マインドマップをSEOコンテンツ作成に活用しよう
2024.10.06
マインドマップはアイデア出しなどに利用されることが多いですが、SEOコンテンツ制作に利用することができます。マインドマップを利用して、特定のテーマに対してユーザーが検索しているキーワードをまとめたり、サイトや記事がターゲットとするペルソナを掘り下げたり、ユーザーが求める情報を整理します。そうすることでSEOに強く、きちんと読まれ、CV率の高い記事を作成可能なだけでなく、サイト全体の完成度を高めることが可能です。
SEO対策を行うキーワード探しにマインドマップを活用
マインドマップを利用することで、次に書くべき記事の検索キーワードを探し出すことが可能です。
GoogleはE-A-T(専門性-権威性-信頼性)を検査結果の順位付けの要素の1つとしています。そのためサイトのメインテーマとなるキーワードについて、関連するキーワードの記事を入れて、サイトの専門性を高めることは検索上位を狙ううえで重要なことです。
またユーザーが求める記事を作成することができれば、CV率も高くなり、サイト滞在時間も伸びる効果が期待できます。
そこで検索サジェストやキーワードプランナーとマインドマップを併用して、サイトのペルソナが「どのような検索キーワード」の「どのような内容」を求めているのかを把握し、記事を執筆するのにマインドマップを役立てます。
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SEOに活用するマインドマップの作り方
SEOに活用できるマインドマップの作り方を紹介します。なおここでは「脱毛サロン」を例に実際にマインドマップを作成するので、参考にしてください。
上位表示サイトをチェックしユーザーが欲しい情報を確認
上位表示サイト10〜20程度をチェックし、タイトルと内容を入力していきます。
内容が薄くとも、ドメインパワーが強かったり、被リンクが多かったり、E-A-Tが高いサイトは上位表示されるケースもありますが、上位表示されているページは、ユーザーの疑問や悩みに的確に答えていることが多いです。
そこで上位表示サイトの内容を参考にして「どのような情報を記載すればユーザーのニーズに応えることができるのか」を把握します。
例)
- 1:本気で脱毛エステを検討するなら事前に見ておきたい!口コミで徹底比較!おすすめ脱毛サロン5選♡
- 内容:料金・施術部位・来店頻度・所要時間・期間・回数・口コミを基準に「キレイモ」「銀座カラー」「エピレ」「ミュゼプラチナム」「脱毛ラボ」を比較
- 2:【徹底比較】おすすめの人気脱毛サロン10選【2019年最新版】
- 内容:脱毛サロンの予備知識と脱毛サロンの選び方の解説。「施術満足度」「接客満足度」「施設満足度」「予約の取りやすさ」を基準にトップ10の脱毛サロンを紹介
以上のように、マインドマップを見ただけですぐに内容がわかるように記述していきます。なお上位表示の難易度によっては簡略化した内容でも問題ないと思われます。
検索サジェストで関連して検索されるキーワードを確認
検索サジェストで関連して検索されるキーワードを確認してマインドマップにまとめます。
Googleの検索窓に検索キーワードを入力すると、ユーザーが検索した関連キーワードが一覧で表示されています。関連キーワードを確認することで、メインとなる検索キーワードを調べたユーザーが他に必要としている情報を確認することが可能です。
上の例は脱毛サロンの検索サジェストです。脱毛サロンで検索している方は、医療脱毛や安い脱毛サロン、メンズの脱毛サロンなどの情報を知りたいと考えているということがわかります。これらの検索キーワードを必要に応じて記事に入れることで、ユーザーの求める情報を提供できる質の高い記事にすることが可能です。実際、検索1位の記事は、「料金」や「キレイモ」「キャンペーン」「比較表」を含んでいました。
またこれらの検索キーワードに関する記事を別にサイトに入れることで、サイトの専門性を高めて、よりユーザビリティの高いサイトにすることが可能です。
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キーワードプランナーで他の検索キーワードを確認
続いてはキーワードプランナーで、「脱毛サロン」と検索した人が他に検索している検索キーワードを確認しマインドマップにまとめていきます。
キーワードプランナーでは「脱毛サロン」というキーワードを含まない検索キーワードも関連性が高ければ表示されます。
キーワードプランナーに出てくる関連性の高いキーワードを参考にサイトに記事を入れていくことで、サイトに訪問したユーザーが他の記事にアクセスしたり、CV率を高めることが可能です。
キーワードプランナーの登録方法から使い方については、下記の記事をご参照ください。
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ペルソナからニーズを把握する
サイトやサービスを作成した際に設定したペルソナを、マインドマップを利用して、掘り下げを行い、ペルソナが求める情報のニーズを把握します。
たとえばペルソナが「20代前半 総合職 OL」であれば、多少は値段が高くても予約が取りやすく、仕事をしながらも通いやすい脱毛サロンを必要としており、「20代前半 フリーター 女性」であれば、安い脱毛サロンを必要としている可能性が高いです。それぞれのペルソナにあった記事を作成します。
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情報をまとめて記事執筆に入る
最後にこれまでマインドマップを作成してきた情報をまとめていきます。まずはユーザーの検索キーワードをまとめるのがおすすめです。これらのキーワードを参考にサイトに記事を入れていきます。
続いてユーザーが知りたい情報をまとめていきます。
これらのマインドマップを参考に、サイトにどのような記事が必要なのかを判断したうえで、各記事にどのような情報が必要なのかを確認していくことをおすすめします。
無料で利用可能なマインドマップツール
マインドマップを作成するのであれば、マインドマップツールの利用がおすすめです。ここでは人気の無料マインドマップツールを紹介します。
Lucidchart
Lucidchartは1,500万人に支持されているクラウド版の図作ツールです。次の画像のようなマインドマップを作成することも可能です。
マインドマップに特化したツールに比べると、直感的にマインドマップを作成するのは難しいという短所があります。しかしクラウドで共有できるため、共同で編集したり、フィードバックを貰ったりするのが簡単なのが長所です。
Lucidchart
なお利用には登録が必要ですが、Googleアカウントがあればすぐに利用開始できます。
Xmind
XMind8ダウンロードして利用します。マインドマップの作成に特化したツールとなっているため、余計な機能が少なく直感的にマインドマップを作成することが可能です。
XMind8のUIは非常にシンプルです。
動作も軽く、ストレスなく作業できます。複数人で共有しながらマインドマップを作成するような場合には、Lucidchartをおすすめしますが、1人で利用するのであればXMind8をおすすめします。
XMind8
Coggle
Coggleは日本語対応しているクラウド版のマインドマップツールです。マインドマップに特化しており、簡単に見やすいマインドマップを作成できるうえ、共同編集機能がついているため、複数人でマインドマップを作り上げることができます。
次の画像のように、coggleのマインドマップは非常に見やすいです。
coggleはLucidchartとXMind8の良いとこ取りをしたようなツールです。ただ日本語対応しているものの、日本語が不自然な部分があります。
coggle
まとめ
マインドマップを利用して、上位表示サイトや検索サジェストからユーザーの求めている情報を整理したり、ペルソナを掘り下げてから記事を作成することで、記事の質を高めることができます。またユーザーが関連して検索している検索キーワードを狙った記事をサイトに入れていくことで、サイト全体の完成度を高めることも可能です。LucidchartやXmind、Coggleを利用して、マインドマップを作成していただくことをおすすめします。
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