Yoast SEOの基本設定方法と使い方を画像付きで解説
2021.11.30
WordPressでホームページやブログを立ち上げた際に、どのSEO対策プラグインを入れた方がよいのか悩むことはあるのではないでしょうか。本記事では、世界的に利用者の多い人気SEO対策プラグインの「Yoast SEO」について、画像付きでなるべく分かりやすく基本設定方法と使い方を解説していきます。
Yoast SEOとはどんなツール?
Yoast SEOは2008年に開発されて以来、現在まで多くの方に利用されているWordPressサイトのSEO対策プラグインです。
有料プランもありますが、無料プランでもSEO対策に必要な機能が十分に備わっておりますので、これからWordPressでホームページやブログを始めるといった方は入れておいて損はないプラグインです。
Yoast SEOでできること
Yoast SEOでできることは、主にコンテンツSEOや内部対策の課題を解決するのに役立つツールとなっておりますが、TwitterやFacebookといった外部対策も行うことができますので、オールインワンのSEO対策プラグインとなっています。
▼コンテンツSEO
- コンテンツのSEO解析や可読性解析
- タイトルタグ・メタディスクリプションタグの設定
- Google検索結果に表示されるページのプレビューの確認
▼内部対策
- XMLサイトマップ(xml)の自動生成
- Google Search Console等検索エンジンのウェブマスターツールとの連携
- パンくずリストの設定
- robts.txtや.htaccessを確認・修正することが可能
▼外部対策
- ソーシャルメディア(Facebook・Twitter)の設定
Yoast SEO のインストール方法
Yoast SEOを利用するためには、プラグインをインストールする必要があります。
インストール方法については、以下の手順で行って下さい。
※他のプラグインとインストールする方法は変わりませんので、不要の方は飛ばしてくださいね。
- WordPress管理画面の『プラグイン』から「新規追加」をクリック
- 検索キーワードに『Yoast SEO』と入力し、該当のプラグインの「今すぐインストール」をクリック
- インストールが完了したら「有効化」をクリック
- 『インストール済みプラグイン』で「Yoast SEO」が使用中になっているか確認する
1.WordPress管理画面の『プラグイン』から「新規追加」をクリック
2.検索キーワードに『Yoast SEO』と入力し、該当のプラグインの「今すぐインストール」をクリック
3.インストールが完了したら「有効化」をクリック
4.『インストール済みプラグイン』で「Yoast SEO」が使用中になっているか確認する
Yoast SEOの基本設定方法と使い方:一般
それでは、始めに「Yoast SEOの基本設定方法と使い方:一般」について見ていきましょう。
大きく分けて、「機能」、「連携」、「ウェブマスターツール」の3つがありますが、ここでは、「機能」と「ウェブマスターツール」の2つを紹介していきたいと思います。
その前に、前提条件として実行環境の方を記載致します。
▼実行環境
・WordPress5.8.2
・テーマ:Twenty Twenty
・プラグイン:Yoast SEO(無料)
機能
機能では、コンテンツの問題点を解析してくれるSEO解析や可読性解析といった機能やsitemap.xmlを自動で作成してくれるXMLサイトマップといった機能があります。
それでは、各機能について見ていきましょう。
SEO解析
SEO解析では、タイトルやディスクリプション、内部リンクや画像のalt属性といったSEO対策を行う上で重要な内容を解析してくれます。問題点や改善点などを洗い出してくれますので、重要度の高い内容から可能な範囲で一つずつ対応していくとよいでしょう。
可読性解析
可読性解析では、文章の構造(見出し構造)やスタイル(長さ)の診断結果を表示してくれます。
文章の読みやすさを考える上で、段落の長さや文の長さは重要になってきますので、修正する目安の一つとして、可読性の解析結果を見るのはよいでしょう。
XMLサイトマップ
XMLサイトマップをオンにすると、自動的にサイトマップを作成してくれます。
XMLサイトマップを作成するメリットとしては、公開したばかりでクローラーが回ってきにくいサイトや大規模サイト、クローラーが内部リンクを辿りにくいサイトやページなどに対して、検索エンジンにクロールして欲しいURLを伝えるために作成するファイルです。
Yoast SEOでは、このXMLファイルの作成や更新を手動で行うのではなく、動的に作成してくれる機能が備わっております。そのため、新規コンテンツを作成する度に更新するといった手間も必要なくなりますので、この機能をオンにしておくとよいでしょう。
sitemap.xmlについては、下記の記事で解説しています。
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ウェブマスターツール
ウェブマスターツールでは、Baidu、Bing、Google、Yandexといった4つの分析ツールの認証コードを入力する欄があります。そこに、入手した認証コードを指定の場所(ツール)に入力することで、ウェブマスターツール側の所有権を確認することができます。
