SEOとリスティング広告の集客と獲得について

Webマーケティング
広告
2018.12.27

SEOもリスティング広告も、キーワードを選定し、それを軸として施策を行い、集客や獲得に繋げるという意味で共通しています。いずれも、検索エンジンを通して情報を収集しようとする能動的なユーザーへの働きかけであるため、自社サイトへの誘導(集客)に効果的であるとされます。ここでは、リスティング広告とSEO、それぞれの集客の仕組みを簡単に整理し、商品やサービスの利用(獲得)に繋げるには、何に注力すればよいか考えていきたいと思います。


SEOでサイトへ誘導する仕組み

SEOでは、「ユーザーの役に立つ情報を表示する」という、検索エンジンの至上目的を軸にサイトを構築することが重要となります。ユーザーの役に立つ情報は何か、それをどうサイトのページに表現するか。商品やサービスに関する客観的な事実は、サイトに掲載すべき基本的な要素ですが、加えて、ユーザーの立場に立ってユーザーが知りたいと思うであろう情報をわかりやすくサイトに掲載することも求められます。

なぜその商品でなければならないのか、そのサービスを利用することでどんなメリットがあるのか。費用はどのくらい掛かるのか、どうやって購入もしくは利用するのか。商品やサービスを利用するメリットを実感でき得る、客観的かつ有用な情報をコンテンツに含めるのも効果的です。例えば、アロエのハンドクリームが商品であれば、アロエが健康にもたらす効用などを医学的な観点からコラム記事に仕上げて掲載するなどです。商品やサービスに関する「事実」を包み隠さず開示したうえで、ユーザー目線に立ったお役立ち情報を充実させることは、ユーザーの信頼を勝ち取る第一歩となります。その積み重ねで、ユーザーは商品やサービスを利用しようという気持ちになるのです。

サイトに掲載する情報(コンテンツ)を充実させて、検索エンジンに「ユーザーにとって有益なサイトである」と評価されると、検索結果のオーガニック枠の上位に掲載され、ユーザーの目に留まりやすくなります。先に目についたサイトをとりあえずクリックしてみる、というユーザー心理が働き、結果としてサイトへの誘導が促進されます。

リスティング広告でサイトへ誘導する仕組み

リスティング広告は集客に即効性があると考えられています。一言でいえば、広告タイトルにユーザーの検索キーワードを挿入してユーザーの興味を引き、広告をクリックさせることで自社サイトに誘導することができます。

広告は、選定したキーワードで検索が行われた際、オークションに勝てば掲載される仕組みとなっています。オークションに勝つには、テクニックも適宜必要ではありますが、ざっくり言ってしまえば、それなりの予算と、広告の正しさ、ランディングページのコンテンツの利便性が必要不可欠です。クリック1回につきいくらという費用が掛かり、その費用は自分で決められますが、予算を投入した方がオークションで有利にはなります。広告は正しくなければならず「紛らわしい、誇大、大げさ」といった広告は掲載されません。ランディングページのコンテンツが広告と関連性が薄かったり、使い勝手が悪かったりすれば、広告の評価が下がり、結果としてオークションに勝てなくなります。

ユーザーに必要な情報を正しくコンパクトかつ豊富に表示した広告はクリックされやすく、評価も高くなりオークションで優位に立てます。ユーザーの欲しい情報が十分に掲載されていてユーザーが動きやすいランディングページは、利便性が高いと評価され、オークションで有利になります。検索結果の広告枠の上位3位までに掲載されると、おのずとユーザーの目に留まり、クリックされる確率も高く、結果としてサイトへの誘導率も高くなります。

集客から獲得へ

そもそも、自社サイトへの誘導は、自社の商品やサービスを十分に知ってもらい利用してもらことを目的としています。

SEOは、商品やサービスによっぽど秀でた特性でもない限り、商品やサービスに関する基本的な情報をはじめとして、お役立ち情報なども、古くなったりどこにでもある平凡なものに終始してしまうと、ユーザーからの信頼を失い、商品やサービスの利用(購入)に繋がらなくなってしまいます。

リスティング広告は、広告をあれこれ工夫してサイトに誘導できても、サイトの内容が期待したものと違っていたり、コンテンツが利用しにくかったりすれば、ユーザーはあっさり離脱してしまいます。結果として、最終目的である商品やサービスの利用(獲得)というアクションには繋がりにくい側面があります。

いずれも、それらしいサイトを一旦作っておけばよいというものではありません。サイトのコンテンツは、充足させること、定期的に情報をアップデートすること、ユーザーが利用しやすい構成にすることが、ユーザーの信頼を獲得する唯一の方法といえます。信頼のおけるサイトで紹介している、販売している、商品やサービスを利用したいと考えるユーザーは多いはずです。

まとめ

SEOは、オーガニック枠に表示できるまでに多少の時間を要する施策ですが、そもそもコンテンツを充実させることが重要であるため、比較的、商品やサービスの利用に繋がりやすいと考えられます。しかし、アップデートやメンテナンスを怠ればその効力は落ちます。リスティング広告は、検索結果の広告枠に表示させること自体にはそれほど時間はかからない施策ですが、広告によって誘導したサイトのコンテンツに不備不足があれば、ユーザーは不信感を抱き、商品やサービスの利用には繋がりません。

集客して獲得に繋げるには、SEOもリスティング広告もいずれの施策も看過できないため、SEOで十分な集客ができるまでリスティング広告を強化する、また、コンテンツが疲弊してきたらSEOを強化するなど、状況に応じて対策していくことが求められます。

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