ローカルSEO対策とは?対策を行うメリットや対策方法など解説

MEO対策
Webマーケティング
2021.08.12
ローカルSEO対策

店舗や会社の集客を行う際に効果的なのが、ローカルSEO対策です。

しかし、「ローカルSEO対策は本当にメリットがあるの?」「ローカルSEO対策を行うには何をすればいいの?」など疑問をお持ちの方が多いと思います。

そこで、当記事ではローカルSEO対策を行うメリットやローカルSEO対策を行う方法などをご紹介。ローカルSEOについてわかりやすくまとめました。

これからローカルSEO対策を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。

ローカルSEOとは

ローカルSEOとは、地域性のあるキーワードで検索された際に上位表示を狙うSEO対策のことです。

地域性のあるキーワードとは、たとえば「東京 ラーメン」や「大阪 美容院」といったキーワードに地域名が入っているもの、もしくは「居酒屋」「郵便局」などユーザーがいる現在地から、近隣のその場所に行くことを目的として検索するキーワードのことを指します。

そのため、ローカルSEO対策は実店舗があるビジネスで行う際に効果的です。

ローカルSEOの検索結果の表示画面

ローカルSEOの検索結果は、通常のSEOの検索結果とは少々異なります。ローカルパックとナレッジパネルの2種類がありますので、それぞれ見ていきましょう。

ローカルパックの表示

ローカルパック

検索バーの直下に表示される、マップと店舗情報がローカルパックです。通常の検索結果よりも目立つ位置に表示されるため、上位に表示されればユーザーからの認知率が高くなります。

ローカルパックに表示される店舗をクリックすると、各ホームページではなく後述する「Googleマイビジネス」に登録した情報に飛びます。

Googleマイビジネスに登録した情報

そのため、後ほど詳しく解説しますが、ローカルSEO対策をするにあたって、Googleマイビジネスに登録しておくことが必須条件となります。

ナレッジパネルの表示

ナレッジパネル

ナレッジパネルとは、店舗名や施設名など、固有名詞を検索したときに表示されるものです。

検索結果の右側に表示され、Googleマイビジネスに登録した情報が詳細に表示されます。

ホームページにアクセスする前にユーザーが目にする場所なので、ナレッジパネルに表示される情報はできる限り正確かつ最新の情報を掲載しなければいけません。

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ローカルSEOとMEOの関連性

ローカルSEOについて調べていると、MEOという言葉も見かけることがあると思います。

そのため、ローカルSEOとMEOは何が違うのか迷ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、ローカルSEOもMEOも同じものと考えてもよいでしょう。

ただ、MEOという言葉は日本で主に使われている言葉です。海外ではローカルSEOと呼ばれることがほとんどとなっています。

ローカルSEOのメリット

ローカルSEOを行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットとして、3つが挙げられます。

  • 無料で始められる
  • 競合が少なく、効果を感じやすい
  • 対策しやすい

それぞれ、詳しく解説していきます。

無料で始められる

ローカルSEOを行うには、後述するGoogleマイビジネスのアカウントを取得する必要があります。

Googleマイビジネスのアカウントを作成するのは無料なので、ローカルSEOは無料で始めることが可能です。

コンサルタントなどに依頼をした場合は費用がかかってしまいますが、自分でGoogleマイビジネスに情報を入力するだけでも効果がありますので、実店舗をお持ちの方にとって、Googleマイビジネスは必須ツールとなります。

「とりあえずローカルSEOを行いたい」という場合でも無料で始められるのがローカルSEOのメリットと言えるでしょう。

競合が少なく、効果を感じやすい

ローカルSEO対策では、地域が限定されるため競合数がそれほど多くないケースが多く、効果を感じやすいといった特徴もあります。(例外もあります)

また、Googleマイビジネスへの登録をしている企業は多いですが、力を入れてローカルSEO対策を行っている企業はまだまだ多くないという印象です。

そのため、ある程度力を入れて対策をするだけでも効果を得やすいというメリットがあります。

対策しやすい

SEO対策の場合、競合が多いキーワードだと上位表示されているのはほとんどが大手のサイトや権威性の高いサイトとなっており、一般的な個人や店舗のホームページを上位に表示させるのは困難です。

しかも、1位と2位ではアクセス数が大きく異なるため、より効果を高めるためには1位を目指すことになります。

しかし、ローカルSEOの場合は必ずしも1位だけのアクセス数が伸びるということはありません。

ほとんどのユーザーが、比較するために複数の情報にアクセスするためです。10位以内に入れば十分な効果がでるので、ローカルSEOはSEO対策よりは難易度が下がります。

