SEOにおけるUI/UXの重要性や効果は?

SEO対策実例・コラム
2019.12.16

Webマーケティングの業界では、「UI」や「UX」がSEOに与える効果について肯定的な意見と否定的な意見が混在しています。そこで本記事では、UIとUXの特徴や違いを踏まえたうえで、SEOとの関係性や改善点についてご説明しましょう。

UIとUXの違いとは?

UIとUXは一緒に使われる機会が多いため、全く同じ意味だと勘違いしている人も多いようです。この段落では、UIとUXそれぞれの意味と関係性について詳しく解説します。

UIとは?

UI(ユーザーインターフェイス)とはUser Interfaceの略語で、日本語に直訳すると「ユーザーの接点」という意味になります。身近な例としては、キーボードの配列やタップで操作できるスマホアプリの設計などが代表的です。

このように説明すると指や手で直に触れられるモノと勘違いされがちですが、必ずしもそうとは限りません。むしろ、Web用語としてのUIは「ユーザーの目に触れる全ての要素」に対して使われています。

▼UIの具体例

  • ページのレイアウト
  • 表示画面の大きさ
  • 画像の解像度
  • スマホにおけるキーボード表示の使いやすさ
  • ボタンやスワイプでの操作性
  • サイト内の導線
  • 読みやすいフォントサイズ
  • 見出しや強調によるメッセージの伝わりやすさ

つまり、WebマーケティングにおけるUIとはサイトのデザイン全般が含まれるのはもちろん、ユーザーがサイト内で視覚的に触れる全ての情報が対象となるのです。

UXとは?

一方、UX(ユーザーエクスペリエンス)とはUser Experienceの略語で、日本語に直訳すると「ユーザー体験」という意味になります。サイトを利用することで得られた経験や使用後の感想と言った方がイメージしやすいかもしれません。

▼UXが優れているサイトの具体例

  • サイトのデザインが魅力的だった
  • 見やすくて使いやすいサイトだった
  • 信頼性の高い情報が見つかるサイトだった
  • サイトの導線が分かりやすく、目的地まで簡単に辿り着けた

つまり、デザインや使い勝手の良し悪しが対象となるUIは、大きな意味でUXの一部に含まれているのです。たとえば「このアプリUIがイイね」という感想は、同時にUXが優れているサイトだと評価できます。同様に、UIを改善したサイトを見たユーザーが「綺麗なデザインで快適に使えるサイトだった」と感じたなら、UXも同時に向上したことになるのです。

SEOにおけるUI/UXの重要性

この段落では、UIやUXがナゼSEOにとって重要なのかを踏まえたうえで、簡単に取り入れられる対応策についてご紹介します。

読んでもらうことが重要

どんなに中身の濃いコンテンツでもユーザーに読んでもらえなければ意味がなく、サイト運営者の自己満足で終わってしまいます。特に注意したいのが長文です。確かに文字数が多くなるほどページ内で使える関連キーワードが増えるため、一見SEOに強い文章に思えます。

ですが、重量感のある長文は読み手であるユーザーから敬遠されがちです。場合によっては、長文だと気付かれた瞬間に別のサイトへ移動され兼ねません。ページの上部に目次を表記したり見出しを使って文章に強弱をつけたりと、ユーザーが快適に読み進められるよう工夫することでコンテンツの印象が改善され、結果的にUIとUXの両方が向上するのです。

滞在時間や離脱率がSEO順位に影響すること

SEOで何より重要なのは「ユーザーに有益な情報を提供できているか」という点ですが、そのヒントとなるのが「滞在時間」や「離脱率」です。ユーザーの満足度を知るバロメーターと言った方が分かりやすいかもしれません。なぜなら、ユーザーにとって魅力的なコンテンツだからこそ滞在時間が長くなり、サイト内の類似ページにも興味を示すため離脱率が低くなる好循環が生まれるからです。

一方、デザインが複雑だったりサイト内の導線が分かりにくかったりと、UIもUXも共に低いコンテンツではユーザーにストレスを与えてしまいます。その結果、滞在時間が短くなるのはもちろん、「どうせ他のページも似たようなモノだろう」と判断されて離脱率が悪化してしまうのです。滞在時間や離脱率がSEO順位に直結する要素とは限りませんが、ユーザーの満足度が低いコンテンツが上位に表示されるはずもありません。

UXを意識したデザイン

UXが優れているサイトにはデザインに関する共通点があります。この段落では、2つのポイントに絞ってご説明しましょう。

ページの見やすさ、使いやすさ

ユーザーの満足度に直結するのが「ページの見やすさ」と「使いやすさ」の2点です。コンテンツのデザインに関するUX改善点は数多くありますが、まずは下記の項目から見直してみましょう。

