検索クエリとは?検索クエリの活用がSEOや広告に重要な理由を解説

SEO基礎
SEO対策
2020.11.30
検索クエリとは?

コンテンツの方向性や、検索ユーザーの検索意図を調べるには検索クエリを調査する必要があります。

この記事では、なぜ検索クエリから検索ユーザーの検索意図を知ることができるのか、どのように調べればいいのかを解説していきます。

是非最後まで読んでいただきコンテンツやサイトの方向性が検索意図とマッチした内容となっているか確認をしてみてください。

検索クエリとは?

検索クエリとは、検索ユーザーが何かを調べる際に検索窓に入力した単語や複合語のことを指します。

例えば、ご自身が運営しているWebサイトやブログを検索結果の上位に表示させる方法を調べたい場合、検索窓に「ブログ 上位化 方法」などと入力するかと思いますが、この「ブログ 上位化 方法」が検索クエリとなります。

検索ユーザーは何かしらの悩みや目的を持っており、それらを解決するためGoogleなどで検索をします。そのため検索クエリを調査し、検索ユーザーの検索意図を理解することが広告運用や、コンテンツSEOでは重要となってくるわけですね。

では、実際に検索クエリからどのように情報を集めればよいか、以下で解説していきます。

コンテンツSEOについては下記の記事で解説しています。

検索クエリとキーワードの違いとは?

「検索クエリ」と「キーワード」は同じ様な使い方をされる場合がありますが、厳密には意味合いが変わってきます。ざっくり説明すると、

  • 「検索クエリ」=検索ユーザーが検索窓に入力する語句
  • 「キーワード」=SEOの担当者や広告主などの発信者側が検索クエリを分析し、対策する語句

ということです。

検索クエリには検索者のさまざまな意図が隠れており、この意図を分析しターゲットとするキーワードを考察し対策していく必要があります。

例えば、検索者が「人気 花」と検索した場合育てる際に人気の花なのか、人に送る際に人気の花のかを見極め、発信者は「花 人気 飼育」や「花 人気 プレゼント」などのキーワードを設定する必要があります。

そのため、SEO対策や広告運用では「検索クエリ」も「キーワード」もどちらも重要となってきます。

検索クエリの大まかな分類

検索クエリは大まかに3つの分類に分けることができます。

  • ナビゲーショナルクエリ
  • トランザクショナルクエリ
  • インフォメ−ショナルクエリ

ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)

ナビゲーショナルクエリとは、検索ユーザーが訪れたいアクセス先が明確となっており、目的のサイトに訪れるために検索する語句のことを指します。

例えば、

  • 楽天
  • ウィキペディア
  • 少年ジャンプ公式サイト

などのような、検索語句がナビゲーショナルクエリとなり、「Goクエリ」との呼ばれることがあります。

トランザクショナルクエリ(Doクエリ)

トランザクショナルクエリとは、目的の行動が決まっている検索語句のことを指します。

例えば、

  • ライブチケット 申し込み
  • アプリ ダウンロード
  • 美容室 予約

などのように検索ユーザーの目的がしっかり決まっている検索語句がトランザクショナルクエリと言い、「Doクエリ」とも呼ばれています。

また、トランザクショナルクエリのなかには購入を目的に検索する「Buyクエリ」というものも含まれており、非常にコンバージョンに近いクエリと言えます。

インフォメ−ショナルクエリ(Knowクエリ)

インフォメ−ショナルクエリとは、検索ユーザーが何かしらの問題を解決するために、情報を収集する目的で検索する語句のことを指します。

例えば、

  • 筋トレ 自重 メニュー
  • お風呂掃除 やり方
  • 映画 放映時間

などのような情報を集める際に使用する検索語句のことをインフォメ−ショナルクエリといい、「Knowクエリ」とも呼ばれています。

インフォメ−ショナルクエリはコンバージョンに近いクエリとは言えませんが、検索ユーザーの悩みを解決できるコンテンツを作成することで、検索ユーザーとの信頼関係に繋がり、サイトの評判が上がったり、間接的にコンバージョンにつながることもあるため非常に重要な検索クエリと言えます。

以上が検索クエリの大まかな分類にはなりますが、全ての検索語句をこれらに当てはまるわけでもなく、更には複数の分類に当てはまる語句も存在しています。

検索ユーザーが真に何を求めて、何に悩んでいるのかをしっかり考えるようにしましょう。

検索クエリを調べる方法

検索クエリを調べる方法は、Googleアナリティクスで調べる方法とGoogleサーチコンソールを使用して調べる方法があります。

ですが、Googleアナリティクスで検索クエリを調べる際、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携が必要となるため、サイトの登録と連携を済ませておきましょう。

