいのです。だからこそ、運営中にサイト名を変更した人の多くが「SEOを強化したい」「ユーザーに再検索を促したい」という動機を抱えているのでしょう。

サイト名を変更した時のSEOリスク

運営中にサイト名を変更した場合、サイト運営者にとって最も気になるのはSEOに対する影響でしょう。SEOに対する具体的な影響の程度は、Search Console上の「表示回数」「掲載順位」「クリック数」の3点で確認することができます。

変更の程度にもよりますが、サイト名を変更すると一時的に表示回数とクリック数の両方が減少し、結果的に検索順位が低下する傾向が見られます。特に高リスクなのが、サイト名と一緒にURLやドメインを変更したケースや旧サイト名で検索していたユーザーが多かったケースです。

サイト名を大幅に変更するほどSEOリスクは高くなってしまいます。しかも、一度低下した検索順位はそう簡単に復活してくれません。もちろん、サイト名の変更によるSEOリスクを最小限に抑える手段はいくつかありますが、中には検索順位が元の水準に戻るまで半年以上かかったというケースも珍しくないのです。

サイト名の変更がSEOに悪影響を与える仕組み

SEOの大前提はユーザビリティ、つまり検索ユーザーにとって有益な情報がコンテンツに記載されているかどうか、という点に重点が置かれています。にもかかわらず、サイトの中身であるコンテンツが変更されていないのにサイト名を変更しただけでSEOに悪影響を与えるのはナゼでしょうか?その理由は、Googleのクローラーがサイト名を認識する仕組みにあります。

サイトの健全性を再評価している

そもそもGoogleは健全性の高いサイトに高評価を与え、より優先的にユーザーに見てもらえるよう検索順位を決定しています。しかし、サイト名が変更になったことでサイトのコンセプトとズレが生じていたら、健全な優良サイトとは言えません。だからこそ、新しいサイト名がサイトのコンセプトと一致しているか、改めて評価し直す必要があるのです。その結果、サイト名を変更してからGoogleのクローラーにインデックスされるまで、ある程度の待機時間が生じてしまいます。

外部リンクの旧サイト名がクローラーの認知行動を妨げている

サイト運営者からサイト名が変更になったと通知を受けたGoogleのクローラーは、改めて新しいサイト名を認識しようとします。ところが、既に旧サイト名を認識していたクローラーの記憶は、瞬時に変更されません。なぜなら、外部リンクに残っている旧サイト名がクローラーを迷わせて認知行動を妨げているからです。

変更後のサイト名を認識するだけでも時間がかかるのですから、たとえクローラーに新しいサイト名を通知する方法が適切だったとしても、検索順位などの情報が自動的に更新されないのも当然と言えるでしょう。

サイト名を変更した後のやることリスト6つ

公開後にサイト名を変更した場合、多少なりともSEOへの影響は避けられません。しかし、適切な手段を講じてSEOへの悪影響を最小限に抑えることは可能です。そこでこの段落では、サイト名を変更した後にやるべき6つの作業についてご説明しましょう。

ワードプレスのサイト名を変更する

新しいサイト名が決まったら、トップページをはじめ各コンテンツの上部などに表示されているサイト名を変更します。WordPressの場合は、ダッシュボードの「設定」→「一般」で対象の画面が表示されますので、「サイトのタイトル」に新しいサイト名を入力すれば完了です。

Search ConsoleのURL検査でクロールを依頼する

新しいサイト名を一刻も早くGoogleに通知して、改めてクロールしてもらえるようにリクエストしておきましょう。Google Search Consoleを活用すると、通常より早くクローラーに変更内容を認識してもらえます。

ただし、Search Consoleは2018年12月13日にリニューアルしています。トップページを送信するだけで済んだ「Fetch as Google」が無くなり、代わりに登場した「URL検査」ではURLごとにクロールを依頼しなければなりません。

【クロールリクエストの手順】

  1. Search Consoleにログインする
  2. 左側のサイドメニュー内にある「URL検査」をクリック
  3. 上部にある検索窓にクロールさせたいURLを入力してEnter キーを押す
  4. 「登録されています」または「登録されていません」と結果が表示される
  5. どちらが表示されようと「インデックス登録をリクエスト」をクリック
  6. 「インデックス登録をリクエスト済み」と表示されたら完了

上記の手順に沿って1ページごとにリクエストする方が確実ですが、一度で済ませたい場合はXMLサイトマップの更新チェックを活用して複数のページをまとめてクロールさせるのも有効な手段です。

Google にサイトマップを提出する

サイト名を変更した場合、Googleのクローラーに巡回を促す必要がありますが、この作業を手助けしてくれるのがサイト内の全ページに関する情報を網羅しているサイトマップです。最新情報を備えたサイトマップをGoogleに提出することで、ファイルの分類が容易になる分、クローラビリティが向上し、結果的にインデックスまでの待機時間が短縮されます。Google に直接 サイトマップを提出する時は、Google Search Consoleを活用しましょう。

【Googleにサイトマップを提出する手順】

  1. Google Search Consoleにログインする
  2. 左側のメニューバーにある「サイトマップ」をクリック
  3. 「新しいサイトマップの追加」にXMLサイトマップのURLを入力
  4. 「送信」をクリック
  5. 「送信されたサイトマップ」にURLが追加され「成功しました」と表示されたら完了

