サテライトサイトとは?最新サテライトサイト戦略
2020.11.11
一昔前、Yahoo!がGoogleのエンジンを利用するようになる前の話、SEO対策が被リンク全盛期の頃、ブログリンク大量投下で上位化を狙えた時代にサテライトサイトが流行しました。その頃のサテライトサイトは、只々1サイトより2サイト、2サイトより3サイトと多くのサテライトサイトを作っては、すべてSEO対策をおこない、上位化させて集客の導線を沢山作るのが目的でした。そんなサテライトサイトでしたが、Google様がどんどんアップデートを重ねるうちに、重複コンテンツになるようなサテライトサイトは上位化できなくなり。あまり見かけなくなっていきました。
ですがココ最近ジワジワと流行ってきた最新のサテライトサイト利用法をご紹介したいと思います。
重複コンテンツについては以下の記事で詳しく解説しております。
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サテライトサイトとは
サテライトサイトとは、メインサイトとは別に立ち上げたサイトのことです。
たとえばECサイトの中に情報コンテンツを掲載することはできますが、情報コンテンツを別サイトに分けて掲載することで、異なったアプローチが可能となります。顧客を増やすきっかけも増えるので、総合的なアクセス数アップにも繋がるでしょう。
サテライトサイトとして有名なサイトが「マイナビ」です。マイナビには転職専門の「マイナビ転職」、買い物サポートメディア「マイナビおすすめナビ」、雑誌・書籍紹介サイト「マイナビBOOKS」など幅広いメディアを展開しています。これらのサイトはそれぞれサブドメインが設定されており、別サイトの扱いです。
このような戦略をとっているメディアはほかにも「Yahoo!」や「リクナビ」など多数あり、サテライトサイトはメジャーな戦略であると言えます。
ドメインについては以下の記事で詳しく解説しております。
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サテライトサイトとオウンドメディアってなにが違うの?
ここ最近「オウンドメディア」という言葉も良く聞くようになり、クライアントからは「オウンドメディアを立ち上げたい」なんて声も増えて来ております。
ではサテライトサイトとオウンドメディア、一体なにが違うのでしょうか?
答えは簡単でした、先程の説明のこの部分「企業や団体が自ら所有し」ここが違います。オウンドメディアサイトの場合、運営企業(そのサイトを所有している企業)を公にして運営するのに対し、サテライトサイトは別の運営会社が運営をしたり、運営元がそもそも明かされてなかったりします。
違いがわかったところで、次にどのようなサテライトサイト戦略があるかご紹介しましょう。
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サテライトサイトを立ち上げるメリット
大手メディアも取り入れているサテライトサイトですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。サテライトサイトを立ち上げるメリットを紹介していきます。
潜在顧客を増やせる
サテライトサイトを作ることで、メインサイトでは得づらい潜在顧客の獲得に繋がります。
たとえば、化粧品会社Aがあったとします。メインサイトでは製品情報や開発の背景などが掲載されることが多いです。基本的には商品に関わる情報を掲載することが多いでしょう。
このメインサイトに訪れるユーザーは、ほとんどが化粧品会社Aやその商品を知っている人です。そこで、潜在顧客を獲得するためのサテライトサイトが役に立ちます。
「肌悩みを解決する方法」「おすすめの化粧品」など化粧品についての情報を掲載したサイトを作ることで、潜在顧客の獲得に繋がります。これらのサテライトサイトが上位になれば総合的なアクセス数がアップし、さらにリンクをメインサイトに繋げておけばメインサイトのアクセス数アップもできます。
メインサイトの被リンクを増やせる
サテライトサイトにメインサイトのリンクを設置すれば、メインサイトの被リンクが増えます。
ただし、被リンクを増やす目的でサテライトサイトを制作しても、成果は伸びづらいです。中身のないサイトからの被リンクは、Googleから低質な被リンクと見なされる可能性が高いからです。
コンテンツが充実したサテライトサイトにリンクを設置することで、メインサイトの評価が高まる可能性が上がります。
SEOで効果的な被リンクについては以下の記事で詳しく解説しております。
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機会損失の防止ができる
わざわざサテライトサイトを作らず、メインサイトの中に複数のコンテンツを作ることも可能です。しかし、その方法を取るとターゲットがあやふやになり、結果的に訴求力が下がる可能性があります。
