ノーコード(NoCode)とは?

Webサイト制作
Web開発
2021.04.30


「アプリを開発してみたいけれど、プログラミングは苦手…」
「プログラミングの勉強をする時間が取れない…」
「開発コストがあまり掛けられない…」
などなど開発に興味があるけども知識や時間がない方や、コストダウンしたい企業におすすめしたいのがプログラミング・コーディング不要の「ノーコード(NoCode)」による開発

アプリの開発は、プログラミングに関する知識が不可欠であり、プログラマーのいない企業がアプリを必要とする場合は外注するしかありませんでした。
しかし、ノーコードという開発手法により、アプリ開発を簡単に、かつローコストで行えるようになり注目を集めています。

そこで今回は、ノーコードの概要や特徴、メリット・デメリットやオススメの開発ツールについてご紹介します!


ノーコード(NoCode)とは?

ノーコードとはWebサービスやアプリ開発に必須であったプログラミング言語によるソースコードを、パーツとしてビジュアル化。欲しいパーツを置きたい箇所に配置していくことで、プログラミングをせずにWebサービスやアプリなどを開発することができるサービスを指します。
また、「ノーコード開発をするためのプラットフォーム」を指す言葉でもあります。

一般的に、Webサービスを開発するには、プログラミング言語を使用してソースコードを書く必要があります。しかし、ノーコードでは利用者がソースコードを記述する必要はありません!
そのため、これまで必須とされていたプログラミング言語などのITスキルや知識を持たない非エンジニアでも、Webサービス開発を可能にしたものが「ノーコード(NoCode)」です。

近年、米国などで盛んに活用され始めており、例えばGoogleがノーコード開発プラットフォームのAppsheetを買収したり、AmazonがAmazon Honeycodeというノーコード開発ツールの提供を開始するといった出来事があり、勢いを増しています。
日本は慢性的にIT人材が不足しており、コードを書かずに開発できるノーコードは日本のIT人材不足を補えるツールになり得、最近日本でもノーコード開発の動きがちらほら現れ始めています。

また、ソースコードを書くことなく開発が可能なので、プログラミングを習得する時間が不要になります。
これまで、アプリの開発は技術力を持つ人ができる専門性の高いものでしたが、そのハードルはノーコードによって大きく下がったと言えます。ノーコードの開発ツールが身近になることで企業のIT活用における幅が大きく広がったのです。
ソースコードの記述が必要ないため、「誰でも簡単にWebサービス開発ができる」として注目を集めています。

ノーコード(NoCode)の特徴

ノーコードの特徴はWebサービスやアプリ開発に必須であったプログラミング言語によるソースコードをパーツとしてビジュアル化、欲しいパーツを置きたい箇所にドラッグ&ドロップしながらアプリなどを開発することができます。
「ノーコード」開発なのでコードを書く代わりにGUI操作で画面を設計していく事ができ、非エンジニアでも手軽に構築することができる点に最大の特長があります。

また、簡易的とは言えバックエンド(アプリケーションの裏方作業)の設計・開発までできるようなプラットフォームも存在します。
そしてイメージ通りのWebサービスを開発しやすく、すでに完成したパーツやテンプレートをドラッグ&ドロップで組み合わせて開発するためイメージとの齟齬が生まれにくくなります。

ほとんどのノーコードサービスでは、開発したWebサービスを実行する環境も整っているため、ソースコードを記述する開発に比べてサービス提供までの時間が格段に短縮。簡単なWebサービスやアプリであれば1時間程度で完成します。
モック(アプリケーションの外側のみ作成し、アプリの動きを直感的に理解できるもの)制作やMVP(最小限の機能のみを作成し、完成形のイメージをつけるためのアプリ)を作る場合に特に力を発揮します。
また、フロントエンド(ユーザーから見えるところ。WebページやUI/UXなど)開発に適しており、比較的シンプルなアプリを開発するのに最適です。

こうした利便性に加え、ノーコード提供サービスの中には無料で使用できるサービスもあるため、世界中で急速な広がりを見せています。

ノーコード(NoCode)のメリット・デメリット

メリット

  1. プログラミングの知識が要らない
  2. アプリ開発にかかる時間が大幅に短縮できる
  3. 開発コストを大きく抑えられる

プログラミングの知識が要らない

ノーコードなら開発をするためにプログラミングの知識は必要ありません
技術者である必要もなく、これまでITに関する業務経験のない人が作業しても問題ありません。開発操作のほとんどがテンプレート活用やドラッグ&ドロップで行われるため、イメージを直感的に形にすることができます。
プログラムの開発に関する知識は簡単に習得できるものではありませんし、コストも掛かります。この習得時間やコストをかけずに、簡単に自社で開発作業ができることが最大のメリットと言えるでしょう。

アプリ開発にかかる時間が大幅に短縮できる

プログラミングによる開発と比較して完成までの時間を大幅に短縮できます。ソースコードを1から書く作業は時間がかかってしまうだけではなく、バグも発生します。その検証にも時間がかかります。
しかし、ノーコードで開発を行えばコード記述による問題が発生しないため、開発作業もスピードと精度を兼ね備え効率的に行えます。
急を要する変更や修正も、ノーコードであればタイムラグの無い開発やアップデートが可能です。

開発コストを大きく抑えられる

一般的なアプリ開発は要件定義 → 外部・内部設計 → 実装 → テストを経て遂にリリース、、、という多くの手順を踏み、非常にコストがかかるため導入を諦めていた企業もあるでしょう。
一方、ノーコードは1人でも十分にアプリ開発が可能なので、自分の興味のある分野のアプリを思いついたらすぐ開発 → リリースすることが可能です。
コストを大幅に縮小しつつハイレベルなアプリを開発できるので、アプリ開発のハードルも大幅に下がります。

