コンバージョンとは?種類や計測方法を解説
2021.10.04
「サイトをどのような方向性にするかイマイチしっくりこない」
こういった方は必ず最後までこの記事をご覧ください。
この記事では、サイト運営で最も重要な指標と言っても過言ではない「コンバージョンについて」基本的なことを網羅した記事になっています。
実践的な内容も交えているためぜひ最後までご覧ください。
コンバージョンとは
コンバージョンとは、「施策に対する最終的な成果のこと」です。
サイトに訪れた人が商品を購入したり、申し込んだりと訪問者から顧客に転換(英語でコンバージョン)することから、そのように呼びます。
要するに、あなたのサイトに訪れたユーザーがあなたの決めた最終的なゴールに行きつくことです。
マーケティング担当者の仕事は、このコンバージョンの件数を上げるために様々な施策に取り組む人であり、コンバージョンは施策の費用対効果を図るうえで重要な指標と言えます。
コンバージョンの種類
コンバージョンには様々な種類が存在し、それぞれ捉え方が異なってきます。
ここではよく取り上げられる主要な3つを紹介していきます。
直接コンバージョン
まず初めに直接コンバージョンについて紹介します。
直接コンバージョンとは「サイトに訪問したユーザーが一度もサイト離脱せず商品(またはサービス)を購入した数」を指します。
広告からサイトに入ってそのまま衝動買いするケースや、そもそも買うと決めてサイトに入った場合、これに該当することが多いでしょう。
間接コンバージョン
直接コンバージョンとは対照的なのが間接コンバージョン。
直接コンバージョンは「離脱せずコンバージョンすること」にたいして、間接コンバージョンは「一度離脱して後日再訪した際に購入すること」という意味を指します。
サイトを見て購入を検討し、あとから商品を購入するためにサイトに戻ってくるケースがこれに該当します。
ユニークコンバージョン
ユニークコンバージョンとは、「ユーザーの数でカウントするコンバージョン数」のことです。
例えば、サイトから商品が4つ売れたとしましょう。その4つは全て同じユーザーが購入しました。この場合、ユニークコンバージョン数は1となります(購入したユーザーは一人だけだから)。
ちなみに、売れた商品数である「4」は総コンバージョン数と言い、コンバージョンの数そのものを表します。
コンバージョンを図るための重要な指標
コンバージョンに至るための重要な指標として
- 訪問数(サイトへの流入数)
- コンバージョン数(コンバージョンが発生した数)
- コンバージョン率(訪問数に対してコンバージョンに至った割合)
といったものがあります。
例えば、アフィリエイトで「商品の購入をコンバージョンとしている」場合で考えましょう。
サイトへ訪れた人が1000人いたとして、商品購入した人(コンバージョンまで行きついた人)が100人いた場合は、
訪問数:1000人
コンバージョン数:100
コンバージョン率:10パーセント
となります。
ここから、より生産性を上げるためにはコンバージョン率を上げなければいけません。そのため、より関心のあるユーザーが流入するようにしたり、コンテンツそのものを強化する必要があるでしょう。
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コンバージョンの決め方
マーケティングにおいて重要な指標であるコンバージョンですが、「どうやって決めたらいいかわからない!」という方が大多数でしょう。
ですが、サイトの特性によって大きく3つのタイプに分類することができます。
ここでは、そんなコンバージョンの決め方について解説していきます。
ECサイトの場合
ここでいう商品販売とは「実態があるものを売る」と前提において話します。
俗にいうアマゾンや楽天のようなECサイトのことです。
この場合利益を取るには商品が売れなければならないので、コンバージョンは「商品販売数」で考えると良いでしょう。
そのコンバージョンを上げるためにどれだけコストを割き、ユーザー流入数を確保するのかと考えていく形になります。
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コミュニティそのものをサービスとして売りたいとき
コミュニティが売り物、例えばオンラインサロン、有料メルマガもこれに該当します。
一回で終わるものでなく月々支払うサブスクリプション的なものですね。
この場合は「登録数」をコンバージョンとしてとらえればいいでしょう。
いかに離脱されずに継続してもらえているかという「継続率」、コンバージョンしているユーザーへ更に情報発信をして、別のコンバージョンを得るなどといった「連鎖」を意識すると、より大きな利益を得られます。
はじめこそ厳しいかもしれませんが続けていくにつれラクになっていくスタイルのビジネスでもあるのが特徴です。
そんなビジネスを成立させていくためにも、まずそもそもの登録数をコンバージョンとして設定して取り組みましょう。
「ポチる」商品ではない場合
これは実体のないものを売りたいとき、例えば保険や研修といった「大きな金額が動く商品」「細かな規約が多い商品」がよくあてはまります。