Google Search Console
最も有名なウェブマスターツールは、Google Search Consoleでしょう。
Google Search Consoleを導入する際に、いくつか所有権を確認する方法があります。
その一つに、HTMLタグで確認する方法があります。
HTMLタグでの確認方法をクリックした際に、下記のような形でメタタグが表示されますので、「content=”…”」の「…」の部分をコピーして、上記画像のGoogle認証コードに入力することで、所有権が確認され、Google Search Consoleと紐付けることが可能です。
<meta name="google-site-verification" content="..." />
Google Search Consoleについては、下記の記事で解説しています。
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Yoast SEOの基本設定方法と使い方:検索での見え方
それでは、「Yoast SEOの基本設定方法と使い方:検索での見え方」について見ていきましょう。
大きく分けて、「一般(TOP)」、「コンテンツタイプ」、「メディア」、「タクソノミー」、「アーカイブ」、「パンくずリスト」、「RSS」の7つがありますが、ここでは、下記4つを紹介していきたいと思います。
一般
「一般」では、タイトル区切りに使用する記号やホームページのタイトル、メタディスクリプションなどの検索結果の見え方を設定することができます。
コンテンツタイプ
「コンテンツタイプ」では、投稿ページと固定ページのタイトル、メタディスクリプションなどの検索結果の見え方を設定することができます。
方法としては、「タイトルを追加」という枠にタイトルを入力して、メタディスクリプションは、「投稿内容」を入力する箇所の下にある「Yoast SEO」の指定の箇所(メタディスクリプション)に入力することで、下記のように反映されます。
タクソノミー
「タクソミー」では、カテゴリーとタグのタイトル、メタディスクリプションなどの検索結果の見え方を設定することができます。
パンくずリスト
現状のデフォルトの設定のままでも利用できますが、「コンテンツタイプのパンくずリストに表示するタクソノミー」を編集することで、パンくずリストにカテゴリーを表示させることができます。
後は、header.phpに下記のコードを記載することで、パンくずリストをサイト全体に表示させることができます。
<?php
if ( function_exists('yoast_breadcrumb') ) {
yoast_breadcrumb( '<p id="breadcrumbs">','</p>' );
}
?>
公式サイト:Yoast SEO
パンくずリストについては、下記の記事で解説しています。
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Yoast SEOの基本設定方法と使い方:ツール
それでは、最後に「Yoast SEOの基本設定方法と使い方:ツール」について見ていきましょう。
大きく分けて、「インポート・エクスポート」、「ファイルエディタ」、「一括変更」、の3つがありますが、ここでは、ファイルエディタについて紹介していきたいと思います。
ファイルエディタ
ファイルエディタでは、SEOにとって重要なファイルとなるrobots.txtや.htaccessといったファイルを簡単に編集することができます。
robots.txt
robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対してウェブページへのアクセスを制限・許可するためのテキストファイルです。
そのため、クローラーが特定のウェブページにアクセスすることを許可するか、許可しないのかを記述します。
ただ、誤った記載をすると、評価して欲しいページが検索エンジンに評価されない、インデックスされないといった問題が出てきてしまうので、
記載に誤りがないかチェックしてから変更を保存しましょう。
robots.txtについては、下記の記事で解説しています。
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.htaccess
.htaccessは、Webサーバーを制御する設定ファイルです。
出来ることとしては、アクセス制限やリダイレクト設定を行うことできます。
こちらも重要なファイルになりますので、記載に誤りがないかチェックしてから変更を保存しましょう。
.htaccessについては、下記の記事で解説しています。
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まとめ
いかがでしょうか。Yoast SEOの基本設定方法と使い方を画像を交えながら紹介していきました。
全般的なSEO対策ができるので、これを機会に導入してみるのはいかがでしょうか。
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