ちなみに、WordPressのプラグイン「Google XML Sitemaps」を導入すると、ページが増えたり減ったりする度にXMLサイトマップが自動的に更新されます。しかも、基本設定には通知を更新する項目が設けられており、チェックマークを入れておくとGoogleとBingへの通知も自動的に行われます。

リンク先にサイト名の変更を依頼する

正当な外部リンクが多いほどGoogleのクローラーから人気の高いサイトだと評価されますが、サイト名を変更した場合は外部リンクの多さがSEOリスクに繋がります。アンカーテキストに旧サイト名が含まれている状態の外部リンクが大量に残っていると、本来のSEO効果が発揮されないのはもちろん、新しいサイト名がGoogleのクローラーに認識されるまでの待機時間が更に長くなってしまうのです。

サイト名を変更した側にとっては一刻も早く解決したい問題であっても、相手にとっては優先順位が低いうえ多少なりとも手間のかかる作業です。知り合いでない限り素早く対応してくれる人はごく稀で、むしろ旧サイト名のまま放置されるケースも珍しくありません。できるだけ早く対応してもらえるよう、直接メールで依頼するかTwitterなどのSNSで通知してみましょう。

登録先のプロフィールを変更する

TwitterやFacebookといったSNSはもちろん、アクセスアップの対策としてランキングサイトなどに登録している人は、プロフィール上のサイト名を変更しておきましょう。特に、アフィリエイトとしてサイトを運営している場合はASPへの申請が欠かせません。サイト名と一緒にURLも変更した場合は、Google AdsenseやAmazonアソシエイトでの変更も必要です。

Google Analyticsのサイト名を変更する

Google Analytics上ではプロパティ名がサイト名にあたります。ギアマークの管理からプロパティ設定を開いて変更しておきましょう。直接SEOに影響する訳ではないものの、サイト名の統一性はサイトを運営するうえで欠かせない要素です。

URLやドメインも一緒に変更した時の注意点3つ

ドメインと関連付けられているサイト名は、SEOに強いサイト名と言えます。しかし、ドメインが変われば当然URLも変わるためSEOへの影響も大きくなりがちです。そこでこの段落では、サイト名と一緒にURLやドメインも変更した時の注意点についてご説明します。

ページごとに新URLをリダイレクトさせる

URLの変更で欠かせないのが、301リダイレクトの設定です。301リダイレクトを設定しておくことで、旧URLの情報が新URLへと引き継がれます。ただし、便利な反面ミスが起きやすいうえ失敗するとSEOへのダメージも少なくありません。特に代表的なミスとして挙げられるのが、全てのページをトップページやカテゴリーページにまとめてリダイレクトさせてしまうケースです。

本来GoogleのクローラーはURLごと、つまりページごとに評価して検索順位に反映させています。ところが、全てのページをトップページだけに一括リダイレクトさせてしまうと、ページごとに得ていた評価までまとめてトップページに引き継がれてしまうのです。各ページのトラフィックを減少させないためにも、ページごとに新URLをリダイレクトさせましょう。

Google Search Consoleでドメインを変更する

ドメイン変更に伴う再設定は、Google Search ConsoleやGoogle アナリティクスといったアドレス変更ツールが便利です。通常、Googleのクローラーが新しいドメインをインデックスするまでには、ある程度のタイムラグを覚悟しなければなりません。その点、Google Search Consoleによるドメイン変更には、旧ドメインでの検索結果を新ドメインへ移行できるという強みがあるのです。

内部リンクを新URLに変更する

変更後はGoogleへの通知や外部リンクへの変更依頼など、何かとサイト外への対応に気を取られがちですが、サイト内の作業も軽視できません。内部リンクのHTML上に記述されている旧URLを、もれなく新URLに変更しておきましょう。

「リダイレクトを設定しているから大丈夫」と思う人も多いでしょうが、ここで問題となるのがページへの移動時間です。リダイレクトを挟むより、新URLを個別に書き換えた方がページへ移動する時間が短くて済みます。SEOではページの表示速度が短いほど有利ですから、手間を惜しまず変更しておきましょう。

SEOへの影響が少ないケース

サイト名を変更したからといって、必ずしもSEOが劇的に弱体化する訳ではありません。サイト名変更のSEOリスクは運営期間の長さや変更前のパフォーマンス、変更の度合いによって程度が異なるのです。特に下記のようなケースでは、比較的SEOへの悪影響が軽い傾向が見られます。

  • 数カ月前に公開したばかりの新しいサイトだった
  • 外部リンクが一つも無かった
  • 旧サイト名にメインのキーワードが含まれておらず、アクセスに貢献していなかった
  • 旧サイト名で検索していたユーザーが少なかった

まとめ

「事前のSEO対策が甘かった」「他にも掲載したいジャンルが増えた」などの理由から、サイト名を変更すべきか悩んでいる人も多いでしょう。しかし、程度の差はあるもののサイト名の変更にSEOリスクは付き物ですから、まずは本当にサイト名を変更するべきか見極めるのが先決です。サイト名を変更した方が長い目で見て有利だと判断した場合は、SEOへの影響を最小限に抑える手段を講じておきましょう。

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