ナビゲーションとは?適切なサイト構造の仕方について知っておこう
2017.12.27
皆さん、こんにちは。
最近、「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」が改訂されましたが、
皆さんはもうお読みになられましたか?
今回は、前回(https://pecopla.net/seo-column/url-construction)に引き続き、
「検索エンジン最適化スターターガイド」シリーズより
「ナビゲーション」や「サイト構造」について解説させていただきます。
そもそも、ナビゲーションとは何か?
ナビゲーションとは、「サイトに共通して設置された、案内用のリンク」のことを指します。
ナビゲーション設置することで、サイトを訪れたユーザーが今どこにいるのか、把握しやすくなります。
SEOでも重要な要素となっており、ナビゲーションがあることで「このページは何の役割を果たしているのか?」といった
検索エンジンがサイトを評価する上で必要な情報をつかむことができるようになります。
ナビゲーションの構造は、下記画像を参考にしてください。
画像引用元 – 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
サイトのページは1ページのみで構成されているものはほとんどなく、複数のページから成り立っているサイトが一般的です。
ページがバラバラの状態になっていては、ユーザーが何のページを見ていてどこのページにアクセスしたらよいのか分からない状態になります。
例えば、「散らかった部屋」と「整理整頓された部屋」の場合、どちらに行きたいと思いますか?
良いナビゲーションを用いることでサイトの構造が整い、ユーザーがアクセスしやすいと思わせるサイトに変貌させることができるのです。
どのような構造にすべきなのか
では、具体的にどのようなナビゲーションで構成すれば良いのでしょうか。
ここでは、適切なナビゲーションの設定方法について見ていきます。
ナビゲーションのスタート地点を決めておく
サイト上でナビゲーションを設定するために必要なのが、「どのページを始まりとするか」です。
最初の出発点を決めておかないと、どこが玄関口なのか
トップページがどれになるのか、ユーザーに探してもらうのが困難になります。
出発点にするページとしておすすめなのは、「最もアクセス数が多いページ」になります。
最もアクセス数が多いページをただ載せるのではなく、どのような階層でどのリンクを組み合わせればアクセスしやすくなるのか考えながら作成するようにしましょう。
ECサイトを例に挙げた場合、
トップページ→商品カテゴリページ→詳細ページ
と進むように誘導すれば、分かりやすい階層になっていると言えます。
パンくずリストを設定する
パンくずリストという言葉を聞いたことがありますか?
パンくずリストとは、簡単に言うとナビゲーションを視覚的に表したリンクのかたまりになります。
記事の上部あたりで、下記画像のように記載されます。
トップページ(ナビゲーションのスタート地点)の「株式会社ペコプラ」からコラムのカテゴリ
→詳細のコラムに進むという一連の流れを見ることができます。
また、テキストで表示されるため、検索エンジンがクロールしやすくなりSEO効果を相対的に高めることも可能です。
さらに、パンくずリストでは左から右に行くほど詳細なページに進んでおり、またそれぞれのページにアクセスすることができるので、
ユーザーが「間違えて違うページにアクセスしまった・・・!」と思ってもパンくずリストを伝って引き返すことが可能になります。
わかりやすいナビゲーション構造にしたい場合は、ぜひ取り入れましょう。
パンくずリストについては下記の記事でも解説しております。
サイトマップを用意する
サイトマップとは、サイト内のリンクを一つのページにまとめたものを言います。
ペコプラHPの場合、ページの下部に設置されています。
サイトマップを設置することで、ユーザーが目的のページへアクセスしやすくなるだけでなく、
リンクやコンテンツを増やすことにもつながるため、SEOの効果も高めることができます。
また、検索エンジンがクロールしやすいよう、XMLサイトマップも用意しておくと
よりSEO効果を高めることが可能になります。
サイトマップについては下記の記事でも解説しております。
404ページを用意する
404ページとは、ユーザーが間違えたURLでアクセスしたり、
すでに無くなっているサイトにアクセスしたり、
無効なリンクにアクセスしたりした時に表示するページのことを言います。
もし、ユーザーが間違えてアクセスした際、そのままエラーページとして表示するのではなく
閲覧できるサイトに誘導するようなページを作成したほうが、より便利なサイトになります。
まだ作成されていない方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ナビゲーションを構築する上での注意点
最後に、ナビゲーションを構築する上で注意すべきポイントについてまとめます。
ナビゲーションの構造をシンプルにしすぎない・複雑にしない
まず前提として、ナビゲーションは誰が見ても分かりやすい構造にしましょう。
該当のページまでアクセスするのに何重もの階層をくぐらなければならない、もしくは
ページのリンクをただ羅列しただけでカテゴリごとに整理されていないナビゲーションは不適切だと言えます。
どこに行けばユーザーが見たいページへアクセスできるのか、検索窓を使わなくても探しやすい構造になるよう工夫しましょう。
あくまでテキストで表すようにし、画像やプラグインなどを多用しない
検索エンジンのクローラーは、あくまでテキストに反応しクロールします。
画像やプラグインといったクローラーが判断しにくいツールを使用しないようにしましょう。
404ページもインデックスされないように設定しておく
404ページはあくまで正しいサイトへ誘導するためのページです。404ページを作成する場合は
検索エンジンによってインデックスされないように設定しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
ナビゲーションについて、この記事をお読みになって少しでも理解いただければ嬉しいです。
ナビゲーションは作成したいサイトによって、ユーザーが見たいページへアクセスしやすくなるよう設定する必要があります。スタート地点となるページをどこにするのか、どのような階層にするのかをきちんと決めておかないと、迷路のような構造になってしまい、アクセスしづらいサイトになりかねません。
もしどういう構造にすれば良いかわからなくなってしまった場合は、何を重点的に置きたいのか一度リストアップしてから考えてみると良いでしょう。
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