今すぐ入れるべき!!Googleが公式にサポートしているメタタグ一覧
2020.10.08
メタタグという言葉を聞いたことはないでしょうか。メタタグとは、ウェブページのHTML部分に記載するタグのことです。サイトを開いた際には見えないメタタグですが、ページソースを開くと見ることができます。
様々な作用を持っているメタタグですが、このなかにはGoogleが公式にサポートを表明しているタグと、そうでないタグがあることをご存知でしょうか。今回は、Googleが公式にサポートしているメタタグの種類と、その作用について解説します。
メタタグとは?
まずはメタタグとは何か、という点について解説していきましょう。
メタタグとは、クローラーに記事の内容や情報を伝えてくれるタグのことです。どのような良いコンテンツがあっても、そのコンテンツをクローラーが素通りしてしまっては、いつまでも検索結果の上位に表示されることはありません。
そのため、ウェブサイトにメタタグを記載して、記事の内容をある程度クローラーに伝えることで、クローラーがそのサイトの内容を評価し、適切な検索結果にサイトが表示されるようになるのです。
メタタグがSEOにおいて重要な理由
メタタグは、クローラーにサイトやコンテンツの内容を伝えるという役目はもちろん、クローラーにある程度こちらの要望を伝えることもできます。そのため、検索結果の順位と大きく関係しているメタタグもいくつか存在しています。
例えば、クローラーに対してこのページはインデックスに入れないでほしいと伝えられるメタタグや、リンクをたどらないでほしいという要望を伝えられるメタタグなど、その種類は様々です。このようなメタタグは、クローラーが検索順位を決める際にも大きく影響してきます。そのため、メタタグはSEOにおいて重要視される要素となっているのです。
Googleが正式にサポートしているメタタグとは
メタタグの種類は色々ありますが、そのなかにはGoogleが正式にサポートを表明しているメタタグというものが存在します。では、Googleが正式にサポートを表明しているメタタグとは、どのようなタグなのでしょうか。Googleが正式にサポートを表明しているメタタグについて解説していきます。
Googleが正式にサポートしているメタタグ一覧
Googleが正式にサポートを表明しているメタタグは、以下の通りです。
- 〈meta name=“description” content=“〇〇〇”/〉
ディスクリプションタグと呼ばれるタグです。ディスクリプションとは、ページの概要を説明するための文章のことで、○○○の部分にページの概要を記載します。クローラーや検索からきたユーザーにページの概要を伝えるための大切なタグです。
PCの検索結果で表示されるディスクリプションは120字程度なので、ディスクリプションをまとめる際には120字程度にまとめるようにしましょう。
ディスクリプションについて更に詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
- 〈meta name=“robots” content=“〇〇〇”/〉
- 〈meta name=“googlebot” content=“〇〇〇”/〉
ページを巡回しに来たクローラーに要望を伝えることができるタグです。robotsと記載するとすべてのクローラーに、「googlebot」と記載するとGoogleのクローラーのみに効果があります。〇〇〇の部分にはクローラーに対する要望を記載します。
例えば、「nofollow」と記載すると、クローラーにページのリンクを追跡しないようにという要望を出せますし、「noindex」と記載するとページのインデックスをしないように要望することができます。両方とも一度に要望したいときは「none」と記載するとnofollowとnoindexの両方を行います。
また、「noimageindex」と記載すると、検索結果で画像の参照元としてページを表示しないという要望が出せますし、「nosnippet」と記載すると検索結果にメタディスクリプションが表示されなくなります。
- 〈meta name=“google” content=“nositelinkssearchbox”/〉
検索エンジン上にサイト検索ボックスが出現しなくなるタグです。
- 〈meta name=“google” content=“notranslate”/〉
Googleによるページの翻訳を防いでくれるタグです。
- 〈meta name=“google” content=“nopagereadaloud”/〉
Googleによるページの読み上げを防いでくれるタグです。
- 〈meta name=“google-site-verification” content=“〇〇〇”/〉
Google Search Consoleにサイトの所有権を確認するように要望できるタグです。
- 〈meta http-equiv=“Content-Type” content=“〇〇〇 charset=〇〇〇”/〉
- 〈meta charset=“〇〇〇”/〉
サイト内のコンテンツの文字コードを指定できるタグです。Googleは「Unicode/UTF-8」を推奨しています。
- 〈meta http-equiv=“refresh” content=“〇〇〇 url=〇〇〇”/〉
サイトを一定時間閲覧後、別のURLにリダイレクトするタグです。URLのタグに記載してあるURLが遷移先になります。
- 〈meta name=“viewport” content=“〇〇〇”/〉
スマホなどのモバイル端末からのアクセスに対し、ページの表示方法を指定することができるタグです。
メタタグはどのような効果を持っている?
