コンテンツシンジケーションとは?その効果と利用する際の留意点

SEO対策実例・コラム
2019.12.27
2020.01.12
コンテンツシンジケーションの効果とrel=canonicalの留意点

コンテンツシンジケーションは、複数のWEBサイトに記事の提供・配布を行いコンテンツを掲載することです。ここでは、コンテンツシンジケーションのメリット、デメリットを解説しています。自分のサイトの記事がオリジナルであることを知らせるためにrel=”canonical”を設定しているにもかかわらず、その設定が無視されてしまう場合もありますので、コンテンツシンジケーションを行うリスクについても知っておきましょう。

コンテンツシンジケーションとは?

コンテンツシンジケーションとは、第三者のサイトを含む複数のサイトに自分の記事を提供・配布して、異なるサイトに同一のコンテツを掲載することを指します。

自分のサイトの認知度を拡大するために、大手メディアなどアクセス数の多い人気サイトにコンテンツシンジケーションを行うケースが多くみられます。

しかし、オリジナル記事より配布記事の評価が高い(検索結果で表示位置が高い)と、自分のサイトへの流入が、コンテンツシンジケーションを行う前より減少してしまうというリスクがあります。

コンテンツシンジケーションのメリット

コンテンツシンジケーションのメリットは、より多くのユーザーに知ってもらうことができることです。自分のサイトよりもアクセス数が多いサイトにコンテンツシンジケーションを行うことで、本来はその記事に接する機会がなかったはずのユーザーにも自分のコンテンツを読んでもらうことができるのです。

多くのユーザーに知ってもらうことで、コンテンツを気に入ったユーザーから質の高い被リンクを得られる機会も増えます。多くの被リンクを獲得できればドメインパワーの強化に繋がります。rel=”canonical”を設定していれば、リンクポピュラリティが分散することも防げるため、配布記事に対して貼られる被リンクも、オリジナル記事の評価となります。

※被リンクを増やす方法については、次の記事を参考にしてください。

SEO効果がある被リンクを増やすコツを紹介-要注意なリンクとは

なお、コンテンツシンジケーションを行い配布記事からオリジナル記事へ外部リンクを貼ることで、SEO効果が高まることありませんので注意しましょう。

2013年以前は、配布記事からオリジナル記事へ外部リンクを貼ることでSEO効果を高めることができたため、そういった手法が多くみられましたが、2013年以降(2018年まで)、スパムとしてペナルティの対象となりました。現在では、SEO効果はないもののペナルティにはなりません。

コンテンツシンジケーションのデメリット

コンテンツシンジケーションのデメリットは、オリジナルの記事よりも、記事を提供・配布した先の記事が上位に表示される場合があることです。

実例として、配信元であるCNET Japanやjapan.internet.comのオリジナル記事は検索結果に表示されず、コンテンツシンジケーションで記事の提供を受けた読売新聞の記事のみ検索結果に表示されていたことがありました。

また、個人ブログなどのドメインパワーが弱いサイトがドメインパワーの強い大手サイトにコンテンツシンジケーションを行うと、非常に高い確率で、個人ブログのオリジナル記事の検索順位が、大手サイトの配布記事よりも下回っていました。

こうしたリスクを回避するためにどういう対策をとればよいでしょうか。

コンテンツシンジケーションを行う時に必要な対策

オリジナル記事をオリジナルとして判別してもらい、配布記事より上位に表示させるための対策を挙げます。

  • rel=”canonical”を設定する
  • 公開日時をずらす
  • 限定コンテンツを公開する

rel=”canonical”を設定する

rel=”canonical“はURLの正規化を行うために利用する属性値で、head要素内で利用します。重複するコンテンツを含むページが存在する時に、それらの重複ページから元となるページに向けてrel=”canonical”を設定することで、検索エンジンに元となるページがオリジナルであることを伝えることが可能です。

コンテンツシンジケーションを行う際にも、記事配布・提供を行う配信先のページから、オリジナル記事に向けてrel=”canonical”を設定します。

<link rel="canonical" href="オリジナルページURL">

このコードを配布記事のheadタグの中に記述してください。オリジナル記事が配布記事より下位に表示されたり、重複コンテンツと誤認されて表示されなくなることを防ぐことができます。

