WEBディレクター必見!”決まる提案書”作成のデザインテクニック

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Webデザイン
2024.11.23

「提案内容は自分の方がいいのに…決まらなかった」
社内コンペや競合他社とのコンペの際、こんな悔し涙を流した経験はありませんか?
企画書や提案書はあくまで内容が全てです。構成などについてまとめた記事もたくさんありますね。
そうです、中身がないものは見た目が良くても魅力はありません。

けれど、中身が同じぐらい魅力的な2社から1社だけパートナーを選ぶとしたら?
丁寧で綺麗な見た目の方が好感度は高いのではないでしょか。

ここでは「提案内容は自分の方がいいのに…」と思わない為に、すなわち、デザイン部分で”よく見えるコツ”をご紹介していきます。
特にみなさん悩みやすい色使いのポイントは、サンプルをいくつか用意したので、参考にしてみてください。

→”決まる提案書”の配色サンプルをチェック

コツはたった3つ!

一口に企画提案書と言っても、スライドで見せるものなのか、書面で配るものなのかと言った媒体面の違いや、1ページに入れられる情報量の違いなど、案件によって様々かと思います。
こういった条件にとらわれない、どのタイプにも共通のデザインのコツをまとめていきます。
コツは文字ブロックたったの3つです。

1.とりあえず大きくしてみましょう!文字のジャンプ率

文字におけるジャンプ率とは、すなわち本文の文字の大きさに対する、見出しの大きさです。

上記のよう本文の文字の大きさ14pxに対して、中見出しと大見出しの大きさの比率が低い場合、一般的には「落ち着いている」「高級感がある」と言われます。
一方、比率の高い場合は「勢いがある」「若者向け」と言った印象を与えます。

ですが、私はジャンプ率が高い方をオススメします!
「何かおかしい」「何かダサい」、そう思った時はまず本文に対して見出しの文字の大きさを思いっきり大きくしてみてください。見出しがより見出しっぽくなり、本文も読みやすくなります。

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2.これでもうハズさない!配色のコツ

惜しい提案書によくある、色の使いすぎ。心当たりはありませんか?
「プラン毎にわかりやすく色を変えたい」「見やすい表を作りたい」
良くしたいだけなのに、段々まとまりがなくなってくる色使い。
“ハズさない”配色のコツがあります!基本〜応用3まで一気にご紹介します。

ざっと並べましたが、応用2の
「メインカラーの明度違いの色を増やす」が一番ハズさなくてオススメです。

基本の、無彩色と有彩色1色が一番無難ではありますが、作り進めると意外にこのルールは崩壊しやすいです。前述したように、色ってけっこう色々使いたくなるんですよね。
そんな時はメインカラーの明度違い、つまりグラデーションカラーを使ってみてください。絶対ハズしません。

応用2と応用3は、もっと色を使いたい!という方の為のコツになります。
こちらはいくつか配色サンプルを用意しました!色をもっと使いたいあなたは是非参考にしてください。

WEBサイトの配色例をいくつかまとめた記事も参考にしてみてください!

3.より見やすく!ブロックを作りましょう

ブロックとはかたまりのことです。
下の例をご覧ください。

「ブロックを作った例」の青い部分がブロックになります。
どこからどこまでがひとつのブロック(かたまり)なのか
まずはこれを意識してください。
その上で具体的な見せ方のコツはズバリ
ひとブロックの周りに間[A]中見出しと本文の間[B]
ちなみに、このAの間を広めに取っていくとスタイリッシュな感じになります。(文字量は行間にもよりますので一概には言えませんが)

今すぐできる!企画提案書の視認性を高めるテクニック3つ

どんなに有益な情報を盛り込んだ企画提案書でも、相手に意図が伝わらなければ高い評価は得られません。ここで重要となるのが優れた「視認性」、すなわち「目で見た時の確認のしやすさ」です。

▼視認性の高いプレゼン資料の特徴

  • 意図がダイレクトに伝わり、見た瞬間に内容が理解できる
  • 「何が書いてあるの?」と疑問に思う余地を与えない

ここからは、企画提案書を作り慣れていない新米Webディレクターでも今すぐ実践できる、視認性を高めるテクニックについてご紹介します。

最小限の文字数で端的に表現する!

時間をかけて読まないと内容が伝わらない「文章」は、企画提案書に向いていません。伝えたいメッセージは「言い切りの箇条書き」にするのが正解。さらに、2~3行ほどに留めておく方が視認性は高まります。

グラフやフロー図でビジュアライズする!

