【簡単】今すぐリンク切れをチェックできるツールを紹介!
2021.11.30
何かを知りたくてページを開いた時に、「お探しのページは存在しません」といった表示がでたことはありますか?この場合、そのページをもう一度開くことはほぼないでしょう。
ユーザーにとって使いやすいサイトにするためには、リンク切れをチェックすることは必須です。
本記事では、自分のサイトでリンク切れになっていないか調べる方法を紹介します。
リンク切れとは
リンク切れとは、Webサイトに貼られているリンクにアクセスできないことを指します。
アクセスできなかった場合「404エラー」や「404 Not Found」と表示されてしまいます。
リンク切れがあると、ユーザービリティやクローラービリティの観点で悪影響を与える可能性が高いです。
リンク切れが与える悪影響とは
先述したとおり、リンク切れはさまざまな悪影響を与える可能性が高く、大きく分けて2つ考えられます。
ユーザービリティに対して
皆さんが何かを調べたいと思い、サイトを回遊していた際に以下のような表記がでたことはありますか?
このような表記が出ると、ユーザーは見たいページを見ることができず、悩みを解決することができません。
リンク先のページが存在しないとなると、ユーザーのイライラの原因にもなり、そこで離脱してしまう可能性も考えられます。
そのため、リンク切れはユーザーへの配慮が足りない状態と言え、結果的にユーザービリティの低下に繋がります。
クローラービリティに対して
さらにもう一つ、SEO対策をしているなら考慮しなければならないポイントです。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンには、クローラーと呼ばれる自動でwebページの情報を取得し、データベースに登録してくれるプログラムがあります。
このクローラーが辿り着かないページは、検索結果に表示されない仕組みになっています。
検索結果の上位に表示されるためには、ドメインパワーや内容の良し悪しなどさまざまな要因で表示順が決まっていますが、クローラービリティ(クロールのしやすさ)もその一つです。
そのため、サイト内にリンク切れのページが存在すると、クロールができなくなり、コンテンツの評価が下がります。
そして結果的に、サイト全体の順位低下につながる可能性があります。
リンク切れの原因とは
スペルミス
あまり見かけることはありませんが、稀にこのケースがあります。
ユーザーの打ち間違いであれば、簡単に修正できますが、サイトの作者がリンクを貼る際に間違って記載してしまうと、ユーザーはどうやってもそのページを見ることができないため、注意が必要です。
リンク先が削除されている
このケースは古いサイトでよく見られます。
ページ作成時には有効だったリンクが、なんらかの理由で削除されることがよくあります。
個人的によくありがちだと思うケースは記事をリライトし、古い記事を削除した場合です。
リライトした記事にリダイレクト設定をすることで、リンク切れを起こすことなく見てほしい記事にユーザーを誘導できるため、リダイレクト設定をするようにしましょう。
リンク先が削除されている場合、作成者が注意しているだけでは気づくことが難しいため、定期的にチェックすると良いでしょう。
おすすめのリンク切れチェックツール
リンク切れを起こさないようにするには定期的なチェックが必要と先述しました。
しかし、実際どうやってチェックをすればいいのでしょうか。
そんな時に便利なリンク切れチェックツールというものが存在します。
無料でできるもの、ブラウザ上ですぐに利用できるものなど、さまざまな形式のツールがありますので、個人的に使いやすかったものをいくつか紹介します。
使いやすいツールは人それぞれですので、自分に合ったツールを見つけていきましょう。
Dead-link-checker.com
こちらのツールは、ブラウザ上で利用できるインストール不要のツールです。
「リンク切れチェックを実行する」の下の入力欄に、調べたいURLを入力し、「チェック」ボタンを押すだけで自動的にサイト全体のリンク切れをチェックしてくれます。
リンク切れがあった場合は、エラー数にカウントされ、リンク切れを起こしているURLを表示してくれます。
実際に使ってみた感想としては、かなり使いやすいです。
このサイトでリンク切れを起こしていないかちょっと気になった時などに、URLを入力するだけで調べてくれるため、気軽に使える印象です。
ただ、ページ数が多いサイトだったりすると時間はかかります。