公開日時をずらす

Googleなどの検索エンジンはいくつかのシグナルを用いて、コンテンツの最初の作成者を判断します。そのシグナルの1つが公開日時です。先に公開されたものをオリジナルのコンテンツと判断しています。

そこでコンテンツの公開日時をずらすことが有効です。オリジナル記事を先にインデックスさせるために、コンテンツシンジケーションで記事を配布している配布先のサイトでの公開を、オリジナルの記事の公開日時より遅らせることがポイントです。

限定コンテンツを公開する

コンテンツシンジケーションを行うときは、オリジナル記事と全く同じコンテンツを配布・提供するのではなく、オリジナル記事の30%~60%に限定したコンテンツを提供することも有効です。

限定コンテンツを公開することで、重複コンテンツと判断されることを回避できますし、情報量の多いオリジナル記事が重要度の高いページとして高評価され、上位に表示されることが期待できます。

rel=”canonical”を設定してもダメな場合がある?その理由

rel=”canonical”を設定することで、配布記事がオリジナル記事よりも上位表示されることを防ぐことができるケースがほとんどです。しかし、rel=”canonical”はクローラーへの「シグナル」であり「命令」ではないため、必ずしも実行処理されるわけではないことに注意しましょう。

Googleなどの検索エンジンが、rel=”canonical”に従わずに配布記事が上位表示される現象には、主に3つの原因が考えられると、Search Consoleの前進であるWebmaster Toolを開発したヴァネッサ氏が説明しています。

  1. 配布記事が先にインデックスされた
  2. rel=”canonical”に技術的な問題が発生している
  3. 配布記事とオリジナル記事の内容が異なる

配布記事が先にインデックスされた

オリジナル記事がまだインデックスされていない状態で配布記事が先にインデックスされたため、rel=”canonical“に対応できていない、というケースが最も一般的です。

特に、大手メディアなどにコンテンツシンジケーションを行う場合ですが、リンクが多い大手メディアの記事はインデックスされやすいため、オリジナルより先に配布記事がインデックスされてしまうことが多いようです。

オリジナル記事のインデックスが遅れているだけであれば、オリジナル記事がクロールされrel=”canonical“が機能することで解決します。インデックスを早める方法は下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

【2018年9月】サーチコンソールがリニューアル!新しいサーチコンソールの機能と使い方について解説

また、オリジナル記事を先に公開して、オリジナル記事がインデックスされたことを確認したあとでコンテンツシンジケーションを行うという方法もあります。

rel=”canonical”に技術的な問題が発生している

rel=”canonical“を設定していても、技術的な問題が発生している場合もあります。例えば、以下のような場合がありますので確認しましょう。

  • rel=”canonical”のURLが間違っている
  • 構文が間違っている
  • rel=”canonical”をbodyセクションに記述している
  • headセクションに不適切な記述が存在する
  • robots.txtでページが許可されていない
  • noindexが設定されている

配布記事とオリジナル記事の内容が異なる

コンテンツシンジケーションの配布記事は、オリジナル記事と同一であるか類似しているコンテンツであるため、このケースに該当することはほとんどないと考えられます。

しかし、稀に、記事の提供・配布を受けたサイトの記事に、オリジナル記事にはないコンテンツが多く追加されていることがあります。追加されたコンテンツの割合が大きいと、配布記事がオリジナルコンテンツと判断されることがあり、rel=”canonical”が機能しなくなることがあります。

この場合は、配布記事とオリジナル記事が同一・類似コンテンツとは判断されていないため、オリジナル記事が重複コンテンツと見做されて検索結果に表示されないという状況は考えにくいですが、オリジナル記事よりも配布記事が上位表示される可能性があります。

まとめ

コンテンツシンジケーションを行うことで、新規ユーザーへのアプローチが可能となり、対象が広がってユーザーからの被リンクの効果も期待できます。しかし、対策を怠れば、オリジナル記事が検索結果に表示されなくなったり、配布記事の方が上位表示されたりするリスクもあります。

コンテンツシンジケーションの効果を最大限に生かすためには、rel=”canonical”を正しく設定することはもちろん、オリジナル記事の公開を早めたり、配布するコンテンツを限定するなど、オリジナル記事のオリジナリティを確保する対策をしっかりとるよう留意しましょう。

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