Google公式AI生成コンテンツに関するガイダンスを発表!

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2023.03.15

AI生成コンテンツを検索でどう扱うのか、Googleが公式ガイダンスを公開しました。

これまでのSEOではChatGPTなどの人工知能ツールに太刀打ちできないのでは?と不安を抱えていた方にとって、大きなヒントになります。

GoogleがAI生成コンテンツに関するガイダンスを発表

2023年2月8日、Google検索セントラルブログにて「AI生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」が発表されました。

すでに日本語版として公開されており、ガイダンスの後半には「よくある質問と回答」もセットで掲載されています。

Googleはこのガイダンスで「AI生成コンテンツという理由だけでスパム扱いはしない!」という方針を明らかにしました。

つまり、ランキング要因は作成手段ではなく目的であり、たとえユーザーAI生成コンテンツであってもユーザーファーストの高品質コンテンツであれば上位に表示され、反対に検索エンジン対策として作られた低品質コンテンツはスパム扱いとなるのです。

AI生成コンテンツが急増する中、「ランキングが占領されるのでは?」「人の手で行うSEOは不要になるのでは?」といった懸念を抱いていたSEO関係者も多いのではないでしょうか。

2023年1月に米新興ニュースメディア「バズフィード」のペレッティCEOが、OpenAI(チャットGPTの開発元)の技術をコンテンツ制作に活用していくと、今後の方針を表明したのも、SEO関係者の不安を助長させたのかもしれません。

このタイミングで発表された今回のガイダンスにより、ChatGPTなどを用いて作成されたAI生成コンテンツを、今後Googleが検索でどのように取り扱うのかが示されたのです。

AI生成コンテンツとは?

AI生成コンテンツとは、人工知能(Artificial Intelligence)を活用して半自動的に作られたブログ記事・画像・動画・ソーシャルメディアへの投稿などの総称です。

記事の作成に特化しているAI生成ツール(ジェネレーティブAI:generative AI)は、「AIライティングツール」または「AIライティングソフトウェア」とも呼ばれています。

ほとんどは$支払いの英語版ですが、最近では「Catchy」や「Jasper」など日本語に対応しているタイプも登場してきました。

ちなみに、2022年4月1日に投稿された下記の動画でジョン・ミューラー(John Mueller)氏が発言している通り、Google は「AIで書いた記事=自動生成コンテンツの一種」ではあるものの、すべてがガイドライン違反という訳ではないと明言しています。

AI生成コンテンツのメリット

AI生成コンテンツの主なメリットは、下記の5点です。

▼メリット

  • 短時間で簡単に作れる
  • 費用対効果が高い
  • さまざまな種類のコンテンツが作成できる
  • 詳しくない分野のコンテンツも作成できる
  • ライターに依頼するより、遅延するリスクが少ない

最大のメリットは、テンプレートを選んでトピックとキーワードを入力するだけの手軽さでしょう。

とくに、短時間で大量のコンテンツを作成したい時に便利です。

ただし、「費用対効果」と「コンテンツ品質」については、使用するツールのスペックによってかなりの差があるため、賛否両論があります。

AI生成コンテンツのデメリット

一方、AI生成コンテンツの代表的なデメリットとして、下記の点が挙げられます。

▼デメリット

  • 100%正確ではないので、校閲や手直しが必要
  • ロボット的で、ソフトなニュアンスが苦手
  • 必ずしもSEOに強いとは限らない

AI生成ツールの向上は目覚ましいものの、あくまで入力したキーワードなどを手掛かりにして機械的にコンテンツを作成しているにすぎません。

そのため意図が正確に伝わらず、中には犯罪に繋がるワードが使われたり、コンテンツ自体が法に触れたりすることもあるのです。

AI生成コンテンツは、必ず人の手で確認・修正したうえで公開しなければなりません。

AI生成コンテンツはGoogleのペナルティ対象か?

結論から言うと、AI生成コンテンツがGoogleのペナルティ対象となるかどうかは、「作られた目的」によって判断されます。

▼AI生成コンテンツの目的とペナルティの関係

  • 検索エンジンを欺いて順位を操作するのが目的:スパムポリシー違反にあたるため手動によるペナルティ対象
  • ユーザーに役立つ高品質コンテンツを作成するのが目的:上位表示も可能

ここからは、下記の3項目に分けて解説していきます。

▼ガイダンスの注目点

  • 目的がランキング操作の場合はスパムポリシー違反!
  • AI生成コンテンツでも高品質なら上位表示は可能!
  • 重要なのは「コンテンツ品質」で作成手段ではない!

目的がランキング操作の場合はスパムポリシー違反!

AI生成コンテンツという理由だけで、Googleからペナルティを受けることはありません。

「このAI生成コンテンツは検索エンジン対策が目的だな!」と見なされた場合に限り、ペナルティの対象となります。

自動生成コンテンツに関し、Google は一貫したガイダンスを提示してきました。検索結果のランキング操作を主な目的として、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することは、スパムに関する Google のポリシーに違反します。

引用:Google検索セントラル 「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」

なお、Googleは自動生成コンテンツの正否を判断するために、2018年に初めて導入してから改良を重ねてきたスパムブレイン(SpamBrain)を用いています。

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AI生成コンテンツでも高品質なら上位表示は可能!