ローカルSEOのデメリット

続いて、ローカルSEOのデメリットを紹介していきます。デメリットとして挙げられるのは、主に2つです。

  • 口コミに大きな影響を受ける
  • 実店舗を持っていないと効果を得にくい

それぞれ解説していきます。

口コミに大きな影響を受ける

Googleマイビジネスに登録すると、口コミを投稿されるようになります。

口コミが多ければ多いほどユーザーから注目されやすくなりますが、その反面悪い口コミが投稿されたときの影響が大きいのがデメリットです。

悪い口コミが投稿された場合、その内容がいい加減なものであれば削除できます。

しかし、基本的には口コミの削除はできません。

ただ、悪い口コミが投稿された場合も誠意のあるコメントを返信することで、ユーザーからの印象をよくすることができます。

ですので、いただいたコメントにつきましては、積極的に返信をするように心がけましょう。

実店舗を持っていないと効果を得にくい

ローカルSEOの場合、上記でも記載しておりますが、「地位系キーワード+〇〇」といったキーワードで検索するユーザーに対して流入を得るために、検索結果画面などに表示されるようにするための対策がメインとなりますので、飲食店などの「お店」に行きたいと考えているユーザーに対して効果を得るための対策となります。

そのため、実店舗を持たないビジネスでは効果を得ることは難しいです。

たとえば、オウンドメディアやブログなどアクセス数を増やして収益を出すビジネスの場合は、ローカルSEOを行っても効果を得られないと言えるでしょう。

ローカルSEOの対策方法

最後に、ローカルSEOの対策方法を解説していきます。

基本的な方法から上位表示されるためのコツまでまとめました。

 Googleマイビジネスのアカウントを取得する

ローカルSEO対策をはじめるには、Googleマイビジネスのアカウントを取得する必要があります。

Googleマイビジネスとは、店舗や施設などの情報を検索結果画面に表示・管理させることができるGoogleのサービスです。

アカウントに登録することで、ローカルパックやナレッジパネルに店舗情報を表示されるようになります。

Googleマイビジネスのアカウントを作成する

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掲載順位を決定づける3つのポイントを知っておく

Googleマイビジネスのアカウントを取得したら、情報を充実させましょう。

情報を登録する際には、次の3つのポイントを意識することで上位表示されやすくなります。

  • 関連性
  • 距離
  • 知名度

まず大切なのは、対策を行うキーワードに対して自社店舗などの情報に関連性があるかどうかです。

たとえば、ラーメン店であれば「地域名+ラーメン」と検索されることがほとんどでしょう。

そのため、検索キーワードである「地域名」と「ラーメン」を意識して情報を登録するとよいです。

また、距離も重要なポイントとなります。

検索されたキーワードや検索したユーザーの現在地から近い情報ほど上位表示されやすくなります。

検索されたときのためにも、正確に住所を登録しておきましょう。

そして、知名度も上位表示のための大きな要因です。

実際の知名度も重要ですが、インターネット上の知名度も重要ですので、ブログやSNSなどで話題にあがったり、Googleの口コミや評価を増やしたりすることで上位表示が狙えるようになります。

NAPを統一させる

NAPを統一させることも大切です。

NAPとは、次の3つの頭文字をとった言葉となっています。

Name(名称)
Address(住所)
Phone(電話番号)

意識したいのが、表記ゆれをなくすようにすることです。

たとえば、店名であればアルファベットとカタカナ、住所であれば「2階」と「2F」、電話番号であれば「03-1234-5678」と「0312345678」など、さまざまな表記が混ざらないように注意しましょう。

特に名称での表記ゆれはサイテーションに影響してきますので、統一するように注意してください。

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口コミ対策をする

上位表示されるためには「知名度」が重要だと解説しました。

口コミを増やすこともインターネット上の知名度を上げることに繋がります。

そのため、口コミを増やす工夫をしましょう。

口コミを増やすにはいくつかの方法があります。

いくつか例をご紹介します。

  • 店に来た人に直接お願いする
  • 店に口コミ投稿ページのQRコードを用意しておく
  • チラシやポップを作成する
  • SMSで投稿を依頼する
  • 投稿された口コミに返信し、ユーザーに「口コミを投稿したい」と思ってもらう

なお、口コミを投稿した人に報酬を与えるのはGoogleのポリシーに違反してしまいます。

たとえば、「口コミを投稿したお客さまにクーポンをプレゼント!」といったポップを設置してはいけません。

クチコミは、偏見がなく正直なものであって初めて価値が生まれます(ビジネス オーナーはクチコミの見返りに特典を提供するなどの行為をするべきではありません)。投稿の際は投稿に関するガイドラインを遵守する必要があります。クチコミが不適切な場合や Google のポリシーに違反している場合は、クチコミの削除をリクエストできます。
引用:Googleマイビジネス ヘルプ

まとめ

ローカルSEOは、実店舗を持っている方にとって効果的な集客施策です。

無料で始められる上にメリットが多いので、ぜひ試してみてください。

Googleマイビジネスのアカウントを作ることで、ローカルSEOを始めることができます。

当記事の情報を参考に、ローカルSEOで上位表示を目指してみてください。

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