Webデザイナーになるためには資格は必要? 取るべき資格を紹介

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Webデザイナー
2021.08.20
Webデザイナーになるためには資格は必要なのか

クライアントの要望通りのWebサイトを作るには、Webデザイナーの存在が必要不可欠です。

しかし「Webデザイナーになりたい」と思っている方の中には、「Webデザイナーになるには資格を取得する必要があるの?」と、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

結論から言うとWebデザイナーに資格の取得は必要ないですが、資格を持っていることで転職や就職に有利になります。

今回はWebデザイナーになりたい方へのおすすめの資格や、資格ごとの難易度、Webデザイナーになるための勉強内容などについて詳しく解説していきます。

Webデザイナーになるために資格取得は必要ない

Webデザイナーに資格取得は必要ないですが、資格を持っていれば、就職・転職時に有利に働きます。

なぜなら実際の採用選考ではWebデザイナーとしてのスキルや実績を重視する傾向にあるので、資格を保有していれば、デザイナーとしてのスキルを一目で示すことができるからです。

また、資格取得を目指して勉強を積み重ねていくことは、「Webデザイナーとしての知識が自然と身につく」、「正しい情報だけを習得できる」といったメリットもあります。

Webデザイナーの資格を取得するメリット

実務未経験者でもWebデザイナーになることはできますが、実務で問われるのは専門的な知識と技術です。

そのためWebデザイナーの資格を取得するメリットは、「基礎知識やスキルの習得が可能」という点にあります。

正しい情報と知識を得られる

Webデザイナーの資格を取得するためには、最新の業界事情に基づいた知識と情報を身につけることが不可欠です。

そのためWebデザイナーの資格取得を目指して勉強をすることで、デザイナーとして必要な基礎知識と正しい情報の習得ができます。

また、業界団体が主宰するカリキュラムに沿って勉強を進めるので、習得した知識を統合・整理することができる点もメリットとして挙げられます。

基礎知識やスキルを証明できる

Webデザイナーの資格はそれ自体が、「基礎知識と正確な情報を習得している」ことの証明になります。

実務経験がなくても、資格取得によって基礎知識を身につけている場合はそれ自体がアピールポイントになります。

選考する企業側にとっても、資格の保有者は即戦力として起用しやすいというメリットがあります。

Webデザイナーを目指す方へおすすめの資格

Webデザイナーの資格は民間企業制定の資格から国家資格まで幅広く存在し、資格の種類によって必要な能力や知識、技術が異なります。

 ウェブデザイン技能検定

「ウェブデザイン技能検定」は厚生労働省指定で実施される、技能検定制度の一種です。

難易度の低い3級から実務経験必須の2級、1級までが存在し、特に1級は高難易度の検定試験として位置づけられています。

ウェブデザイン技能検定に合格するにはデザインやコーディングの知識や技術だけではなく、インターネット、Webサイト運用などに関する幅広い知識も必要です。

各級において学科・実技試験で100点満点中70点以上を取ることで合格できます。

気になる合格率は、以下のとおりとなっています。

  • 3級:約55%
  • 2級:約38%
  • 1級:約11%

アドビ認定エキスパート(ACE)

「アドビ認定エキスパート(ACE)は」Adobeソフトの知識や技術を学び、それを保有していると証明可能な資格です。

デザインを制作する際は「Photoshop®」や「Illustrator®」を使用するので、これらの操作スキルを身につけることは必須事項であり、高いスキルを習得していれば作業効率も上がります。

Adobe社公認の認定資格なので、保有していれば就職・転職にも有利に働きます。

試験はPhotoshop®、Illustrator®ごとに実施されます。

Webクリエイター能力認定試験

サーティファイという企業主宰の民間試験であり、Photoshop®を活用した画像編集技術を測る試験です。

「スタンダード」、「エキスパート」の2ランクがあり、前者は実技問題のみ、後者は実技問題と知識問題が出題されます。

難易度はアドビ認定エキスパート(ACE)よりも低く、合格率は平成27年度時点で約86.9%です。

HTML5プロフェッショナル認定資格

「HTML5プロフェッショナル認定資格」は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパンが主催する認定資格試験で、Web サイト作成に使用するHTML5、CSS3、JavaScriptの知識・技術を測ります。

