SEO施策に欠かせない検索ボリュームとは?効果的に調べる方法を解説

SEO対策
コンテンツSEO
2020.10.29
2020.12.21
SEO施策に欠かせない検索ボリュームとは?効果的に調べる方法を解説

SEOにおいて、より上位の順位を狙えるキーワードを設定することは大切なことです。しかし、闇雲にSEO対策を施しても、結果が出てくるということはありません。SEO対策をするには、まずキーワードごとに検索の順位や、このキーワードが今どのくらい検索されているのかという点について十分な調べ方を知って対策する必要があります。

このように、SEO対策をしたいキーワードがどれくらい検索されているか、という情報を「検索ボリューム」と呼びます。狙っているキーワードの検索ボリュームによっては、SEO施策をしても上位表示できなかったり、上位表示できても思うようにアクセスを集めることができなかったりということが考えられます。

検索ボリュームへの十分な理解はSEO施策を効率的に進めていくうえで欠かせません。今回はSEO施策を進めていく上で外せない検索ボリュームと、その調べ方について解説します。

1位表示でもアクセスなし?SEOにおける検索ボリュームの重要性

先に説明した通り、検索ボリュームとは「そのキーワードがどれくらい検索による競争率が高いか」という指標です。検索ボリュームが高ければ高いほど、そのキーワードの競争率は高くなり、逆に低いとそのキーワードの競争率も低い、というように読み取ることができます。

では、検索ボリュームの低い単語でも、上位に表示されればたくさんの検索流入が見込めるのでしょうか。アメリカのSEO会社である「Internet Marketing Ninjas 」が発表した2017年のGoogle検索順位別クリック率データによると、検索順位1位〜5位までの検索順位別クリック率は以下の通りです。

1位 :21.12%

2位 :10.65%

3位 : 7.57%

4位 : 4.66%

5位 : 3.42%

検索順位が1位になれば、非常に大きなクリック率が見込めることがわかります。しかしSEO施策を行なって、検索順位が1位になっても上位表示したキーワードの検索ボリュームが少なければアクセスは増えません。

ほとんどの方がSEO施策を行う前に検索ボリュームを確認していることと思います。しかしながら、そもそも検索ボリュームの低いキーワードを選んでしまうと、SEO施策で検索結果の上位に入るようになってもアクセスが無い、という状況に陥ってしまう可能性があります。

確かに検索ボリュームの高い単語は競争率が高く、検索結果の上位に入ることは難しいキーワードが多いです。ただし、検索結果の調べ方によって突破口が見える可能性はあります。しかし検索ボリュームの確認方法によっては、不正確な検索ボリュームを元に施策を進めることになってしまうので、注意が必要です。

検索ボリュームの重要ポイント

狙うべき検索ボリュームの目安とは?

弊社のようなSEO会社に依頼せずに、自分でSEO施策を行われる場合、100〜1,000程度が目安になります。検索ボリュームが100〜1,000程度のキーワードであれば、特別なSEO施策なしでも、1記事で上位表示を狙うことが可能です。ただし競合サイトが強い場合には、複数記事を作成し上位表示させたい記事に内部リンクを貼るなどの対策が必要になります。

内部リンクについては下記の記事で解説しています。

検索ボリュームが少ないから対策がいらない?

検索ボリュームが100〜1,000程度であれば、特別なSEO施策なしでも上位表示を狙うことが可能なことが多いです。しかし検索ボリュームが少ないキーワードでもSEO施策が必要なケースもあります。

同じ検索ボリュームのキーワードでもGoogleで検索した時の検索結果数は異なり、検索結果数が多ければ、それだけ上位表示をするのは困難です。検索ボリュームが1,000に満たない場合でも「美容院 予約 東京 平日」「大学生 クレジットカード 作成方法」のようにコンバージョンに近いキーワードは、多くの企業が上位表示を狙っているため、特別なSEO施策が必要になります。

コンバージョンとは、サイトが提供することのできる最終結果のことです。例えば、服を販売しているサイトなら、服がユーザーに売れることがコンバージョンと言えるでしょう。サービスや製品情報を提供しているサイトであれば、サイトを通してユーザーから資料の請求や問い合わせがくることがコンバージョンと言えます。また、広告のように、ユーザーに見てもらうだけでコンバージョンになるタイプのサイトもあります。