デメリット

  1. 大規模な開発や複雑なものには向いていない
  2. プラットフォームへの依存

大規模な開発や複雑なものには向いていない

ハイスピードで開発できる反面、決められた部品同士をくっつけてWebサービス開発を行うため、細かい要件がある煩雑な要件を満たす開発はできません。
ノーコードは基本的にあらかじめツールに置かれた機能に各システムの仕様を載せていくイメージなので、ツールにないような機能を実装したい場合は実現不可能です。

業務システムは独自の機能が必要な場合が多く、またゲームアプリは動きが複雑なため、ノーコード実装で対応できるものは小規模なものとなり、あくまでもWebシステムや通販アプリなど比較的機能がシンプルなものを開発するためのものとなります。
複雑なシステム案件は従来の開発手法を用いねばならないのが現状です。

プラットフォームへの依存

ノーコード開発はデザイン、機能などプラットフォームに依存することになります。また、各プラットフォームは利用料が設けられているので提供元が値上げをするおそれもありますし、もしプラットフォームがサービス終了してしまうと開発したアプリを改修できなくなってしまいます。

また、業務システムとして導入する場合セキュリティー対策もノーコードプラットフォームに依存する形となってしまいます。
ノーコードはサービスの性質上、不特定多数のユーザーが構築したアプリが1つのプラットフォーム上で管理されていく仕組みのため、セキュリティーに関する知識の乏しいユーザーが脆弱性のあるアプリを構築した場合、ノーコード上に構築したシステムやデータが常に脅威にさらされることになります。

通常はシステムごとに個別のセキュリティー対策を施す中、ノーコードの場合はプラットフォームが提供するセキュリティーサービスの中でしかセキュリティー対策を講じることができず、そのためノーコードプラットフォーム上でシステムを構築した場合、通常のシステムと比較すると大きなセキュリティリスクを抱えることになります。

おすすめの代表的なノーコード(NoCode)開発プラットフォーム

Adalo

adalo
Adaloは洗練されたUIが特徴的なWebアプリとネイティブアプリの開発を簡単な操作だけで行うことができるノーコード開発ツールです。
登録するとすぐにアプリ開発が可能で、数種類のテンプレートから一つを選んでカスタマイズするだけでオリジナルのアプリが開発できます。
用意されているパーツを視覚的に組み立てたり、必要なテキストを入力したりといった簡単な操作でアプリ開発ができます。

WebアプリとAndroid・iOS向けのネイティブアプリの両方の開発ができ、Webからの利用だけでなく、Google PlayやApp Storeに登録して配信も可能です。
条件はあるもののフリープランがあるので試しやすいツールです。

AppSheet

appsheet
2020年1月にGoogleが買収したことで話題を集め、現在はGoogle Cloudのサービスの一部として提供されているGUIから操作を行ってアプリ開発が手軽にできる開発ツールです。

スプレッドシートやエクセルなどに用意したデータを元にしたアプリを作成することが可能です。
データを読み込むだけで自動的にプロトタイプを作成してくれるため編集も最小限で済み、さらにソースからも閲覧や編集が可能。複雑な設定は関数を使用して構築できる柔軟性の高いサービスです。
サンプル数が多いのも特徴で、サンプルをコピーしてカスタマイズしイメージにあった業務向けのアプリ開発がスピーディーに行えます。

Bubble

bubble
Bubbleは自由度が高く、幅広い目的のアプリ開発に対応するノーコード開発ツールです。
用意されたパーツをドラッグ&ドロップして、視覚的・直感的な操作で開発を進めることができ、UIもわかりやすいのが特徴です。

UIも細かく設定が可能。さらに標準機能でできないことは豊富なプラグインで補完でき、高度な機能の実装もできるので様々な用途で活躍するアプリを制作できるでしょう。
コーディングが必要な細かいレベルの要件も網羅している一方、他のプラットフォームよりも覚えなくてはならないことも多く、比較的難易度の高いプラットフォームでもあります。

Glide

glide
Glideは、Googleスプレッドシートをデータベースとして使い、入力して読み込むだけで簡単に非エンジニアの人でもモバイルアプリケーションを作成することができる開発ツールです。
簡単に好みのデザインにカスタマイズでき、料理のレシピやローカルガイド等のコンテンツ制作に適しておりモバイル向けのアプリ開発に向いています。
初心者やノーコードを試してみたい方にもおすすめです。

Zapier

zapier
Zapierは、アプリを組み合わせてワークフローを自動化できるノーコードサービスです。
Twitter、Google Drive、YouTubeなど2000以上のアプリに対応しており、複数のアプリを連携させることができるので自分専用のワークフローを作成、特定の条件下における業務や単純作業を自動化することができます。
メインの業務に注力する時間をつくりたいという人にもおすすめです。

まとめ

ノーコードによってアプリ開発はとても身近なものになりました。一切のプログラミング知識を必要としないことで、まったく利用者を選ばないのが便利な点です。
このハードルの低さは大きなメリットと言えるでしょう。利用すればノーコードのメリットをすぐに実感できるはずです。

とはいえプラットフォームにも一長一短があり、自分がどんなアプリを開発したいのかによって選択肢が異なってきます。
今回ご紹介したツール・アプリはノーコード業界のほんの一部分です。それだけノーコードは今急速に発展しています。

プログラミングやコーディングが無くなることはないでしょうが、ノーコードは今後一定の地位を持ち得ると思います。
早速、気になったツールを試してみてはいかがでしょうか。

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