【入門】SEO初心者向け!Googleアナリティクスの用語説明
2020.07.14
みなさん、こんにちは。
今回はGoogleアナリティクスを活用するために知っておくべき用語の説明を
おこなっていきたいと思います。
Googleアナリティクスとは、Webサイトについての様々な情報を解析し、サイトの改善点などを教えてくれる、Webサイト運営の心強い味方です。
サイトの解析と聞くと最初はとっつきにくそうに思えてしまいがちですが、今回は初心者向けに、どこをどう見れば効果的なのかという点についても解説していきます。
今回の記事を書いている私自身、まだまだSEO業界に足を踏み入れたばかりの初心者。
ディープな解説ではなく、まずは用語の意味するところが分かる程度の説明をおこないます。
私のようなSEO初心者の方の勉強の取っ掛かりとなれば嬉しく思います!
「コンバージョン」とは?
「コンバージョン」はwebマーケティングをおこなう際に非常によく聞く言葉だと思います。
「サイト訪問者が運営者にとって価値ある特定の行動に至ること」という意味を持つ言葉がコンバージョンです。
Googleアナリティクスの各データを確認してコンバージョンが達成できているかどうかを確認していくことが、webマーケティングにおいて重要となります。
サイトでの会員登録、問い合わせ、商品購入などなど・・・。
サイトやビジネスの形式によってコンバージョンは様々に変わります。
そのコンバージョンを設定するために、また、達成しているのかどうかを判断するために知っておきたい用語を次項目でまとめます。
Googleアナリティクスを用いる前に知っておきたい基本用語10選
トラフィックチャネル
サイトを訪れたユーザーが「どこから来たのか」を表示する項目です。
検索エンジンから、広告から、SNSから、というように、どこからの流入が多いのか・少ないのかを判断できます。
一つのサイトでも、訪れる人の辿ってきた道筋は様々です。これを解析して訪問者の足跡をたどることで、このサイトがどこからアクセスされているか、といったSEOに役立つ重要な情報を得ることができます。
参照元 / メディア
サイトを訪れる元となった検索サイトとメディアの詳細です。
例えば、「Google / organic」」という項目が表示されている場合、それは「Googleでの自然検索」という項目を意味します。「facebook / display」という項目が表示されている場合、「facebookのディスプレイ広告」という項目を意味します。
SNSに広告を出しているのであれば、そちらからの訪問者数は増やしたいですよね。
また、SNSに広告を出しているのにSNSからの訪問者が少ないという場合は、広告の出し方やSNSの利用層とのミスマッチなど、色々な原因が考えられます。このように、参照元のデータを解析することで、広告の効果や検索からの流入など、様々な情報を知ることができるのです。
ページビュー、セッション
一回の訪問者数につきサイトが何ページ見られているか、という数字のことをページビュー、サイトにユーザーが訪問することをセッションと呼びます。
例えば、一人の人が15分サイトにとどまって、3ページ読んでくれたとします。この場合、3ページ読んでくれたので3ページビュー、一回サイトにアクセスしてくれたので1セッション、という数え方をします。
ちなみにセッションは30分の間隔が空くと1セッションという数え方をします。あるユーザーがある1ページを閲覧し始めて30分が経過した後、別のページを見たとしたらそれは2セッションと数えられます。例えば、12時にサイトにアクセスし30分間その1ページを閲覧(または放置)して、30分経過後、12時30分に別のページにアクセスした場合、セッション数は2となります。
サイトにアクセスして数ページを見ている間に30分以上経過した場合は、セッションは切れずに1つのセッションと数えられます。例えば、1ページを10分ずつ10ページ見たとして、最初にサイトにアクセスしてから100分経過していますが、セッションは1です。
ある1ページを閲覧し始めてそのページで30分経過したら一旦セッションが切れるということを理解しましょう。
このページビューとセッションは色々な指標を計算するうえでも欠かせない数字です。直帰率や離脱率などの計算にも必要な考え方となりますので、しっかり確認しておきましょう。
ランディングページ
サイトで最初に訪れたページを指します。
特定のページが最初に見られた回数を閲覧開始数、またはランディングページ数と言います。
ランディングページは、日本語に直訳すると「着地ページ」という意味になります。その名前の通り、訪問者がリンクや検索からたどり着く最初のページのことを、ランディングページと呼んでいます。家に例えると、ランディングページは玄関の部分と言えるでしょう。
このランディングページでいかにサイト訪問者の興味を引けるかという点が、このあと解説する「直帰数」にも関わってきます。訪問者にページを隅から隅までくまなく見てほしい場合、このランディングページのレイアウトや構造がサイト訪問者にとって親切であるか否か、という点がまず重要なポイントになってきます。
直帰数
サイトを訪問して1ページのみを閲覧して、そのまま離脱してしまった訪問の数です。
