Googleの検索コマンドから廃止された「info:」の機能と代用方法について

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2019.03.31
Googleの検索コマンドから廃止されたinfoの機能と代用方法について

SEOやWebマーケティングの業界でお仕事されている方はよく使われていたと思いますが、正規のURLをチェックすることができる検索コマンド「info:」のサポートを終了するとGoogleが発表しました。

私もよく使用していたので、使えなくなってしまうのは非常に残念です。
ただ、決定してしまったことなので、今後はどのように正規のURLを確認していけばいいのかについてもご紹介していきます。

※検索コマンドについてよくわからないという方は以下の記事で詳しく書かれていますので、ご確認ください。
役立つGoogleの検索テクニック12選!!

「info:」で調べられること

Googleの検索コマンドである「info:」ですが、正規のURLを確認するのに使われていました。
Googleの検索枠に「info:調べたいURL」を入力すると、そのURLの正規のURLが表示されるという仕組みです。

例えば、「info:http://www.pecopla.net/」と入力すると、検索結果には「https://pecopla.net/」の検索結果が1件だけ表示されます。
入力したURLは「http」となっており、「www」がついているURLですが、正しいURLは「https」で「www」もついていないものが正しいURLとなるため、検索結果ではGoogleが正しい(正規のURL)と認識しているURLが表示されます。

上記以外にも、類似するページをcanonicalでまとめている場合など、ちゃんとGoogleがcanonicalで指定したURLを正規のURLとして認識しているか調べるのに重宝していました。
※現在は、この機能は停止されているため、「info:」を使用しても正規のURLを調べることはできません。

「info:」以外で正規URLを調べる方法

「info:」が使用できなくなってしまったため、代わりとなる正規URLを調べる方法ですが、Google Search Consoleの「URL検査」の機能を使用することで、正規URLを確認することができます。
URL検査は左サイドのメニュー内に「URL検査」という項目がありますが、そちらをクリックしなくても、ページ上部の虫メガネのマークの入力枠に調べたいURLを入力すれば、すぐにチェックすることができます。

Google Search ConsoleURL入力欄

調べたいURLを入力しエンターキーを押すと、すぐに調査が始まり結果が画面上に表示されます。

URL検査の結果

上記は、canonicalで指定したURLとGoogleが認識している正規のURLが同一の場合に得られる結果となります。

「info:」ほど手軽ではなくなってしまいましたが、Googleのスマホ版botが巡回しているページなのか、パソコン版botが巡回しているページなのか、前回のクロールはいつなのか、インデックスはされているのかなど、「info:」ではわからなかった詳細情報まで確認することができますので、ひと手間かかりますが、詳しく知ることはできるようになっています。

以下の記事でも「URL検査」の使い方を解説していますので、参考にご覧ください。
https://pecopla.net/seo-column/url-examination

Google Search Console以外での調査方法

現状では、正規URLを調査する方法はGoogle Search Consoleの「URL検査」の機能のみとなります。
そのため、自身で管理しているサイトに関しては、正規のURLを調べることができますが、競合サイトなどのSearch Consoleの情報を確認することができないサイトに関しては、正規URLを調べることができなくなってしまいました。

類似ページなどがあった際に、Googleがどのページを正規のページとして判断しているのか、canonicalで指定したページを本当に信頼しているのか。などを調べるときにかなり重宝していたので、競合サイトを調べられなくなってしまったことに関しては残念です。

また、何か方法がないか調べて、便利な方法を見つけましたら、こちらのコラムでご報告したいと思います。

まとめ

今回は、非常に便利でよく使用していた検索コマンド「info:」が廃止されることについて解説させていただきました。
代用方法としてはGoogle Search Consoleの「URL検査」が非常に有能なので、今後はこちらで正規URLの確認はしていくことになりそうです。

今までの廃止されてきた機能などを考えると、SEO業界で重宝されていても一般ではほとんど使用されていなかった機能は徐々に廃止されていく傾向にあります。
Googleが廃止を決定した機能を阻止することもできませんので、その都度代用方法を見つけていくしかないですね。

また、同じような事例がありましたら、ご紹介させていただきます。

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