レベル1がマルチデバイス対応スキルを測定し、レベル2がマルチメディア技術とシステム間連携スキルを測定します。

Webデザイナーは現場でコーディングする機会はありませんが、HTML5、CSS3、JavaScriptの知識を習得していれば、よりエンジニアの作業に考慮したデザインが可能なので受験をオススメします。

また、合格するには7割の正答率が必要です。

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Photoshop®クリエイター能力認定試験

「Photoshop®クリエイター能力認定試験」は、Photoshop®使用による画像編集スキルを測ります。

こちらもスタンダードクラスとエキスパートクラスが用意され、前者は「指示通りの作業を正確かつ合理的に行う」ことを見るもので、後者は「クライアントからのニーズを汲み、創造性に富んだデザイン制作技術」を見ます。

合格率は平成27年度時点で70.3%です。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

「Illustrator®クリエイター能力認定試験」は同じくサーティファイ主宰の認定試験で、クラスと試験内容はPhotoshop®クリエイター能力認定試験と同じです。

合格率は平成27年度時点で68.4%です。

Webデザイナーの資格を取得するための勉強方法3つ

Webデザイナーの資格を取得するには、幅広い知識や技術を効率よく勉強することが大切です。

なぜなら試験の種類が多いので、これらに全て合格するとなると効率的な勉強の中で堅実に知識や技術を習得することが必要だからです。

ここではWebデザイナーの資格取得のために、オススメの勉強方法を3つご紹介します。

参考書や公式教材を使う

Photoshop®などに少しでも触れたことのある方の場合は、検定試験主宰側が出している公式教材や参考書などを活かして勉強を進めることが可能です。

公式教材には「入門Webデザイン」や「Webデザイナー検定エキスパート・ベーシック公式問題集」などがあります。

通信講座・オンラインスクールを使う

専門学校やスクールに通いたくても、仕事が忙しいなどの理由でそれが難しい場合は通信講座やオンラインスクールなどを活用して勉強していきましょう。

オンラインスクールには、現役エンジニア講師による個人レッスンが受けられる「CodeCamp」、レッスン動画で勉強可能な「ドットインストール」などがあります。

専門学校やスクールを使う

「参考書を読んでもよくわからない」、「通信講座ではなく、じっくりと時間をかけて取り組みたい」といった方は専門学校やスクールに通うことをオススメします。

専門学校には「ヒューマンアカデミー」や「KENスクール」などがあります。

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Webデザイナーになるため、資格以外で必要な勉強内容

Webデザイナーになる際は資格取得に伴う勉強だけではなく、Webマーケティングやプログラミングに関する知識などを勉強しておくと実務で役立ちます。

ここでは資格取得以外で勉強の必要な知識やスキルについて解説します。

コーディング、プログラミングのスキル

先に述べたようにWebデザイナーがコーディングをする機会はあまりありませんが、エンジニアと共同作業をする場合や、よりコーディングのやりやすさに配慮したデザインをしたい場合はコーディング知識が必要です。

HTMLやCSS、JavaScriptやjQueryなどを学べば、Webデザイナーとしてより幅広く活躍できるでしょう。

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Webマーケティングのスキル

Webマーケティングスキルは、Webサイトのアクセス解析、市場データを読み込み、SEO対策を実施する、Web広告を運用するなど企業の収益を高めることに直結します。

Webマーケッターとしての技術があるとキャリア選択の幅が広がるので、オススメのスキルです。

ヒアリングスキル

クライアントの要望を汲み取り、それをWebデザインに反映させるためにはヒアリングスキルを身につけておいたほうがよいです。

最初からよりクライアントの意向を汲んだデザインを制作できたほうが、差し戻しや修正も少ない方向に持っていくことができ、より効率的な業務の実現につながります。

まとめ

Webデザイナーは実務未経験でも努力によって、スキルを身につけることができる職業です。

Webデザイナーとして働くために資格取得が必要というわけではありませんが、資格は自分の知識やスキルを証明可能なツールなので、資格を取得しておくのに越したことはありません。

Webデザイナーを目指す方は、確かな知識とスキルを身につけるため、就職・転職活動を有利にするために資格取得を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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