検索ボリュームが少ない場合でも、このコンバージョンに近いキーワードを設定すると、特別なSEO施策なしに上位にサイトを表示することは難しくなります。なぜなら、コンバージョンに近いキーワードであればあるほど、数は少なくてもサイトのコンテンツによる競争率が高くなるためです。そのため、検索ボリュームが少ないからと油断せずに、上位にサイトを表示させるためのコンテンツを充実させるだけでなく、metaタグを効率的に使う、コンテンツどうしで内部リンクを貼るなどの様々な施策が必要となってきます。metaタグや内部リンクの貼り方に関しては、こちらの記事で扱っておりますので合わせてお読みください。

コンバージョン率も考慮する

コンバージョン率とは、サイトを訪れてくれたユーザーのなかで、どれくらいのユーザーがコンバージョンに至ったかという数値を割り出したものです。このコンバージョン率が低いと、サイトとしてはあまり宣伝効果がない、という結果になってしまいます。逆にアクセス数が低くても、コンバージョン率が高ければ、そのサイトはユーザーに対する訴求力が高いという結果になります。

SEO施策で検索結果の上位に表示されることももちろん大切なことです。しかし、せっかく検索結果のトップに表示されるようになったとしても、ユーザーからのアクセスがなかったり、コンバージョン率が低かったりすると、そのサイトにはコンバージョンに繋がるような要素が薄いと判断されてしまいます。

エアコンの修理業社が検索ボリュームの大きい「エアコン」と検索ボリュームが小さい「エアコン 修理 東京」でそれぞれ上位表示した場合を考えます。サイトへのアクセスを増やす効果が高いのは前者の場合です。しかし「エアコン」というキーワードで上位表示しても、サイトを訪問するユーザーは単にエアコンの情報を調べたいだけかもしれません。そのためコンバーションには繋がりにくいです。

一方で「エアコン 修理 東京」というキーワードで上位表示できれば、コンバージョンに繋がります。サイトを訪問するのは、東京でエアコンの修理をしたいと思っている方なので、適切な情報を提供できれば、そのまま修理依頼をしてくれる可能性が高いです。

アメリカのSEO会社「Hit Tail」の2016年の調査によると「エアコン 修理 東京」などの3語以上のキーワードで構成されたロングテイルワードは、通常のキーワードの約3倍のコンバージョン率を誇るといいます。SEO施策をして売り上げを上げたいのであれば、検索ボリュームだけでなくコンバージョン率も考慮する必要があります。

検索ボリュームを調べるなら「キーワードプランナー」か「Ubersuggest」

キーワードプランナーでできること

キーワードプランナーは、Googleが提供している無料ツールで、SEO対策や広告配信に役立つツールです。Googleの広告サービスである「Google広告(旧:Google AdWords)」のアカウントを作成すれば、利用可能です。キーワードプランナーでは以下のことができます。

  • 検索ボリュームをチェックする
  • キーワードの競合サイト数をチェックする
  • 広告出稿の予算をシミュレーションする
  • あるキーワードに関連したキーワードを確認する
  • あるキーワードについてよく検索されている時期を確かめる

ただしキーワードプランナーの機能の一部は、広告料を支払っているアカウントでないと利用できません。さらに検索ボリュームを検索しても「100〜1,000」「1,000〜10,000」「1万〜10万」「10万〜100万」などアバウトな数値がでます。

そのため、現在設定しているキーワードについてざっくりと概要をつかみたい場合や、対象となるキーワードが複数個ある場合に使用すると良いでしょう。

また、地域を限定した使い方ができるのもキーワードプランナーの特徴です。ローカルSEOの施策を検討したい場合や、地域を限定した上でのSEO施策を検討している場合に便利です。

Googleのキーワードプランナーは広告料を支払っているとより詳細な結果を出すことが可能となりますが、広告料を払っていなくても全体の概要を把握するくらいの機能であれば使用することができます。もっと詳細にこのキーワードについて調べたい!という場合は、後述するUbersuggestと併用して使うのがおすすめです。

ローカルSEOについては下記の記事でも解説しています。

Ubersuggestでできること

Ubersuggestはアメリカのカリスマウエブマーケッターが創業した「Ubersuggest」のSEOキーワードサジェストツールです。Ubersuggestを利用すると以下のことができます。

  • 検索ボリューム数の詳細を確認する
  • キーワードの提案を受ける
  • キーワードごとのSEOの難易度を確認する
  • 競合サイトの訪問者数・ソーシャルシェア・ドメインスコアを確認する
  • 有料広告でのランク付けの可否を確認する

Ubersuggestでは上記の機能を全て無料で利用することが可能です。

Ubersuggestには日本の特定の地域に絞った検索ボリュームの確認ができないため、ローカルSEOを進める必要がある企業には向きません。しかしローカルSEOの必要がなく、「Google広告」で有料広告を出す予定もない場合、Ubersuggestを利用することをおすすめします。

