コピペはなぜやってはいけないの?コピペがSEOに及ぼす影響とは

SEO対策
コンテンツSEO
2019.10.25
コピペはなぜやってはいけないの?コピペがSEOに及ぼす影響とは

WEBコンテンツを制作していると、「コピペをしてはいけない」と聞くことがあると思います。しかし、なんとなくやってはいけないことだとは理解していても、その理由をちゃんと知らないという方も少なくありません。

そこで、当記事ではなぜコピペをしてはいけないか、しっかりと理由を解説していきます。また、そもそもコピペとは何か、コピペをするとSEOにどんな影響を及ぼすのかについても解説致します。

コピペとは

コピペとはコピー&ペーストの略称で、コピーしたコンテンツを貼り付けることを指します。コピペで他のサイトに掲載されている文章を自分のサイトにそのまま掲載したものをコピーコンテンツと呼びます。

コピペではなく、他のサイトの文章を見ながらタイピングで入力したそのままの文章も、コピーコンテンツと呼ばれます。

特に他人のサイトからコピペしてくることを無断複製と言い、その行為はGoogleからペナルティを受ける可能性があります。

Googleのガイドラインにおいては、次のようなものを無断複製としています。

  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
  • 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
  • 何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
  • ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト

『無断複製されたコンテンツ』https://support.google.com/webmasters/answer/2721312?hl=ja&ref_topic=6001971

コピーコンテンツは、そのままコピー&ペーストしたもののことを指すだけでなく、文末の「だ」を「です、ます」に直すといった語尾や語調を修正したものも含みます。また、他サイトの概要やメディア等をただまとめただけのページもGoogleから無価値なページと判断されることがあります。コンテンツの独自性を意識し、オリジナルの記事を作成することが大切です。外部から文章を引っ張る必要があるのであれば、その部分がメインにならないように、あくまで自分の文章がメインとなるように記事を作成しましょう。

コピペをするとSEOにどんな影響が出るのか

コンテンツ制作の場面において、一般的にコピペはNGとされています。それはなぜなのでしょうか。

Googleはユーザーに価値のある情報を提供することを目的としています。そのため、検索を阻害するような類似コンテンツを嫌います。結果として、コピペによって作られたコンテンツには不利益がもたらされます。

具体的には、次のような措置を受けることがあります。

Googleからペナルティを受ける

コピペによって作成された記事はGoogleから無価値のコンテンツと判断され、ペナルティを受ける可能性があります。ペナルティを受けると検査順位を下げられたり、検索結果に表示されなくなったりしてしまいます。つまり、SEOに大きな影響が出てしまうということです。最悪の場合はコンテンツごと削除されてしまうこともあります。

コピーコンテンツのチェックやペナルティの処置には「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」の2種類があります。

自動ペナルティは、Googleのロボットにより自動でおこなわれるペナルティです。どの箇所がペナルティにあたるかが明示されるわけではないので、自分でペナルティにあたると思われる箇所を探し、修正する必要があります。

一方で手動ペナルティは、Googleのスタッフがサイトを閲覧し、判断することによって、下されるペナルティです。こちらの場合はサーチコンソールにメッセージが届くので、その内容に合わせて修正をする必要があります。

著作権違反になる

コピペされた側の権利者がGoogleにDMCA(デジタルミレニアム著作権法)侵害申請」をし、そのコンテンツがコピーコンテンツであることが認められた場合、コンテンツは削除されます。

また、この申請を受けてからも悪質な無断複製等を繰り返した場合、裁判沙汰となり、多額の請求を受けることがあります。この場合はSEOの影響を受けるだけでなく、法的な措置を受けることになるでしょう。

損害賠償を請求されてしまえば大きな損失となってしまいますので、著作権違反となるような行為は避けるべきです。

ペナルティを受けないようにするには

コピペによって作られたコンテンツは、ペナルティを受けてしまうことがあります。もちろん、意図してコピペしてはいけませんが、無意識に他サイトと類似させてしまい、ペナルティを受けてしまうこともあります。そう言った事態を回避するためのポイントを解説していきます。

