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タイトルタグはユーザーと検索エンジンにウェブページの内容やトピックを伝える、SEOにおいて非常に重要な要素です。SEOにおけるタイトルの重要性を解説します。
ウェブページのHTMLのhead要素内に< title >*****</title>という形で記述されるのがタイトルです。検索結果として表示されるサイトのリンクには、下画像のようにこのタイトルが利用されます。
またブラウザのタイトルバーやブックマークの表示としても、ページタイトルが利用されます。
ページタイトルは検索エンジンを利用するユーザーの目に最初に触れるため、ユーザーにページの内容やトピックを伝える重要なタグです。しかしそれだけでなく検査エンジンに対して、ページの内容やトピックを伝える重要な役割も持ちます。
以前よりタイトルの重要性は落ちています。Googleのガイドラインには< title >タグの要素をわかりやすく正確なものにするよう推奨する記載があり、タイトルは依然として重要です。しかし検索エンジンのアルゴリズムが進化した現在、タイトルに特定のキーワードを含まない場合でも、内容が特定のキーワードに関連するものが上位表示されています。
例えば以前なら「引越し オプション 費用」というキーワードで検索すれば、引越し・オプション・費用の3つ全てのキーワードが含まれるウェブページが上位表示されました。しかし現在では、引越し 料金の2つのキーワードのみをタイトルに含む記事でも、内容が引越し・オプション・費用に関するものであれば上位表示されます。
以前よりタイトルの重要性は落ちているものの、依然としてタイトルは非常に重要です。
2018年頃Redditという掲示板サイトに、「HTMLタグや本文内のキーワードなど各ページのHTMLに記載している内容を調整するSEOを意味するオンページSEOは、もう意味がないと感じる」との投稿がありました。その投稿に対しGoogleのジョン・ミューラー氏は「タイトルタグを含むmetaタグにどんなキーワード(クエリ)で上位表示して欲しいのか記載をしなければ、そのウェブページを上位表示することはできない」と説明しています。
SEO上適切なタイトルをつけることで、検索エンジンにウェブサイトの内容やトピックをより正確に伝えることができるだけでなく、ユーザーのクリック率を上昇させることが可能です。SEO上適切なタイトルのつけ方を説明していきます。
検索結果のタイトルをデスクトップで表示した場合、30文字〜35文字程度までは表示されますが、30文字〜35文字を超えると「…」と表示され省略されます。なおモバイルの場合には40文字程度のタイトルが全て表示されることもありますが、31文字しか表示されない場合も多いです。そのためタイトルは30文字前後(多くの場合は32文字と言われます)にすると良いでしょう。
キーワードをタイトルの最初の方に入れることで、より上位表示の可能性が高まるという実験の検証結果をマーケティングソフトウェア&サービスの提供会社であるMOZが発表しました。キーワードをタイトルの最初の方に入れることに意味はないとする方もいますが、念のために最初の方に入れておくことをおすすめします。
キーワードを詰め込み過ぎてしまうと、スパムだと判断される可能性があるほか、ウェブページの内容やテーマを正確に伝えるのが難しくなってしまいます。
またパンダアップデート以降、評価されるコンテンツは1つのテーマに対して深掘りされたコンテンツです。1つのウェブページに多くのキーワードを詰め込もうとするのは逆効果になります。(ロングテールSEOなどは当然有効です。)
類似のキーワードを狙ったウェブページを作成し、タイトルをつける際にはタイトルが似てしまうことがあります。しかし同一タイトルのページが存在すると、検索順位の停滞やインデックスの削除の原因になるので注意してください。
複合ワードは「引越し 費用」のように、2つ以上のキーワードで構成されたキーワードのことです。複合ワードに対応させることで、様々なキーワードで検索しているユーザーを集客できます。
h1タグは大見出しタグとも呼ばれ、文字通り大見出しに利用できるタグです。h1タグはタイトルタグと同様のテキストを設定しましょう。なおh1タグはタイトルタグと異なったものにするべきだという意見も存在することは、留意しておいてください。
ここまで主に上位表示するためのタイトルのつけ方を紹介してきましたが、上位表示に成功してもクリックしてもらえなければ意味がありません。そこでクリック率を高めるタイトルをつけるのが重要です。
上位表示に成功しても、タイトルが悪く、クリック率が低ければアクセスを増やすことはできません。そこでクリック率を高めるためのタイトルのつけ方を紹介します。
ユーザーが検索エンジンを利用するのは、何かしらの悩みがある時です。そこでそのウェブページを訪問するベネフィットを明確にします。
例えば「引越し 費用」で検索するのは「引越しの費用がわからない」「引越しをできるだけ安く済ませたい」という悩みがある時です。そこで「引越しでかかる費用はいくら?」というタイトルではなく、「引越しの費用を丁寧に解説!安く済ませる方法は?」というように、タイトルでベネフィットを明らかにします。
「SEOタイトル 重要性」というキーワードでウェブページを作成する場合を想定してください。仮にタイトルを最適なものに修正することにより、クリック率が5%上がるという検証結果があったとします。その場合「SEOにおけるタイトルの重要性を解説!クリック率5%アップ?」というように数字で客観的な情報を載せることで、クリック率を改善可能です。(数字をタイトルに記載している場合、ウェブページ内で情報源を明記しましょう)
そのウェブページがどのようなユーザーをターゲットにしているのかを明確にします。
例えば「引越し 費用」のキーワードで検索するユーザーは、引越しの費用について悩みを抱えている、引越しの経験が多くない引越し初心者の方が多いはずです。そこで初心者向けのウェブページであるということをタイトルで伝えます。(例「引越しの費用を丁寧に解説!安く済ませる方法は?初心者必見」)
タイトルをつけたら競合サイトのタイトルと比較してみることをおすすめします。そして競合サイトと比較して、自分のタイトルがユーザーにとってより魅力的で、クリックしたくなるものなのかを確認しましょう。
これまでタイトルを軽視しており、適切なタイトルをつけることができていなかった場合、タイトルを修正するべきなのかという点を解説します。
タイトルを修正することにより、検索順位は一時的に下がることがあります。タイトル変更をしたことにより、検索エンジンがそのウェブページを再度評価することになり、再評価中は検査順位が下がるという仕組みです。
また一時的な検索順位の低下だけでなく、適切なタイトルに修正したはずが、一度検索順位が低下した後、検索順位が戻らないこともあります。そのためタイトルの修正には慎重になるべきです。
Search Consoleを利用するとサイト内の各ウェブページのクリック率を確認することが可能です。そこでSearch Consoleで確認し、明らかにクリック率が低いものは修正しましょう。
Googleの検索エンジンにはRankbrainというAIアルゴリズムが採用されていますが、Rankbrainはクリック率が低いウェブページはユーザーに好まれないウェブページとして、検索順位を下げることがあります。そのためクリック率が低いウェブページのタイトルを修正するのは非常に重要です。
タイトル変更に伴う検索順位の一時的な低下などにより、タイトルの修正は手間がかかります。後になってタイトルの修正をしなくて済むように、ウェブページの新規作成時に適切なタイトルをつけましょう。
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