Webデザインをインプットする方法とおすすめの参考サイトを紹介
2021.11.08
デザイナーとして仕事を行う上で、「どうしたらもっと良いデザインを作成することができるだろう」と思うことはありませんか?
良いデザイン作成に欠かせないのは知識とアイデアです。
そして、知識やアイデアを増やすためには、質の良いインプットが重要になります。
今回インプットの必要性や方法、情報収集のポイントなどについて、詳しく紹介していきます。
webデザインのインプットの必要性
デザインは、常に対象となる人たちが求めるものを、キャッチーな色や形の組み合わせで表現することが大切です。
たくさんのデザインが溢れている中で、見る人を惹きつけるようなデザインを制作するためには、ジャンルを問わずたくさんのことに興味を持つことが必要です。
デザイナーとして、デザインのクオリティをあげたい・上達したいと思うのであれば、まずはインプットの量を増やすことが大切です。
インプットを行うことで、デザインのアイデアの引き出し作りをすることが出来ます。
インプットを行う時に気を付けることは、
- 自分のデザイン領域だけに固執しない
- 日常の中で目に入るものがデザインの引き出しになる
という意識をしっかりと持つことです。
例えば、デザインと言っても、
- 紙媒体
- ウェブデザイン
- プロダクトデザイン
- 空間デザイン
など様々な媒体があり、自分のメインとするデザイン領域があるかと思います。
その際に、紙媒体がメインだからと言って、紙媒体だけからインプットを行うのではなく、空間デザインやwebデザインといった違う分野のデザインからもインプットを行い、違う視点のデザインと自分の関わっている専門のデザイン領域を掛け合わせることで、新たなアイデアが浮かぶことに繋がります。
また、インプットした情報はアウトプット(実践)して、実際に形にすることが大切です。
インプットした情報をきちんとアウトプットすることで、得た知識や情報を自分の中で整理して発信することができ、知識として情報を得るだけでなく、自分の中に本当に身についたと言えるようになります。
デザインのインプット方法
実際にデザインをインプットする際にはどのようにインプットすればいいのかについて、情報収集のポイントと共に紹介していきます。
おすすめのインプット方法
インプット方法を4つ紹介します。
書籍を読む
デザインについての基本的なことをインプットする際にはデザインについての専門書がおすすめですが、アイデアの引き出しを増やしたい場合には雑誌からインプットを行うのもおすすめです。
雑誌は、中高生・20代主婦・50代の働く男性など、それぞれ明確な読者層が決められています。
そのため、それぞれターゲットとする読者層に向けた情報を、どのようなデザインで発信しているのかを明確に知ることができます。
レイアウト・フォント・色の組み合わせなど、細部までターゲットの読者層に合わせて構成されているため、年齢層に合わせたデザインについて学ぶことが可能です。
また、気になる写真やデザインを見つけた際には、カメラマンやデザイナーは誰なのかを確認することがおすすめです。
好きなデザイナーやカメラマンを見つけることも、大事な情報収集の1つです。
写真が中心となる画集や写真集、展示録などは、ポートフォリオのレイアウトや見せ方を学ぶことも可能です。
webサイトやSNSを確認する
Webから得る情報は自分で調べるため、どうしても自分好みに偏りがちですが、「自分はどのようなデザインが好きなのか」「どのような記事に惹かれるのか」を知ることができます。
自分が好きなデザインを知ることも、情報収集としてはとても大切です。
また、TwitterやFacebookでは、デザイン用のアカウントを作っておくと便利です。
デザイナーをフォローしておくことで、良い情報をシェアしてもらえたり、自分の作ったものをリリース情報として発信してくれるため、自分で1から探すことなく、新しい情報を得ることが可能です。
イベントや展覧会に参加する
イベントや展示会は、プロのアーティストやデザイナーの作品に触れることができる貴重な機会です。
作品の仕上げ方や素材などの新しい発見がたくさんあり、新たなアイデアを得ることに繋がります。
さらに、イベントでは展示方法にも注目することが大切です。
例えば写真の展示の場合、額装しているもの・クリップ留めをして吊るしたもの・サイズの違いなど様々な展示方法があります。
