【2021年版】インターネット広告10種類を解説!オススメの運用方法とは?
2021.09.28
現在、インターネットデバイスの進化は止まることを知らず、ものすごいスピードで進化を続けています。
そんな中、インターネット広告も同様に様々な種類が誕生し、細分化しています。
自社に合ったインターネット広告がいまいちわからない人もいるかと思います。そのため、今回は2021年版のインターネット広告の種類と使い方、そもそも効果はあるのか、どのようなターゲットに最適なのかを紹介します!
インターネット広告って効果はあるの?
インターネット広告の効果は本当にあるのでしょうか。
インターネット広告の定義から紹介します。
そもそもインターネット広告とは?
そもそもインターネット広告とはどのようなものを指すのでしょうか。
インターネット広告とは、「オンライン広告」「Web広告」とも呼ばれ、企業や自社製品をGoogleやYahoo!JAPAN等のウェブサイト上に掲載し、宣伝することを指します。
数年前まではPC上での宣伝がメインでしたが、最近はスマホユーザーが増えたことにより、スマホ画面を意識した広告が増えています。
インターネット広告とは別に、マス広告というものもあります。
マス広告とは、「新聞」「テレビ」「ラジオ」などで配信される広告のことです。
インターネット広告の仕組み
インターネット回線に繋がっているPCでブラウザを開き、ウェブサイトにアクセスすることで、ブラウザにそのページが表示されます。
この時、ブラウザとウェブサーバー間で、データのやりとりが行われます。
- Webサーバーにページ情報をリクエストする。
- Webサーバーからページ情報(html情報)が送られてくる。
- 広告がある場合、ADサーバーにもリクエストする。
- ADサーバーから、広告情報が送られてくる。
このような流れで、サイトのページと広告が私たちのブラウザに表示されます。
インターネット広告のメリット
ターゲットを絞って広告を表示するため、費用効果を高めることができる。
インターネット広告は、事前に決めたターゲットのみに表示させることができます。
また、特定のキーワードをターゲットにすることも可能であるため、効率的に広告を展開することができます。
コストパフォーマンスが良好
インターネット広告は、先述したマス広告と比べ、コストパフォーマンスが良いです。
なぜなら、マス広告は広告を出すこと自体に費用が発生しますが、インターネット広告はCTRやCVに応じて費用が発生するタイプがあるからです。
※CTR(クリック率):広告が表示された回数のうち、その広告がクリックされた数の割合のこと。
CV(コンバージョン):広告がクリックされ、目標(商品購入、お問い合わせ等)に繋がった数のこと。
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豊富なフォーマット
インターネット広告は、現在様々な場所で見られるようになりました。
検索エンジンの画面、検索結果内、バナー広告、テキスト広告等がよく見られます。
自社のサービスに合った広告フォーマットを選択することで、より効果的に集客できる可能性があります。
結果がわかりやすい
インターネット広告の最大のメリットは、結果が明確であることです。
CTRやCVの数値を計測し、把握することが簡単にできるため、広告の効果がわかりやすいです。
つまり、広告の効果を検証することができるため、広告の効果を常に向上し続けることが可能です。
ターゲットの検索意図に合わせて広告の内容を更新していく必要があります。
インターネット広告のデメリット
ある程度知識が必要
先述した、CTRやCV等の少々専門的な知識を理解する必要があります。
また、ターゲットユーザーの分析、潜在層に合わせたキーワードの分析も必要であり、今の広告の現状、課題を理解しなければなりません。
導入後も広告を変化させる必要がある
インターネット広告は、導入したら終わりではありません。
なぜなら、ユーザーの検索意図が時代と共に変化するためです。また、自社サービスに合わせて広告内容もリニューアルしていく必要があります。
ユーザーは何度も同じ広告をクリックしないため、広告は徐々にクリックされなくなっていくことがわかっています。
つまり、インターネット広告は常に新しいものに更新していく必要があります。
潜在層とインターネット広告が合わないケースも
インターネット広告は、基本的にPC、スマートフォンのブラウザ画面に表示されます。
そのため、ターゲット層がインターネットをあまり利用しない人となると、効果は薄いと考えられます。
このような場合は、マス広告の方が効果的であると考えられます。
インターネット広告の種類 9選!
