それまでのGoogleの基準となっていた「MCの質と量」はE-A-T登場以降、徐々に記述の量や優先順位が下がり、2017年3月の改訂ではPage Quality Rating: Most Important Factors(ページ品質評価:最も重要な要素)の項目において2番目に表記されるようになり、1番目にはE-A-Tが表記されるようになりました。
以下はガイドラインのPage Quality Rating: Most Important Factorsの項目における記述の順番です。
ここまでE-A-Tの重要性について言及してきましたが実は2019年現在、一般的なガイドラインのPage Quality Rating: Most Important Factorsでは一番上にE-A-Tは記述されていません。
しかし実質的にはE-A-Tは依然としてコンテンツSEOにおいて中心的な役割を果たしていると言えます。どういうことかと言うと2019年版のガイドラインのPage Quality Rating: Most Important Factorsの項目を見てもらえれば早いでしょう。
画像の通り項目の最上位にあるのはThe Purpose of the Page(ページ目的)で、その次にE-A-Tが言及されています。
更にそれまでの主要な評価基準であった「MCの質と量」、「ウェブサイト情報/ MCの責任者」、「ウェブサイトの評判/ MCの責任者に関する評判」がUse your research on the additional factors below to inform your rating(評価を知らせる以下の追加要素を研究に活用する)と記述されているようにE-A-Tに付随する要素に変更されていることが分かります。
このThe Purpose of the Page(ページ目的)は2018年7月にPage Quality Rating: Most Important Factorsに追加されるなりE-A-Tを押しのけ最重要項目として扱われるほどの重要なファクターで、コンテンツの質と量よりもユーザーのニーズを満たすというNeeds Metの方針を体現する評価項目と言えます。
YMYL(Your Money or Your Life)、すなわち商品の売買や金融などの金銭が要求される問題、医療や法律などの生命や生活に対して重大な問題のように高いE-A-Tが要求される場合は専門家の監修をつけることが確実です。そうでない場合はeveryday expertise(毎日の専門知識)と呼ばれる日常生活や個々の経験に基づいた知識を使い、独自性の高いコンテンツを作成してください。