Webサイトの提案書や企画書の視認性を高めるには、グラフやフロー図を用いて視覚的に表現するのも効果的な手法です。特に、現状分析やROI(費用対効果)を記載するページでは、説得材料として具体的な数値データが欠かせません。業界の売上シェアなら円グラフを、工程表(ロードマップ)ならフロー図を、といった具合にビジュアライズしておきましょう。

1ページに表記するメッセージは1つだけ!

全ての要素を1ページにまとめるなら別ですが、スライドや複数ページを束ねたファイル形式で企画書を提出する場合は、1ページにつきメッセージを1つだけに限定しましょう。企画書を作っていると「この情報も載せたい!」「もっと詳しく作り込みたい!」と思いがち。しかし、あえて情報量を最低限に絞ることで文字やグラフなどがスッキリと見やすくなり、最も伝えたいメッセージがよりフォーカスされます。

お手本にしたいプレゼン資料を集めたサイト5選!

提案書や企画書といったプレゼン資料は、何より中身が肝心です。とはいえ、同僚やライバル企業に差を付けるには「見せ方」や「伝え方」に対するひと工夫が欠かせません。

そこでこの段落では、優れた提案書の構成やスライドといったプレゼン資料の実例が閲覧できる5サイトをピックアップしてみました。デザインやレイアウトのアイデアに行き詰っている方はもちろん、人と違う切り口で差を付けたいという方にとっても参考になるはずです。

alle(アレ)

公式サイト:alle

200種類を超える日本語のスライドや企画書などを集めたポータルサイト。デザイン性の高さやレイアウトの見やすさ・美しさなど、プレゼン資料を作成するうえで参考にしたいアイデアが満載です。マーケティグ関連はもちろん、SEOでも重要なUIやUX関連の企画書などが公開されており、提案書のクォリティを上げる実践的なテクニックが学べます。

販促会議 企画コンペティション(販促コンペ)

公式サイト:販促会議 企画コンペティション

「販促コンペ」とは、販促・プロモーション企画を募っているコンテストで、セールスプロモーションの専門誌「販促会議」が年に1度のペースで開催しています。最大の特徴は、実在する協賛企業が扱っている商品やサービスに関する販促・プロモーションがコンテストの課題になっているという点でしょう。

実際の商品に対して解決策となるアイデアを企画書形式で公募しており、「マーケティング効果に繋がる斬新なアイデア」が選考基準になっています。2010年度からの受賞作品が閲覧できるので、「実務的な課題を解決したい!」という方におすすめです。

BB-WAVE

公式サイト:BB-WAVE

こちらは、雑誌「販促会議」の連載コーナー「これがプロの企画書だ!」で取り上げられた提案書や企画書を公開しているサイトです。プロが作成しているだけあって、CM大賞を受賞した作品をはじめ大手メーカーの主力商品を扱ったプロモーション企画などがズラリと並んでいます。

ストーリー性のある構成が参考になるのはもちろん、「一度見たら忘れないインパクトを提案書に盛り込みたい!」という方にとっても役立つはずです。

SlideShare

公式サイト:SlideShare

デザインやレイアウトの実例を見ながら提案書や企画書の作り方まで学びたい!という方なら、まず「SlideShare」をチェックしてみましょう。ビジネス向けSNSの中でも世界最大規模を誇る「LinkedIn」が提供しているだけあって、世界中のプレゼン資料が共有されており、日本語の企画書も多数掲載されています。

「Webサイト 企画書」などのKWを入力して検索するとピンポイントで実例がヒットするのはもちろん、「サイトリニューアルの企画書の書き方」といったノウハウにも対応しているのが魅力。そのうえ、実際のセミナーで使用されたプレゼン資料まで閲覧できるので、ちょっとしたeラーニング気分で企画書の作り方が学べます。

Pinterest

公式サイト:Pinterest

本来、「画像SNS」として認知されているPinteres。オシャレな画像が数多く掲載されている反面、実はWebディレクターに役立つ機能性も備えています。上記画像の通り、「企画書」というKWで検索してみるとデザイン性に優れたスライドなどがヒットしますので参考にしてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?
作成した提案書を前に「何かおかしい」「何かダサい」と感じても、何が原因なのか、どうして良いかわからない方に向けた、提案書作成のデザインテクニックをご紹介しました。
提案書は奥深く、もっともっと見せ方の部分でポイントがあるのですが、
まずは文字ブロックの3点、是非チェックして実践してみてください。
また、今後も応用編としてまとめていければと思います!

 

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