ドメイン年齢が長いほどSEO効果は高いってほんと?関連性を徹底解説

SEO内部対策
SEO対策
2021.01.25

「書いたコンテンツが全然上位表示されない!」「やっぱり長くやってるサイトじゃないとSEOで勝てないのかな・・・」

こういった疑問を持つ人が、このページを見ていることでしょう。
息が長い、ドメイン年齢が高いサイトにどうやって追いつけばいいのか歴が浅いサイトにも勝ち目はあるのかという悩みはサイト運営者にとって誰もが通る道です。

ここではドメイン年齢がSEOに与える影響、歴が浅くても上位表示させる方法までを解説しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、今後のサイト運営に活用してくださいね。

ドメイン年齢とは「Googleに認識されてからカウントされる年数のこと」

別名ドメインエイジ、ドメイン年数とも呼ばれています。ここでは「ドメイン年齢」で統一していきます。

まず勘違いしがちなのが「ドメインを作った日から今日までをカウントする」わけではないということ。もしドメインを作っただけで何もしていなかったらドメイン年齢はいつまでたっても0歳のままです。

Googleがドメインの存在を認識して、検索結果に表示されるようになったその日から今日までのカウントを、ドメイン年齢と言います。

ドメイン年齢は「実年齢ではない」

ここまで聞くとわかると思いますが、「ドメイン年齢は実年齢とは別」ということなのです。
よく「ドメイン年齢を稼ぐために使わないで寝かせておく」といった考えのもと、ドメインを購入したにもかかわらず放置される方が散見されます。しかし、ドメインも使わないままというのは宝の持ち腐れと言っても過言ではありません。

ここでよく言われるのが
「じゃあ1ページだけ検索結果に出るようにしたら放置でいいんだ!」
という意見です。
ですが、その方法も正直SEO的に効果はありません。

ここから先はドメイン年齢がSEOに与える影響や、ドメイン年齢が低いサイトでも検索順位を上げる方法について解説していきます。

ドメイン年齢はSEOにどういった影響を与えるのか

ドメイン年齢は高ければ高いほどGoogleから長く見られることになるため、良い評価が続いているのであればSEO的にかなり良い影響を与えると思われています。

これは老舗のお蕎麦屋さんで考えるとわかりやすいです。老舗であるということは長く続くだけの「お客様からの評価」があるということ。良質なコンテンツを長い間提供し続けることで信頼を積み上げていっているのです。

ドメイン年齢とSEOの真実

これだけ聞くと「ドメイン年齢が高ければSEOに強くなるんだ!」と思われるかもしれないですが、実際そこまで単純なものではありません。

先ほど挙げた例は「良い評価が続いている」という前提があったうえでの話。ドメイン年齢自体が高いだけでは大きな影響を与えにくいのです。

ドメイン年齢は一要素でしかない

ドメイン年齢はあくまで「年齢」でしかありません。年齢が高いというのはあまりアドバンテージにならないのです。

例えば「40歳で何もスキルを持たない人」と「40歳でエンジニア経験がある人」で比べた場合、もしエンジニアとして採用するなら後者の方を選ぶでしょう。

もう一つ例を上げます。「20歳で営業スキルがある人」と「40歳で営業スキルがある人」で比べた場合、ある程度他社からの信頼を持っているのは後者の方ではないでしょうか。

つまり、ドメイン年齢自体がSEOに関係するのではなく、長年の信頼や実績(良質なコンテンツ、被リンク)に価値があるということなのです。

良質なコンテンツの書き方、被リンクを増やす方法については下記のページで解説しています。

ドメイン年齢が低くても検索順位を上げる方法

検索順位というのは、Googleからの評価で変わってきます。その評価基準(以下アルゴリズム)は頻繁に改正されるものの本質は変わらず

  • コンテンツの質(滞在時間に影響する)
  • どれだけ被リンクを受けているか(多くの人から有益であると認められているかの指標)

この二つを抑えることで検索順位というのは上がっていきます。
※その他にも検索順位が決まる要因はありますが、この2項目はその中でも重要な指標となります。

ただ、古くからあるサイトを相手にした場合、サイト運用期間が短いサイトだとサイト内リンク、ドメインパワー等の影響で検索一位を獲得できないことも・・・。

ここからはドメイン年齢が低いサイトでも新規コンテンツで上位表示を獲る戦略、「ランチェスター戦略」を紹介していきます。

ドメイン年齢が高いであろうサイトと戦わない

まず大前提として、ドメイン年齢が高いであろう「よく上位表示されるサイト」と似たような記事を書かないようにしてください。そういったサイトはビッグワード(よく検索されるキーワード)でもドメインパワーで上位にもっていったり、ただまとめただけの記事でもサイト内リンクの多用で上位表示させたりと、まさにパワープレーで立ち回ることが多くなります。まさに強者の戦略ですね。