素早く調べてくれるツールではないため、あまり時間がない方や、すぐに知りたい人にはお勧めできません。
takotubo.jp
株式会社ディーボが提供しているツールになります。
リンク切れをチェックしたいURLを入力欄に入力し、Check!をクリックするだけで調査してくれます。
リンク切れの有無だけでなく、リンク切れを起こしているURLのアンカーテキストも表示してくれます。
こちらのツールの利点は、リンク切れチェックだけでなく、「タイトルが重複しているかどうか」、「インデックスされているかどうか」なども調べてくれる点です。
そのため、SEO対策をする際に必要な要点もチェックすることができます。
また、調べたURLの履歴も残してくれるため、過去に調べたURLをもう一度調べたい時にも便利です。
Broken Link Checker
WordPressを利用している方なら、こちらのツールはかなりおすすめです。
こちらのツールは、WordPressのプラグインで投稿、固定ページ、カスタム投稿などのリンク切れを自動的に管理してくれます。
いちいち調べる必要がなく、このプラグインを導入するだけで利用できるためとても便利です。
実際にリンク切れが発見された場合、ダッシュボードで通知してくれるため、見落とす可能性も低いです。
チェック頻度も調整できるため、利用者の都合に合わせてチェックしてくれる点も良心的です。
Googleサーチコンソール
こちらは有名ですが、Googleサーチコンソールでもリンク切れをチェックすることができます。
メニューの「インデックス」から「カバレッジ」をクリックすることでリンク切れを起こしているリンクをチェックすることができます(バージョンによっては「カバレッジ」ではなく「公開範囲」と表記されているものもあります)。
Googleが提供しているツールであるため、最も信用して利用できるツールと言えるでしょう。
表記されている内容は以下の通りになります。
エラー |
URLにnoindexタグが追加されている、インデックスされていない等の理由でGoogleが認識できていないページ数。 |
有効(警告あり) |
Googleは認識しているが、ユーザーが見られる状態でない可能性などの問題が発生しているページ数。 |
有効 |
Googleに正常に認識されているページ数。 |
除外 |
ページが削除、robots.txtでブロック、リダイレクト設定がされている等の理由で意図的にGoogleが認識できない状態になっているページ数。 |
リンク切れのページは「除外」に含まれます。
チェック方法は、
「除外」にクリックしてチェックを入れることで、下に詳細が表示されます。
詳細の中に、「見つかりませんでした(404)」の欄があり、そこに表示された数がリンク切れの数になります。
日頃からGoogleサーチコンソールを利用している方でしたら、ついでにリンク切れも確認できるため便利ですね。
また、どのようにしてサイトに流入しているか、モバイルユーザービリティに問題がないかなども詳しくチェックできるため、リンク切れ以外にもさまざまなSEO的チェックをしたい方には必須級のツールと言えるでしょう。
リンク切れしたURLをもう一度見るには
自分が参考にしていたページがリンク切れになってしまって見ることができない、内容も覚えていないからもう一度見たい、と思っている方もいると思います。
そんな時に使える便利なツールも最後に紹介します。
WayBack machine
このツールでは、リンク切れを起こしてしまっているURLを入力するだけで、サーバーに残っている情報であれば、過去のページを遡ることができるツールになります。
URLを入力し、「BROWSE HISTORY」をクリックするだけで調査してくれます。
あとは、カレンダーから見たい日付をクリックするだけで、当時のページを見ることができます。
このツールさえ、覚えていればリンク切れを起こしてしまっても、元の内容が確認できるため便利です。ただ、あくまでサーバーにデータが残っている場合のみですので、なんでも復元できるといったわけではありません。
まとめ
いかがでしょうか。リンク切れはユーザーにも優しくないですし、サイトの順位にも影響を与えます。
人の目だけでは、管理するのも難しいため便利なツールを活用して、リンク切れを定期的にチェックすることをオススメします。
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