ターゲットが異なるコンテンツを並列して掲載するよりは、サテライトサイトを制作し、分けた方がサイト運営もしやすくなります。それぞれのサイトでターゲットに合わせた戦略をとれるようになるので、成果も上がりやすくなるでしょう。
また、さまざまなコンテンツをひとつのサイトに大量に載せてしまうと、複雑なサイト構成となり、ユーザビリティの低下にも繋がります。サテライトサイトの作成は、それの防止にも繋がります。
サテライトサイトを立ち上げる際の注意点
サテライトサイトはただ作れば成功するというわけではありません。サテライトサイトを立ち上げる際の注意点をまとめていきます。
メインサイトと分ける意義を明確に
無闇に多数のサテライトサイトを制作する必要はありません。あまりにも細分化してしまうと、コンテンツのボリュームが少なくなり、上位化しづらくなってしまいます。たとえば自社ベッドを販売するECサイトで「ベッド本体」「マットレス」「シーツ」などそれぞれの専門サイトを作る必要はありません。
はじめから細分化することを考えず、まずはひとつのサイトにまとめられるかを確認します。そのうえで、明確なターゲットの違いがあれば、サテライトサイトを作るとよいでしょう。たとえば自社ベッドのECサイト以外にサテライトサイトを作るなら、「快眠する方法」「(メーカー問わず)おすすめの寝具」などの潜在顧客に向けたコンテンツを作るとよいです。
メインサイトの更新もしっかりおこなう
サテライトサイトは作れば終わりではありません。サテライトサイトもしっかり育てていかないと、サテライトサイトを作っても意味をなさないからです。そのため、サテライトサイトの更新に追われてしまうこともあるでしょう。
しかし、だからといってメインサイトの更新をおろそかにしてしまうと、本末転倒になってしまいます。メインサイトの更新も継続的におこないましょう。
「サテライトサイトを作りすぎて手が回らない」という状況は本末転倒です。それぞれのサイトの更新ペースを守れるように、サテライトサイトを作りすぎないようにしましょう。
ユーザーに役立つコンテンツを作る
サテライトサイトを作る際には、メインサイトと同じくらいに丁寧に作るようにしましょう。ユーザーにとって価値の高いコンテンツを作るようにしてください。ボリュームも大切なので、定期的な更新も大切です。
先にも触れましたが、内容がないサテライトサイトは意味がありません。メインサイトにリンクを繋げれば、低質なリンクと見なされて、かえってメインサイトの足を引っ張る可能性もあります。それどころか、スパム扱いされてしまう可能性もあるので注意が必要です。
サテライトサイト戦略 − 情報ポータルサイト系 −
例えばレシピサイトを運営していたとします。男女比ではやはり女性が多く、今後男性のユーザーを取り込んで行きたいと考えていたとします。
そんな時に情報サテライトサイトとして、男性比率が多いと思われる釣りの情報サイトを作成し、そこにレシピサイトへのリンクを作成して、今までに無かった導線を作ります。
その他には、キャンプの情報サイトなど、男性ターゲットを集められて、料理と関連付けられるサイトでしたら何でも情報サテライトサイトとして効果をだしてくれるでしょう。
サテライトサイト戦略 − 口コミ・ランキングサイト系 –
例えば地域一番を目指すリフォーム会社を経営していたとします。同じ地域にライバル社が数社。どの会社もSEO対策やリスティング広告を利用し、お客様を取り合っている。
そんな時に第三者運営の口コミサイトやランキングサイトがあれば、他社との違いをアピールでき、比較検討中のユーザーにリーチすることができます。
サテライトサイト戦略の副産物
上記2つのような目的で作成されたサテライトサイトですが、他にも目的以外の副産物がございます。そちらをご紹介させて頂きます。
しっかりと運営されているサテライトサイトは、自社の商品・サービスに関連したサイトで、Googleのクローラーからすると最強の被リンクサイトとして評価されます。
上の例で言いますと釣り情報サイトは、レシピサイトへの導線でありながら、「魚料理 レシピ」や「カレイ煮付け 作り方」などのワードの被リンクサイトとしての効果を発揮し、自社運営サイトの下層ページの上位化に貢献することでしょう。
まとめ
サテライトサイト戦略は直接的な施策から間接的な施策へと変わっています。
ここに例を上げたサテライトサイト戦略以外にも新しい方法がまだまだ眠っていると思います。
今一度自社のアナリティクスを分析して、新しい導線の創造に着手してみてはいかがでしょうか?
サテライトサイト作成の際は、SEO対策を考えたWEBサイト制作に定評のある株式会社ペコプラへ是非ご相談ください!
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