対して、まだ作ったばかりのサイトでそういった戦略を取ってしまうと、強者に飲み込まれてしまいます。具体的には、「こっちの方が濃い内容のコンテンツなのに上位表示されない」といった現象が起きるのです。

もしうまく立ち回るのであれば、「あまりライバルがいないキーワード(スモールワード)」で記事作成していくと良いでしょう。

ビッグワード、スモールワードについてはこちらの記事で深く解説しています。

質の高いコンテンツを出す

当たり前のことではありますが、そもそも内容の無い「質の低いコンテンツ」を出していては検索上位に表示させることはできません。万が一スモールワードでうまく表示させたとしても、今後他サイトがそのキーワード記事を書いて投稿した際、すぐに追い抜かれてしまいます。

ユーザーの表面的なニーズ解決はもちろん、なぜそのニーズを持っているのかという革新的なところまで見抜き、提案できている記事こそ、質の高いコンテンツです。そこにプラスアルファとして他にはない独自の強み、USPを提示できると、より上位表示されやすくなるでしょう。

SNSを活用し共感と面白さで被リンクを狙う

最近では「SNSの活用」によって被リンクを受け上位表示させるといった手法も増えてきました。

SNSが普及した今、ユーザーはSNS検索でも情報収集するようになってきています。つまり、書いたコンテンツを自身のSNSで発信することによって、その記事が読まれやすくなるだけでなく、いいねやリツイートなどで共有してもらいやすくなるのです。共有してもらうことで閲覧数が増えるとGoogleからの評価が上がりSEO的にも強くなっていきます。

もしこの戦略を用いるのであれば、コンテンツ作成の際は「感情を動かすこと」に意識を置いてみてください。人は誰かと話す、共有する際に「相手が自分の話題に興味を持っているのか、知っているのか」ということをどうしても気にしてしまいます。それを考えた際、ただ情報を網羅するだけでなく、人に話したくなるような内容になっているのか、つまり「共感できる内容」「興味深く面白い内容」であることが重要になってきます。

 

中古ドメインの使用は効果的?

「元々ドメイン年齢が高い中古ドメインは検索上位に表示されやすい」という話がよくあります。確かに理屈としては合っていて、実際サイト構築する際に中古ドメインを購入する人もいるくらいです。

ただし、あまり大きな期待を寄せるべきではないでしょう。

先ほども書いたようにドメイン年齢は一要素でしかありません。大事なのは「記事を見た人がどれだけ満足して、感動するのか」。コンテンツの質、どれだけ多くの人にシェアされるかといった「本質」をおざなりにしていては、ドメイン年齢が高くても検索上位には上がれません。

大前提として本質にこだわったうえで、中古ドメインを活用すると効果的です。

中古ドメインにはリスクが付き物

中古ドメインを使うという選択肢には良いことばかりではなく、下手をすると「自ら首を絞めることになりかねない」ようなリスクもあるのです。

というのも、中古ドメインの中にはペナルティを受けているものもあります。もしそういったドメインを使ってしまった場合、新規ドメインで始めるよりも上位表示されるのが難しくなってしまうのです。中古ドメインで初めてSEO的に優位な状態、+な状態で始めたかったのに、マイナスからはじめてしまっては逆効果ですね。

こういったリスクを考えると、相応のリターンもないため新規ドメインを使用することが無難と言えるでしょう。

ドメインの選び方については下記の記事でも解説しています。

ドメイン年齢の調べ方

ドメイン年齢は、「ohotuku.jp」というツールを使うことで簡単に調べることができます。

使い方としては

  1. 調べたいサイトのURLをコピー
  2. サイトの空白欄にペースト
  3. 調べるボタンをおす

これだけです。いつからドメイン年齢がカウントされているのか1日単位で表示されます。

とはいえ、大事なのは「サイト内コンテンツをいかに充実させるか」ということ。あくまで参考程度に考えて使いましょう。

まとめ

内容をまとめると

  • ドメイン年齢と実年齢は別
  • ドメイン年齢そのものがSEOに関係するというわけではない
  • ドメイン年齢が低くても上位表示させることは可能である

今回お話ししたことを活用して、SEOに強いサイトを構築していってくださいね。

SEOやWEB制作に関する情報を検索する

コラム

最新コラム

人気コラム

過去の記事

ご質問やご相談などお気軽にお問い合わせください。