Googleアナリティクスで検索クエリを調べる方法

Googleアナリティクスで検索クエリを調べる手順は下記の通りです。
(注意:その前にGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの連携をおこなっておきましょう

▼手順

  1. Googleアナリティクスを開き、「集客」をクリック
  2. 「サーチコンソール」をクリック
  3. 「検索クエリ」をクリック

アナリティクスの画面

以上の手順で検索クエリやクリック数などのデータを調べることができます。

検索クエリを調べた際に、「not set」や「other」の表記がされるケースがあります。

「not set」は何らかの理由でGoogleアナリティクスがデータを所得できなかったことを表しており、「other」その他を表しています。

この「other」の中身についても調べたいところですが、中身を確認することはできませんので、表示されている検索クエリからどういった語句で検索しサイトにユーザーが訪問をしているのか調べるようにしましょう。

サーチコンソールで検索クエリを調べる方法

検索クエリは「サーチコンソール」を使用し調べることもできます。

▼手順

  1. 「サーチコンソール」を開く
  2. 「検索パフォーマンス」をクリック
  3. クエリをクリック

サーチコンソールの画面

以上の手順で検索クエリとその検索クエリに対するクリック数と表示回数を調べることができます。

検索クエリがSEOに重要な理由

今現在、SEOで順位が決まる要因は数多くありますが検索ユーザーの検索する意図にマッチしたコンテンツを作成することは何よりも重要となります。

そのようなコンテンツを作成するためには検索クエリを分析し、検索ユーザーの検索意図を理解しなければいけません。

みなさんが何かコンテンツを作成する際、狙っているキーワードがあると思います。

ですが、コンテンツを作成した後に、実際に検索者が狙ったキーワードを入力し、サイトに訪れているかを調べることも重要です。

調べた結果、狙ったキーワードでユーザーが流入していれば、作成したコンテンツの質は高く、検索意図にもマッチした内容となっている証拠となりますが、全く予想していないキーワードでの流入しかない場合は、検索意図とズレた内容となっている可能性が高いので、修正しないといけません。

このように、検索クエリを調査し分析することで自分が作成したコンテンツの方向性が狙った検索ユーザーにマッチしたコンテンツとなっているかの答え合わせができますので、特にサイト運営者の方は検索クエリをしっかりと把握しておきましょう。

検索クエリがリスティング広告に重要な理由

検索クエリはリスティング広告を運用する際にも非常に重要となります。

リスティング広告の費用対効果を高めていくには、常に狙ったキーワードを見直し、よりコンバージョンに繋がりやすいワードを狙っていかなければいけません。

そんな時に検索クエリを調べることで、今、検索ユーザーはどのようなワードで広告をクリックしているのかを知ることができます。

そして、その中には広告運用者が予期していなかったワードが見つかることもあるかもしれません。

例えば、「SEO コンサル」といったワードを狙ったリスティング広告でも、検索クエリを調べてみると「SEO 相談」といったワードのほうがコンバージョンに繋がっているかもしれません。

このような場合は、狙うキーワードを「SEO 相談」にしたほうがよりコンバージョン数が増える可能性があります。

また、その逆に検索クエリを調べることで全くコンバージョンには繋がらないキーワードも見つけることができます。

例えば先程の例のように「SEO コンサル」を狙った場合、もしかすると「○○会社 SEO コンサル」といったクエリで検索ユーザーが広告をクリックしているかもしれません。

もし会社名が他社の会社であれば、検索ユーザーはすでにコンサルをお願いしたい会社が決まっている可能性が高いためコンバージョンに繋がる可能性は低いですよね。

ですので、このようなクエリを見つけた場合はそのキーワードを除外し広告が表示されないように設定しておきましょう。

このように検索クエリはリスティング広告において重要な役目を持ち、活用することができるんです。

まとめ

検索クエリを調査し、検索ユーザーの意図を知ることはコンテンツ作成を行なっていくにあたって非常に重要となってきます。

もちろん検索意図にマッチしたコンテンツを作成するだけで検索上位に表示されるわけではないですが、意図にマッチしたコンテンツでないとスタートラインに立つことすら難しくなってしまいます。

自分のサイトにどのような意図を持って来てくれたのかを理解することは簡単ではありませんが、こまめに検索クエリをチェックし分析する癖をつけておきましょう。

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