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なぜLINE広告は、他のSNSより優秀だと評価されているのでしょうか。本記事では、即効性が高いと評判のライン広告について、11種類もある配信面の特徴やターゲティングの強み、始め方などについて解説します。
目次
コンテンツSEOもSNS広告も、集客を増やして「商品の販売」や「サービス利用」といったCV(コンバージョン)に繋げるという目的は同じです。
しかし、効果が得られるまで早くても半年ほどかかるSEO対策と比べると、SNS広告は短期間で結果に繋がるのが魅力。
中でも注目されているのが、アプローチ方法が豊富なLINE広告なのです。
▼LINE広告でできること
数あるSNS広告の中で、特に利用者が多く効率的なアプローチに適していると評価されているLINE広告。
他のSNS広告と比べて、どこが優れているのでしょうか。
なお、InstagramやTwitterといった他のSNS広告と比較したい!という方は、下記の記事もご一読ください。
月間アクティブユーザー数の多さは、LINE広告の最大の魅力と言っても過言ではありません。
その差は一目瞭然!日本国内では世界的にシェアを伸ばしているFacebookやYouTubeを抑え、LINEの方が多くの方に利用されているのです。
順位 | SNSの種類 | 月間アクティブユーザー数(国内) |
---|---|---|
1位 | LINE | 8,600万人 |
2位 | YouTube | 6,200万人 |
3位 | 4,500万人 | |
4位 | 3,300万人 | |
5位 | 2,800万人 | |
6位 | TikTok | 950万人 |
ライン広告の公式サイトLINE for Businessでは、マクロミル社による調査結果(2019年7月実施)が公開されています。
特筆すべきは、圧倒的なリーチ力!ライン広告なら、他のSNS広告では届かないターゲットもアプローチ対象になるのです。
ちなみに、SNSを1つも使っていない非利用率は10.9%でした。
▼LINEのリーチ力
ライン広告は開封率の高さにも定評があります。
下記の通り、一般的なメルマガよりも2倍も見てもらえる確率が高いのです。
▼開封率の違い
メリットばかりが話題になっているLINE広告ですが、デメリットや注意点が全くない訳ではありません。
ここでは、あらかじめ押えておくべき問題点について解説します。
LINE広告は、事前の審査をパスしなければ利用できません。
中でも、下記のような業種や商材はガイドラインで掲載が認められていないのです。
▼NG商材の一例
掲載不可の商品やサービスは上記以外にもありますので、あらかじめLINE公式HPの一覧表で確認しておいた方が安全です。
審査に通ったからと言って、どんな表現を使っても良いという訳ではありません。
下記のように、商材やサービスによっては「決められた文言を使う」または「忌避事項」のルールが設けられているのです。
▼対象商材や業種の一例
ライン広告として無理なく扱えるかどうか、LINE Business Guide「表現上の制限・禁止事項(P171)」にて、確認しておきましょう。
2021年2月現在、ライン広告のバリエーションは11種類まで増えています。
トークリストの上部に表示される「スマートチャンネル」には、ユーザーの趣味嗜好に合わせたお役立ち情報がピックアップされ自動で配信されていますが、ここに広告を配信することができます。
トークリストはユーザーの利用率が最も高く、最上部という目につきやすい場所に配信されるため、大規模なプロモーションに向いています。
LINE NEWSでは、新聞・テレビ・雑誌・webなど、種類を問わず300を超えるメディアがダイジェスト形式のニュース配信を行っています。月間アクティブユーザーは6,800万人を超え、ユーザー層は男女比が47%:53%でほぼ同数、年代も20代~50代の幅広いユーザーに利用されています。
ニュースという鮮度の高いコンテンツと紐づけるので、即効性・話題性の高い商材ほど有利です。
タイムラインの月間アクティブユーザーの内、72%以上が月に1回はタイムライン上に表示されるLINE広告に接触しています。
タイムラインに掲載するLINE広告の用途は、下記の3種類です。
▼タイムラインに掲載するLINE広告の用途
また、タイムラインのユーザー属性には下記のような特徴があります。
▼タイムラインのユーザー属性
中にはLINE公式アカウントをブロックしているにもかかわらず、タイムラインだけは利用しているユーザーも少なくありません。
5,400万人を超える月間利用者数を誇るウォレット。
男性44.2%、女性55.8%と女性のユーザーが10%ほど多く、意外にも20代が24.3%、50代が23.5%と利用率が同程度となっています。
スマホマンガアプリのダウンロード数ランキングで1位に輝いているLINEマンガ。
アプリダウンロード数が国内だけで2,300万を超えており、性別・年代を問わず、LINE広告の効果が期待できます。
月間PV数の平均値が3.2億と、驚異的なシェアが際立つLINEポイント。
ユーザー属性は男女比率が33%:67%で、40~50代が半数以上を占めており、40代・50代の女性をターゲットにしたマーケティングが適していると分かります。
タレントなどの著名人も利用しているLINE BLOGは、公式ブロガーが2,500組以上にのぼります。
ユーザー属性は女性が66%と圧倒的に多いものの、20代、30代、40代はそれぞれ25%程度で年代によるに差はほとんど見られません。
国内における「LINEチラシ」の月間利用者数は5,600万人。
配信されるデジタルチラシはユーザーごとにパーソナライズされ、近隣店舗のセール情報など「地域性」にフォーカスしています。
ユーザー属性は女性が75%、年代別には40代が26%、50代が27%を占めている傾向から、40~50代の女性をターゲットとした商材・サービスが最も理想的と言えるでしょう。
