良質なコンテンツをライターに書いてもらうために必要なこと

SEO対策
コンテンツSEO
2017.06.14

自分で記事を書く場合は問題になりませんが、ライティングを外注する場合、こちらの意図とは違ったものが上がってきた経験はありませんでしょうか?

質の良くない記事、例えばライターの主観だったり、ビジネス向けの硬い記事にもかかわらずやけに軽い口調だったり、何を伝えたいのか分からなかったりすると、修正作業も時間がかかり大変ですよね。

今回は、ライターに良質なコンテンツを書いてもらうためにディレクターが何をすればよいかご紹介します。

 

1.テーマから見出しや記事構成を想定する

案件によっては、記事構成が決まっているかもしれません。しかしテーマだけ決まっている場合は、こちらで見出しや記事構成を考える必要があります。ライターに依頼するのも良いですが、可能であれば、自分で想定しておきましょう。見出しや記事構成を決めると、どのような内容を盛り込むべきか自然と見えてきます。

また、記事構成を想定しておくことで、ライターから上がってきた原稿に対してどこを修正すればよいかわかり、その分記事をチェックする時間を短縮することができます。

さらに、googleは2017年2月に、2016年12月に発覚した大手キュレーションサイトの大量記事生産対策として、日本語の検索アルゴリズムを変更しました。さらに、2017年4月にはファクトチェック機能も追加され、ますます記事の質が大事になってきています。

見出しの作成方法については下記の記事で解説していますので、是非ご覧ください。

2.コンテンツのテーマを書けそうなライターを事前に確保する

とはいえ、ライターにも得意不得意があります。記事構成が良くても、ライターが不得意な分野であれば記事の質が下がってしまう可能性があります。

過去に同様のコンテンツのテーマを書いたライターがいれば、そのライターに依頼すれば記事の質は確保することができます。可能であれば過去にどの案件を誰に依頼したか記録を取っておくとミスマッチが少なくなります。記録がない場合は、案件を振る前にライターの得意ジャンルや過去の執筆経験などをヒアリングする方法もあります。

しかし、ライターもほかの案件や予定があります。そのため、テーマが決まった段階で、事前承諾を取っておくと良いです。テーマだけではライターが書けるか判断できない可能性があるため、予定だったとしても、納期や記事構成、報酬は伝えましょう。特に納期や報酬は伝えておかないと、後々のトラブルにもつながる可能性もあります。ある程度の範囲でいいと思いますので、ライターに伝えるようにしましょう。

3.ライターが書きやすいように必要な情報を伝える

当たり前ですが、正式にライターに依頼する際には、ライターが書きやすいように必要な情報を伝えるようにしてください。ここを曖昧にすると、修正作業や納期に響いてくる可能性があります。伝えておいた方が良い項目を挙げていきます。

3-1.納期や報酬を正確に伝える

 納期は、無理のない期日を設定してください。ある程度余裕を持たせることで、チェックする時間も取ることも、ライターからの納期延長にもある程度対応することもできます。

 また、報酬は正確に伝えるようにして、同意を取りましょう。ここを曖昧にするとやはりトラブルに繋がります。

3-2.記事構成や執筆する条件を伝える

ライティングする際の条件は十分に伝えましょう。テーマによって条件は異なると思いますが、おおよそ、以下の3つに大別できます。また、これらの3つの条件を1つのファイルに纏めておくと後々の確認作業の手間が短くできます。

クライアントが求めるコンセプトやターゲット

「誰に向けて書くのか」、「記事に入れてほしい内容」、逆に「記事に入れてほしくない内容」などクライアントが求める内容が入っていないと、たとえ完成度が高い記事でも大幅に修正する必要がでてきます。特にコンセプトは大事ですので、必ずライターに伝えるようにしましょう。また、ペルソナがあった場合も、共有すると良いです。

参考となるURLやキーワードを伝える

参考となるURLを伝える目的は、記事のヒントにつながるだけでなく、文字では伝えにくい記事のトーンを伝えるのにも有効となります。

キーワードを伝えることは、SEO対策にも繋がりますが、ライターのネタ探しのヒントにもなります。ただし、クライアントから指定されていなかった場合、指定しすぎるとかえって書きづらくなりますので注意してください。

記事の構成を伝える

記事の構成を伝えなかった場合、まとまりのない原稿が上がってくる可能性があります。記事の構成も、リード文、見出し、まとめといった簡単なものでも良いです。仮に見出しの中に含めてほしい要素や文言があればそれも伝えるようにしましょう。

4.ライターへの対応は丁寧に

依頼は編集者が行いますが、編集者とライターの関係はビジネスにおけるパートナーです。上から目線だったり、高圧的な態度だったりすると、気分よく仕事はできません。その結果、記事に対してのモチベーションも下がったり、思うように原稿が進まなくなったりすることだってあります。

ライターが気持ちよく原稿を書くために、気配りは大切です。特にメールだけでやり取りをする場合は、高圧的な態度と思われないように、より言葉遣いに気をつける必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。良質なコンテンツをライターに書いてもらうためには、最初に指示を出すことが重要です。決めることが多く、面倒かもしれませんが、これをしないと提出される原稿をリライトしたり戻したりする作業に時間を費やすことになります。あなたが頭に浮かべている色と相手が思っている色は同じではないと思ってください。効率的かつ質の高いコンテンツをつくるための基本だといえるでしょう。

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