メタタグには様々な種類があり、効果によって使い分けがされています。では、メタタグはどのような効果を持っているのでしょうか。メタタグの特性や使い道について解説します。
特に注意が必要なメタタグ
使用する際に特に注意が必要なメタタグは、robotsなどのクローラーに関するメタタグです。
このメタタグは、正しく使えれば便利なのですが、誤った使い方をしてしまうとサイトがいつまでも検索クローラーにインデックスしてもらえなかったり、サイトのコンテンツの正しい評価を受けることができなかったりといったトラブルの原因になることがあります。
robotsのタグを使用する際には、タグが間違っていないか、タグを使用するページが間違っていないかなど、細心の注意を払って使用するようにしましょう。
効果のないメタタグもある
また、メタタグのなかには効果がないものも存在しています。例えば、meta Keywordsというタグは、かつてはサイトのキーワードをこのメタタグに入れるとSEO対策に効果があると言われよく使われていましたが、現在は特にSEOに影響を及ぼすことはないと言われています。
このように、Googleがサポートしている以外のメタタグのなかにはSEOに対して効果がないものもありますので、使用の際は注意が必要です。
メタタグを設定する際に気を付けたいこと
メタタグを設定する際に最も重要なタグと言われているのが、メタディスクリプションタグ(〈meta name=“description” content=“〇〇〇”/〉)です。
メタディスクリプションタグがなぜ重要なタグと言われているのかというと、メタディスクリプションに記載した内容はクローラーに読まれるだけでなく、検索結果のサイト概要欄に表示されるためです。検索でサイトを訪れるユーザーがこのタグの内容を読むため、なるべくコンテンツの内容がわかりやすいように、なおかつ簡潔にタグを記入することが求められます。
メタタグは基本的にはサイトの表に出てこない「縁の下の力持ち」的なタグではありますが、このように検索ユーザーに直接影響を及ぼしたり、クローラーに対して直接要望を出したりと、細かい部分で大きな役割を果たしています。そのため、メタタグを設定する際は、この内容で良いのか、このタグで正しいのか、という点をきちんと確認することが大切です。
メタタグはコンテンツに合わせて適切に設定しよう
また、メタタグはコンテンツに合わせて適切に設定することも重要です。例えば、タイトルがSEOに影響を及ぼすからといって、タイトルタグやディスクリプションタグにキーワードを詰め込んで無理やり設定してしまうと、かえってクローラーからの評価が下がってしまうことにもなりかねません。
キーワードを入れてコンテンツをアピールすることは確かにSEO上では大切なことですが、ユーザーにとって読みやすく、ためになるコンテンツを作成するという点ができていることのほうがクローラーからの評価を受けるためには重要です。メタタグにはキーワードを詰め込むのではなく、読みやすくわかりやすいコンテンツを作成し、メタタグを適切に設定するようにしましょう。
まとめ
メタタグは、普段ウェブサイトを閲覧していても直接閲覧者に見える要素ではありません。しかし、ディスクリプションタグのように、SEOと閲覧者の両方に影響を及ぼすタグも存在しています。
メタタグを適切に設定することで、検索順位やクリック率を伸ばすことも可能ですので、ページの内容に合ったメタタグが設定されているかどうか、きちんと確認しながらタグを設置するようにしましょう。
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