Google AdWordsがGoogle広告(Google Ads)に変更! 何が変わったのか

Google関連
SEO対策
2018.07.31

2018年7月24日にGoogle AdWordsが「Google広告(Google Ads)」という名称に変わりました。
今回はこちらの変更について、いったいなにが変わったのか、変更の意図、
SEOとの効果や特徴の差などについてお伝えしていきたいと思います。

何が変わったのか・何が変わらなかったのか

「Google広告(Google Ads)」については機能の変更などはありません
また、「Google 広告(Google Ads)」への名称変更が、キャンペーンの掲載結果や操作方法、レポート内容に影響することもありません。
こちらはGoogle広告ヘルプにて記載されています。
https://support.google.com/google-ads/answer/9028765
名称およびロゴデザインが変更となっただけで、Google検索、YouTube、Googleマップ、Google PlayストアといったGoogleサービスや、
Google以外の広告掲載面に広告を出稿するというGoogle AdWordsのサービス内容から変更はありません。
操作方法についても仕様が変わりませんので、これまでGoogle AdWordsを使用されていた方になんらかの影響が出ることもありません。

なお、同日にGoogle Marketing PlatformおよびGoogle Ad Managerという二つの新ブランドがスタートしましたが、
こちらは従来のサービスを統合したもので、Google広告のように「名称変更だけ」というわけではありません。
Google Marketing PlatformはDoubleClickとGoogle Analytics 360 Suiteを統合したもので、
広告主向けマーケティング関連サービスを一まとめにしたものと言えます。
GoogleアドマネージャーはDoubleClick for PublishersとDoubleClick Ad Exchangeを統合したもので、
パブリッシャー向けの関連サービスを一まとめとしたものと言えます。

なぜ名称だけでも変更をしたのか

なぜ機能やサービス内容が変わらないのに名称だけを変更したのか、ということについて考えてみたいと思います。
そもそも、「アドワーズ(AdWords)」という言葉はGoogleが作り出した造語で、

「Ad(広告)」と「Words(言葉、語句)」という二つの単語を組み合わせたものです。
こちらの言葉は2000年のサービス開始に伴って世に知られることとなりました。
(ちなみにサービス開始当初は「Google AdWords広告」という名称でした)

先述しましたが、Google検索、YouTube、Googleマップ、Google Playストアといった様々なサービスで
Google AdWordsの広告は表示されています。
つまり、「Ad(広告)」と「Words(言葉、語句)」という二つの語句を組み合わせた「アドワーズ(AdWords)」という名称のサービスでありながら、
リスティング広告のような言葉による広告だけでなく、画像を用いたディスプレイ広告、YouTubeを利用した動画広告など、
様々な形式の広告を手段として有しています。
そのため、18年前のサービス開始当初とはオンライン上の環境が大きく変わり、「Ad(広告)」に「Words(言葉、語句)」という言葉を付ける意味がなくなったのです。
そのため、シンプルに「Google Ads」という名称――和訳すると「Google広告」という名称に変更した、という背景があるのだと思われます。

リスティング広告について

先ほど「言葉による広告」として挙げたリスティング広告について説明をいたします。
なお、こちらの広告はGoogleだけでなくYahoo!でも取り扱われているサービスです。
(GoogleではGoogle広告という幅の広い広告サービスの一つにリスティング広告がある、ということです)
こちらの広告の特徴は、検索エンジンで検索をした際に、検索キーワードに応じた広告を表示させることができるという点が特長です。
検索エンジンで検索をした際に、その検索結果に応じたサイトが表示されると共に、その検索結果に応じた広告も表示されるということです。
(キーワードによっては広告が表示されないこともあります)

画像のように、広告は検索結果よりも上に表示されます。(下にも広告枠はあります)
検索結果枠の中で上位に表示させるための施策がSEOですので、広告によってはどのようなSEO施策をおこなったサイトよりも
ページの上部に表示されることとなります。

リスティング広告とディスプレイ広告の違い

リスティング広告とディスプレイ広告はどちらもGoogle広告のサービスではありますが、多くの相違点があります。
下記に3点のみ抜粋します。

◆掲載の形式
先述しましたが、リスティング広告は言葉・文字を用いたものですが、ディスプレイ広告では
画像やアニメーションなどを掲載できます。

◆掲載場所
リスティング広告は検索結果画面に掲載されますが、ディスプレイ広告はGoogleおよびYahoo!が
それぞれ提携しているサイトの広告枠に掲載することができます。

