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2018年の初めにGoogleの公式ブログにて「ページ読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」という記事が投稿されました。
参考URL:https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html
簡単に内容をお伝えすると、2018年7月よりモバイル検索のランキング要素として、ページの読み込み速度を使用するというものになります。
こちらが発表されたのが、半年ほど前の話でしたので、もう覚えていらっしゃらない方もいるかと思いますが、いよいよ7月から導入ということですので、ここで再度どのようなアップデートか確認していきたいと思います。
来月7月に導入されるスピードアップデートですが、「モバイル検索」のランキング要素となります。
スマホやモバイル端末から検索した際に表示される検索結果に影響があるアップデートということになります。
ちなみに、PCの検索結果はページの読み込み速度は関係ないかと言うと、実は2010年にすでにランキング要素として導入されております。
参考URL(英語サイト):https://webmasters.googleblog.com/2010/04/using-site-speed-in-web-search-ranking.html
Googleの公式ブログに書かれていますが、ページ読み込み速度がものすごく遅い場合にだけ影響があるようですので、ちょっと待つかな?レベルのサイトであれば影響を受けることはなさそうです。
Googleからはっきりとした指標が示されていないため、判断が難しいですが、3秒程度待っても表示されないとなると影響してくるかも知れません。
一説には3秒待ってもページが表示されない場合、過半数のユーザーが離脱してしまうというデータもあるようですので、検索順位への影響を考えるというよりは、ユーザーのことを考えれば3秒以内に表示されるようにページを作っておくのがよさそうです。
ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。
よく混同してしまう方がいらっしゃいますが、モバイルファーストインデックスと、このスピードアップデートは別モノとなります。
モバイルファーストインデックスはあくまで「インデックス」に関する変更となり、ランキング要素ではないので、モバイルファーストインデックスのベストプラクティスに準拠しているからといって順位が上昇するということではございません。PC版ページの評価からモバイル版ページの評価に切り替わる順番が早いということになります。
スピードアップデートは検索順位に直接影響があるアップデートとなりますので、そもそも根本的に異なるものとなります。(とは言え、ごくわずかなクエリにのみ影響ということなので、ほとんどのサイトは関係なさそうです)
どちらもモバイルに関連する内容となりますため、一緒のものとして捉えている方もいるようですが、完全に別物となります。
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今回は、7月から導入されるスピードアップデート(Speed Update)について、ご紹介させていただきました。
いよいよ来月から導入ということですので、モバイル版ページの読み込み速度が明らかに遅いという方は、今からでも遅い要因を調査し、3秒以内には表示されるように調整していただければと思います。
スピードアップデートのためでなくても、やはりすばやく表示されるサイトはストレスなく使えますので、サイトの評価を上げるためにも調整していただいて損はないと思います。
ここ数日(7/2〜7/4)で情報が右往左往しましたが、結論として、上記に書かせていただいた内容で合っております。
以下のGoogleのジョン・ミューラー氏のハングアウトにて、「表示速度が早ければ早いだけ評価が上がる」という発言があったために、とにかく表示速度が早いサイトの方が検索順位もよくなるのではないかという解釈が広がっていましたが、そのような意図で発言したわけではなかったようです。
上記の誤った解釈が広がることを懸念されたのか、Googleの金谷氏のツイートにて補足説明がありました。
Speed Update についての補足です。
1)アナウンスしている通り「ユーザーに本当に遅い体験を提供しているようなページについてのみ影響し」ます。
2)それは遅さに応じて段階的に適用されます
3)今月ローンチ予定です。
もしすでに十分速いサイトの場合、改善しても特に何も変化は起きません。 https://t.co/JcReDliMGw— 金谷 武明 – Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2018年7月3日
2)以外は新しい情報ではありません。これまでの情報を変更するものはなく、2)を新しく明らかにした感じです。
— 金谷 武明 – Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2018年7月3日
ということで、まとめさせていただきますと、スピードアップデートは、
となります。
つまり、表示速度がマイナス評価されている時点では段階的に評価するけど、問題のない表示速度になってからはそこからどんなに表示速度を改善しても、それは検索結果には影響しませんよ。
ということみたいですね。
とにかく、すごく遅いページでなければ大丈夫という点は変わりませんので、明らかに遅いページでしたら、急いで改善していただければと思います。
今月導入開始とされていたスピードアップデートですが、7/9に導入が開始されたとGoogleの公式ブログにて発表がありました。
※下記、参考URLの一番下に追記されています。
参考URL:https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html
また、Googleの公式Twitterアカウントでも導入開始のアナウンスがありました。
The Speed Update, which enables page speed in mobile search ranking?, is now rolling out for all users!
More details on Webmaster Central ? https://t.co/fF40GJZik0
— Google Webmasters (@googlewmc) 2018年7月9日
Googleの金谷氏のツイートでは日本語でスピードアップデートの導入開始をお知らせしています。
ページの読み込み速度をモバイル?検索のランキング要素として使用する Speed Update を、全てのユーザーを対象にロールアウトを開始しました!
詳しい情報はブログをご覧下さい ? https://t.co/EcWFaaNE0G
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) 2018年7月9日
いつ導入されるか不明だったスピードアップデートですが、予定通り7月中に導入されました。
まだ導入開始の発表があったばかりですので、これから徐々に複数のサイトに適用されていくと思いますが、管理されているサイトがどのような影響を受けるかしばらくはSearch ConsoleやGoogleアナリティクスを利用して確認した方がよさそうです。
著しく、アクセスが落ちるようでしたら、表示速度が遅いと評価されている可能性がありますので、改善の必要があります。
ただ、すでに十分な表示速度の場合、それ以外の可能性が高いので、タイミング的に今の時期に影響があるとスピードアップデートの影響と捉えてしまいがちですが、そうではない可能性もございますため、問題がどこにあるのか冷静に判断していただければと思います。