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【2020年】SEO対策会社の特徴(費用)と今後
ディレクトリ構造をきちんと整理することは、効率よくSEOを行う上で非常に重要なポイントです。しかし、どのような構造が最適なのか、どんなことをすれば良いのかがいまひとつよく分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、SEO対策におけるディレクトリ構造の重要性と、ディレクトリ構造の最適化がもたらすメリット、理想のディレクトリ構造の作り方などを解説します。
目次
ディレクトリ構造とは、サイトを作成するときにアップロードされるファイルやフォルダの構造のことです。
もう少し具体的に説明すると、サイトを作成する際にはトップページにはトップページに使う画像やHTMLファイルなどを、コンテンツページにはコンテンツに使う画像やHTMLファイルなどをアップロードすることでサイトは作られています。この「トップページ」「コンテンツページ」などの繋がり、階層の構造が「ディレクトリ構造」と呼ばれています。
「サイト構造」と呼ばれることもありますが、意味は同じです。
では、サイトのディレクトリ構造とSEOにはどのような関係があるのでしょうか。
ディレクトリ構造が理想的に組み立てられている場合、
というメリットがあります。
ディレクトリ構造を整理すると、内部リンクやコンテンツのカテゴリごとの繋がりがわかりやすくなります。これはサイトを訪問する訪問者にとってわかりやすいサイトになることはもちろん、サイトを運営する上でのテーマがわかりやすくなる、という運営上のメリットにも繋がります。
また、ディレクトリ構造が適切に整理されていると、サイト更新時にどのファイルをどのフォルダに入れたらいいのか、コンテンツのカテゴリを新設する際にどこにフォルダを作ればいいのか、といった運営の悩みを簡単に解決することができるようになります。
さらに、クローラーによる巡回もスムーズになるというメリットもあります。
Googleなどのロボット型検索エンジンのクローラーは、サイト内のリンクを辿ることでサイトの情報を収集し、検索インデックスに登録しています。このとき、サイトの構造が入り組んでいたり、空白のページがあったりすると、サイトを隅々まで巡回することができなくなってしまうことがあります。
クローラーによるサイトの評価をきちんと受けるために、ディレクトリ構造をきちんと整理して、クローラーが巡回しやすいように整えておきましょう。
クローラーについては下記の記事でも解説しています。
ディレクトリ構造とSEOの関係性を考える上でもう一つ重要になる要素が、「クリック階層」です。
クリック階層とは、「サイトのトップページからクリックを何回することでそのページにたどり着けるのか」という基準で、クリック一回で一階層、二回で二階層という数え方をします。
重要なのは、クリックの回数が多いページは、クローラーから「重要ではないページ」として扱われてしまう可能性があるという点です。なるべくクリック階層が少なくなるように設計し、特に重要なページは、クリック数が少なくて済むように内部リンクを設置するなどの対策をしておきましょう。クリック3回でどのページにもアクセスできる状態が理想的だと言われています。
では、SEOに強いディレクトリ構造はどのように作ればよいのでしょうか。ディレクトリ構造を整理する上で重要なポイントについて解説します。
理想的なディレクトリ構造とは、フォルダ分けが適切にされており、コンテンツの大きな偏りがなく、空になっている階層がないディレクトリ構造です。
ディレクトリの途中に空の階層があると、クローラーによるクロールがスムーズにいかないだけではなく、サイト訪問者も目的のコンテンツにスムーズにたどり着けないサイトになってしまいます。
また、特定のカテゴリにコンテンツの分量の大きな偏りがある状態や、特定のカテゴリだけ階層がとても深くまである、という状態も利便性が悪く、クロールもしづらくなるため良くありません。
ディレクトリ構造は極力偏りなく、無駄なページを入れず、シンプルに設計するようにしましょう。
URLの記述もディレクトリ構造と同じように、極力わかりやすくシンプルに記述しておくのが理想的です。
URLやフォルダ名には番号や記号を入れるのは避け、ページのカテゴリの名称がわかりやすくなるような単語を入れるようにしましょう。番号だらけでわかりにくいURLや、階層が多く長いURLは、サイト訪問者にもクローラーにもわかりづらいURLになってしまいます。
また、階層ごとの繋がりがわかりやすいようにすることも大切です。例えば、PCの通販ページの場合、PCというカテゴリの下の階層にあるノートパソコンのページのURLは「http://example.com/pc/01/」と表記するよりも、「http://example.com/pc/note-pc/」と表記したほうが階層の繋がりがわかりやすくなります。
URLの記述については下記の記事でも解説しています。
サイトのディレクトリ構造を整理したら、最後は内部リンクが適切に貼られているかどうかを見ていきましょう。
いくらディレクトリ構造が効率的に整理されていても、内部リンクが貼られていないとクローラーがサイトをクロールする際に取りこぼしが発生してしまいます。また、サイト訪問者にとっても、自由にページ間を移動したり、トップページに戻ったりということができないサイトは非常に不便です。
ディレクトリ構造を生かすための内部リンクの正しい貼り方について解説します。
「パンくずリスト」とは、今いるページがサイト内のどの位置にあるのか、という情報をわかりやすくツリー形式で表示してくれるリンクのことです。
多くはサイトのヘッダーに設置してあり、トップページから現在閲覧しているコンテンツまでの階層をリンクで表示してくれます。
(画像引用元:https://pecopla.net/seo-column/ui-ux-seo)
上の画像は弊社のコラムページ上部に表示されているパンくずリストです。左端のトップページから順に、コンテンツのカテゴリ、閲覧中のコンテンツ、と階層ごとのリンクが表示されています。
このパンくずリストも立派な内部リンクの一つです。サイトの利便性が向上し、サイト訪問者やクローラーに親切なサイトになりますので、有効に活用しましょう。
パンくずリストについて詳しくは弊社過去コラムでも紹介していますので、こちらも是非ご覧ください。
内部リンクはSEOの観点やサイト訪問者の利便性の観点からも是非取り入れたい要素の一つではありますが、貼っておけばなんでも良いというものではないという点については注意が必要です。
(画像引用元:https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja)
Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドによると、「関連ページへのリンクを適宜追加する」ことを推奨してはいますが、すべてのページを他のページにリンクするという方法は避けるべきと明言されています。
関連性のあるコンテンツへの内部リンクはサイト訪問者の利便性を高めてくれますが、そうでない内部リンクは利便性を阻害してしまうことに繋がりますので、関連性のない内部リンクをむやみに貼るのは避けておいたほうが賢明です。
内部リンクについては下記の記事でも解説しています。
SEO対策というとコンテンツの内容にばかり目が行きがちですが、ディレクトリ構造などのサイトの基幹部分を見直すことでもSEO対策に良い影響を与えることができます。
ディレクトリ構造をしっかりと設計しておくことや、きちんとカテゴリを整理することは、サイト管理の効率化やサイト訪問者の利便性向上にもつながります。SEO対策を何から始めたらいいのかわからないという場合は、コンテンツだけでなくサイトのディレクトリ構造にも目を向けてみてください。
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