この直帰数や、この後説明する「直帰率」が高い場合、ランディングページの構造がユーザーにとってわかりにくく不親切であったり、サイトの内容が訪問者の興味を引く内容ではなかったり、といった何らかの問題点がそのサイトにはあると考えられます。そのため、特にサイト改善にはこの直帰率の割合を気にして見てみると良いでしょう。
直帰率
直帰数の割合です。サイトの第一印象を表す指標と考えても良いでしょう。
「直帰率が高い=印象が悪い」という判断となります。
計算式は以下のようになります。
サイト全体の直帰率を見る場合: 直帰率=全体の直帰数÷セッション数
ページ単位の直帰率を見る場合: 直帰率=ページの直帰数÷閲覧開始数
この直帰率の割合が高い場合も、サイトには何かしらの改善点があると考えられます。
ランディングページの構造が見づらい、サイトの読み込みが遅い、サイトのコンテンツの内容があまり興味を惹かれるものではなかったなど、直帰率の高さには様々な原因があります。そのため、ページごとに直帰率を確認して、どのページが最も離脱率が高いか、という点を考えることが、サイトの改善につながります。
例えばランディングページの直帰率は悪くないのに個別のコンテンツページで直帰率が悪かった場合、ランディングページからの誘導は成功しているけれども、コンテンツページの内容が訪問者の興味を惹くものになっていないのかもしれませんし、商品ページならならユーザーの期待する価格と設定した価格が釣り合わないのかもしれません。
このように、直帰率を確認することで、サイトの弱点が見えてきます。サイトの改善には直帰率は欠かせない指標の一つとなります。
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離脱数
サイトを訪問し、そのページが閲覧した最後のページだった割合です。
離脱率はページに対する指標で、直帰率の値も含みます。
計算式は以下です。
離脱率=該当ページの離脱数÷該当ページのPV数
直帰率と離脱率は違うものなので注意しましょう。
例えば商品の説明と価格が掲示されているページが離脱率の高いページであった場合、商品の価格がユーザーが思っていたよりも高かった、商品説明があまりユーザーの購買意欲をそそられない内容だったなど、様々な原因が考えられます。
サイト内の離脱率が高いページを分析することで、ユーザーがよりサイト内にとどまってくれる時間を長くするための改善を行うことができます。
新規率
初めてサイトに来てくれた訪問者のことを、新規ユーザーと呼びます。ただし、過去2年以内にサイトを訪れていなければ、実際にサイトを訪問したのが2回目、3回目であっても新規ユーザーとされます。
この新規ユーザー数をセッション数で割ることで、新規ユーザーがどれくらいサイトに来てくれているかという割合を知ることができます。
次の計算式で表します。
新規率=新規訪問÷セッション数
サイトを通して新規の顧客をどんどん開発していきたい、というような場合には、この新規率が特に重要な指標になります。
リピート率
過去2年以内に2度以上はサイトを訪れているユーザーをリピーターと呼びます。
このリピーターの数を、セッション数で割ることで再訪問してくれているリピーターの割合を求めることができます。
次の計算式で表します。
リピート率=リピーター数÷セッション数
サイトにリピーターを増やしたい場合は特に重要な数字となります。月にどれくらいの人がリピーターとして訪問してくれているか、という点は、コンテンツをどんどん拡張してサイトのファンを増やしたい場合や、商品のリピーターになってほしい場合に特に有効な情報となります。
コンバージョン率
コンバージョンとは目標を達成することをいいます。Googleアナリティクスには目標を設定する機能があり、例えば「会員登録」をコンバージョンとする場合、登録完了ページを目標URLに設定してコンバージョンが測定できるようになります。登録完了ページが訪問されることでコンバージョン1と数えられます。
コンバージョン率は、セッション数とコンバージョン数から導き出すことができ、計算式は以下です。
コンバージョン率=コンバージョン数÷全体のセッション数(訪問数)
Googleアナリティクスでは、目標設定機能を用いなければコンバージョンを測定できません。
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参考サイトも是非ご覧ください
今回は基礎的な用語を10個抜き出して説明いたしました。
私自身、まだまだSEO業界の新参者であり参考サイトを閲覧して勉強しながら記事を作成しております。
私が勉強する際に参考にしているサイトを以下に記します。
アナリティクス ヘルプセンター
アナリティクス 日本版 公式ブログ
また、当コラム内にも初心者向けの解説記事がありますので、よろしければそちらもご覧ください。
セッション数やPV数、トラフィックチャネル内の用語などはそちらで解説させていただいております。
4月は多くの企業で新年度が始まる月。そのタイミングで初めてSEOやGoogleアナリティクスという言葉に業務で触れる方もいらっしゃるかと思います。本記事がそのような方の一助になれば幸いです。
本記事の内容はあくまで基本の用語説明。
私もこれからもっと勉強してより深いSEO情報を発信できればと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
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