コピペをしない

基本的なことですが、他サイトからコピペしてコンテンツを作ってはいけません。また、「だ」を「です、ます」に変えるだけなど、語尾や語調を変えるだけというのもNGです。

もちろん、ひとつのサイトからそのままコピペした場合だけでなく、いくつかのサイトからコピペしたものを繋げた場合もペナルティの対象となりえます。

参考サイトを見ながら記事を制作していると、無意識に類似コンテンツを作ってしまうこともあります。参考とする情報はあくまで情報源として閲覧し、オリジナルのコンテンツを作成することを意識しましょう。

コピペチェックツールを活用する

意図してコピペしなくとも、文章が似てしまうことがあります。特に文字数の少ないコンテンツや専門用語の多いコンテンツは、ロボットが見ると類似したコンテンツとなってしまうことが多いです。そうした無意識のコピーコンテンツを防ぐために、公開前にコピペチェックツールで類似率をチェックするとよいでしょう。

類似率とは、WEB上にどのくらい似ている文章があるのかを示す数値です。高ければ高いほど類似率が高いとされ、コピペしていると疑われやすくなります。超えてはいけないラインがはっきりと定まっているわけではありませんが、60%をおおよその目安としてみてみましょう。類似率が60%を越えてしまいそうなときは、文章を修正することをおすすめします。

ここでは、その類似率をチェックできるおすすめのコピペチェックツールをいくつか紹介していきます。

CopyContentDetector

CopyContentDetector

https://ccd.cloud/

会員登録なしで利用できるコピペチェックサイトです。有料プランに登録することで、より便利に使うことができます。

一度に4000文字のチェックをすることが可能です。有料プランの場合は8000文字。類似率のほかにも一致率とテキスト判定も見ることができます。結果が出ると、どの箇所がどのサイトとどのように一致しているのかを見ることができるので、類似率を下げるための修正作業がしやすいのもメリットです。

CopyDetect

CopyDetect

https://copydetect.net/

有料版と無料版があるコピペチェックツールです。

無料版では、1日1回、1000字までのコピペチェックをおこなうことができます。コピペの疑いがある箇所はハイライトされ、修正すべき箇所が一目でわかります。Wordpressのプラグインもあるので、Wordpressを使っている場合はプラグインを使用することでより簡単にチェックをすることができます。

こぴらん

こぴらん

https://copydetect.net/

一度に4000字までチェックできる無料のコピペチェックツールです。

文章を区切りのいいところで区切り、その区切りごとに類似数を出してくれます。また、制作した記事のコピペをチェックするだけでなく、自分の記事が他人にコピペされていないかをチェックすることもできます。

外注する場合はマニュアルを用意する

記事制作を外部のライターに委託することがあるかと思います。しかしその場合、そのライターがSEOを理解しておらず、コピペしてしまうことがあります。そういった事態を防ぐためにも、記事を外注する場合はあらかじめマニュアルを作成し、コピペの定義やコピペをしてはいけないことをしっかりと伝えておきましょう。

引用タグを活用する

情報の信頼性を向上させるために、他サイトから文章を引用してくることがあるかと思います。その場合は、引用タグを使用するようにしましょう。引用タグを使用しないと、コピペとみなされてしまうことがあります。

WEB記事の引用をする場合は、次のようにおこないます。

<blockquote cite="URL"><p>引用文</p></blockquote>

このようにタグを使って引用し、下部に引用元のアドレスとページ名を記載します。

WordPressやブログサービスの場合は引用タグを簡単に挿入できるツールが付いている場合がありますので、活用するとよいでしょう。

まとめ

コピペは記事の検索順位を低下させたり検索結果から除外されてしまったりと、SEOに悪影響を及ぼします。最悪の場合は著作権違反となり、損害賠償を請求されてしまうこともあります。コピペはなぜやってはいけないのか、コピペをするとどうなるのかをきちんと理解しておきましょう。また、記事の執筆を外注する場合は、その旨を伝えておきましょう。

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