中には「AI生成コンテンツは反則では?」「自動で作った記事が上位表示されるのはズルい!」と思われている方もいるでしょう。

しかし、ユーザーにとって有益な情報を提供している場合、Googleは「正当な目的」と判断します。

つまり、高品質なAI生成コンテンツがランキングの上位に表示されていても、なんら問題はないのです。

AI 生成のものを含め、自動化を利用したコンテンツすべてがスパムであるとは限らないことを認識することは重要です。自動化はこれまでも長い間、スポーツの試合結果、天気予報、文字起こしなどの有用なコンテンツの生成で使用されてきました。AI は表現と創作の新しいかたちを生み、優れたウェブ コンテンツの作成に役立つ重要なツールとなる力を備えています。

引用:Google検索セントラル AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス

重要なのは「コンテンツ品質」で作成手段ではない!

どのコンテンツを上位に表示させるべきか判断する際、Googleが重視するのは作成手段ではありません。

判断の基準は、ユーザーにとって役立つ情報を提供しているかどうか。

ユーザーにとって有益なコンテンツを作成するには、2022年12月に改定されたE-E-A-T(旧E-A-T)を満たすことが必須条件です。

制作方法を問わず高品質のコンテンツを評価

Google のランキング システムは、E-E-A-T(専門性、エクスペリエンス、権威性、信頼性)で表される品質を満たした、オリジナルかつ高品質のコンテンツを評価することを目的としています。

引用:Google検索セントラル AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス

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【FAQ】AIコンテンツに関するよくある質問

最後に、よくある質問と回答を一覧表にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。

よくある質問 回   答
AI 生成コンテンツは Google 検索のガイドラインに抵触しますか? AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。
Google 検索で AI 生成コンテンツを禁止しないのはなぜですか? 自動化は有用なコンテンツを作成するために制作の現場で長い間使用されてきました。AI を活用することで、これまでにない面白い方法で有用なコンテンツを作成したり、コンテンツをさらに改善したりできます。
Google 検索では、質の低い AI 生成コンテンツによって検索結果が占領されてしまわないよう、どのような対策を講じていますか? 質の低いコンテンツは Google 検索が取り組んできた課題として目新しいものではありません。Google は長年にわたって、人間と自動化の両方が作成した低品質コンテンツに対処してきました。コンテンツの有用性を判断するためのシステムや、オリジナルのニュース報道を優先するためのシステムなどを導入しています。そうしたシステムは定期的なアップデートにより、常に改善が図られています。
誤った情報や、重要なトピックにおけるコンセンサスと相反する内容を含む、または拡散するおそれのある AI コンテンツに、Google はどのように対処していますか? このような問題は、人間が作成するコンテンツでも、AI が作成するコンテンツでも発生します。Google のシステムは、コンテンツの作成方法にかかわらず、重要なトピックに関する確立されたコンセンサスと矛盾する情報ではなく、信頼できる情報源からの高品質の情報を表示するように設計されています。健康、行政、金融に関する情報など、情報の質が非常に重要とされるトピックについては、Google のシステムは信頼性のシグナルをより重視しています。
検索結果に対するスパム行為に AI が使用されているかどうかは、どのように判断されるのですか? 作成方法を問わずあらゆるスパム コンテンツを特定するため、SpamBrain などのさまざまなシステムでパターンやシグナルを分析しています。
AI が生成するコンテンツは検索で上位に表示されますか? AI を使用したからといってランキングに関して特別なメリットがあるわけではありません。有用、有益なオリジナル コンテンツで、E-E-A-T の基準を満たすものは、検索で上位に表示される可能性が高くなります。作成方法ではなく、内容が評価の対象となります。
AI を使用してコンテンツを作成する必要がありますか? 有用なコンテンツを独自に制作するうえで AI が重要な役割を果たすと考える場合には、AI の使用を検討してもよいでしょう。AI を検索エンジンのランキングを操作するための安価で手軽な方法と考えている場合には、AI の使用はおすすめしません。
すべてのコンテンツに著者の署名欄を追加する必要がありますか? 一般的に署名があることが自然なコンテンツや、読み手が「著者について知りたい」と感じるかもしれないコンテンツには、正確な著者の署名を追加することを検討してください。
なお、Google ニュースに掲載される報道機関は、署名と著者の情報を提示する必要があります。詳細については、Google ニュースのポリシーをご覧ください。
AI または自動化を使用していることをコンテンツ内で開示する必要がありますか? 一般的に、「これはどのように作成されたんだろう」と思わせるようなコンテンツでは、AI や自動化の使用を開示するのは有益なことです。こうした状況が十分に予想される場合は、自動化の使用に関する情報を追加することをおすすめします。
コンテンツの作成者を AI としてもよいですか? Google は、コンテンツの一部に AI を使用していることを読み手に明確に伝えることを推奨事項としていますが、著者の署名欄に AI と記載することは、その方法としてふさわしくありません。

引用:Google検索セントラルブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」

まとめ

Googleは作成手段を問わない、AI生成コンテンツという理由だけでスパム扱いしないと明言しています。

したがって、AI生成コンテンツは今後もあらゆる分野のWebサイトやプラットフォームで増加する見通しです。

とはいえ、人口知能を活用しているからと言って、必ずしも高品質コンテンツに仕上がるとは限りません。

AI生成コンテンツの使用はNGではありませんが、公開する前に必ずE-E-A-Tを満たしているか確認しておきましょう。

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