動画の再生回数を増やす”動画SEO”という手法

SEO対策実例・コラム
2018.08.24

動画を用いたマーケティングは現代において当たり前のものとなっています。
私自身、日常的に動画を見て、そこから動画投稿をおこなっている企業やサービスへの
興味を持つことが頻繁にあります。
最近ではYoutubeで、個人経営の洋服屋の店長が投稿した洋服のサイズ感や素材感を紹介する動画を見て
その店の取扱商品を調べたりしました。
洋服屋のサイトではスタッフが商品の服を試着した写真はよく掲載されていますが、
動画での紹介の方がより商品のディテールが分かり、
オンライン通販で購入した時の「思っていたものと違った」という不安が解消される効果があると
気付かされました。
見る者に興味を持たせ、購買意欲を高める効果も持つ動画。
しかし、それらの動画は当然、再生・視聴されなければ効果は生まれません。
今回はこの動画マーケティングに関して、Youtubeでの動画再生回数・視聴数を増やすための
“動画SEO”というテクニックを説明します。

 


動画市場の現状に関するデータ

動画SEOの説明に入る前に、動画市場の現状について記述していきます。
インターネット動画は近年どんどんと増加し、視聴者も増えていっていますが、
では実際にどれほどのボリュームの視聴者がいて、どれほどの市場規模があるのか。
そちらのデータを調べてみました。

https://insight.rakuten.co.jp/report/20160122/
2016年の全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行われた調査では、
8割以上がインターネットで動画を視聴と回答、うち7割以上が週に1回以上視聴という回答が得られています。

https://youtube-soken.com/report/1296/
動画広告市場に関しては、市場規模が2017年時点で1,000億円を超え、
2020年には2,000億円を超える見込みという調査データもあります。

https://www.impress.co.jp/newsrelease/2018/06/20180618-01.html
こちらの調査では、視聴する映像・動画の種類のデータを掲載しています。
「リアルタイムのTV番組」が69.9%で最も高く、「録画したTV番組」が56.4%で続き、
放送されたTV番組が上位を占めています。
次いで、YouTubeなどの「動画共有サービス」が36.8%、AbemaTVやTVerなどの「無料の動画配信サービス」が
25.5%となっており、
TVに次いで無料のインターネット動画がよく視聴されています。

現状ではまだテレビ市場よりは顧客が多くはありませんが、将来的には今以上に拡大していくことが
確実であるインターネット動画市場。
Googleの求める「コンテンツの質の高さ」は動画というコンテンツに対しても適用され、
動画を活用した集客という広告手段は今後さらに重要なものとなっていくと言えます。

 

動画SEO

動画SEOとは、動画の検索順位を上位表示させるためのテクニックです。
動画を多くの人に見てもらうためにまず重要なのは、その動画自体の質の高さ。
そして、定期的に動画を投稿することでの量の多さが求められます。
しかし、そのような動画自体ではなく、動画の周辺情報項目をしっかりと整えることで
上位表示につなげることができ、露出を増やすことができます。
その周辺情報項目を整えることが、動画SEOです。
では、どのような項目に対してどのような内容を設定すべきなのか、説明していきます。

動画タイトルとタグ


タイトルとタグは動画の内容を端的に表すものであり、YouTubeが投稿された動画がどのような内容か
判断するための重要な項目です。
動画の内容に直結したワードを設定しなければいけないという大前提がありつつ、
極力多くの人が検索をしているワードを設定することで視聴数の増加につなげることができます。
そのため、キーワードプランナーを活用して検索ボリュームの多いワードを選ぶようにしましょう。
例えば、新作のコックパンツを紹介する動画を投稿するとします。
2018年7月のGoogleでの「コックパンツ」の月間検索数は約400回。
一方、コックパンツの別名である「シェフパンツ」の月間検索数は約1,300回です。
であればこの場合は「シェフパンツ」というワードをタイトルやタグに設定した方が
ユーザーに視聴されるチャンスは多く、そちらを設定すべきと判断することができます。

また、タイトルに”#”をワードの前に設定することでSNS投稿時にハッシュタグ化することができ、
SNSで目立たせたり、一覧して確認できるようにできるというテクニックもあります。