この場合、購入ではなくその前段階として「資料請求」「無料メルマガ登録」をコンバージョンとします。
そこからセールスを仕組化させているのであれば、成約数を新たにコンバージョンとして加えたり、直接クロージングして契約をとるなど、戦略を立ててくと良いでしょう。
コンバージョンを増やすツールや考え方
最後に、コンバージョンを増やすうえで役に立つ情報をお伝えしていきます。
今までの内容が座学だとすれば、こちらはすこし実践的な内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
マインドマップを作成する
マインドマップとは、一つの題材に対して連想ゲームのように情報を書き込み、考えを整理するツールです。
これは主に「コンバージョンの仕組みを作る前段階」で使われます。
どういった施策を適用するべきか、どんな内容のコンテンツを発信していくのか等、戦略を組み立てる際に役立つツールです。
マインドマップの詳細な使い方はこちらをご覧ください
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マイクロコンバージョンを設定する
マイクロコンバージョンとは、実際にコンバージョンするまでの道のり、要は細分化された一つ一つの要素のことを指します。
例えば、商品購入に至るのをコンバージョンと設定した場合、
マイクロコンバージョンは、
「サイト流入→商品吟味→商品購入」
ざっくりいうとこのような形になります。
ここから更にクレジットカード情報記入や住所登録など、細かくするときりがないのですが、できる限り細かく設定することでどの位置までユーザーは進んだのか分析することができ、最終コンバージョンに至らなかった原因は何なのか調べる際の情報として活用することができます。
コンバージョンは一朝一夕であがるものではない
当たり前のことではありますが、なにかアクションを起こして一日でコンバージョンを底上げするというのは不可能です。
コンテンツを作り変えてもそもそもの流入がなければ厳しいですし、広告を打っても直接コンバージョンがすぐ起きるとも限りません。
長期的な目線で見ることで分析の精度もあがり、より適した施策なども打てます。
一朝一夕でコンバージョンを上げようとするのではなく、「策を講じては分析しまた策を講じる・・・」とサイクルを回すようにすると良いでしょう。
コンバージョンを計測する方法
コンバージョンが実際にどれくらい発生しているのか、調べるのに最も簡単なのが「Googleアナリティクス」を使う方法です。
Googleアナリティクスでは主に、流入してきたユーザーがどういった行動を起こしているのかを調べることができます。
しかし、測定するには初めに「目標設定機能」の設定をしている必要があります。
Google アナリティクスで目標設定機能を使う方法
まず、Googleアナリティクスにログインして最初の画面へ。
左下にある「管理」→「目標」の順でクリックします。
そうすると目標の設定画面が表示されます。
画面上にある「+新しい目標」をクリックしてください。
ここから目標設定をしていくわけですが、「テンプレート」か「カスタム」のどちらかを選択していきます。
ただ、その後の入力項目は変わりませんので、どちらを選んでも問題ありません。
次に目標の名前とタイプを選んでいきます。
目標の名前には、目的を記載しましょう。
例えば、HPからの問い合わせを目標とするならば「お問い合わせ完了」といった具合です。
タイプについては、何を計測するか選択しましょう。
上記の目標を計測するなら、問い合わせ完了ページが表示された回数を計測できればいいので、「到達ページ」を選択するといった具合です。
最後に目標の詳細を入力していきます。
問い合わせを目標とする場合、到達ページのURL末尾のファイル名を記述しましょう。
また、問い合わせ完了までにいくつかの工程を踏む構造の場合は、ユーザーがどのプロセスまで進んだかも計測することができます。
例えば、問い合わせの場合「問い合わせページに訪れる→必要項目を入力し完了」といった具合です。
目標までのプロセスを登録しておくことで、仮にユーザーが目標まで到達しなかった場合、どのプロセスまで進んだのか知ることができるため、その後の改善に活かせます。
最初の画面に戻ると左の項目欄に「コンバージョン」という項目がありますので、ここをクリックすることで測定結果が見れるようになります。
analyticsの詳しい導入方法については以下の記事を参考にしてみてください。
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まとめ
今回はコンバージョンについて基本的なことをまとめました。
サイトの方向性を定めるうえで、コンバージョンは最も重要な指標と言えることがお分かりいただけましたでしょうか。
コンバージョンを増やすための行動に正解はありません。
正確な情報を取り入れ、Googleアナリティクスなどを利用し、コンバージョンを増やしていきましょう。
この記事が今後のお役に立てば幸いです。
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