◆広告費
ディスプレイ広告を掲載するサイトは多くあるため、ターゲティングをしっかりと調整しないと
クリック回数が多くなり、リスティング広告以上に広告費が早く消化されてしまいます。
リスティング広告ではキーワードの選定、ディスプレイ広告ではターゲティングの調整が
費用対効果を高めるために重要になります。

◆広告対象者
リスティング広告は特定のキーワードに応じて表示されるので、「そのキーワードで検索をしている方」に
表示をするため比較的興味を持ってもらえる確率が高いと考えられます。
一方でディスプレイ広告はターゲティングはおこないますが決して能動的なアクションを起こされている方に
表示されるわけではなく、ターゲティングをしっかりとおこなわなければリスティング広告よりも確度が低くなります。
ただ、リスティング広告よりも潜在層に対するアプローチは広くおこなうことができます。

Google AdWordsという名称でサービスを続けてきましたが、実際にはテキストのみの広告以外も当然のように
手段として選択されている状況となっています。
Google AdWordsからGoogle広告(Google Ads)に名称が変わったことも当然と言えるかもしれませんね。

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リスティング広告とSEOの比較!

それでは次にGoogle広告の中で検索結果に反映して表示されるリスティング広告とSEOをweb集客施策として比較をおこないます。

◆クリック率
リスティング広告は自然検索結果よりも上位に表示されることがありますが、
それでもリスティング広告枠のトップに表示されている広告よりも、自然検索結果枠でトップに
表示されているサイトの方がクリック率が高いです。
こちらの差は検索ワードによって異なりますが、リスティング広告のトップに表示されている広告の
クリック率が約5%、2番目に表示されている広告のクリック率が約2%で、同じ検索ワードで、
自然検索結果枠にてトップに表示されているサイトのクリック率が約15%、2番目に表示されている
サイトのクリック率が約10%というデータもあります。

◆表示スピード
リスティング広告は審査を通過すればすぐに表示されるようになります。
審査日数は、Google広告ではおおよその場合は1営業日以内、Yahoo!プロモーション広告では
3営業日です。一方でSEOで上位ページに表示されるには、1営業日や3営業日というわけにはいきません。
キーワードの難易度や対象サイトの状況によって必要期間は変わるのですが、
4~6カ月以上の期間が必要であることが多いです。
ただ、リスティング広告は審査にひっかかってしまう内容では表示がされませんので、
その点は要注意です。
(広告で使用できない記号が含まれている、業界基準に準拠していないヘルスケア・医薬品の広告など)
そのような知見を持ったうえで施策を開始することが必要と言えます。

◆費用
リスティングはクリック数に応じた費用が発生します。そのため、キーワード設定を
しっかりとおこなわないと、クリックするユーザーばかりが増えサービス・商品購入するユーザーは
あまり増えない・・・という効果に対して費用が膨らみすぎる可能性があります。
そちらに対して、SEOの方が施策を業者に依頼する場合でもかかる費用は抑えられます。

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まとめ

いまや検索結果に画像や動画が表示されるのは当然のこと。先月にはGoogleが音声コンテンツを
発見・再生するポッドキャストアプリを公開し、音声コンテンツもSEOに活用できる可能性も生まれました。
様々な形式のコンテンツを活用することが当然の現在において、Google AdWordsからワードという言葉を排した
Google広告(Google Ads)に名称が変わることも自然であると言えるかもしれません。
とはいえwebマーケティングにおいてワードが重要ではなくなったというわけでもありません。
ユーザーがワード検索をする限り、そのワードに対応したサイトや広告が表示されることで集客を可能とする仕組みはなくならないでしょう。
しかしやはり重要になるのはコンテンツの質なのだと思います。文章、動画、音声など、どのようなジャンルであれ
質の高いコンテンツを提供することこそをGoogleは求めているのだと考えられます。

SEOでもコンテンツの質が重要視される現状です。
こと、ワードに関してのコンテンツである記事納品については毎月7,000記事以上を納品している実績がございますので
お困りのことなどございましたら是非ともご相談くださいませ!

 

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