  • ユーザーが目的地まで最短距離で辿り着けるよう目次を追加する
  • ユーザーが現在地を把握しやすいようパンくずリストを表示する
  • シンプルな導線に整える
  • 見出しによって文章にメリハリをつけ、KWを見つけやすくする
  • 段落ごとに要点をまとめる、もしくは読みやすい箇条書きを使う
  • サイト内の広告はユーザーにストレスを与えない場所に配置する

ユーザーの実際のページ速度

検索ユーザーはどんな時にサイトに対してストレスを感じるのか、その代表格と言えるのがページ速度の遅さでしょう。確かに、単純にページの読み込み速度が早いほど検索順位が上がるとは言い切れませが、GoogleがユーザビリティをSEOの重要な要素と位置づけているのは事実です。

その根拠として挙げられるのが、Google Search Consoleに追加されたスピードレポートという新機能です。2019年11月4日に一般公開されたスピードレポートでは、実際に検索ユーザーがChrome を使用した時のCrUXがデータソースとして使われています。

それだけ、Googleはユーザーがリアルに体験したページ速度を重視しているのでしょう。ちなみに、ページの読み込み速度を改善してUXを向上させるには、下記の方法を試してみるのも一つの方法です。

▼ページ速度を改善してUXを向上させる方法

  • サーチコンソールのスピードレポートを使って現状を把握し問題点を解決する
  • ファイルサイズが重くなりがちなPNGは「PNG圧縮」によって軽量化する
  • 「Lazy Load Plugin for jQuery」で画像の遅延読み込みを実装する
  • できるだけ画像より少ない容量で表示できるCSSを使う
  • ウェブフォントを使用して容量をカットする

また、サイトスピードの改善方法については以下をご覧ください。スピードレポートの具体的な使い方をはじめPageSpeed Insightsとの違いなど、詳しく解説しております。

サイトスピード改善!Google Search Consoleが役立つレポート公開!

UXについてGoogleのゲイリー氏が公言

一方、UXとSEOの関係性について否定的な主張があるのも事実です。まずは、2015年5月に開催されたビジネスイベントSMXに参加したユーザーのツイートを見てみましょう。

上記のツイートにはGoogleのゲイリー・イリェーシュ氏がSMXの講演で述べた内容が記されており、下記の2点について断言しているのが分かります。

  • UX=サイトの使いやすさは、検索ランキングを決める要素ではない
  • 今後もUXがコンテンツより重視されることは、決してないだろう

UXが重要になるのでは?

Googleのスポークスパーソンとして知られるゲイリー氏の発言は、多くのサイト運営者に衝撃を与えましたが、このコメントには後日談があったのです。

上記はゲイリー氏の発言を報じたSEOジャーナリストによるツイートです。後日ゲイリー氏から受け取ったコメントの内容が記されています。つまり、同氏はランキング要素として最も重要なのはあくまでコンテンツの中身であり、UXは二の次だと言いたかったのでしょう。

  • UXはランキング要素ではないと聞いて驚いたようだが、驚くような話ではない
  • 使いやすくてもコンテンツがまるでないサイトに誰が訪問するっていうんだ?

また、時間の経過と共に変化するのがSEOの特性でもあります。事実、2015年にUXとSEOの関係性について否定的なコメントを公言したGoogleですが、2019年11月11日にはUXに直結する読み込み速度について新たな試みをスタートさせる予定だと「Chromiumブログ」で告知しているのです。

将来的には、Chromeは、明らかにバッジのあるユーザーの読み込みが高速または低速であるサイトを識別する可能性があります。これにはいくつかの形式があり、ユーザーに最も価値のあるものを判断するために、さまざまなオプションを試してみる予定です。

引用元:Chromium Blog

上記の試みが実現すれば、常に読み込み速度が遅いサイトだけが特定されてラベルが貼られます。そのうえ、いずれはChromeによって遅延原因の識別も目指すと宣言しているのです。これらの事実を踏まえると、UIを含むUXがSEOに与える影響は少しずつ存在感を増していると解釈できます。

まとめ

Googleが常々公言している通り、検索順位を上昇させるために何より重要なのは「コンテンツの品質」と「被リンク数」に他なりません。ですが、ユーザビリティの側面から考えるとUIやUXが軽視できないのも事実です。まずは基本的なSEO対策を最優先にしつつ、UIやUXの改善にも取り組むべきでしょう。

 

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