どんなにいい作品でも、見せ方次第で良くも悪くも大きく印象が変わります。
自分のデザインした作品はどのような見せ方をするのが最善なのかと考える時に、アイデアの引き出しは多ければ多いほど可能性は広がります。
また、周りの人にも目を向け、どの年齢層の人がどのような作品に多く足を留めているのか等も意識してみるのも、新たな発見に繋がります。
日常の中でデザインを気にする
その他にも、看板やフリーペーパー、電車のつり革広告、イベントのフライヤーなど、様々なものからデザインのヒントを得ることができます。
世の中にはたくさんのデザインがあふれていて、日々デザインを気にして生活をするだけでも、新たな発見をすることが可能です。
また、気になるデザインがあった時には切り抜いたり写真に残したりしてとっておくことで、自分好みのデザインをまとめることもできます。
情報収集する際のポイント
情報収集の際のポイントを3つ紹介します。
情報収集をする時間を決めて行う
ルールを決めずに情報収集を始めてしまうと、つい飽きてきてしまい関係のないことを調べてしまったりしてだらけてしまう可能性があります。
そうすると、せっかく良い記事やデザインを見つけてもうまくインプットされなくなってしまいます。
そのため、デザインの情報収集は何分・何時間など、自分の中で決めておくことでメリハリがついて、質の良いインプットを行うことにつながります。
ブックマーク機能を活用する
気になるデザインや情報があった時には必ず保存するクセをつけることが大切です。
インプットした情報を見返そうと思った時に、「この間見た記事はどのサイトに載っていたんだっけ?」とイチから探すとなると作業効率が悪くなってしまいます。
そのため、インターネットの場合はブックマーク、SNSではいいね機能を活用したり、写真で保存した場合にはデザイン専用のフォルダを作るなど、情報の整理を行うようにすることが大切です。
アウトプットしていく
アウトプットの大切さについては始めに紹介しました。
自分のSNSを活用してフォロワーに向けて発信する・ブログにまとめてみる、実際にコードを書いてできたものを確認してみるなど、自身に合った方法でアウトプットしていくことがおすすめです。
デザインのインプットにおすすめの参考サイト
実際にデザインをインプットする際におすすめのサイトを3つ紹介します。
気に入ったサイトがあれば、習慣的にチェックすることがおすすめです。
Pinterest(ピンタレスト)
出典:https://www.pinterest.jp/
多くのデザインに溢れているので、毎日開いて、良いデザインを見る習慣をつけることができます。
カテゴリごとにボードを作ることができるので、デザインをカテゴリ毎にわけてストックすることができ、おすすめです。
PhotoshopVIP
https://photoshopvip.net/
Photoshopに関する解説はもちろん、デザイントレンドや海外のフリー素材なども網羅されていて、非常に使えるWebメディアです。
刺激になるデザインや参考になるデザインが数多く掲載されており、お得なデザイン素材の配布などもあるので、定期的にチェックするのがおすすめです。
io3000
出典:https://io3000.com/
ほぼ毎日更新されているため、日々新たなデザインを見ることができ、サイトギャラリーとしてとてもおすすめです。
日頃自分では見ないようなサイトも見てみて、いい所を参考にすることが出来るので、定期的にチェックするのがおすすめです。
まとめ
おすすめのインプット方法
- 書籍
- webサイトやSNS
- イベントや展覧会
- 日常の中
情報収集のポイント
- 時間を決めて行う
- ブックマーク機能を活用
- アウトプットする
おすすめの参考サイト
- Pinterest(ピンタレスト)
- PhotoshopVIP
- io3000
webデザインのインプットは、自分のデザインのアイデアの引き出しを増やすためには欠かせないものです。
雑誌やイベントなど、改まって情報収集することも大切ですが、日々の日常の中にもデザインは溢れているので、まずは、ポスターや看板など身近なデザインに目を向けながらインプットを行うことがおすすめです。
インプットした情報は、アウトプットを行うことで、しっかりと身に付けることができるので、アウトプットも忘れず行うようにしましょう。
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