現在、様々なインターネット広告の種類が誕生し、宣伝したい商品やサービス、ユーザーのニーズによって使い分けることが重要です。
リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!JAPAN等の検索エンジンに表示される広告です。
ユーザーが検索したキーワードに連動して、広告が表示されるため、ユーザーの検索意図にマッチしたキーワードで広告を表示すると効果的です。
逆に、狙っているキーワードとは別のキーワードで検索する潜在層に対しては効果が薄いと考えられます。
リスティング広告を出すには、「Goggle広告」もしくは「Yahoo!広告」というツールを利用します。
- アカウント情報を作成
- 支払い情報を入力
- 新しいキャンペーンの作成
- 広告グループの設定
- 広告の作成
参考:Google広告ヘルプ アカウントの作成
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイト等の広告枠に表示される主に画像形式の広告のことを指します。
この広告は、ユーザーの年齢や性別、過去の閲覧履歴を基に広告を表示させることができます。
故に、自社の商品・サービスに興味を持っているユーザーの目につきやすく、潜在層まで幅広く宣伝できる点が最大のメリットです。
また、DSP(広告の配信から効果測定まで自動で行うプラットフォーム)も、ディスプレイ広告に含まれます。
ディスプレイ広告の出し方は基本的にリスティング広告と同様です。
ネイティブ広告
ネイティブ広告は、ディスプレイ広告の一種でWebサイトのコンテンツ内に表示されます。
他のインターネット広告と比べると、より自然な形で表示されるため、わざとらしさを感じにくい点がメリットです。
どのメディアに掲載するかを選択できるため、よりターゲットに合ったメディアに掲載することができます。
ネイティブ広告にはいくつか種類があり、代表的なものとして以下が挙げられます。
- インフィード型
- レコメンドウィジェット型
- プロモートリスティング型
インフィード型とは、記事広告やSNS広告とも呼ばれ、メディア等のコンテンツ内にある広告のことです。
基本的には広告のリンクをクリックすることで外部へ遷移し、広告主のページが表示されるが、外部へ遷移することなく、内部で簡潔する広告も存在する。
レコメンドウィジェット型とは、特定のメディアに掲載するのではなく、ユーザーの興味に沿って配信される広告のことです。
ユーザーが広告内容と関連の深いコンテンツを閲覧した際に、ウィジェットに表示させることができます。
プロモートリスティング型は、特定の業種や商品のみを取り扱っているメディアに掲載する広告のことです。
例として挙げられるのが「Amazon」です。
当たり前の話ですが、Amazon内に並んでいる商品は、Amazonで売られている商品だけです。
通常、検索結果は評価の高い商品から表示されますが、プロモートリスティング広告を利用することで、上位の商品より評価が低い場合でも、上位に表示させることが可能です。
BtoCの業界であれば、自社サービスに合ったメディアがあるか確認してみては如何でしょうか。
動画広告
動画広告で代表的なものは、「Youtube」です。
その他にも、「Twitter」や「Instagram」などのSNSにも掲載可能です。
本記事では、Youtubeの動画広告の種類を紹介します。
大きく分けて4種類の広告が存在します。
- スキップ可能な動画広告
- スキップ不可の動画広告
- バンパー広告
- オーバーレイ広告
動画の始め、途中などに表示できる広告は、スキップ可能なものと不可のものがあります。
スキップ可能な動画広告は、30秒以上視聴されることで費用が発生しますが、スキップ不可の動画広告は表示された時点で費用が発生します。
バンパー広告とは、動画の始めのみに表示できる広告です。上記の広告と違う点は、最長6秒という点です。
オーバーレイ広告とは、動画視聴中に再生画面の下部に表示される広告です。こちらはパソコン版のYoutubeのみに表示されます。
参考:Youtubeヘルプ Youtubeの広告フォーマット
SNS広告
SNS広告とは、TwitterやInstagramなどのSNSに表示される広告のことです。
年齢や性別がわかりやすく、興味が明確であるため、より効率よく広告を表示させることができます。
SNSによってユーザー層が違うため、自社サービスに合ったSNS選びが重要です。
また、SNS広告の利点として、少額から始められるという点が挙げられます。
SNS媒体 |
1日あたりの費用 |
Twitter |
1円~ |
Instagram |
約100円 |
Facebook |
約100円 |
LINE |
24円~ |
SNS広告に関しては、下記の記事でも紹介しています。
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リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、一度でも自社のサイトを閲覧したユーザーに表示させる広告のことです。
一度調べた内容の商品が、広告として表示されたことがあると思いますが、それがリターゲティング広告です。