説明文


こちらにも動画タイトルやタグと同じように、キーワードプランナーを活用し検索ボリュームの多い
キーワードを含んだものを記載することで露出が増えます。
タイトルにはどうしても検索ボリュームの多いキーワードを設定できない、という場合は説明文に
キーワードを含めることがより重要になってきます。
また、複数の動画を挙げている場合はこの説明文の中に他動画のリンクを埋め込み、
そちらの再生回数・視聴回数の増加につなげることができます。
リンクを埋め込むことは、動画視聴終了時に表示される関連動画に選出されるための要素でもあります。
公式サイトへのリンクも埋め込み、動画を視聴して興味を持った方がサイトに訪問する、
という導線を引けばより確固たるファンを作ることができるでしょう。

サムネイル

サムネイルとは動画一覧ページなどで表示される、その動画の1シーンを切り取った静止画です。
サムネイルの内容は動画SEOと直接の関係はありませんが、「ユーザーがその動画を見るか否か」の
判断への影響力は大きいです。
なぜならば、説明文を読まなくてもサムネイルは見る、というユーザーが多くいるからです。
サムネイルには、その動画の内容を端的に表した字幕を載せた静止画を設定するというテクニックがあります。
また、字幕を使わずともその動画の要点となる場面を設定し、タイトルと内容が一致するようにすべきです。
有名人を起用した動画であり、動画タイトルにも有名人の名前を含めているのであれば、
その有名人がしっかりと映っているサムネイルを設定しましょう。
また、商品を売るための動画であればその商品がしっかりと映っているサムネイルを用意すべきです。
サムネイルの設定でクリック率は大きく変わります。
サムネイル用の画像を用意する、ということも効果的な手段です。

 

サイトに動画を載せることで、そのサイトへのSEO効果は発生する?

動画の再生回数・視聴数の増加に重要な要素の一つは露出数です。
そのため、様々なサイトやSNSで動画へのリンクを張られたり埋め込まれたりすることで露出が増え
再生回数・視聴数増加の可能性は大きくなっていきます。
では、動画掲載をおこなうことで、掲載したサイトへのSEO効果は生じるのでしょうか?

 

GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏は2017年に上記のようなツイートをしていました。
翻訳しますと「ページに動画を載せたことで順位が上がる、ということは絶対にない」とのこと。
純粋に「動画掲載がないページよりもあるページの方がGoogleからの評価は高い」というわけではないようです。

しかし、そのような単純効果がないだけで、掲載をするメリットはあると私は考えます。
Googleからの評価は別として、その動画を掲載することでサイトにユーザーを誘致できる可能性があるからです。
Googleが重要視するのは、そのサイトのコンテンツの質。動画を含めることでコンテンツとして質が高くなり、
ユーザーにとってより有益で楽しいサイトとなれば悪いことは決してないでしょう。
もちろん、動画を雑多に貼ることで逆に見づらくなったりページの趣旨がぶれるようなことがあれば、
コンテンツの質としては低くなりデメリットとなります。
そのサイトでユーザーに印象づけたいものがあり、その手段として動画を用いる。
そしてその結果、多くのユーザーにとって価値のある情報を発信することができ、ユーザーが集まる。
サイトの趣旨にあった動画を掲載することは、「コンテンツの質を高める」という
SEOにおいて重要なポイントに対応することであり、必要に応じて実施していく方が良いと考えます。


まとめ

今回はYoutubeでの露出増加による再生回数・視聴数増加を狙う手段として動画SEOについて説明しました。
ただ、昨今の動画マーケティングの舞台はYoutubeだけではありません。
SNSにて表示される動画広告の数は近年加速度的に増加を続けています。
インフィード広告という、サイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に挟まれる箇所に表示される
広告があるのですが、2018年の2月に以下のような調査結果が発表されました。

https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21333

調査結果を一部要約しますと、
2017年のインフィード広告配信先はSNSが昨対比5割増の成長を遂げ、市場全体の約7割になり、
その内動画広告の比率は昨対比260%伸長し、市場全体の1/4のシェアを占めるようになった、とのことです。

https://markezine.jp/article/detail/27170
こちらの調査では、10代が1日の中でスマホで利用するコンテンツの時間について、
「動画」が平均81分である一方、SNSが平均74分というデータを発表しています。
動画投稿を強みとするSNSも多くリリースされている中で、SNSを用いた動画マーケティングは
より重要になっていくでしょう。
また機会があれば、SNSを用いたマーケティングについても説明させて頂きたいと考えております。

昨今当たり前の存在となったインターネットの動画。
そちらを活用し、サービスの周知を広げていくための方法として、まずは今回ご紹介した
動画SEOが一助となれば幸いです。

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