ただし、Ubersuggestは一度に複数個のキーワードについて調べることはできません。このキーワードについて知りたい、という場合にキーワードプランナーと併用して使用するのがおすすめです。また、Ubersuggestはキーワードプランナーと違って、地域を限定して検索ボリュームを調べるということもできませんので、地域を限定したSEO施策を検討している場合はキーワードプランナーを使った方が便利です。

そして最大の特徴は、Ubersuggestはキーワードプランナーと違い、Googleのデータをソースにしているというわけではないという点です。Ubersuggestで表示される解析結果は、あくまでもUbersuggestが独自に算出したものです。そのため、Googleにおけるより正確なキーワードの検索ボリュームが知りたいという場合は、Googleに広告を出してキーワードプランナーの機能を開放し、検索ボリュームを調べるという調べ方も視野に入れて検討する必要があります。

キーワードプランナーでの検索ボリュームの調べ方

検索ボリュームの調べ方

では、キーワードプランナーはどのように使えばよいのでしょうか。検索ボリュームの調べ方と聞くと初心者には難しく思えてしまいますが、実はキーワードプランナー自体の機能は非常にシンプルなため、初心者でも簡単に利用することができます。キーワードプランナーでの調べ方を解説します

まず、「Google広告」のアカウントからキーワードプランナーを開きます。

キーワードプランナー

検索ボリュームを確認する場合には「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選択します。

検索ボリューム

次の画面では検索ボリュームを調べたいキーワードを入力します。

過去の指標

有料広告を出すうえで重要な情報がでてきます。ただし今回は検索ボリュームの確認が目的なので、赤枠内の「過去の指標」をクリックしてください。

月間ボリューム

赤枠の部分に月間平均ボリュームが表示されます。ただしこのアカウントは有料広告を出していないので、100〜1000とかなりアバウトな数値がでてしまっています。

地域

また画像赤枠内の「地域」の設定を変更することで、日本のある地域に限定した検索ボリュームを確認することができます。ローカルSEO施策をするうえで役立つはずです。

キーワードの関連キーワードとその検索ボリュームの調べ方

新しいキーワード

先ほどの画面で「新しいキーワードを見つける」をクリックしてください。

美容院東京

「美容院 東京」と入力してみます。

検索一覧

このように「美容院 東京」に関連するキーワードとそのキーワードの月間平均検索ボリューム、競合性が確認可能です。ここで表示される関連キーワードで記事を作成し、その記事から内部リンクを貼れば、狙いたいキーワードで上位表示しやすくなります。

Ubersuggestでの検索ボリュームの調べ方

Ubersuggest

Ubersuggestはキーワードプランナーと異なり、アカウントの登録が必須ではありません。Ubersuggestも、キーワードプランナーとほぼ同じ調べ方で使うことができます。

まずはUbersuggestにアクセスします。しばしば英語で表記されていることがあるので、英語になっている場合は、画像青枠内をクリックして表示言語と検索言語を「日本語/日本」にしましょう。キーワードプランナーの時と同様に「美容院 東京」で検索します。

検索結果

そうするとこのように「美容院 東京」の検索ボリュームが表示されます。キーワードプランナーでは「100〜1000」と表示されていましたが、Ubersuggestでは「590」という詳細な検索ボリュームがでてきました。
※詳細情報が確認できるGoogleのキーワードプランナーで調べたところ同一の「590」となりました。

次に「キーワード候補を全て見る」をクリックして、関連キーワードを確認します。

関連キーワード

そうするとこのように、関連キーワードが表示されます。関連キーワードも検索ボリュームが詳細にでるので便利です。またページ右側には、現在のGoogleの検索上位トップ100位までのサイトが、すぐに確認できるURLが表示されます。

ただしキーワードプランナーででてきた「美容院 東京」の関連キーワード数は470だったのに対して、Ubersuggestででてきた関連キーワード数は34とかなり少なめです。より関連度の高いキーワードが表示されているので、限られたキーワードにリソースを割いてSEO施策を進めたい場合にはUbersuggestの方が便利だといえます。しかし網羅的に関連キーワードの対策を進めたい場合には、キーワードプランナーを使って関連キーワードを確認するのがおすすめです。

まとめ

この記事ではSEO対策を進めていくうえで理解が欠かせない検索ボリュームについて解説してきました。検索ボリュームの競合が多過ぎるように見えても、調べ方やキーワードの組み合わせ次第で突破口が見つかるということもあります。特定のキーワードを狙った記事を上位表示するために、まず検索ボリュームを確認してどのような対応が必要なのかを明らかにしたうえで、より効率的に対策を進めてください。

キーワードの選び方については下記の記事で解説しています。

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