ドメインパワーとは?目安や調べる方法を解説
2021.12.28
ドメインパワーという言葉を聞いたことはありますか?
サイトを上位表示させるためには、そのドメインが検索エンジンやユーザーから信頼されるものでなければいけません。
今回は、サイトを上位表示させるためのドメインパワーの目安について解説します。
ドメインパワーとは
ドメインパワーとは、SEO対策上でそのドメインに影響を与える力のことを指します。
実際に検索エンジンのクローラーは、サイトを巡回する時にドメインパワーも見るため、サイトの信頼度も判別できるものになります。
古くから存在するドメインは自然とドメインパワーが高くなることが多いですが、新しくできたばかりのサイトはどうすればいいのでしょうか?
新しくできたばかりのサイトは、どれだけユーザーにとって有益な情報を載せていたとしても、検索エンジンから正しい評価を受けることが難しいです。
そのため、少なくとも半年はSEO対策を続けることが大切です。
ドメインパワーは検索結果ランキングに影響
ドメインパワーは検索結果に影響します。
なぜなら、検索エンジンはドメインパワーを見てサイトの信頼度を判別するからです。
そして検索エンジンからの信頼性が高いほど、上位に表示される可能性が高まります。
ただ、上位表示に関してはドメインパワーだけを見ているわけではありません。
検索エンジンが最も評価しているのは「コンテンツの内容がどれだけユーザーの役に立つか」です。
そのため、ドメインパワーが低くても、コンテンツ内容を充実させることで十分上位表示が可能です。
新しいサイトなのに急に順位があがることがある?
新しくできたばかりのサイトが、一時的に好順位を得られることができます。
これは、「Googleハネムーン」と呼ばれる現象で、一時的にGoogleからプラス評価を得ることができます。
ただ、Googleハネムーンはあくまで一時的なものであるため、順位が上がったからといってSEO対策を怠ると、順位げ下落する可能性もありますので、継続的なSEO対策は必須です。
インデックスされるまでが早くなる?
ドメインパワーが高いとインデックスされるスピードが早くなります。
インデックスが早いということは、コンテンツを追加するとすぐに順位がつくようになります。
現在(2021年12月)では、全体的にGoogleにおいてインデックスされるスピードが下がったと言われているため、ドメインパワーを上げることで競合サイトより早く順位がつくようになるかもしれません。
ドメインパワーを測定する方法
では、実際に自社サイトのドメインパワーは、周りと比べてどれくらいあるのでしょうか?
ドメインパワーはGoogleが公言しているわけではないため、外部のSEOツールを使用する必要があります。
どのようなツールがあるのか紹介します。
MOZ
1つ目はMOZを使った方法です。
以下のURLからMOZへ飛ぶことができます。
https://moz.com/link-explorer
こちらのツールもドメインパワーを計測するには、アカウント登録が必要になります。
無料登録した後に、「Free SEO Tool」の中から「Link Exproler」を選択します。
その後ドメインを入力することで、以下のような情報が得られます。
「Domain Authrity」が、ドメインパワーになります。
どれだけのリンクが貼られているのか等を確認することも可能です。
パワーランクチェックツール
続いては、パワーランクチェックツールになります。
こちらのツールはログイン不要で、ドメインパワーを計測してくれます。
以下のURLから飛ぶことができます。
https://www.ispr.net/
ドメインの欄に、調べたいドメインを入力するだけでドメインパワーを調べてくれます。
2つのドメインパワーの目安を調べることができるツールを紹介しましたが、それぞれが独自のアルゴリズムから判断しているものになるため、Google公式のものではありません。
したがって、ツールによってはドメインパワーが高かったり低かったりします。
あくまで目安として参考にすることをおすすめします。
ドメインパワーの目安は?
先述しましたが、ドメインパワーというものは公式の言葉ではないため、ツールによって数値が変わりますので、目安として参考にしてください。
基本的にドメインパワーを上げるには、時間が必要です。
そこに加えて、コンテンツの質や、定期的な更新が重要になってきます。
上記の点を踏まえた上で、ドメインパワーの目安は、
初期:0〜10
1年後:10〜20
2年後:20〜30
3年後:30〜35
といった感じです。
初期は、ある程度コンテンツを増やし、定期的なメンテナンスを行うだけでドメインパワーは上がっていきますが、後半はなかなか上がらなくなってきます。
上位サイトや、大手企業の公式サイトは被リンクの数がかなり多く、ドメインの歴も長いため、なかなか手の届きそうな位置にいないことが多いです。
個人で経営するサイトの場合は、まず20程度のドメインパワーが目安となります。
ドメインパワーがずっと0の場合はどうしたらいいの?
色々な対策をしてみたけど、ドメインパワーが全然上がらない、対策するのすら面倒くさいといった方は以下を試してみてはいかがでしょうか?
noteで被リンク
Noteは、ブログ、ライティングサービスです。
かなり人気が高く、ドメインパワーも高いため、SEO的にも評判の良いサービスです。
無料でアカウントを作成できるため、気軽に始められる点もメリットです。
自社サイトに掲載する内容と関連性の近い内容をnoteでも展開し、noteから自社サイトにリンクを貼ります。
そうすることで、ドメインパワーの高いnoteから被リンクを得ることができます。
また、noteのプロフィール欄にURLを入力できる箇所がありますが、こちらにはnofollow設定がされているため、被リンク獲得には繋がりません。
https://note.com
HTML名刺
Html名刺は、デジタル名刺サービスです。
こちらもドメインパワーが高く、10分程度で作成できるため、かなりお手軽なサービスとなっています。
コンテンツを考える必要がない点もメリットです。
https://html.co.jp/
ドメインパワーってどうやって上げるの?
ここまで、ドメインパワーの概要と、確認方法を見てきましたが実際どうやってドメインパワーを上げればいいのでしょうか。
サイトを作りたての方でも簡単にできる方法がありますので紹介します。
コンテンツを内部リンクで繋ぐ
ドメインパワーを上げるには、コンテンツ同士を内部リンクで繋げることが重要です。
内部リンクが貼られていることで、Googleやユーザーから専門性が高いサイトと判断されやすいです。
また、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなるため、滞在時間が増え、直帰率も下がります。
Googleは、ユーザーを第一に考えているサイトを上位表示させます。
そのため、ユーザーが使いやすいサイトにすることで、被リンクも増え、結果的にドメインパワー向上に繋がります。
コンテンツの質を上げる
ドメインパワーを上げるには、1つ1つのコンテンツの質を上げることも重要です。
定期的にサイトを更新することで、Googleから信頼できるサイトと判断されるからです。
また、コンテンツの追加も重要ですが、過去のコンテンツをリライトすることも大事です。
昔書いた時と現在では、検索意図が変化している可能性もありますし、最新情報でない可能性もあります。
ユーザーが検索してきた時に、2,3年前の情報だと離脱されてしまう可能性がかなり高まります。
新規コンテンツをどんどん追加していくのもいいですが、各コンテンツの質を上げることも重要です。
被リンクを得る
ドメインパワーを上げるために一番重要なことは,やはり被リンクを獲得することです。
被リンクを獲得するために、「コンテンツを内部リンクで繋ぐ」や「コンテンツの質を上げる」といったことが重要になります。
被リンクを増やす方法については、以下の記事で詳しく書いていますので、参考にしていただければと思います。
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