この広告のメリットは、自社の商品・サービスに興味を持っている人に向けて集中的に表示させることができます。
リターゲティング広告の出し方は、基本的にディスプレイ広告と同様です。異なる点は、キャンペーン作成時にマーケティング目標を「ウェブサイトで購入する」を選択する点です。
アフィリエイト広告
アフェリエイト広告とは、サイト内に掲載された広告をクリックし、ユーザーが購入に至った場合のみ報酬が支払われる広告のことです。
この広告のメリットは、CVを獲得した時のみに費用が発生するため、費用対効果が高い点です。
ただし、アフェリエイト広告はASP(アフェリエイト・サービス・プロバイダ)によって広告主とアフェリエイターを結びつける必要があります。
ASPに申し込み、審査を通過する必要があるため、この点はデメリットといえるでしょう。
バナー広告
バナー広告とは、サイトの広告枠を購入し、一定期間掲載される広告のことです。
この広告は「純広告」とも呼ばれ、サイトに訪問した全ての人に表示されます。
多くの人に見られる点は利点ともいえますが、自社の広告をどのようなサイトに掲載するのかをよく考える必要があります。
また、クリックした時に費用が発生する「クリック型」や、表示されただけで費用が発生する「インプレッション型」などの種類もあるため、予算に合わせて広告形態を選択する必要もあります。
音声広告
音声広告とは、主に音楽配信サービスや、インターネットラジオで流れる広告のことです。
有名な媒体としては、「radiko」や「spotify」が挙げられます。
音楽配信サービスや、インターネットラジオを聴いている時に自然と耳に入ってくるため、記憶に残りやすい点がメリットです。
また、聴いているコンテンツの合間に広告が挿入されるため、スキップされにくい点も利点といえるでしょう。
現在、様々な音楽配信サービスが増えており、音声広告も比例して増えていくと予想されます。
Web広告の費用相場
広告名 |
費用 |
費用発生条件 |
リスティング広告 |
10円~ |
1クリック |
ディスプレイ広告 |
10円~ |
1000インプレッション |
ネイティブ広告 |
20円~ |
1クリック |
動画広告 |
10円~ |
1再生 |
SNS広告 |
1円~ |
1アクション |
リターゲティング広告 |
10円~ |
1クリック |
アフェリエイト広告 |
100円~ |
1CV |
バナー広告 |
数100万円~ |
1週間~掲載 |
音声広告 |
3円~ |
1000インプレッション |
インターネット広告を選ぶときのポイント
自社の商品・サービスを宣伝する時、先述した広告の中からどれを選べばいいのでしょうか。
インターネット広告を選ぶ時は、下記を参考にしてみて下さい。
- 自社の現状を把握する
- ターゲットを明確にする
- 目的を明確にする
自社の現状を把握する
そもそも自社に広告を出す必要があるのか、何故広告を出すのか、予算は大丈夫か、等考えることはたくさんあります。
料金形態次第では、ただの無駄になってしまう可能性も考えられます。
より効率的に費用対効果を高めるには、まず自社の現状を理解した上でインターネット広告を検討しましょう。
ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にしなければ、広告の方向性も定まりません。
自社の商品・サービスを求めているユーザーはどのような人物象かをしっかりとイメージすることが大切です。
自分がユーザー側になった時にどのようなキーワードで検索するか考えるのがオススメです。
予測変換(サジェスト)を参考にするのも一つの手でしょう。自分の狙いたいキーワードのサジェストを調べるなら、こちらのツールを是非お使いください。
目的を明確にする
ターゲットを分析した後は、そのターゲットに合わせたインターネット広告を選ぶことになります。
ターゲットの関心度によってインターネット広告の目的も変化し、アプローチの仕方も変わります。
ターゲットは大きく分けて「低関心層」「潜在層」「顕在層」に分けれらます。
ターゲット |
目的 |
アプローチ |
低関心層 |
自社の商品・サービスを全く知らない |
ディスプレイ広告
動画広告 |
潜在層 |
認知を深めて、行動を促進する |
アフェリエイト広告
ネイティブ広告 |
顕在層 |
購入・利用してもらう |
リターゲティング広告
SNS広告 |
インターネット広告を運用するコツ
インターネット広告を運用するコツは、先述した「ターゲットを明確にする」、「目的を明確にする」といったことはもちろんのことですが、ブレないことが重要です。
また、インターネット広告をクリックした際に表示されるランディングページ(LP)の見易さも重要です。
せっかく広告をクリックしても、LPが見辛いがために離脱されては意味がありません。
そのため、広告内容だけでなくLPの内容も常に分析・改善することが大事です。
まとめ
今回は、インターネット広告の種類とその運用についてまとめました。
それぞれのインターネット広告のメリット・デメリットを理解することで、より効率的にアプローチすることができます。
自社にあったインターネット広告を分析し、費用対効果を高めましょう。
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