飲食店からレジャー施設まで、全国約50,000店舗が加盟している「LINEクーポン」。
男女比率は30%:70%で、40代は26%、50代は36%となっており、LINEチラシと同様に、ターゲットのボリュームゾーンは40~50代の女性になっています。
会員登録数が3,000万人を突破した「LINEショッピング」では、約250社と提携してファッションから家電まで1億点を超える商品を扱っています。
男女比率は3:7と圧倒的に女性が多く、年齢層も高めです。
大規模かつ多種多様なユーザーへのアプローチを目的としている方におすすめなのが、「LINE広告ネットワーク」です。
国内最大級のSNSであるLINE関連サービス全般が対象となっていますので、実に8,600 万MAUをターゲットにすることができます。
男女比は38%:62%で女性に偏りが見られますが、年代に大きな差はなく、網羅しているメディアのジャンルが豊富なのも大きな強みです。
2021年2月現在、LINE広告の配信機能は8種類から選べる仕組みになっています。
特筆すべきは、詳細かつ精度の高いターゲティングが可能で、戦略に合った配信機能をマッチングさせることができる、という点でしょう。
ちなみに、LINE広告はターゲティングの属性を下記5種類に分類することで、よりピンポイントで狙い目のユーザーにアプローチできる仕組みになっています。
▼ターゲティング属性の種類
ユーザー属性だけでなく興味・関心を推測し、さらに複数の属性を使った詳細ターゲティングが特徴。
特定のユーザーを厳選してライン広告を配信するので、アクションにつながりやすいのが最大の魅力です。
▼デモグラフィックデータ配信の特徴
国内最多の利用者数を誇るだけあって、膨大なユーザーデータを活用した配信機能。
ユーザーが過去に購入した商品から好みを推測し、同じまたは類似商品などをレコメンドできます。
LINE公式アカウントの「友だち獲得」を目的とした配信機能です。
あえて自然な流入を狙うことで、無理なく関心度の高い友だちだけを集めることができます。
▼友だち追加の特徴
ライン広告におけるオーディエンスとは、配信するターゲットを指しています。
友だちをアクションに繋がる可能性の高さで分類することで、効率化が図れるのです。
▼作成できるオーディエンス
過去に商品購入や資料請求などを行ったコンバージョンオーディエンスには、限りがあります。
そこでおすすめしたいのが、「見込み客の新規開拓」です。
CV歴のある優良ターゲットと顧客情報が類似しているユーザーを新たにLINE内で探して広告を配信するので、ゼロから開拓するよりも手間がかかりません。
ただし、類似性の程度によって下記のような一長一短があります。
▼類似性の高低による影響
数ある配信機能の中でもLINE広告の「配信対象」と「目的」が極めて明確で、結果に繋がる確率が高いのが強みです。
ユーザーがアプリ内で行った「過去の行動」を活かしてターゲティングします。
▼リエンゲージメント配信の特徴
「ライン広告は難しそう…」「ターゲティングのコツが分からない」と思われている方におすすめなのが、機械学習を活用した「自動最適化配信」です。
▼自動最適化配信のプロセス
運用型広告の場合、リアルタイム・配信後を問わず配信面や期間といった掲載内容を調整することができます。
一方、あらかじめLINE広告の掲載内容が決まっているタイプを「予約型広告」と言い、配信後の調整はできません。
予約型広告の配信システムには、「リーチ&フリークエンシー」と「ブランドリフトサーベイ」の2種類があります。
▼リーチ&フリークエンシーの特徴
▼ブランドリフトサーベイの特徴
ライン広告の課金方法には「クリック課金」と「インプレッション課金」の2種類があり、
さらに入札方式の場合は「手動入札」または「自動入札」を選択する仕組みになっています。
「広告の配信方法」や「取り扱う商品・サービス」によって、使い分けができるようになっているのです。
クリック課金の料金は、広告を表示するだけでは発生しません。
▼クリック課金のポイント
ちなみに、下記のようなケースではたとえクリックやタップをしても料金は発生しません。
▼クリック・タップしても広告費が無料になるケース
インプレッションとは最後まで視聴された状態を指しており、回数によって課金される金額が異なります。
例えば動画広告の場合であれば、最後まで再生されてはじめて料金が発生するのです。
▼インプレッション課金のポイント
キャンペーンの予算設定は、以下の3種類から選べる仕組みになっています。
▼キャンペーン予算設定の種類
月または期間で予算を設定すると、上限に到達した時点で配信が停止されます。
前述したキャンペーンも広告グループも、あらかじめ予算の上限を設定するという点は同じですが、設定条件は異なります。
▼キャンペーンと広告グループの違い
LINE広告を始めるには、下記の2点を取得しなければなりません。
ちなみに、2019年11月以降はアカウント作成から支払いまで、手続きの全てがオンライン上で完了できるサービスが利用できるようになっています。
発行されたID・パスワードは、必ず控えておきましょう。
遷移先URLはもちろん、広告の正式名とWebサイトのサービス名称が一文字でも一致していなければ審査に落ちてしまうので注意が必要です。
その後、登録情報を元に企業や商材について審査が行われます。
なお、LINE Tagの設定や手順については画像つきで解説されている公式サイトを参照して下さい。
一通り入力した情報を元に審査が行われ、合格の連絡が届いたら広告配信を開始することができます。
審査にかかる期間は決まっていませんが、あらかじめ「LINE広告審査ガイドライン」に目を通しておくと良いしょう。
LINEは、日本の人口の66%以上の方が生活インフラとして利用しています。
それだけ多くの方が利用しているのですから、LINE広告が大きなビジネスチャンスに繋がると評価されているのも当然かもしれません。
数年前から低価格でも配信できるよう、料金体形も改善されていますので、1度は試してみる価値はありそうです。